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第ニ章 私を連れ出して
⑥
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「それで、君は加子さんに酷いことをしたのか」
「おい、人聞の悪いこと言うなよ、急に具合が悪くなったんだよ」
「そうか、とにかく、もう加子さんに付きまとわないでくれ」
「ああ、望むところだ」
蓮也はその場を後にした。
加子は意識が戻り、病院のベッドだとすぐにわかった。
ベッドの横には林田が心配そうに寄り添っていた。
「加子さん、大丈夫?」
林田はすぐにナースコールをした。
「私、どうしたんでしょう」
「三国コーポレーション社長のマンションで、急に具合が悪くなって、救急搬送されたんです」
そうだ、私、蓮也さんに抱いてもらって、シャワー浴びて、そこから記憶がないんだ。
蓮也さんが救急車を呼んでくれたの?
「あのう、蓮也さんは?」
「蓮也?ああ、三国コーポレーション社長のことですか」
「はい、救急車を呼んでくれたのは蓮也さんですよね」
「そうです、加子さん、なんで奴のマンションに一人で行ったんですか、三国コーポレーションは表の顔で、裏では三国組組長を背負っている、危ない極道なんです」
「おい、人聞の悪いこと言うなよ、急に具合が悪くなったんだよ」
「そうか、とにかく、もう加子さんに付きまとわないでくれ」
「ああ、望むところだ」
蓮也はその場を後にした。
加子は意識が戻り、病院のベッドだとすぐにわかった。
ベッドの横には林田が心配そうに寄り添っていた。
「加子さん、大丈夫?」
林田はすぐにナースコールをした。
「私、どうしたんでしょう」
「三国コーポレーション社長のマンションで、急に具合が悪くなって、救急搬送されたんです」
そうだ、私、蓮也さんに抱いてもらって、シャワー浴びて、そこから記憶がないんだ。
蓮也さんが救急車を呼んでくれたの?
「あのう、蓮也さんは?」
「蓮也?ああ、三国コーポレーション社長のことですか」
「はい、救急車を呼んでくれたのは蓮也さんですよね」
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