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76 幽閉の王は、ぼくが救出する
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◆幽閉の王は、ぼくが救出する
午前三時過ぎ、まだ太陽が昇ってこないうちに。ぼくは寝台から降りて、身支度を整えた。
今、ぼくがいるのは。三階の王の居室ではなく、突然の来客にも対応できるよう整えられていた、一階にある客室だった。
昨日。大ホールで、ラストダンスを踊ったあと。この部屋に、お姫様抱っこで運ばれて。
ぼくは陛下に。
身を…身を、捧げましたっ。
きゃーっ、恥ずかしいっ。
一糸まとわぬ体を手で撫で合い、体温を分け合い、素肌にくちづけを落として…。
今、思い出しても。体が熱くなって、頬が赤くなっているのが、自分でわかりますっ。
って言っても、一線は越えなかったのです。
陛下とぼくは、確かに寝台の上で、抱き合いましたが。
「おまえのすべてを奪ってしまったら、おまえを離せなくなってしまう。生に固執し。王の使命を果たさず、なにもかもを捨て去って、寝台の中から出られなくなってしまうだろう。おまえの中に入って、体に印を残しても。おまえが傷ついたのちに、なにもしてやれない愚かさに、打ちひしがれてしまうはず。我は悪い王だが。せめて、おまえの中に、少しだけでも格好良い、己を残したい。国民を最後まで守る、高潔な王のままでいさせてくれ」
愛撫の最中に、陛下がそう言ったので。いわゆる最後までは、いたしていないのです。
でも、あれは…情交といっても差し支えないかと。かなりエロエロでしたから。えへ?
ぼくが振り返ると、寝台のそばにあるコート掛け、そこのハンガーに。陛下の婚礼衣装がかかっている。
全身全霊をかけて作り上げた、ぼくの分身ともいうべき、衣装を。手で優しく撫でて。しわがつかないよう、形を整える。
あぁ、防御用に。前身ごろに、鉄の盾でも仕込んでおくべきだったか?
今更だけど。
なんの防御力もないけれど。
どうか、ぼくの代わりに陛下を守ってください。そう、衣装に願った。
そして、今はぼくに背を向けて、寝台の上で寝息をついている陛下。
その裸の肩に、小さくキスをする。
幽閉の王は、ぼくが救出する。この島から、必ず貴方を出してみせます、イアン様。
と、心に固く誓って。
素晴らしい夜をありがとう、なんて言うと。ちょっと気障だから。
「ありがとうございました、イアン様」
とだけ、つぶやいた。
そして、足音を立てないよう、そっと部屋を出ていく。
愛しい人の眠りを、妨げないように…。
燭台をお借りして、暗い廊下に出ると。当たり前だけど、部屋の前ではシヴァーディが警護していた。
あの声を…聞かれていましたかね?
「もう行くのか?」
ぼくを一瞥したシヴァーディが、素っ気ない感じで聞いてくる。
この、ツンでクールな感じが、彼は素敵なのです。
「はい。もう少し、部屋の片づけが残っているので」
それに、チョンも心配だしな。
パーティー料理を食べさせてあげられなくて、可哀想だった。
ちゃんとご飯食べたかな? あいつ。
「体は…その、どこも痛くないか?」
口数が少ない設定の美貌の騎士様は、なにやら心配そうにぼくをみつめている。
え? そ、それは、どこの心配をしているんですかっ?
貴方、そんなキャラではなかったはずですけどぉ?
氷の貴公子は、凍てつく眼差し。口を引き結んで、笑みは浮かべず。たたずまいは、エレガント。心根は、真っすぐで清らかな…下ネタとは無縁のはずなのに。
あっ、セドリックの悪影響ですか? なら、納得です。
セドリックは、あの明るい笑顔で、爽やかに下ネタ連発しそうだもの。
「だ、大丈夫ですぅ」
ぼくは、誤魔化すように、苦笑いして。手でお尻を隠しながら、足早に去った。
耳年増なせいで。男同士で、どこをナニするかは、承知しているので。お尻の心配をされているのは、わかっていますが。
実際。
最後までいたしていませんからっ。
と、脳内でも早口で言ってみる。
先ほど、陛下と踊った大ホールを、胸にジーンと込み上げる気持ちをおさえて、横切り。
なだらかな曲線の階段を、登って。左手の突き当りにあるサロンへ向かう。
そこは一ヶ月過ごした、馴染みのある仕事部屋だ。
この部屋とも、もうすぐお別れしなければならないと思うと。感慨深いな。
足を踏み入れると、すでに荷物を整理してあるので、空虚な感じの部屋だが。
そのソファセットのところに、アイリスが腰掛けていた。
暖炉もろうそくもついていない、暗い室内で。エグエグとすすり泣いている声が聞こえて。
若干ホラーなんですけど?
「あ、アイリス様? どうかされました?」
恐る恐る、声をかけ。持っていた燭台の火で、室内のろうそくに火をつけて、部屋を明るくする。
アイリスは、昼間はドレッシーだったけれど。今はもう、幅広三つ編みに、丸眼鏡をかけた、いつもの紺色ワンピース姿だ。
「ぐ、グロウさまぁぁ」
やめて。濁点つけると、グロとか愚弄とか、やっぱりヤバい字面にしかならないからっ。
しかしアイリスは。苦笑するぼくに構わず、大粒の涙を流す。
あぁ、せっかくのバリバリ主人公オーラも、しょげしょげです。
「私がアドバイスをしてあげたら、あんな悲しいラストダンスを、踊らせなくて済んだのに。ごめんなさい、クロウ様」
「そうなのですか? つか、アイリス様は転生者ですよね? アイリス様も、アイキンをご存じなのですか?」
もうすぐ、ここを去らなければならないので、ズバリ聞いた。
そうしたら、アイリスは目を真ん丸にした。
「え? クロウ様も転生したのですか? アイキン経験者? だからクロウ様は、クロウフィーバーを最短ルートで進めたのですね? 素敵ですぅ。でも、それならなぜ、あのエンディングに?」
なにやら尊敬の眼差しと問いかけの目でみつめられるが。
「いや、ぼくはアイキン初心者で。つか、クロウフィーバーって、なに?」
一ヶ月、ずっと聞きたくて、聞き逃してきたことだ。
すると、アイリスは。三パーセントの確率で出現する、レアルートだと説明してくれる。
は? なんだ、それ?
なんで主人公差し置いてモブが活躍するルートがあるんですか?
公式さん、意味不明です。
「じゃあ、僕のあのダンスシーンは、アイリス様がやったクロウフィーバーのエンディングとは、違うってことですか?」
「そうね。途中までは、良い感じだったんだけど。私のエンディングは…魔獣と化したバミネを、私の聖魔法と、陛下の炎魔法と、クロウ様の水魔法で撃破し、王宮に戻ったふたりが、祝福を受けながらダンスする…というものだったわぁ」
アイリスが思い出しながら言ってくれるけど…。
ふたりで、眉間にしわを寄せる、なんとなく情けない顔をになってしまう。
「バミネが、魔獣に変化するのですか? いやぁ、この世界では、そんな展開にはならないんじゃね?」
ぼくが今いる世界には、魔法はあるけど。魔獣や魔王や魔の森みたいなものはないし。
人間が魔獣になって暴れ回るような展開には、ならないような気がします。
あぁ、でも。シオンが呪いを受けて、猫になってしまうようなこともあるから。全くなくも、なくもないのかな?
だけど…。ぼくはそこではなくて、違うところに引っかかった。
「ラストダンスが、エンディングなんですよね? だとしたら。僕のラストダンスは、バッドエンド? ハッピーエンドにならなかった? やっぱり、モブの僕では、陛下をお救い出来ないのか…」
がっかりと肩を落とす。
頑張ってきたけど。もうこれで終わりなのかな?
なにをしても、もう陛下をお救い出来ないのか?
そんな。陛下を救うと誓ったのに。
ショックを受けるぼくに、アイリスが慌てて、手を横に振って否定した。
「そんなこと、ないわ? わ、わからないけど。私も、クロウフィーバーは、一回しかできなくて。だから、違うエンディングがあるかもしれないでしょう?」
そうかもしれない。
もしそうだったら、まだ挽回できるのかもしれないけれど。
ぼくは、ちょっとだけ気にかかっていることがあって。
そのせいで、アイキンが納得のエンディングにさせてくれなかったような。そんな嫌な予感がしていた。
午前三時過ぎ、まだ太陽が昇ってこないうちに。ぼくは寝台から降りて、身支度を整えた。
今、ぼくがいるのは。三階の王の居室ではなく、突然の来客にも対応できるよう整えられていた、一階にある客室だった。
昨日。大ホールで、ラストダンスを踊ったあと。この部屋に、お姫様抱っこで運ばれて。
ぼくは陛下に。
身を…身を、捧げましたっ。
きゃーっ、恥ずかしいっ。
一糸まとわぬ体を手で撫で合い、体温を分け合い、素肌にくちづけを落として…。
今、思い出しても。体が熱くなって、頬が赤くなっているのが、自分でわかりますっ。
って言っても、一線は越えなかったのです。
陛下とぼくは、確かに寝台の上で、抱き合いましたが。
「おまえのすべてを奪ってしまったら、おまえを離せなくなってしまう。生に固執し。王の使命を果たさず、なにもかもを捨て去って、寝台の中から出られなくなってしまうだろう。おまえの中に入って、体に印を残しても。おまえが傷ついたのちに、なにもしてやれない愚かさに、打ちひしがれてしまうはず。我は悪い王だが。せめて、おまえの中に、少しだけでも格好良い、己を残したい。国民を最後まで守る、高潔な王のままでいさせてくれ」
愛撫の最中に、陛下がそう言ったので。いわゆる最後までは、いたしていないのです。
でも、あれは…情交といっても差し支えないかと。かなりエロエロでしたから。えへ?
ぼくが振り返ると、寝台のそばにあるコート掛け、そこのハンガーに。陛下の婚礼衣装がかかっている。
全身全霊をかけて作り上げた、ぼくの分身ともいうべき、衣装を。手で優しく撫でて。しわがつかないよう、形を整える。
あぁ、防御用に。前身ごろに、鉄の盾でも仕込んでおくべきだったか?
今更だけど。
なんの防御力もないけれど。
どうか、ぼくの代わりに陛下を守ってください。そう、衣装に願った。
そして、今はぼくに背を向けて、寝台の上で寝息をついている陛下。
その裸の肩に、小さくキスをする。
幽閉の王は、ぼくが救出する。この島から、必ず貴方を出してみせます、イアン様。
と、心に固く誓って。
素晴らしい夜をありがとう、なんて言うと。ちょっと気障だから。
「ありがとうございました、イアン様」
とだけ、つぶやいた。
そして、足音を立てないよう、そっと部屋を出ていく。
愛しい人の眠りを、妨げないように…。
燭台をお借りして、暗い廊下に出ると。当たり前だけど、部屋の前ではシヴァーディが警護していた。
あの声を…聞かれていましたかね?
「もう行くのか?」
ぼくを一瞥したシヴァーディが、素っ気ない感じで聞いてくる。
この、ツンでクールな感じが、彼は素敵なのです。
「はい。もう少し、部屋の片づけが残っているので」
それに、チョンも心配だしな。
パーティー料理を食べさせてあげられなくて、可哀想だった。
ちゃんとご飯食べたかな? あいつ。
「体は…その、どこも痛くないか?」
口数が少ない設定の美貌の騎士様は、なにやら心配そうにぼくをみつめている。
え? そ、それは、どこの心配をしているんですかっ?
貴方、そんなキャラではなかったはずですけどぉ?
氷の貴公子は、凍てつく眼差し。口を引き結んで、笑みは浮かべず。たたずまいは、エレガント。心根は、真っすぐで清らかな…下ネタとは無縁のはずなのに。
あっ、セドリックの悪影響ですか? なら、納得です。
セドリックは、あの明るい笑顔で、爽やかに下ネタ連発しそうだもの。
「だ、大丈夫ですぅ」
ぼくは、誤魔化すように、苦笑いして。手でお尻を隠しながら、足早に去った。
耳年増なせいで。男同士で、どこをナニするかは、承知しているので。お尻の心配をされているのは、わかっていますが。
実際。
最後までいたしていませんからっ。
と、脳内でも早口で言ってみる。
先ほど、陛下と踊った大ホールを、胸にジーンと込み上げる気持ちをおさえて、横切り。
なだらかな曲線の階段を、登って。左手の突き当りにあるサロンへ向かう。
そこは一ヶ月過ごした、馴染みのある仕事部屋だ。
この部屋とも、もうすぐお別れしなければならないと思うと。感慨深いな。
足を踏み入れると、すでに荷物を整理してあるので、空虚な感じの部屋だが。
そのソファセットのところに、アイリスが腰掛けていた。
暖炉もろうそくもついていない、暗い室内で。エグエグとすすり泣いている声が聞こえて。
若干ホラーなんですけど?
「あ、アイリス様? どうかされました?」
恐る恐る、声をかけ。持っていた燭台の火で、室内のろうそくに火をつけて、部屋を明るくする。
アイリスは、昼間はドレッシーだったけれど。今はもう、幅広三つ編みに、丸眼鏡をかけた、いつもの紺色ワンピース姿だ。
「ぐ、グロウさまぁぁ」
やめて。濁点つけると、グロとか愚弄とか、やっぱりヤバい字面にしかならないからっ。
しかしアイリスは。苦笑するぼくに構わず、大粒の涙を流す。
あぁ、せっかくのバリバリ主人公オーラも、しょげしょげです。
「私がアドバイスをしてあげたら、あんな悲しいラストダンスを、踊らせなくて済んだのに。ごめんなさい、クロウ様」
「そうなのですか? つか、アイリス様は転生者ですよね? アイリス様も、アイキンをご存じなのですか?」
もうすぐ、ここを去らなければならないので、ズバリ聞いた。
そうしたら、アイリスは目を真ん丸にした。
「え? クロウ様も転生したのですか? アイキン経験者? だからクロウ様は、クロウフィーバーを最短ルートで進めたのですね? 素敵ですぅ。でも、それならなぜ、あのエンディングに?」
なにやら尊敬の眼差しと問いかけの目でみつめられるが。
「いや、ぼくはアイキン初心者で。つか、クロウフィーバーって、なに?」
一ヶ月、ずっと聞きたくて、聞き逃してきたことだ。
すると、アイリスは。三パーセントの確率で出現する、レアルートだと説明してくれる。
は? なんだ、それ?
なんで主人公差し置いてモブが活躍するルートがあるんですか?
公式さん、意味不明です。
「じゃあ、僕のあのダンスシーンは、アイリス様がやったクロウフィーバーのエンディングとは、違うってことですか?」
「そうね。途中までは、良い感じだったんだけど。私のエンディングは…魔獣と化したバミネを、私の聖魔法と、陛下の炎魔法と、クロウ様の水魔法で撃破し、王宮に戻ったふたりが、祝福を受けながらダンスする…というものだったわぁ」
アイリスが思い出しながら言ってくれるけど…。
ふたりで、眉間にしわを寄せる、なんとなく情けない顔をになってしまう。
「バミネが、魔獣に変化するのですか? いやぁ、この世界では、そんな展開にはならないんじゃね?」
ぼくが今いる世界には、魔法はあるけど。魔獣や魔王や魔の森みたいなものはないし。
人間が魔獣になって暴れ回るような展開には、ならないような気がします。
あぁ、でも。シオンが呪いを受けて、猫になってしまうようなこともあるから。全くなくも、なくもないのかな?
だけど…。ぼくはそこではなくて、違うところに引っかかった。
「ラストダンスが、エンディングなんですよね? だとしたら。僕のラストダンスは、バッドエンド? ハッピーエンドにならなかった? やっぱり、モブの僕では、陛下をお救い出来ないのか…」
がっかりと肩を落とす。
頑張ってきたけど。もうこれで終わりなのかな?
なにをしても、もう陛下をお救い出来ないのか?
そんな。陛下を救うと誓ったのに。
ショックを受けるぼくに、アイリスが慌てて、手を横に振って否定した。
「そんなこと、ないわ? わ、わからないけど。私も、クロウフィーバーは、一回しかできなくて。だから、違うエンディングがあるかもしれないでしょう?」
そうかもしれない。
もしそうだったら、まだ挽回できるのかもしれないけれど。
ぼくは、ちょっとだけ気にかかっていることがあって。
そのせいで、アイキンが納得のエンディングにさせてくれなかったような。そんな嫌な予感がしていた。
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