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クラウス視点 3
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俺にとっての初めての舞踏会。隣にいるリリアーナは、誰よりも美しかった。愛しい人と一緒に来る事が出来た俺は、幸せ者だ。
リリアーナと一緒に会場に入ると、令嬢や令息からの視線を感じた。みんな俺達が誰か分かっていないのだろう。俺は見た目がかなり変わったし、リリアーナは、あまりお茶会などに参加をしないと言っていた。俺は視線に気づかない振りをして、会場の中を進んで行く。
それからの俺は、幸せだった。
リリアーナはダンスが始まると全然俺の方を見てくれなくなった。
声を掛けてこちらを向かせると、顔を赤くしてバランスを崩した。
咄嗟に、腰に回していた手に力を入れて受け止める。
さっきよりも、リリアーナが近くに感じられて嬉しかった。しかも、久しぶりに顔を赤くしたリリアーナを見れた。
この時の俺は、有頂天だった。他者に話したくなるジャックの気持ちが分かった気がした。
それからは、リリアーナを両親のもとに連れて行き、俺も両親と合流をする。
途中で父の知り合いに声を掛けられ挨拶をしていたら、時間がかかってしまったが、無事に王家の方々に挨拶を終わらせた。
最近のリリアーナは、猫のように自由だから、俺を探して一人で会場の中を歩き回るだろう。そう思った俺は、両親と離れてリリアーナを急いで探しに行くことにした。少し俺は、リリアーナに対して心配性なのかもしれない。
中々見つからない……
やっとリリアーナが、見つかった。
エドワード殿下と踊っているリリアーナを見つけ、俺の時より楽しそうに踊っているのを見て少し落ち込む。
俺は表情に出ないように気をつけ、リリアーナの側に居てくれたエドワード殿下に感謝をする。
それから、リリアーナをルイスとエレーナに預けて、アクセル殿下に会いに行く。
話し掛けて来た令嬢達には、急いでいる事を伝えて、アクセル殿下の元に向かう。俺が公爵家の人間だと分かり、さらに痩せた途端にこんなにも手のひらを返されるとは……
アクセル殿下の周りには、令嬢と令息が集まっていた。
入りずらいな。と思った時にはアクセル殿下が気づいてくれた。
二人で話したい事をアクセル殿下が伝えると、みんな離れていった。
内容は、どうでも良い事だった。
エドワード殿下が隣国の第一王女と婚約が整いそうだから、王妃様がアクセル殿下の婚約に力を入れ始めてめんどくさい。との事。そして、今いた女の子の中なら誰がいいかな? と言っていた。
俺にとっては、みんな同じに見えたし、そもそも誰が居たのかも覚えていない。皆さん美しくて素敵な方々でした。と、答えてアクセル殿下から離れた。
それからリリアーナと合流をして、テラスで休憩をしようと思った時に俺はヘマをした。
あれほど、リリアーナを一人にしないように気を付けて居たのに、飲み物を取りに行く少しの時間……離れてしまった。
俺がリリアーナから離れると、数人の令嬢に話し掛けられた。リリアーナが見える位置に居れば、踊るのは構わないが……振り向くとリリアーナは先にテラスに出たようだった。
急いでいる事を伝え、俺は来た道を戻った。
テラスが見えてくると、リリアーナが誰かと話しをしていた。
なんだか嫌な予感がした俺は、三人に近寄る。
俺がリリアーナに声を掛けた時には、もう話は終わりましたよ。ふうの顔をリリアーナはしていたが、話を聞いて見ると終わっていなかった。
そして、内容を聞いた俺は頭に血がのぼった。
令嬢達が怯えていたが、構わずに言いたい事を全て言った。
二人からの謝罪を聞き、俺が冷静になってくると、目の前に居たのは八歳くらいの頃に、俺を馬鹿にして笑っていた令嬢達だったことに気づいた。
子どもの頃に傷つけられた思い出が蘇って来た俺は、最後に一言言ってからその場を立ち去った。
それから俺は、リリアーナに謝罪をする。
本当に気にしていない様子だった。
そしてリリアーナがくまさんについて、一生懸命に説明をしていた姿が可愛くて見とれてしまったのは、誰にも秘密だ。
リリアーナと一緒に会場に入ると、令嬢や令息からの視線を感じた。みんな俺達が誰か分かっていないのだろう。俺は見た目がかなり変わったし、リリアーナは、あまりお茶会などに参加をしないと言っていた。俺は視線に気づかない振りをして、会場の中を進んで行く。
それからの俺は、幸せだった。
リリアーナはダンスが始まると全然俺の方を見てくれなくなった。
声を掛けてこちらを向かせると、顔を赤くしてバランスを崩した。
咄嗟に、腰に回していた手に力を入れて受け止める。
さっきよりも、リリアーナが近くに感じられて嬉しかった。しかも、久しぶりに顔を赤くしたリリアーナを見れた。
この時の俺は、有頂天だった。他者に話したくなるジャックの気持ちが分かった気がした。
それからは、リリアーナを両親のもとに連れて行き、俺も両親と合流をする。
途中で父の知り合いに声を掛けられ挨拶をしていたら、時間がかかってしまったが、無事に王家の方々に挨拶を終わらせた。
最近のリリアーナは、猫のように自由だから、俺を探して一人で会場の中を歩き回るだろう。そう思った俺は、両親と離れてリリアーナを急いで探しに行くことにした。少し俺は、リリアーナに対して心配性なのかもしれない。
中々見つからない……
やっとリリアーナが、見つかった。
エドワード殿下と踊っているリリアーナを見つけ、俺の時より楽しそうに踊っているのを見て少し落ち込む。
俺は表情に出ないように気をつけ、リリアーナの側に居てくれたエドワード殿下に感謝をする。
それから、リリアーナをルイスとエレーナに預けて、アクセル殿下に会いに行く。
話し掛けて来た令嬢達には、急いでいる事を伝えて、アクセル殿下の元に向かう。俺が公爵家の人間だと分かり、さらに痩せた途端にこんなにも手のひらを返されるとは……
アクセル殿下の周りには、令嬢と令息が集まっていた。
入りずらいな。と思った時にはアクセル殿下が気づいてくれた。
二人で話したい事をアクセル殿下が伝えると、みんな離れていった。
内容は、どうでも良い事だった。
エドワード殿下が隣国の第一王女と婚約が整いそうだから、王妃様がアクセル殿下の婚約に力を入れ始めてめんどくさい。との事。そして、今いた女の子の中なら誰がいいかな? と言っていた。
俺にとっては、みんな同じに見えたし、そもそも誰が居たのかも覚えていない。皆さん美しくて素敵な方々でした。と、答えてアクセル殿下から離れた。
それからリリアーナと合流をして、テラスで休憩をしようと思った時に俺はヘマをした。
あれほど、リリアーナを一人にしないように気を付けて居たのに、飲み物を取りに行く少しの時間……離れてしまった。
俺がリリアーナから離れると、数人の令嬢に話し掛けられた。リリアーナが見える位置に居れば、踊るのは構わないが……振り向くとリリアーナは先にテラスに出たようだった。
急いでいる事を伝え、俺は来た道を戻った。
テラスが見えてくると、リリアーナが誰かと話しをしていた。
なんだか嫌な予感がした俺は、三人に近寄る。
俺がリリアーナに声を掛けた時には、もう話は終わりましたよ。ふうの顔をリリアーナはしていたが、話を聞いて見ると終わっていなかった。
そして、内容を聞いた俺は頭に血がのぼった。
令嬢達が怯えていたが、構わずに言いたい事を全て言った。
二人からの謝罪を聞き、俺が冷静になってくると、目の前に居たのは八歳くらいの頃に、俺を馬鹿にして笑っていた令嬢達だったことに気づいた。
子どもの頃に傷つけられた思い出が蘇って来た俺は、最後に一言言ってからその場を立ち去った。
それから俺は、リリアーナに謝罪をする。
本当に気にしていない様子だった。
そしてリリアーナがくまさんについて、一生懸命に説明をしていた姿が可愛くて見とれてしまったのは、誰にも秘密だ。
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