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三話 決意とは
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蘭きゅんと無事にご飯も食べ終わり片付けも終えていよいよみんなお待ちかねの風呂ターイム‼︎
「風呂入ってくる」
という掛け声と共にそれはスタートした!
みんな!一緒にドキドキしようぜ!
ドキ…ドキ…ドキ
はぁぁあ!楽しみだこの上ないほどの眼福だよね?きっと…
なんて思ってたのに…まさかあんなことになるなんて…‼︎
ドキドキしながらまっていたのも束の間きっと疲れていたんだ。広い学園の中を歩き回って、蘭きゅんという大型犬にも出会っていつも以上に心臓と脳をフル活用したから…
「…お……れお…玲央~!」
遠くで俺の名を呼ぶ声が聞こえた気がしたんだけど…気のせいか?
開きかけた瞼をもう一度閉じる。
「おい!玲央!」
ん?
バッ!
「え?蘭きゅん…?」
んんんんん?
目を開けるとそこには濡れた髪の毛がいい感じにウェーブがかっていて、その隙間から見える大きな目に光が当たり少し焦茶色に見える目に長いまつ毛、薄く開かれた唇が目に入った。
物理的に目に入れても痛くないだろう。
そんな気さえするイケメンわんこだ。
「蘭きゅん…?それ俺のこと?」
んんんんんん?え?誰がそんなこと言ったのさ!誰だよおい!
って俺しかいなくね?
もしかしてやったの?俺。
嫌。信じないともさ。きっとこれは夢なんだよな。知ってるよ。大丈夫大丈夫。
さぁ寝よう。
俺の夢おやすみぃ…
「寝るな」
「うわぁぁあああ!」
夢じゃ ない だと⁈
「びっくりしたっ。」
「あのぉ何か僕言いました?」
「あぁ言っていたぞ。蘭きゅんって」
「本当にすみませんが今すぐ記憶消していただいていいですか。一生のお願いです。」
「え?無理だけど?とりあえず玲央何か隠してない?」
「え、あ、あの何も隠してないです。」
本当に最悪だ。最初に決意したのに。こんなにすぐにバレるなんて。今更嘘ついたってバレるだろバカか俺!
でも今はこれしか言えないや!だってこうやって言い合ってる間はイケメンが近くにいてそのイケメンオーラを直で顔面から感じることができるんだぜ!
最高かよ。
「玲央。なんかちょっとずつ声が漏れてる気がするんだけど気のせいか?」
「気のせい…かな?」
「玲央。早くいったほうが楽だぞ?な?」
もぉおお!なっ?とか言われたら嘘つけないじゃん。蘭きゅんのばか!
「絶対に内緒なんだけど…俺実は腐男子なんだ。」
あぁ短い決心だったなぁ。さよなら俺の平穏な暮らし…絶対引かれるよなぁ。蘭きゅんと俺のことは嫌いでも腐男子のことは嫌いにならないでください!
「あぁ。なんだそんなことか。よかった。俺のことが恋愛的に好きとかじゃなくて。俺ノーマルだからさ」
腐男子でもいいの⁈本当に引かない?途中でキモいって言っても離れてあげないんだからね!
でもちょっと残念。ノーマルなんて。
まぁそのあたりは今後もどうにかなる可能性あるし!良しとしよう!
今はこの微妙な雰囲気をどうにかするために現実にカムバック俺!
「腐男子だけど俺のことひかない?キモいことめちゃ言うよ?いいの?」
「そんなんなんの問題にもならねぇよ。俺はルームメイトに変な気を使って欲しくないんだ。これから過ごす上で何か隠し事がある中で生活を共にするなんてしんどいだろ?だから…この部屋だけでもいいから…素の玲央でいてくれ。」
お願いだ…なんて言われるとそんなの断る理由なんて一ミリもございません!むしろ喜んで!
「じゃぁ改めて自己紹介!俺は田中玲央!この学園には腐を求めて入学しました!一年S組!身長168センチ、体重は内緒♡、このメガネは伊達メガネデス!いつもはクールを、突き通してるので突っ込まないでね!改めて…よろしく!蘭きゅん!」
「っぷ!これが玲央の素かぁ。いいんじゃね?俺も一年S組。おんなじクラスで嬉しい。これからよろしくな」
「えぇ!蘭きゅんともS組⁈なんたる偶然…!否!必然か!これからたくさん迷惑かけると思うけどその時は助けてくれるかい?!」
「もちろんだ。」
「そこはいいともぉ!だよ!蘭きゅん!」
「そうなのか。難しいな」
なんておかしな会話しながらふと思う。
あぁなんて楽しいんだ。蘭きゅんがルームメイトで本当に良かった!
人見知りを拗らせている俺が明日が今までの倍以上楽しみになるなんて…!
蘭きゅんありがとう!
ちなみのお風呂上がりの蘭きゅん最強でしたとさ。
「風呂入ってくる」
という掛け声と共にそれはスタートした!
みんな!一緒にドキドキしようぜ!
ドキ…ドキ…ドキ
はぁぁあ!楽しみだこの上ないほどの眼福だよね?きっと…
なんて思ってたのに…まさかあんなことになるなんて…‼︎
ドキドキしながらまっていたのも束の間きっと疲れていたんだ。広い学園の中を歩き回って、蘭きゅんという大型犬にも出会っていつも以上に心臓と脳をフル活用したから…
「…お……れお…玲央~!」
遠くで俺の名を呼ぶ声が聞こえた気がしたんだけど…気のせいか?
開きかけた瞼をもう一度閉じる。
「おい!玲央!」
ん?
バッ!
「え?蘭きゅん…?」
んんんんん?
目を開けるとそこには濡れた髪の毛がいい感じにウェーブがかっていて、その隙間から見える大きな目に光が当たり少し焦茶色に見える目に長いまつ毛、薄く開かれた唇が目に入った。
物理的に目に入れても痛くないだろう。
そんな気さえするイケメンわんこだ。
「蘭きゅん…?それ俺のこと?」
んんんんんん?え?誰がそんなこと言ったのさ!誰だよおい!
って俺しかいなくね?
もしかしてやったの?俺。
嫌。信じないともさ。きっとこれは夢なんだよな。知ってるよ。大丈夫大丈夫。
さぁ寝よう。
俺の夢おやすみぃ…
「寝るな」
「うわぁぁあああ!」
夢じゃ ない だと⁈
「びっくりしたっ。」
「あのぉ何か僕言いました?」
「あぁ言っていたぞ。蘭きゅんって」
「本当にすみませんが今すぐ記憶消していただいていいですか。一生のお願いです。」
「え?無理だけど?とりあえず玲央何か隠してない?」
「え、あ、あの何も隠してないです。」
本当に最悪だ。最初に決意したのに。こんなにすぐにバレるなんて。今更嘘ついたってバレるだろバカか俺!
でも今はこれしか言えないや!だってこうやって言い合ってる間はイケメンが近くにいてそのイケメンオーラを直で顔面から感じることができるんだぜ!
最高かよ。
「玲央。なんかちょっとずつ声が漏れてる気がするんだけど気のせいか?」
「気のせい…かな?」
「玲央。早くいったほうが楽だぞ?な?」
もぉおお!なっ?とか言われたら嘘つけないじゃん。蘭きゅんのばか!
「絶対に内緒なんだけど…俺実は腐男子なんだ。」
あぁ短い決心だったなぁ。さよなら俺の平穏な暮らし…絶対引かれるよなぁ。蘭きゅんと俺のことは嫌いでも腐男子のことは嫌いにならないでください!
「あぁ。なんだそんなことか。よかった。俺のことが恋愛的に好きとかじゃなくて。俺ノーマルだからさ」
腐男子でもいいの⁈本当に引かない?途中でキモいって言っても離れてあげないんだからね!
でもちょっと残念。ノーマルなんて。
まぁそのあたりは今後もどうにかなる可能性あるし!良しとしよう!
今はこの微妙な雰囲気をどうにかするために現実にカムバック俺!
「腐男子だけど俺のことひかない?キモいことめちゃ言うよ?いいの?」
「そんなんなんの問題にもならねぇよ。俺はルームメイトに変な気を使って欲しくないんだ。これから過ごす上で何か隠し事がある中で生活を共にするなんてしんどいだろ?だから…この部屋だけでもいいから…素の玲央でいてくれ。」
お願いだ…なんて言われるとそんなの断る理由なんて一ミリもございません!むしろ喜んで!
「じゃぁ改めて自己紹介!俺は田中玲央!この学園には腐を求めて入学しました!一年S組!身長168センチ、体重は内緒♡、このメガネは伊達メガネデス!いつもはクールを、突き通してるので突っ込まないでね!改めて…よろしく!蘭きゅん!」
「っぷ!これが玲央の素かぁ。いいんじゃね?俺も一年S組。おんなじクラスで嬉しい。これからよろしくな」
「えぇ!蘭きゅんともS組⁈なんたる偶然…!否!必然か!これからたくさん迷惑かけると思うけどその時は助けてくれるかい?!」
「もちろんだ。」
「そこはいいともぉ!だよ!蘭きゅん!」
「そうなのか。難しいな」
なんておかしな会話しながらふと思う。
あぁなんて楽しいんだ。蘭きゅんがルームメイトで本当に良かった!
人見知りを拗らせている俺が明日が今までの倍以上楽しみになるなんて…!
蘭きゅんありがとう!
ちなみのお風呂上がりの蘭きゅん最強でしたとさ。
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