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第三百三十三話 記憶にございません
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「何?今すぐに全戦力を投入した方が良い?」
ここはとある森の中。男と女はオダリムをどう攻めるのかを考えていた。すると、影が現れてそのような言葉を告げたのだった。
「どういうことだ?」
「さあ?シンヤさんがそう言ってたっすけど、理由までは知らないっす」
影は肩をすくめながら話す。影の言葉を聞いた男はため息を吐くと、光の板を出現させた。
「それだけじゃ分からん。あいつに連絡する」
「良いのですか?神の力を使いすぎると、私たちの居場所がバレる可能性が上がりますよ?」
「連絡しないと意味が分からないだろうが。つーか、あいつの言う通りにするのは気に食わない」
「そうですか。では、ご自由にどうぞ」
女は相変わらずの無表情で眼鏡を直す。
「ただし、私達に迷惑はかけないでくださいね」
「分かってるよ」
男は光の板を操作すると、光の板は手のひらサイズまで縮小した。
そして耳にあてると、コール音が鳴り相手を呼び出し始めた。
「……おい、全戦力を投入しろってどういう意味だ」
男が不機嫌そうに誰かと話し始める。
「あ?いいからじゃなくて、理由を言えって言ってんだよ。はあ?勘?」
その者との話し合いが上手くいっていないのか、男の機嫌が悪くなっていく。
「不確実な勘なんかで戦力を割ける訳ないだろ。……確かに今のままでは打開は出来ない。だが、全戦力を投入したら後がなくなるんだぞ?そんなリスクが取れるか」
男は誰かと言い合いを激しくしていく。しかし、やがて根負けしたのか、諦めたように天を見上げた。
「……分かったよ。ただし、お前にもキッチリ働いてもらうからな」
話が付いたのか、男は持っていた光の板を消して女に視線を向けた。
「オダリムに総攻撃を仕掛ける」
「良いのですか?」
「ああ。このままだとオダリム周りの街から魔物の討伐隊が来る可能性がある。そうなると、更に戦力が減りオダリムを落とすのが難しくなる」
「確かにそうですね」
「けど、意外っすね。てっきりシンヤさんの言う事なんて聞かないって言うと思ったっすよ」
「確かにあいつの言いなりになるのは気に食わない。だが、私情でこの作戦が失敗させる訳にはいかない」
「思ったよりも冷静ですね。いつも怒っている印象があるので意外です」
「お前らが怒らせているんだろうが」
「記憶にございません」
男が睨みつけてくるが、女は涼しい顔で受け流した。
「それではやりますか」
「ああ。いくぜ」
☆ ☆ ☆ ☆
スターダストのメンバーと解散した後、俺は魔物たちの様子を見る為に街の壁へと向かった。
「よお」
「あ、ホウリさん。お疲れ様です」
「壁に上るぞ」
「どうぞ。今、梯子を解放しますね」
門番が門の傍の装置を操作する、壁がへこんで梯子のようになった。
「ミントの奴、また変な改造しやがったな?」
「はい、防御壁の取り付けがてら登りやすくしてやる、と仰ってましたね」
「壁を登りやすくする改造なら良いか」
自爆装置とか付けてないかは、後でチェックしておくか。
壁に出来た梯子で頂上まで登り切る。草原の方へ視線を向けると、冒険者の奴らが魔物相手に戦っていた。
フォーメーションも完璧で危なげなく魔物を蹴散らしている。
「ここまではいつも通りだ。問題は……」
俺は地平線の向こうからやってくる集団を睨みつける。
「やっぱり、攻めてきやがったか」
地平線から今までの3倍の数の魔物がやってくるのが見えた。
「あの数の魔物は、今の冒険者の数では呑まれるな」
待機してもらっている冒険者を全員投入してもらって、ギリギリ防衛が可能な量だ。だが、今いる冒険者を全員投入すると、後で戦える者が少なくなってしまう。
つまり、この状況はかなりマズイ状況だということだ。
「相手が本気になったか」
あの数を見るに、相手は手持ちの魔物を全て投入してきている筈だ。ここを乗り越えれば、防衛は完了したといって良いだろう。
「今のオダリムの戦力じゃ突破される。王都から人員を連れて来る必要があるな」
だが、今のタイミングで総攻撃を仕掛けて来たのは何故だ?
一番考えられる理由は、こちらの事情がバレたということだ。こちらの戦力が厳しいという情報はフランにしか伝えていない。だが、街の情報を総合して推測することは可能だ。
相手のスパイはかなり捕まえた筈だが、まだ把握しきれていない奴がいるかもしれない。
仮にバレている場合は、早急に手を打たないと守り切れないだろう。
「もしくは、相手も余裕が無いかだな」
もう一つの考えられる理由は、相手の方が追い詰められているかだ。
オダリムに集結させようとしている魔物は、他の街の冒険者や騎士団で討伐している。相手も戦力の補給は容易じゃないだろう。
「どちらにせよ、この魔物を相手にする方法を考えないとな」
まずは魔物どもの種類と数の把握だ。斥候隊を使って戦力の詳細を把握しいつつ、他の冒険者の配置を考えよう。
俺は壁の上から街の中に飛び降りる。
「こんなに早く特殊結界に頼ることになるとはな」
あの結界は未完成だが、敵の足止めは出来る。あの完成度ならバリスタの援護があれば2日は魔物の足止めが可能なはずだ。
空中で考えをまとめつつ、靴に仕込んでいたスイッチを押す。すると、靴の底からジェット噴射が起き、落下の勢いを殺した。
そのまま着地すると、近くにいた門番が目を見開いて俺を見て来た。
「うわっ!どうしたんですか!?」
「緊急事態だ。特殊結界の発動準備を頼む。発動のタイミングは追って連絡する」
「わ、分かりました」
門番は戸惑いながらも、俺の指示に頷く。まだ、追加の魔物が来るまでには時間が掛かる。到着するまでに準備を進めよう。
「まずは戦える奴を確保する。ロワは後回しにして、ミエルの所に向かうか」
ワイヤー発射装置で建物の屋根を高速で移動する。ミエルは北の壁でバリスタの調整をやっている筈だ。
ワイヤー発射装置を駆使しつつ、数分でミエルがいる街の壁まで到着する。
そのままワイヤー発射装置で壁の上まで飛んでいく。
「うおっ!?」
壁の上に着地すると、バリスタの調整をしていたミエルが目を見開いた。
「い、いきなりどうしたんだ?」
「緊急事態だ。すぐに戦闘準備をしてくれ」
「何があった?」
「今の3倍の魔物の群れが向かってきている。ミントの発明品で時間を稼ぐから、その間に戦闘準備を頼む」
「分かった。丁度バリスタの調整も終わったところだ」
「助かる。あと、ジルとかクラフにも戦闘準備をするように伝えてくれ」
「分かった」
そう言うと、ミエルは街の中へと身を投げ出した。梯子を使うよりも跳んだ方が早いからな。防御力の高いミエルは良く飛んで降りている。
俺も急いでいるから、ミエルの後を追って壁の上から飛び降りる。
さっきと同じように着地の直前で靴のジェット噴射を使い、衝撃を和らげる。これでジェット噴射は使い切ったな。この後使う予定も無いが。
ミエルは宿の方向へと走り去っていった。
次はMPと戦力の確保だな。これはオダリムじゃ確保できないから一度王都に戻る必要がある。
俺はワイヤー発射装置でギルド本部まで急いで向かう。屋根を移動している最中も、オダリムの住人たちから奇異の視線を向けられる。
いつもなら人の視線が通らない場所を選ぶんだが、今は非常事態だ。人目を気にしている余裕はない。
そんな感じで、多少の好感度を犠牲にギルド本部にたどり着いた。
「ほ、ホウリさん?どうしました?王都への移動を行う時間はまだですよね?」
「緊急事態だ。今すぐ王都に向かう。通してくれ」
「で、ですが、今は空いている魔法陣が無くて……」
「大丈夫だ。こういう時の為に予備の魔法陣は残してある」
「そうでしたか。なら、そちらをお使いください」
「助かる」
ギルドの職員に軽く敬礼しつつ、俺はギルドの本部の奥に進んだのだった。
ここはとある森の中。男と女はオダリムをどう攻めるのかを考えていた。すると、影が現れてそのような言葉を告げたのだった。
「どういうことだ?」
「さあ?シンヤさんがそう言ってたっすけど、理由までは知らないっす」
影は肩をすくめながら話す。影の言葉を聞いた男はため息を吐くと、光の板を出現させた。
「それだけじゃ分からん。あいつに連絡する」
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「連絡しないと意味が分からないだろうが。つーか、あいつの言う通りにするのは気に食わない」
「そうですか。では、ご自由にどうぞ」
女は相変わらずの無表情で眼鏡を直す。
「ただし、私達に迷惑はかけないでくださいね」
「分かってるよ」
男は光の板を操作すると、光の板は手のひらサイズまで縮小した。
そして耳にあてると、コール音が鳴り相手を呼び出し始めた。
「……おい、全戦力を投入しろってどういう意味だ」
男が不機嫌そうに誰かと話し始める。
「あ?いいからじゃなくて、理由を言えって言ってんだよ。はあ?勘?」
その者との話し合いが上手くいっていないのか、男の機嫌が悪くなっていく。
「不確実な勘なんかで戦力を割ける訳ないだろ。……確かに今のままでは打開は出来ない。だが、全戦力を投入したら後がなくなるんだぞ?そんなリスクが取れるか」
男は誰かと言い合いを激しくしていく。しかし、やがて根負けしたのか、諦めたように天を見上げた。
「……分かったよ。ただし、お前にもキッチリ働いてもらうからな」
話が付いたのか、男は持っていた光の板を消して女に視線を向けた。
「オダリムに総攻撃を仕掛ける」
「良いのですか?」
「ああ。このままだとオダリム周りの街から魔物の討伐隊が来る可能性がある。そうなると、更に戦力が減りオダリムを落とすのが難しくなる」
「確かにそうですね」
「けど、意外っすね。てっきりシンヤさんの言う事なんて聞かないって言うと思ったっすよ」
「確かにあいつの言いなりになるのは気に食わない。だが、私情でこの作戦が失敗させる訳にはいかない」
「思ったよりも冷静ですね。いつも怒っている印象があるので意外です」
「お前らが怒らせているんだろうが」
「記憶にございません」
男が睨みつけてくるが、女は涼しい顔で受け流した。
「それではやりますか」
「ああ。いくぜ」
☆ ☆ ☆ ☆
スターダストのメンバーと解散した後、俺は魔物たちの様子を見る為に街の壁へと向かった。
「よお」
「あ、ホウリさん。お疲れ様です」
「壁に上るぞ」
「どうぞ。今、梯子を解放しますね」
門番が門の傍の装置を操作する、壁がへこんで梯子のようになった。
「ミントの奴、また変な改造しやがったな?」
「はい、防御壁の取り付けがてら登りやすくしてやる、と仰ってましたね」
「壁を登りやすくする改造なら良いか」
自爆装置とか付けてないかは、後でチェックしておくか。
壁に出来た梯子で頂上まで登り切る。草原の方へ視線を向けると、冒険者の奴らが魔物相手に戦っていた。
フォーメーションも完璧で危なげなく魔物を蹴散らしている。
「ここまではいつも通りだ。問題は……」
俺は地平線の向こうからやってくる集団を睨みつける。
「やっぱり、攻めてきやがったか」
地平線から今までの3倍の数の魔物がやってくるのが見えた。
「あの数の魔物は、今の冒険者の数では呑まれるな」
待機してもらっている冒険者を全員投入してもらって、ギリギリ防衛が可能な量だ。だが、今いる冒険者を全員投入すると、後で戦える者が少なくなってしまう。
つまり、この状況はかなりマズイ状況だということだ。
「相手が本気になったか」
あの数を見るに、相手は手持ちの魔物を全て投入してきている筈だ。ここを乗り越えれば、防衛は完了したといって良いだろう。
「今のオダリムの戦力じゃ突破される。王都から人員を連れて来る必要があるな」
だが、今のタイミングで総攻撃を仕掛けて来たのは何故だ?
一番考えられる理由は、こちらの事情がバレたということだ。こちらの戦力が厳しいという情報はフランにしか伝えていない。だが、街の情報を総合して推測することは可能だ。
相手のスパイはかなり捕まえた筈だが、まだ把握しきれていない奴がいるかもしれない。
仮にバレている場合は、早急に手を打たないと守り切れないだろう。
「もしくは、相手も余裕が無いかだな」
もう一つの考えられる理由は、相手の方が追い詰められているかだ。
オダリムに集結させようとしている魔物は、他の街の冒険者や騎士団で討伐している。相手も戦力の補給は容易じゃないだろう。
「どちらにせよ、この魔物を相手にする方法を考えないとな」
まずは魔物どもの種類と数の把握だ。斥候隊を使って戦力の詳細を把握しいつつ、他の冒険者の配置を考えよう。
俺は壁の上から街の中に飛び降りる。
「こんなに早く特殊結界に頼ることになるとはな」
あの結界は未完成だが、敵の足止めは出来る。あの完成度ならバリスタの援護があれば2日は魔物の足止めが可能なはずだ。
空中で考えをまとめつつ、靴に仕込んでいたスイッチを押す。すると、靴の底からジェット噴射が起き、落下の勢いを殺した。
そのまま着地すると、近くにいた門番が目を見開いて俺を見て来た。
「うわっ!どうしたんですか!?」
「緊急事態だ。特殊結界の発動準備を頼む。発動のタイミングは追って連絡する」
「わ、分かりました」
門番は戸惑いながらも、俺の指示に頷く。まだ、追加の魔物が来るまでには時間が掛かる。到着するまでに準備を進めよう。
「まずは戦える奴を確保する。ロワは後回しにして、ミエルの所に向かうか」
ワイヤー発射装置で建物の屋根を高速で移動する。ミエルは北の壁でバリスタの調整をやっている筈だ。
ワイヤー発射装置を駆使しつつ、数分でミエルがいる街の壁まで到着する。
そのままワイヤー発射装置で壁の上まで飛んでいく。
「うおっ!?」
壁の上に着地すると、バリスタの調整をしていたミエルが目を見開いた。
「い、いきなりどうしたんだ?」
「緊急事態だ。すぐに戦闘準備をしてくれ」
「何があった?」
「今の3倍の魔物の群れが向かってきている。ミントの発明品で時間を稼ぐから、その間に戦闘準備を頼む」
「分かった。丁度バリスタの調整も終わったところだ」
「助かる。あと、ジルとかクラフにも戦闘準備をするように伝えてくれ」
「分かった」
そう言うと、ミエルは街の中へと身を投げ出した。梯子を使うよりも跳んだ方が早いからな。防御力の高いミエルは良く飛んで降りている。
俺も急いでいるから、ミエルの後を追って壁の上から飛び降りる。
さっきと同じように着地の直前で靴のジェット噴射を使い、衝撃を和らげる。これでジェット噴射は使い切ったな。この後使う予定も無いが。
ミエルは宿の方向へと走り去っていった。
次はMPと戦力の確保だな。これはオダリムじゃ確保できないから一度王都に戻る必要がある。
俺はワイヤー発射装置でギルド本部まで急いで向かう。屋根を移動している最中も、オダリムの住人たちから奇異の視線を向けられる。
いつもなら人の視線が通らない場所を選ぶんだが、今は非常事態だ。人目を気にしている余裕はない。
そんな感じで、多少の好感度を犠牲にギルド本部にたどり着いた。
「ほ、ホウリさん?どうしました?王都への移動を行う時間はまだですよね?」
「緊急事態だ。今すぐ王都に向かう。通してくれ」
「で、ですが、今は空いている魔法陣が無くて……」
「大丈夫だ。こういう時の為に予備の魔法陣は残してある」
「そうでしたか。なら、そちらをお使いください」
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