70 / 80
68 地下の秘密 1
しおりを挟む
ワイバーンの肉を串にさして、塩だけの味付けで焼いて食べたが、驚くほど美味しかった。鶏肉に似て淡白で、しかも脂が上質で全く臭みも無かった。今後、ワイバーンを狩る楽しみができたな。
さて、夕食後、俺はたき火の側に座って《ロイド・メンデスの手記》を読み始めた。ゾンビに変えた存在について、何か書かれているかもしれないと考えたからだ。
手記は日記形式で書かれていた。最初の日付は何年前のものか、ロードス王国の暦が分からないので不明だが、紙の劣化具合から見て三年以上前だと思われる。
『王国歴855年 7月4日
いよいよ今日から本格的な地下遺跡の調査が始まる。二か月前、地下への入り口が見つかって、騎士団を中心に予備調査がおこなわれたが、遺跡の周囲にはかなりの数の魔物がいたらしい。ただ、幸いなことに地下には今のところ魔物は発見されていない。むしろ、心配なのは、バルロ法王を中心とする国教派の妨害だ。まあ、それは宰相が何とかしてくれるだろう。
7月6日
第一層部分の調査が終わった。中央にある大広間は、宗教関係の儀式が行われた場所のようだ。祭壇の上には四本の手を持つ女神像が鎮座し、その手には赤、青、黄、紫の四つの宝玉を持っていた。今まで文献で見たことのない女神像だ。かつてここに栄えたという、ジャミール国で信仰されていた女神だろうか。明日からの第二層の調査が楽しみだ』
こんな感じで、最初の方は発見物や考察などが書かれていて、ゾンビやそれを使役する者のことは何もでてこない。だが、7月13日の日付のページに、初めて異常な事態が起きていたことが分かる記述が見られた。
『7月13日
三層目の調査二日目だ……(中略)……また、レスターが奇妙なことを言い始めた。我々が地下に入ってからずっと、何者かに監視されている、というのだ。彼は昨日も同じことを……(後略)』
その後の手記には、調査隊が数々の原因不明のアクシデントに見舞われたことが書かれていた。後の方になると、他の隊員たちもレスターのように何か不吉な存在を信じる空気になっていったようだ。
そして、ついに調査隊にとってのXデーとも言うべき日が突然訪れた。7月18日、手記の字は初めから乱れ、殴り書きのような感じで切れ切れの文が連ねられていた。
『7月18日
まさかあの二人が裏切り者だったなんて ああ、もう時間がない すべては奴らの陰謀だった 神よ』
♢♢♢
俺は、ため息を吐きながら手記を閉じた。彼らに何が起こったのか、具体的なことは分からない。だが、この手記がはっきり教えてくれたことがある。
(彼らをあんな姿にしたのは、魔物じゃないな。まず、間違いなく人間だ。そして、その人間は、この国の宗教関係者だろうな)
『はい。手記に出てくる法王バルロ、彼の手の者の可能性が高いです』
(なあ、人間を殺した後、ゾンビにして使役する魔法ってあるのか?)
『あります。死の直後の魂を補足、闇属性を付与して従属させた後、死体に戻し、使役します。その闇の魔術を使う魔法使いを〈ネクロマンシー〉と呼びます』
そうか、ネクロマンサー(シーか)って、魔物じゃなく、生きた人間の魔法使いだったんだな。
(なぜ、調査隊をゾンビにする必要があったんだろう?)
『あくまでも推測ですが、地下二層、三層に秘密があるのではないでしょうか? その秘密を守るために、彼らを殺し、しかもこの遺跡を守るための兵隊にした、そう考えた方が合理的です』
(ああ、胸糞悪くなるが、納得できる筋書きだな。さて、どうするか……)
『地下二層、三層に何があるか、調べましょう。それで、我々の手に負えない、あるいは何の得にもならない物だったら、退散しましょう』
(うん、そうだな。調査隊の仇を討ってやりたいが、わざわざ国家のもめ事に首を突っ込みたくはない。よし、じゃあ明日は正式な入口から入って、地下を調べよう)
俺はそう心に決めると、すでに星が瞬き始めた外へ出て草原で用を足した。トイレは明日の調査次第で、作り直すかどうか考えることにしよう。
洞穴の中は暗いせいか、翌朝、日が高くなっても俺は目を覚まさなかった。ようやく目が覚めたのは強い尿意を覚えたからだ。俺は起き上がると、明るい外界へ出て行った。森の近くまで行って、土魔法で穴を開け用を足した後、水魔法できれいに洗い、また土魔法で穴を埋める。魔法は本当に便利だ。
ねぐらへ帰って、ワイバーンの肉を焼き、パンにはさんで食べた。朝食後、俺は予定通り、周囲を探索しながら、正式な入口を探した。そして、それはすぐに見つかった。俺のねぐらのちょうど反対側、大量の石の瓦礫の山の下にあった。一応大きな石材で塞がれていたが、気を付けてみればそこが入り口だとひと目で分かった。
俺は、石材を一人分入れるくらいに少しずらして、中に潜り込んだ。当然真っ暗だったので、すぐにライトの魔法で明かりを灯した。
入口から少し入った所に、下へ行く階段があった。恐らくゾンビにさせられた調査員たちは、この階段の下辺りで侵入者を襲うように指示されていたのだろう。
昨日、俺が天井を突き破った音を聞いて、わらわらとそちらへ移動していったに違いない。
階段を下りて少し行くと、案の定、通路は左に曲がっている。そこをさらに進むと、地面に天井の瓦礫が積もっている場所があった。俺が昨日下りた場所だ。
『っ! マスター、入り口の方にかなりの数の人の気配が』
(ああ、サーチに捕えた。十人ほどか……)
俺の視界に透明なボードのようなものが浮かび、その中に青い点が十個ほど蠢いていた。青い点は、まだ敵か味方か分からない存在だということだ。少なくとも、現時点で、俺に対する敵意はない。まあ、そりゃそうだろう。まだ俺たちは会ったことすらないんだからな。顔を合わせれば、間違いなく、この青い点は赤に変わるはずだ。
俺は急いで床の瓦礫を〈ルーム〉に収納して、昨日見つけた集会所のような場所へ走った。
(捜索隊か、法王の手先か、はたまた盗賊の類か……どれなんだろうな?)
『どれも可能性はあります。まずは身を隠して様子を見ましょう』
俺は、ドーム型のホールに入ると、昨日と同じ祭壇の後ろに身を隠した。ライトも消して、真っ暗闇になった空間で息をひそめてじっとしていた。
長く感じる五分ほどが経過して、通路の向こうから微かな光と人の話し声が聞こえてきた。
「レイナ様、通路に多量の衣類が落ちています」
「ああ、あいつら、いないと思ったら、誰かに浄化されちまったようだね。これはあいつらが着ていた服に間違いない。ふふん、どうやらネズミが迷い込んだようだね」
かすかに聞こえてきた女の声に、俺はしまったという反省と共に、ゾッと背中に寒気が走るのを感じた。
昨日、貴金属類にばかり気を取られ、ゾンビたちが着ていた服を片付けるのを忘れていたのだ。これで、ゾンビたちを消滅させた存在に奴らは気づいてしまった。
そして、女の言葉から、今ここに近づいているのは、調査隊をゾンビに変えた存在、法王の手先であり、闇属性魔法使い〈ネクロマンシー〉たちだと分かった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
読んでくださって、ありがとうございます。
どうか📢の応援よろしくお願いします。作者が喜んで、もっと頑張ります。
さて、夕食後、俺はたき火の側に座って《ロイド・メンデスの手記》を読み始めた。ゾンビに変えた存在について、何か書かれているかもしれないと考えたからだ。
手記は日記形式で書かれていた。最初の日付は何年前のものか、ロードス王国の暦が分からないので不明だが、紙の劣化具合から見て三年以上前だと思われる。
『王国歴855年 7月4日
いよいよ今日から本格的な地下遺跡の調査が始まる。二か月前、地下への入り口が見つかって、騎士団を中心に予備調査がおこなわれたが、遺跡の周囲にはかなりの数の魔物がいたらしい。ただ、幸いなことに地下には今のところ魔物は発見されていない。むしろ、心配なのは、バルロ法王を中心とする国教派の妨害だ。まあ、それは宰相が何とかしてくれるだろう。
7月6日
第一層部分の調査が終わった。中央にある大広間は、宗教関係の儀式が行われた場所のようだ。祭壇の上には四本の手を持つ女神像が鎮座し、その手には赤、青、黄、紫の四つの宝玉を持っていた。今まで文献で見たことのない女神像だ。かつてここに栄えたという、ジャミール国で信仰されていた女神だろうか。明日からの第二層の調査が楽しみだ』
こんな感じで、最初の方は発見物や考察などが書かれていて、ゾンビやそれを使役する者のことは何もでてこない。だが、7月13日の日付のページに、初めて異常な事態が起きていたことが分かる記述が見られた。
『7月13日
三層目の調査二日目だ……(中略)……また、レスターが奇妙なことを言い始めた。我々が地下に入ってからずっと、何者かに監視されている、というのだ。彼は昨日も同じことを……(後略)』
その後の手記には、調査隊が数々の原因不明のアクシデントに見舞われたことが書かれていた。後の方になると、他の隊員たちもレスターのように何か不吉な存在を信じる空気になっていったようだ。
そして、ついに調査隊にとってのXデーとも言うべき日が突然訪れた。7月18日、手記の字は初めから乱れ、殴り書きのような感じで切れ切れの文が連ねられていた。
『7月18日
まさかあの二人が裏切り者だったなんて ああ、もう時間がない すべては奴らの陰謀だった 神よ』
♢♢♢
俺は、ため息を吐きながら手記を閉じた。彼らに何が起こったのか、具体的なことは分からない。だが、この手記がはっきり教えてくれたことがある。
(彼らをあんな姿にしたのは、魔物じゃないな。まず、間違いなく人間だ。そして、その人間は、この国の宗教関係者だろうな)
『はい。手記に出てくる法王バルロ、彼の手の者の可能性が高いです』
(なあ、人間を殺した後、ゾンビにして使役する魔法ってあるのか?)
『あります。死の直後の魂を補足、闇属性を付与して従属させた後、死体に戻し、使役します。その闇の魔術を使う魔法使いを〈ネクロマンシー〉と呼びます』
そうか、ネクロマンサー(シーか)って、魔物じゃなく、生きた人間の魔法使いだったんだな。
(なぜ、調査隊をゾンビにする必要があったんだろう?)
『あくまでも推測ですが、地下二層、三層に秘密があるのではないでしょうか? その秘密を守るために、彼らを殺し、しかもこの遺跡を守るための兵隊にした、そう考えた方が合理的です』
(ああ、胸糞悪くなるが、納得できる筋書きだな。さて、どうするか……)
『地下二層、三層に何があるか、調べましょう。それで、我々の手に負えない、あるいは何の得にもならない物だったら、退散しましょう』
(うん、そうだな。調査隊の仇を討ってやりたいが、わざわざ国家のもめ事に首を突っ込みたくはない。よし、じゃあ明日は正式な入口から入って、地下を調べよう)
俺はそう心に決めると、すでに星が瞬き始めた外へ出て草原で用を足した。トイレは明日の調査次第で、作り直すかどうか考えることにしよう。
洞穴の中は暗いせいか、翌朝、日が高くなっても俺は目を覚まさなかった。ようやく目が覚めたのは強い尿意を覚えたからだ。俺は起き上がると、明るい外界へ出て行った。森の近くまで行って、土魔法で穴を開け用を足した後、水魔法できれいに洗い、また土魔法で穴を埋める。魔法は本当に便利だ。
ねぐらへ帰って、ワイバーンの肉を焼き、パンにはさんで食べた。朝食後、俺は予定通り、周囲を探索しながら、正式な入口を探した。そして、それはすぐに見つかった。俺のねぐらのちょうど反対側、大量の石の瓦礫の山の下にあった。一応大きな石材で塞がれていたが、気を付けてみればそこが入り口だとひと目で分かった。
俺は、石材を一人分入れるくらいに少しずらして、中に潜り込んだ。当然真っ暗だったので、すぐにライトの魔法で明かりを灯した。
入口から少し入った所に、下へ行く階段があった。恐らくゾンビにさせられた調査員たちは、この階段の下辺りで侵入者を襲うように指示されていたのだろう。
昨日、俺が天井を突き破った音を聞いて、わらわらとそちらへ移動していったに違いない。
階段を下りて少し行くと、案の定、通路は左に曲がっている。そこをさらに進むと、地面に天井の瓦礫が積もっている場所があった。俺が昨日下りた場所だ。
『っ! マスター、入り口の方にかなりの数の人の気配が』
(ああ、サーチに捕えた。十人ほどか……)
俺の視界に透明なボードのようなものが浮かび、その中に青い点が十個ほど蠢いていた。青い点は、まだ敵か味方か分からない存在だということだ。少なくとも、現時点で、俺に対する敵意はない。まあ、そりゃそうだろう。まだ俺たちは会ったことすらないんだからな。顔を合わせれば、間違いなく、この青い点は赤に変わるはずだ。
俺は急いで床の瓦礫を〈ルーム〉に収納して、昨日見つけた集会所のような場所へ走った。
(捜索隊か、法王の手先か、はたまた盗賊の類か……どれなんだろうな?)
『どれも可能性はあります。まずは身を隠して様子を見ましょう』
俺は、ドーム型のホールに入ると、昨日と同じ祭壇の後ろに身を隠した。ライトも消して、真っ暗闇になった空間で息をひそめてじっとしていた。
長く感じる五分ほどが経過して、通路の向こうから微かな光と人の話し声が聞こえてきた。
「レイナ様、通路に多量の衣類が落ちています」
「ああ、あいつら、いないと思ったら、誰かに浄化されちまったようだね。これはあいつらが着ていた服に間違いない。ふふん、どうやらネズミが迷い込んだようだね」
かすかに聞こえてきた女の声に、俺はしまったという反省と共に、ゾッと背中に寒気が走るのを感じた。
昨日、貴金属類にばかり気を取られ、ゾンビたちが着ていた服を片付けるのを忘れていたのだ。これで、ゾンビたちを消滅させた存在に奴らは気づいてしまった。
そして、女の言葉から、今ここに近づいているのは、調査隊をゾンビに変えた存在、法王の手先であり、闇属性魔法使い〈ネクロマンシー〉たちだと分かった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
読んでくださって、ありがとうございます。
どうか📢の応援よろしくお願いします。作者が喜んで、もっと頑張ります。
146
あなたにおすすめの小説
少し冷めた村人少年の冒険記 2
mizuno sei
ファンタジー
地球からの転生者である主人公トーマは、「はずれギフト」と言われた「ナビゲーションシステム」を持って新しい人生を歩み始めた。
不幸だった前世の記憶から、少し冷めた目で世の中を見つめ、誰にも邪魔されない力を身に着けて第二の人生を楽しもうと考えている。
旅の中でいろいろな人と出会い、成長していく少年の物語。
神様の忘れ物
mizuno sei
ファンタジー
仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。
わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。
攻撃魔法を使えないヒーラーの俺が、回復魔法で最強でした。 -俺は何度でも救うとそう決めた-【[完]】
水無月いい人(minazuki)
ファンタジー
【HOTランキング一位獲得作品】
【一次選考通過作品】
---
とある剣と魔法の世界で、
ある男女の間に赤ん坊が生まれた。
名をアスフィ・シーネット。
才能が無ければ魔法が使えない、そんな世界で彼は運良く魔法の才能を持って産まれた。
だが、使用できるのは攻撃魔法ではなく回復魔法のみだった。
攻撃魔法を一切使えない彼は、冒険者達からも距離を置かれていた。
彼は誓う、俺は回復魔法で最強になると。
---------
もし気に入っていただけたら、ブクマや評価、感想をいただけると大変励みになります!
#ヒラ俺
この度ついに完結しました。
1年以上書き続けた作品です。
途中迷走してました……。
今までありがとうございました!
---
追記:2025/09/20
再編、あるいは続編を書くか迷ってます。
もし気になる方は、
コメント頂けるとするかもしれないです。
いきなり異世界って理不尽だ!
みーか
ファンタジー
三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。
自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
ファンタジー
毒親の父が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い、残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
連載時、HOT 1位ありがとうございました!
その他、多数投稿しています。
こちらもよろしくお願いします!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394
魔法が使えない令嬢は住んでいた小屋が燃えたので家出します
怠惰るウェイブ
ファンタジー
グレイの世界は狭く暗く何よりも灰色だった。
本来なら領主令嬢となるはずの彼女は領主邸で住むことを許されず、ボロ小屋で暮らしていた。
彼女はある日、棚から落ちてきた一冊の本によって人生が変わることになる。
世界が色づき始めた頃、ある事件をきっかけに少女は旅をすることにした。
喋ることのできないグレイは旅を通して自身の世界を色付けていく。
アルフレッドは平穏に過ごしたい 〜追放されたけど謎のスキル【合成】で生き抜く〜
芍薬甘草湯
ファンタジー
アルフレッドは貴族の令息であったが天から与えられたスキルと家風の違いで追放される。平民となり冒険者となったが、生活するために竜騎士隊でアルバイトをすることに。
ふとした事でスキルが発動。
使えないスキルではない事に気付いたアルフレッドは様々なものを合成しながら密かに活躍していく。
⭐︎注意⭐︎
女性が多く出てくるため、ハーレム要素がほんの少しあります。特に苦手な方はご遠慮ください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる