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EP2
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そうして俺の試験は無事に終わった。大学から帰って来ていつものように部屋で千明さんの帰りを待っていると、帰宅した千明さんにあれよあれよと車に乗せられ、あっという間に薄ピンクの可愛らしい部屋に着き真っ暗なテレビ画面を眺めているのだった。
シェアハウスを出るときに、「ちょっとドライブしてくる」という嘘でも本当でもないことを告げる千明さんの向こう側で、「え、巡くんと?」と驚いていた七海さんの顔が脳裏に浮かぶ。そりゃ男ふたりで20時過ぎにドライブってわけわからないよな、なんて緊張する頭で考えていると、背後のドアが開く音がした。無論それは風呂場のドアで、人が出てくる気配と共に石鹸の良い香りが鼻を掠めた。
「ずっとそこ座ってたの?」
タオルで乾かしただけの髪を手櫛で整えながら、良い香りをまとった千明さんが隣に座ってくる。
「ま、まあ。特別することも、ないっていうか……」
千明さんを見やると、上は羽織っただけのシャツ、下はボクサーパンツ姿で、俺はあからさまに下半身を凝視してから慌てて顔をそらした。
「なに、緊張してる?」
「し、してますよ!俺ラブホも初めてだし……!」
顔をそらしたまま言わなくてもいい情報を言い返すと、隣で千明さんが笑うのがわかる。
「俺の部屋にいるときみたいに、リラックスしていいんだよ。ほら、こっち向いて」
優しく、でも強引に顎を引かれ、否応なしに千明さんと目があった。そのまま、唇にキスが落とされる。じわりと暖かい唇に緊張はほぐれても、心臓は痛いほどの反応を示しうるさいほどだった。
「……千明さん、俺途中でギブアップしたらすみません……マジで緊張してて」
「そんなこと、巡が気にすることじゃないって」
大人の余裕をたたえた笑みを浮かべた千明さんは、2度目のキスをした。今度はすぐには終わらず、味わうように角度を変えて何度も唇が重なる。舌の侵入を許すと遠慮なく口内を刺激され、俺は鼻にかかったような吐息を漏らしながら身をよじった。千明さんと触れ合う舌先がじんじんと熱くなり、全身に熱が広がっていく。下半身が緩く立ち上がったところで、千明さんの手がズボンに差し込まれた。
「固くなってる」
「い、言わないでください……!」
下着の上から揉まれたことでしっかりと芯を持ち始める下半身に羞恥を感じつつも、布越しの弱い刺激がもどかしくて俺は両足を擦り合わせる。
「可愛い、巡」
ほほ笑みながら俺の腰に手をかけた千明さんは、そのままズボンと下着を一緒にずり下げて、中心を握って扱き始めた。
「は、ぁ……っ…」
「今日濡れるの早いね」
「だって……!どうしようも……んっ」
先走りが溢れる先端を指先で押され、思わず高い声が出た。千明さんの楽しそうな気配を感じ、俺は恥ずかしくて両手で顔を覆う。ぬめりを取るように先をなぞった指が離れたと思ったら、すぐに尻の割れ目に濡れた指が触れ、俺は再び高い声を出すはめになった。
「はぁ……っ!」
大きい声が出て俺が唇を噛んで恥ずかしがっている間も、千明さんは穴周辺を指で撫で続け、「ちょっと冷たいかも」という言葉と共に割れ目に透明な液体──いわゆるローションを垂らした。
「大丈夫?」
「だ、大丈夫です……」
「じゃ、少しだけ指入れてみるね」
言葉と同時に、グッと秘部を押され圧迫感と共に指が入ってくるのが分かる。
「あっ……!」
「痛い?これ小指なんだけど、キツイかな」
千明さんの指が中で動くのを感じて、俺は声を漏らす。やはり慣れない異物感はあった。
「はっ……痛くはないッス……ぁ……っ……!」
「そしたら続けるね。痛くなったらすぐ言って」
千明さんは指を動かしながら、一緒に昂りも扱き出す。直接的な快感を与えられると、中を弄られている違和感が緩和し、俺の脳はただの気持ち良さを感じ始めた。姿勢を保ってられず、ベッドに背中を付ける。
「あっ……あ、は……ぁ……」
「どう、気持ちいい?」
「はい……大丈夫ッス………っ」
『気持ちいい』と返すのが恥ずかしくて誤魔化して伝えたが、千明さんは「よかった」と安心したように呟いた。
「じゃ指増やしてみよっか」
「えっ?あの、待っ……!」
シェアハウスを出るときに、「ちょっとドライブしてくる」という嘘でも本当でもないことを告げる千明さんの向こう側で、「え、巡くんと?」と驚いていた七海さんの顔が脳裏に浮かぶ。そりゃ男ふたりで20時過ぎにドライブってわけわからないよな、なんて緊張する頭で考えていると、背後のドアが開く音がした。無論それは風呂場のドアで、人が出てくる気配と共に石鹸の良い香りが鼻を掠めた。
「ずっとそこ座ってたの?」
タオルで乾かしただけの髪を手櫛で整えながら、良い香りをまとった千明さんが隣に座ってくる。
「ま、まあ。特別することも、ないっていうか……」
千明さんを見やると、上は羽織っただけのシャツ、下はボクサーパンツ姿で、俺はあからさまに下半身を凝視してから慌てて顔をそらした。
「なに、緊張してる?」
「し、してますよ!俺ラブホも初めてだし……!」
顔をそらしたまま言わなくてもいい情報を言い返すと、隣で千明さんが笑うのがわかる。
「俺の部屋にいるときみたいに、リラックスしていいんだよ。ほら、こっち向いて」
優しく、でも強引に顎を引かれ、否応なしに千明さんと目があった。そのまま、唇にキスが落とされる。じわりと暖かい唇に緊張はほぐれても、心臓は痛いほどの反応を示しうるさいほどだった。
「……千明さん、俺途中でギブアップしたらすみません……マジで緊張してて」
「そんなこと、巡が気にすることじゃないって」
大人の余裕をたたえた笑みを浮かべた千明さんは、2度目のキスをした。今度はすぐには終わらず、味わうように角度を変えて何度も唇が重なる。舌の侵入を許すと遠慮なく口内を刺激され、俺は鼻にかかったような吐息を漏らしながら身をよじった。千明さんと触れ合う舌先がじんじんと熱くなり、全身に熱が広がっていく。下半身が緩く立ち上がったところで、千明さんの手がズボンに差し込まれた。
「固くなってる」
「い、言わないでください……!」
下着の上から揉まれたことでしっかりと芯を持ち始める下半身に羞恥を感じつつも、布越しの弱い刺激がもどかしくて俺は両足を擦り合わせる。
「可愛い、巡」
ほほ笑みながら俺の腰に手をかけた千明さんは、そのままズボンと下着を一緒にずり下げて、中心を握って扱き始めた。
「は、ぁ……っ…」
「今日濡れるの早いね」
「だって……!どうしようも……んっ」
先走りが溢れる先端を指先で押され、思わず高い声が出た。千明さんの楽しそうな気配を感じ、俺は恥ずかしくて両手で顔を覆う。ぬめりを取るように先をなぞった指が離れたと思ったら、すぐに尻の割れ目に濡れた指が触れ、俺は再び高い声を出すはめになった。
「はぁ……っ!」
大きい声が出て俺が唇を噛んで恥ずかしがっている間も、千明さんは穴周辺を指で撫で続け、「ちょっと冷たいかも」という言葉と共に割れ目に透明な液体──いわゆるローションを垂らした。
「大丈夫?」
「だ、大丈夫です……」
「じゃ、少しだけ指入れてみるね」
言葉と同時に、グッと秘部を押され圧迫感と共に指が入ってくるのが分かる。
「あっ……!」
「痛い?これ小指なんだけど、キツイかな」
千明さんの指が中で動くのを感じて、俺は声を漏らす。やはり慣れない異物感はあった。
「はっ……痛くはないッス……ぁ……っ……!」
「そしたら続けるね。痛くなったらすぐ言って」
千明さんは指を動かしながら、一緒に昂りも扱き出す。直接的な快感を与えられると、中を弄られている違和感が緩和し、俺の脳はただの気持ち良さを感じ始めた。姿勢を保ってられず、ベッドに背中を付ける。
「あっ……あ、は……ぁ……」
「どう、気持ちいい?」
「はい……大丈夫ッス………っ」
『気持ちいい』と返すのが恥ずかしくて誤魔化して伝えたが、千明さんは「よかった」と安心したように呟いた。
「じゃ指増やしてみよっか」
「えっ?あの、待っ……!」
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