ドクターダーリン【完結】

桃華れい

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第2部

フェーズ8-9

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 数日後に荷物が届いた。寝室で開けていく。涼はベッドの上で寝転んで、片肘をつきながら見守っている。彼が勝手に注文したものを見るのが若干怖い。
「何これ!?」
 案の定だった。他のと比べてあきらかに生地が薄く軽量なブツがあった。色は他のセットでは選ばなかった濃いめのピンクだ。総レースのブラジャーはまあいいとして、ショーツが紐パンなのだ。さらに後ろは透け透けでほとんど丸見えなんだけど、これはどういうこと? 下にインナーを履くのかな? びらっと広げて涼に見せると彼は不敵な笑みを浮かべた。
「特別な日用」
 アホか。特別な日とは、誕生日とかクリスマスとか?
「試してみ」
「あとでね」
 このいやらしさ全開のセットをいきなり付ける勇気はない。というより今後もつけるかどうか未定だ。とりあえず端に退け、初めて買ったフロントホックのブラジャーを手に取った。
「それが前開きのやつか。最初からそれにしろよ。外すの簡単そう」
 後ろでも一瞬で外すくせに。上だけ脱ぎ、涼に背中を向けてブラジャーを付けてみる。前開きのシャツに袖を通すときと同じように、肩紐に腕を通して前でホックを止められるから簡単だ。サイズもちょうどいい。やっぱり今までのは小さかったんだ。
「つけやすいし、サイズもぴったり。ありがとね」
 涼が満足げに微笑む。せっかくだからセットのショーツも穿いてみようか。もちろんこちらは紐でもないし透けてもいない、ごく普通のデザインだ。
「下着の上からエプロンだけつけてみない?」
 ショーツに手を伸ばした私の手がぴたりと止まった。
「またそれ?」
 しつこい。これで三度目だ。同棲を始めた頃と、夏に行った海でも言ってた。
「今までしてもらったことないの?」
「ないない」
 「全男の永遠の憧れ」なんだっけ。買ってもらったお礼にしてあげてもいいかな。ずっと憧れつづけてるのもかわいそうだし、何よりしつこい。
「今?」
「そ、今」
「じゃあ、下も穿き替えるからあっち向いてて」
 目隠しをする涼の前で着替えると、他の洗濯物と一緒にそばにたたんであったエプロンを下着の上からつけた。スースーして変な気分だ。落ち着かない。
 目を開けた涼が、私の全身を眺めてにやりと笑った。満足らしい。
「それでご飯作って」
「ええ?」
 そろそろ晩ご飯を作り始める時間だ。この格好で作れというのか。
 いつもは向かい側のカウンターから私が料理している様子を見守っている涼だけど、今日は手伝ってくれた。キッチンにいたほうが私のこの格好がよく見えるから。
「恥ずかしいからもう服着ていい?」
「ダメ」
 あっさり却下された。よほど気に入ったのか。
 結局そのままご飯も食べた。後片づけはキッチンでまた一緒に並んでする。終わったところで改めて涼に訊いた。
「もう着てもいいよね? エプロン外すし」
 なんとかエプロンとやらはエプロンが主役なのだから、もう服を着てもいいはずだ。
「うん」
 ほっとして寝室へ向かおうとしたら、後ろから涼に抱きしめられた。
「かわいいよ」
「涼が買ってくれた下着のおかげだよ」
「じゃあ、お礼して?」
 促されて向き合う。キスしながらお尻をわしわしと揉まれた。
「こんなかわいい奥さんがいて、しかもこんな格好してたら、そりゃあ襲うよな」
「涼がさせたんでしょ……」
 お望みの下着エプロン姿でしばらくいちゃいちゃしたあと、立ったまま片脚を持ち上げられて、正面から涼が入ってきた。下着はつけたまま、ずらして。
「んあっ」
 強く打ちつけられる反動で体が離れそうになるのを、涼が私のお尻をがっちり掴んで逆に引き寄せる。
 片脚だから立っているのがやっとだ。涼にしがみつくとさらに激しくされた。何も考えられなくなってくる。絶頂がもうすぐのところで、ふいに体が離れた。
 今度はキッチンに向かって立たされる。やはり下着をつけたまま後ろから入れられた。
「あっ……ああっ」
 また片脚を持ち上げられて、おへそが床ではなく壁に向いた。腰を落とした涼が力強く出し入れをする。
「あぁ、も……ダメ、っ……」
 容赦なく突かれて今度こそイってしまった。力が抜けて、もう立っていられない。
「お願い、ベッド……に……」
「このまま?」
 涼が意地悪なことを言う。繋がったまま動けるわけない。私は首を横に振った。
 一旦抜いてもらってベッドへ移動した。涼は脱力している私からエプロンと下着を脱がせると、何もまとっていない胸の膨らみを手で包み込むように揉んだ。
「あんまり触られるとまた大きさが……」
 触れられただけで天にも昇る気持ちになるのを堪えて、小声で言ってみた。
「大きくなったほうがいいだろ」
「まわりに気づかれると恥ずかしい。これくらいならまだ大丈夫だろうけど。絶対に思うでしょ、『ああ、旦那さんに揉まれてるのね』って」
 涼が笑った。
「いいじゃん、想像させれば」
「よくない。お母さんや花に気づかれたら気まずいよ」
「じゃあ、吸うならOK?」
「あ……っ」
 わざと音を立てて先端を吸い始めた。吸うのも揉まれるのも変わらない気がする。また成長してしまいそう。そして結局揉まれた。
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