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4章 主権奪還
4-9 女子会
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「本当に?おめでとう!」
私はパッと両手を広げた。
しかし、リリィは以前のように抱きついてこない。
それどころか、浮かない顔だ。
まるで心を痛めているように見える。
「アナベル……本当に、そう思ってくれる?」
「うん。信じられないなら、今すぐ広場で『おめでとう』って叫んできていい?」
「だ、駄目よ。迷惑になっちゃう」
「じゃ、明日やる」
「恥ずかしいから駄目!でも……よかった、喜んでくれて」
「どういうこと?」
「だって……」
リリィは両手を揉み合わせながら、ポツリポツリと言った。
「アナベル、レオと婚約してたでしょ?元婚約者が結婚って、複雑なんじゃないかと思って……」
「えっ、そんなこと気にしてたの?」
私としては、むしろ結ばれてほしいと祈っていた。
ゲームのスチルを思い出してニヤニヤしていたのだ。
リリィが思い悩んでいる時に。
非常に申し訳ない。
「私とレオナルドの婚約は、お父様が勝手に決めたものだし。破棄されても、特に何も思わなかったなあ」
「本当……?」
「ほんと、ほんと。むしろリリィの恋が実って嬉しい限りだよ」
「そ、そういうわけじゃ……ちょっとは、あるけど」
リリィの白い頬に、ふわりと薄紅が広がる。
「ありがとう、アナベル」
「いいよ、こんなことでお礼なんか……あれ?でも、国王と聖女って恋愛感情だけじゃ結婚できないよね?」
裏にどんな事情があるのか。
尋ねると、リリィは何度も聞かされているのか、スラスラと説明してくれた。
──それは、アルデリア建国時のこと。
王の独裁を防ぐため、聖女の血筋は、ほぼ同等の権限を持つことになった。
だから、国王と聖女の婚姻は許されないものとなった。
しかし、聖女の存在感が少しずつ増して……
ついにマチルダの代で、エルディリス家が強大な力を手にしてしまった。
「だからヘイルフォード公爵が、『一旦王家と統合してはどうか』って提案したらしいの」
「ああ、なるほど……お父様の計略だったんだ」
水を差されたような気持ちになって、私は口を尖らせた。
「そうね。でも、私はこうなってよかったけど」
リリィが、赤い顔をさらに赤くする。
その様子が可愛くて、じっと見ていると、リリィは頬を膨らませた。
「もう、ニヤニヤしないで」
「ごめん、ごめん。そういえば、レオナルドはどう言ってるの?」
レオナルドはゲーム序盤で、リリィを完全に妹扱いしていた。
旅を経て好感度が上がっていくのだが、その旅をしていないのだ。
私が速攻で精霊を仲間にして、魔王を倒してしまったから。
……またしても、非常に申し訳ない。
ハラハラしながらリリィを見つめると、
「相手が私でいいのかって聞いたの。そうしたら、『もちろん』って言われたわ」
と、微笑みが返ってきた。
「『リリィは大切な女の子だ』って。新しい婚約者がリリィでホッとした、ですって」
「大切……だけ?愛してるとか、好きとかは?」
「そこまで求められないわよ。私、レオに何もしてあげられていないもの」
「えー、そんなことないのに。リリィはそれでいいの?」
「ええ。王妃教育のため、王宮で暮らすことになったから。レオと会う機会が増えるし、これから頑張るわ」
「うーん、リリィがそう言うならいいんだけど」
なんとなくモヤモヤするが、口のうまい軽薄男よりは断然マシか。
可愛いリリィとの結婚、許してあげよう。
うんうん、と頷いていると、リリィは急に私の顔を覗き込んできた。
「私の報告はおしまい。次はアナベルの番ね」
「私?」
「イザークとの関係、進展した?」
「ぶっ!」
思わず吹くと、リリィは目をキラキラさせて、私の腕に抱きついてきた。
「進展、あったの?あるんでしょ?あるよね?」
「ああ、うん、まあ……」
さっき質問攻めにした手前、ごまかしにくい。
私は諦めて話すことにした。
「実は、流れでイザークと結婚する雰囲気になっちゃった」
「流れで、結婚する雰囲気に?」
はっきりしない状況だからか、リリィは不満そうに聞き返してきた。
「うん……私たちがどういう関係なのか、村の人たちに不審がられたの。それで私、焦っちゃって、『婚約してます!』って……つい」
「そう……求婚されたんじゃないのね」
リリィが残念そうにため息をついたので、とっさに「いや」と言ってしまった。
すぐさま、澄んだ瞳が再び輝く。
「まだ何かあるの?イザークが、何か言った?」
「その……私は、解消前提で婚約しておこうって言ったんだけど、イザークが」
「イザークが?」
「あ、『愛してるから結婚しよう』って」
「……っ!」
大きく開いたリリィの口を、私は急いで手で塞いだ。
「しーっ、叫ばないで!」
リリィは自分の胸を押さえて、コクコクと頷いた。
それから何度か深呼吸をして、
「アナベルは?どう返事したの?」
と、私に詰め寄ってきた。
私は後ろめたさから、目をそらしてボソッと答えた。
「……まだ、返事してない」
「どうして!?」
「だって、今まで告白されたことなんかないし……イザークも『しばらく考えてください』って話を終わらせちゃったから、返事する暇がなくて」
「じゃあ明日、返事してあげて!」
リリィは私にしがみついて、訴えてきた。
こういう反応をされるだろうな、とは思った。
リリィは「これから頑張る」とは言ったが、本心ではレオナルドに告白されたいのだろう。
だからイザークに共感してしまったに違いない。
とはいえ「返事をしろ」と言われても、何を言えばいいのか、さっぱり思いつかない。
「返事って、どうしたらいいの?」
困り果てて聞き返すと、リリィは呆れたようにため息をついた。
「思ってることを、そのまま言えばいいのよ。それともアナベルは、イザークと結婚したくない?イザークが嫌い?」
「それはないよ!イザークのことは、その……好きだし。でも、何が何でも結婚したいって気持ちもないんだよね」
そんな感情を抱いたら、エルヴァのようになってしまいそうで怖い。
「今の話、イザークに言うわけにもいかないでしょ?」
「そうよね……じゃあ、イザークがほかの女の人と結婚するところを想像してみたら?どう思う?」
問われて真っ先に浮かんだのは、エルヴァの顔だった。
勝ち誇る彼女が、イザークの隣に立つ様を想像してみる。
途端に、胸がムカムカしてきた。
「……それぐらいなら私が結婚する」
「それでいいじゃない。『イザークが好きだから結婚します』って。そう言ってあげて」
「わ、わかった」
「約束よ。それじゃ、そろそろ寝ましょう。おやすみなさい、アナベル」
リリィはすっきりした表情で毛布に潜り込むと、すぐに寝息を立て始めた。
私もベッドに入ってみたものの、明日のことを考えてしまい、何度も寝返りを打って、ようやく眠りに落ちた。
翌朝、村人がようやく起き始めた頃に、私とイザークは村の入り口を出た。
レオナルドたちを見送るためだ。
アルデリアに帰る全員が、馬に乗った。
レオナルドとリリィが、こちらに向き直る。
「じゃあ、こっちが落ち着いたらまた来るよ」
「私たちの気持ちとしては、手伝ってあげたいんだけど……」
「いえ、お気持ちだけで結構です」
イザークは丁寧に礼をしてから、レオナルドとリリィを見た。
「皆様のお手を煩わせるわけにはいきません。それに……」
言い淀むイザークに代わって、レオナルドが口を開いた。
「アルデリア国王の手を借りてカスティル公爵を倒したら、アルデリアが内政に口出しするかもしれないから──そうだろ?」
「……申し訳ありません」
「いいよ、わかってる。だから僕たちも、援護射撃だけで帰るんだ。でも、気をつけてね」
「無理しないでね、アナベル。イザークも」
レオナルドとリリィに続き、ギデオンたち親衛隊も、「ご武運を祈ります」と口々に言った。
それから、みんなは名残惜しそうに去っていった。
「……行っちゃったね」
「そうですね」
朝の涼しい風に吹かれて、私とイザークは、草原を見つめている。
そこで思った。
今は二人きり。
求婚への返事をする絶好のチャンスだ。
リリィと約束したのだから、言わなくては。
イザークが好きだから結婚します、と。
さあ、言おう。
そう思うのに、喉がガチガチに緊張して、声が出ない。
というか、いきなり告白するっておかしくないだろうか。
まずは世間話から始めるべきだろうか。
……世間話から、どうやって告白に繋げばいいのだろう?
前世で「おひとり様に、私はなる」とか言って婚活から逃げないで、マッチングアプリに登録だけでもしておけばよかった。
でもアプリストアを開いたら、新着ゲームに釣られる自信しかない。
いっそ、タイミングが降ってくればいいのに。
そんなことを考えてしまう自分が情けない。
うつむいて悶々としていると、イザークが声をかけてきた。
「アナベル様、聞きましたか?」
「な、何を?」
「レオナルド陛下とリリィ様が、ご結婚なさるそうですよ」
「あ……うん、そうらしいね。私もリリィに聞いた」
「陛下からリリィ様に直接お伝えして、すぐに返事を頂いたそうです」
「えっ、そうなの!?それは知らなかった……」
「ええ。それなら……私は、どのくらい待てばいいでしょうか」
「ん?何を?」
「急がないとは言いましたが、立場上、期限を決めるべきかと思いまして。求婚へのお返事は、いつまでに頂けますか?」
タイミングが、降ってきた。
私はパッと両手を広げた。
しかし、リリィは以前のように抱きついてこない。
それどころか、浮かない顔だ。
まるで心を痛めているように見える。
「アナベル……本当に、そう思ってくれる?」
「うん。信じられないなら、今すぐ広場で『おめでとう』って叫んできていい?」
「だ、駄目よ。迷惑になっちゃう」
「じゃ、明日やる」
「恥ずかしいから駄目!でも……よかった、喜んでくれて」
「どういうこと?」
「だって……」
リリィは両手を揉み合わせながら、ポツリポツリと言った。
「アナベル、レオと婚約してたでしょ?元婚約者が結婚って、複雑なんじゃないかと思って……」
「えっ、そんなこと気にしてたの?」
私としては、むしろ結ばれてほしいと祈っていた。
ゲームのスチルを思い出してニヤニヤしていたのだ。
リリィが思い悩んでいる時に。
非常に申し訳ない。
「私とレオナルドの婚約は、お父様が勝手に決めたものだし。破棄されても、特に何も思わなかったなあ」
「本当……?」
「ほんと、ほんと。むしろリリィの恋が実って嬉しい限りだよ」
「そ、そういうわけじゃ……ちょっとは、あるけど」
リリィの白い頬に、ふわりと薄紅が広がる。
「ありがとう、アナベル」
「いいよ、こんなことでお礼なんか……あれ?でも、国王と聖女って恋愛感情だけじゃ結婚できないよね?」
裏にどんな事情があるのか。
尋ねると、リリィは何度も聞かされているのか、スラスラと説明してくれた。
──それは、アルデリア建国時のこと。
王の独裁を防ぐため、聖女の血筋は、ほぼ同等の権限を持つことになった。
だから、国王と聖女の婚姻は許されないものとなった。
しかし、聖女の存在感が少しずつ増して……
ついにマチルダの代で、エルディリス家が強大な力を手にしてしまった。
「だからヘイルフォード公爵が、『一旦王家と統合してはどうか』って提案したらしいの」
「ああ、なるほど……お父様の計略だったんだ」
水を差されたような気持ちになって、私は口を尖らせた。
「そうね。でも、私はこうなってよかったけど」
リリィが、赤い顔をさらに赤くする。
その様子が可愛くて、じっと見ていると、リリィは頬を膨らませた。
「もう、ニヤニヤしないで」
「ごめん、ごめん。そういえば、レオナルドはどう言ってるの?」
レオナルドはゲーム序盤で、リリィを完全に妹扱いしていた。
旅を経て好感度が上がっていくのだが、その旅をしていないのだ。
私が速攻で精霊を仲間にして、魔王を倒してしまったから。
……またしても、非常に申し訳ない。
ハラハラしながらリリィを見つめると、
「相手が私でいいのかって聞いたの。そうしたら、『もちろん』って言われたわ」
と、微笑みが返ってきた。
「『リリィは大切な女の子だ』って。新しい婚約者がリリィでホッとした、ですって」
「大切……だけ?愛してるとか、好きとかは?」
「そこまで求められないわよ。私、レオに何もしてあげられていないもの」
「えー、そんなことないのに。リリィはそれでいいの?」
「ええ。王妃教育のため、王宮で暮らすことになったから。レオと会う機会が増えるし、これから頑張るわ」
「うーん、リリィがそう言うならいいんだけど」
なんとなくモヤモヤするが、口のうまい軽薄男よりは断然マシか。
可愛いリリィとの結婚、許してあげよう。
うんうん、と頷いていると、リリィは急に私の顔を覗き込んできた。
「私の報告はおしまい。次はアナベルの番ね」
「私?」
「イザークとの関係、進展した?」
「ぶっ!」
思わず吹くと、リリィは目をキラキラさせて、私の腕に抱きついてきた。
「進展、あったの?あるんでしょ?あるよね?」
「ああ、うん、まあ……」
さっき質問攻めにした手前、ごまかしにくい。
私は諦めて話すことにした。
「実は、流れでイザークと結婚する雰囲気になっちゃった」
「流れで、結婚する雰囲気に?」
はっきりしない状況だからか、リリィは不満そうに聞き返してきた。
「うん……私たちがどういう関係なのか、村の人たちに不審がられたの。それで私、焦っちゃって、『婚約してます!』って……つい」
「そう……求婚されたんじゃないのね」
リリィが残念そうにため息をついたので、とっさに「いや」と言ってしまった。
すぐさま、澄んだ瞳が再び輝く。
「まだ何かあるの?イザークが、何か言った?」
「その……私は、解消前提で婚約しておこうって言ったんだけど、イザークが」
「イザークが?」
「あ、『愛してるから結婚しよう』って」
「……っ!」
大きく開いたリリィの口を、私は急いで手で塞いだ。
「しーっ、叫ばないで!」
リリィは自分の胸を押さえて、コクコクと頷いた。
それから何度か深呼吸をして、
「アナベルは?どう返事したの?」
と、私に詰め寄ってきた。
私は後ろめたさから、目をそらしてボソッと答えた。
「……まだ、返事してない」
「どうして!?」
「だって、今まで告白されたことなんかないし……イザークも『しばらく考えてください』って話を終わらせちゃったから、返事する暇がなくて」
「じゃあ明日、返事してあげて!」
リリィは私にしがみついて、訴えてきた。
こういう反応をされるだろうな、とは思った。
リリィは「これから頑張る」とは言ったが、本心ではレオナルドに告白されたいのだろう。
だからイザークに共感してしまったに違いない。
とはいえ「返事をしろ」と言われても、何を言えばいいのか、さっぱり思いつかない。
「返事って、どうしたらいいの?」
困り果てて聞き返すと、リリィは呆れたようにため息をついた。
「思ってることを、そのまま言えばいいのよ。それともアナベルは、イザークと結婚したくない?イザークが嫌い?」
「それはないよ!イザークのことは、その……好きだし。でも、何が何でも結婚したいって気持ちもないんだよね」
そんな感情を抱いたら、エルヴァのようになってしまいそうで怖い。
「今の話、イザークに言うわけにもいかないでしょ?」
「そうよね……じゃあ、イザークがほかの女の人と結婚するところを想像してみたら?どう思う?」
問われて真っ先に浮かんだのは、エルヴァの顔だった。
勝ち誇る彼女が、イザークの隣に立つ様を想像してみる。
途端に、胸がムカムカしてきた。
「……それぐらいなら私が結婚する」
「それでいいじゃない。『イザークが好きだから結婚します』って。そう言ってあげて」
「わ、わかった」
「約束よ。それじゃ、そろそろ寝ましょう。おやすみなさい、アナベル」
リリィはすっきりした表情で毛布に潜り込むと、すぐに寝息を立て始めた。
私もベッドに入ってみたものの、明日のことを考えてしまい、何度も寝返りを打って、ようやく眠りに落ちた。
翌朝、村人がようやく起き始めた頃に、私とイザークは村の入り口を出た。
レオナルドたちを見送るためだ。
アルデリアに帰る全員が、馬に乗った。
レオナルドとリリィが、こちらに向き直る。
「じゃあ、こっちが落ち着いたらまた来るよ」
「私たちの気持ちとしては、手伝ってあげたいんだけど……」
「いえ、お気持ちだけで結構です」
イザークは丁寧に礼をしてから、レオナルドとリリィを見た。
「皆様のお手を煩わせるわけにはいきません。それに……」
言い淀むイザークに代わって、レオナルドが口を開いた。
「アルデリア国王の手を借りてカスティル公爵を倒したら、アルデリアが内政に口出しするかもしれないから──そうだろ?」
「……申し訳ありません」
「いいよ、わかってる。だから僕たちも、援護射撃だけで帰るんだ。でも、気をつけてね」
「無理しないでね、アナベル。イザークも」
レオナルドとリリィに続き、ギデオンたち親衛隊も、「ご武運を祈ります」と口々に言った。
それから、みんなは名残惜しそうに去っていった。
「……行っちゃったね」
「そうですね」
朝の涼しい風に吹かれて、私とイザークは、草原を見つめている。
そこで思った。
今は二人きり。
求婚への返事をする絶好のチャンスだ。
リリィと約束したのだから、言わなくては。
イザークが好きだから結婚します、と。
さあ、言おう。
そう思うのに、喉がガチガチに緊張して、声が出ない。
というか、いきなり告白するっておかしくないだろうか。
まずは世間話から始めるべきだろうか。
……世間話から、どうやって告白に繋げばいいのだろう?
前世で「おひとり様に、私はなる」とか言って婚活から逃げないで、マッチングアプリに登録だけでもしておけばよかった。
でもアプリストアを開いたら、新着ゲームに釣られる自信しかない。
いっそ、タイミングが降ってくればいいのに。
そんなことを考えてしまう自分が情けない。
うつむいて悶々としていると、イザークが声をかけてきた。
「アナベル様、聞きましたか?」
「な、何を?」
「レオナルド陛下とリリィ様が、ご結婚なさるそうですよ」
「あ……うん、そうらしいね。私もリリィに聞いた」
「陛下からリリィ様に直接お伝えして、すぐに返事を頂いたそうです」
「えっ、そうなの!?それは知らなかった……」
「ええ。それなら……私は、どのくらい待てばいいでしょうか」
「ん?何を?」
「急がないとは言いましたが、立場上、期限を決めるべきかと思いまして。求婚へのお返事は、いつまでに頂けますか?」
タイミングが、降ってきた。
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