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33 意識する午後
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数日後の学園が休みの日の昼過ぎ、お互いの家に行くには少し遠いこともあり、リュカと私は時間が巻き戻ってすぐに待ち合わせをした、ドルセン広場にやって来ていた。
今回は護衛から逃げるということもないため、和やかな再会になった。
「久しぶりだな、リリー」
「久しぶりね。リュカは元気にしていた?」
「元気にはしてる。忙しさで目が回りそうだけどな」
「あまり、無理はしないでね。それから、レイクウッドの代わりの側近は見つかりそう?」
「うーん。まあ、そう簡単には無理だろうな」
リュカは一度言葉を区切り、苦笑してから話を続ける。
「一度、あんなことがあると人を信用できなくなるよな。だから、仕事をどこまで任せていいのか不安になって困る」
「気持ちはわかるわ。疑わなくても良い人まで疑ってしまうわよね」
リュカの気持ちが私にもよくわかるから、肩を落として頷いた。
すると、リュカが明るい口調で話題を変える。
「そういえば、ザライスの妹の病気はかなり良くなってきたみたいだ」
「そうなのね。それは良かったわ!」
「だけど、父上と母上には真実を話しているから、レイクウッド家には何らかの罰が与えられることになると思う」
「妹さんの病気が治るまで待っていただけるのかしら」
「そうだと思う。今の状況で制裁をすると、せっかく良くなっても完治まではいかないだろう」
それなら良かったと安堵する。
レイクウッドは良くないことをしたから、多少の罰を受けなければならないのは当たり前だ。
でも、病気の妹さんを巻き込むことは、私としては気が重かった。
「それにしてもここは寒いな」
「そうね」
天気は良いのだけど、今は寒い時期だ。
だから、たくさん着込んでいるといっても、いつもあたたかい部屋で過ごしている私たちしてみれば寒さが厳しく感じられた。
私が震えていることに気が付いたリュカが「レストランを予約してるから行くか」と言って、私の手を取って歩き出す。
「リュ、リュカ!」
「ん?」
手袋をしていなかった私の手を、リュカは手袋をわざわざ外して握ったから慌ててしまう。
手を繋いでいるっていうだけで緊張するのに、わざわざ手袋を外されてしまったら、余計に緊張するじゃないの。
「別に手を繋がなくても大丈夫よ。だから、手袋を外す必要はないわ」
「手を繋いでるのは俺が繋ぎたいからだよ。それに、素手のほうが温かいだろ?」
照れた様子もなく聞いてくるリュカに、心の中で少しだけ拗ねる。
私はこんなにドキドキしてるのに、リュカは全然意識してくれてない感じね。
「どうしたリリー?」
「え、えっと、そ、それはそうかもしれないけど」
「婚約者なんだから、これくらい良いだろ。そんなに嫌なら俺の手袋をリリーが使うか? そのほうがいいよな」
リュカが私の手を離そうとしたので、私は彼の手を強く握る。
「……ううん。これでいい」
「そうか」
リュカは耳を赤くして頷いたあと、私の手を少しだけ強く握り直した。
視線を感じて目を向けると、護衛たちが温かな目で私たちを見守ってくれていた。
リュカが予約してくれていたレストランは、辺境伯家以上の貴族からの紹介でしか入店することの出来ない高級レストランだった。
だから、伯爵家に生まれた私にとっては初めての場所だった。
店内は落ち着いた雰囲気で、中にいる客は年配の人が多い。
上着を預けたあとに案内された場所は店の奥にある個室だった。
窓からはレストランの敷地内にある庭園が見えて、景色を楽しめる様になっている。
「素敵な場所ね」
「君も来たくなったら来ればいい。支配人に紹介しておくから」
「お値段がしそうだから、私のお小遣いでは無理だわ」
「じゃあ、また一緒に来よう」
リュカに笑顔で言われ、その笑顔が眩しく感じて目を逸らしてから頷いた。
好きだと自覚したら、リュカの笑顔を見るだけで胸がドキドキしてしまう。
しっかりしないと駄目よ。
この調子じゃ、話すこともままならないじゃないの。
「リリー、今日は何か変だな。体調でも悪いのか?」
「あ、いいえ。そうじゃなくて、その、テレサたちのことが気になって」
「ああ、手紙でも書いてくれていたよな」
リュカはコース料理を予約してくれていたらしく、前菜が運ばれてきたところで話を止めて、食べ終えてから話を続ける。
「エマロン卿だけじゃなく、テレサ嬢までもが君に接触しようとしているのが気になるな」
「ええ。時間が戻る前はアイザックとテレサは自分たちが上手くいくために私が邪魔になったと言っていたわ。それなのに、どうして私に関わってこようとするのかしら」
「何か裏があるのかもしれないな。時間が巻き戻る前も、もしかしたら、あの二人が付き合いたいという理由とは別に何かあったとしか考えられない」
「元々、あの二人は手を組んでいたけれど、手を組んでいる内に好きになってしまったってこと?」
「その可能性が高いな。そうじゃないと、エマロン家やタイディ家が君に付きまとう理由がわからない」
リュカは少し考える仕草をしたあと、私を見て言う。
「やっぱり、このまま何もせずに、リリーを学園に行かせるのは心配だから少し手を打ってみる」
「どういうこと?」
「いや、俺も人伝に聞いた話だから詳しくはわからないんだ。だから、本当かどうか、ティナ殿下の兄のルーザー殿下に確認してみる」
「ルーザー殿下に? でも、何をするつもりなの?」
「まだ了承してもらえるかわからないから、はっきりとは言えないけど、ティナ殿下だけじゃなく、リリーも守ってくれる人を探すつもりだ」
ティナ様に護衛をつけるという話は、私にとっても悪い話ではないと思い、深く問うことはやめておいた。
今回は護衛から逃げるということもないため、和やかな再会になった。
「久しぶりだな、リリー」
「久しぶりね。リュカは元気にしていた?」
「元気にはしてる。忙しさで目が回りそうだけどな」
「あまり、無理はしないでね。それから、レイクウッドの代わりの側近は見つかりそう?」
「うーん。まあ、そう簡単には無理だろうな」
リュカは一度言葉を区切り、苦笑してから話を続ける。
「一度、あんなことがあると人を信用できなくなるよな。だから、仕事をどこまで任せていいのか不安になって困る」
「気持ちはわかるわ。疑わなくても良い人まで疑ってしまうわよね」
リュカの気持ちが私にもよくわかるから、肩を落として頷いた。
すると、リュカが明るい口調で話題を変える。
「そういえば、ザライスの妹の病気はかなり良くなってきたみたいだ」
「そうなのね。それは良かったわ!」
「だけど、父上と母上には真実を話しているから、レイクウッド家には何らかの罰が与えられることになると思う」
「妹さんの病気が治るまで待っていただけるのかしら」
「そうだと思う。今の状況で制裁をすると、せっかく良くなっても完治まではいかないだろう」
それなら良かったと安堵する。
レイクウッドは良くないことをしたから、多少の罰を受けなければならないのは当たり前だ。
でも、病気の妹さんを巻き込むことは、私としては気が重かった。
「それにしてもここは寒いな」
「そうね」
天気は良いのだけど、今は寒い時期だ。
だから、たくさん着込んでいるといっても、いつもあたたかい部屋で過ごしている私たちしてみれば寒さが厳しく感じられた。
私が震えていることに気が付いたリュカが「レストランを予約してるから行くか」と言って、私の手を取って歩き出す。
「リュ、リュカ!」
「ん?」
手袋をしていなかった私の手を、リュカは手袋をわざわざ外して握ったから慌ててしまう。
手を繋いでいるっていうだけで緊張するのに、わざわざ手袋を外されてしまったら、余計に緊張するじゃないの。
「別に手を繋がなくても大丈夫よ。だから、手袋を外す必要はないわ」
「手を繋いでるのは俺が繋ぎたいからだよ。それに、素手のほうが温かいだろ?」
照れた様子もなく聞いてくるリュカに、心の中で少しだけ拗ねる。
私はこんなにドキドキしてるのに、リュカは全然意識してくれてない感じね。
「どうしたリリー?」
「え、えっと、そ、それはそうかもしれないけど」
「婚約者なんだから、これくらい良いだろ。そんなに嫌なら俺の手袋をリリーが使うか? そのほうがいいよな」
リュカが私の手を離そうとしたので、私は彼の手を強く握る。
「……ううん。これでいい」
「そうか」
リュカは耳を赤くして頷いたあと、私の手を少しだけ強く握り直した。
視線を感じて目を向けると、護衛たちが温かな目で私たちを見守ってくれていた。
リュカが予約してくれていたレストランは、辺境伯家以上の貴族からの紹介でしか入店することの出来ない高級レストランだった。
だから、伯爵家に生まれた私にとっては初めての場所だった。
店内は落ち着いた雰囲気で、中にいる客は年配の人が多い。
上着を預けたあとに案内された場所は店の奥にある個室だった。
窓からはレストランの敷地内にある庭園が見えて、景色を楽しめる様になっている。
「素敵な場所ね」
「君も来たくなったら来ればいい。支配人に紹介しておくから」
「お値段がしそうだから、私のお小遣いでは無理だわ」
「じゃあ、また一緒に来よう」
リュカに笑顔で言われ、その笑顔が眩しく感じて目を逸らしてから頷いた。
好きだと自覚したら、リュカの笑顔を見るだけで胸がドキドキしてしまう。
しっかりしないと駄目よ。
この調子じゃ、話すこともままならないじゃないの。
「リリー、今日は何か変だな。体調でも悪いのか?」
「あ、いいえ。そうじゃなくて、その、テレサたちのことが気になって」
「ああ、手紙でも書いてくれていたよな」
リュカはコース料理を予約してくれていたらしく、前菜が運ばれてきたところで話を止めて、食べ終えてから話を続ける。
「エマロン卿だけじゃなく、テレサ嬢までもが君に接触しようとしているのが気になるな」
「ええ。時間が戻る前はアイザックとテレサは自分たちが上手くいくために私が邪魔になったと言っていたわ。それなのに、どうして私に関わってこようとするのかしら」
「何か裏があるのかもしれないな。時間が巻き戻る前も、もしかしたら、あの二人が付き合いたいという理由とは別に何かあったとしか考えられない」
「元々、あの二人は手を組んでいたけれど、手を組んでいる内に好きになってしまったってこと?」
「その可能性が高いな。そうじゃないと、エマロン家やタイディ家が君に付きまとう理由がわからない」
リュカは少し考える仕草をしたあと、私を見て言う。
「やっぱり、このまま何もせずに、リリーを学園に行かせるのは心配だから少し手を打ってみる」
「どういうこと?」
「いや、俺も人伝に聞いた話だから詳しくはわからないんだ。だから、本当かどうか、ティナ殿下の兄のルーザー殿下に確認してみる」
「ルーザー殿下に? でも、何をするつもりなの?」
「まだ了承してもらえるかわからないから、はっきりとは言えないけど、ティナ殿下だけじゃなく、リリーも守ってくれる人を探すつもりだ」
ティナ様に護衛をつけるという話は、私にとっても悪い話ではないと思い、深く問うことはやめておいた。
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