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第1章・異世界転移と異世界転生
結界説明会②
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「大丈夫だ、アルバトス先生。俺たちは前から、オブルリヒトのジュニアス王子には良い感情を持っていない。あの王子は、何をするかわからないからな」
村人の一人が声を上げて、他の人たちも頷いた。
「俺たちみんな、アルバトス先生たちには、守ってもらったって思ってるよ?」
「そうですよ! アルバトス様たちは、俺たちを守ってくれたんですよ!」
ジュニアスって、ずいぶん評判悪いな。何をするかわからないとか言われてるよ。
それに、村の人たちはみんな感謝しているようだった。
私はほっと息をついたけど――だけど、とアルバトスさんは言った。
「みなさん、ありがとうございます。そう言っていただいて、とても嬉しいです。だけど、これからどうなるのかっていう不安もありますよね?」
「それは……」
村の人たちは、みんな俯いてしまった。
アルバトスさんは、
「それが普通ですよ」
と言って優しく緑の瞳を細めて笑うと、
「では、みなさんができるだけ不安にならないよう、いろんな事を説明いたしましょう」
と言った。
「まず、この結界の説明からしましょうか。先程も言いましたが、この結界は結界外からの攻撃を防ぐ事ができますが、私たちがこの結界の外に出る事も、できなくなっています。結界の範囲は、こちらの地図をご覧ください」
アルバトスさんはテーブルに広げた地図に、ペンで大きく丸をつける。
私はこの地図に似たものを見た事があった。
箱庭の魔法を使う前に、サーチートとアルバトスさんが見せてくれた地図や景色と同じものだ。
「この地図につけた丸が、結界の範囲になります。見ての通り、結界の範囲は村だけでなく、多少の森も含まれています。つまり、森に住む動物や植物も多少は含まれてはいるので、その中で狩りや植物の採取は行う事ができます。この結界は、この村に害するものを拒むようになっていますので、川魚や害意のない動物たちは結界内に入って来るでしょう」
村の人たちが、ほっと息をつくのがわかった。
アルバトスさんはきっと、結界を張った後もこの村の人たちが生活できるようにと考えていたんだ。
前に、ユリウスがアルバトスさんの事を、天才って言っていた。
あの切羽詰まった状態で、先の事を考えていたなんて、すごい人だと改めて思う。
「そして、先程結界の外には出られないと言いましたが、鍵があれば可能です」
「鍵?」
「はい、鍵です。それがあれば、この結界を出入りする事ができます。そしてそれは、この結界の術者であるオリエさんが作る事ができます」
アルバトスさんは、ちらりと視線を私に向けて言った。
魔結晶だって、ポーションだって、たくさん作ってきた。
私に作れるというのだから、きっと作れるのだろう。
村人の一人が声を上げて、他の人たちも頷いた。
「俺たちみんな、アルバトス先生たちには、守ってもらったって思ってるよ?」
「そうですよ! アルバトス様たちは、俺たちを守ってくれたんですよ!」
ジュニアスって、ずいぶん評判悪いな。何をするかわからないとか言われてるよ。
それに、村の人たちはみんな感謝しているようだった。
私はほっと息をついたけど――だけど、とアルバトスさんは言った。
「みなさん、ありがとうございます。そう言っていただいて、とても嬉しいです。だけど、これからどうなるのかっていう不安もありますよね?」
「それは……」
村の人たちは、みんな俯いてしまった。
アルバトスさんは、
「それが普通ですよ」
と言って優しく緑の瞳を細めて笑うと、
「では、みなさんができるだけ不安にならないよう、いろんな事を説明いたしましょう」
と言った。
「まず、この結界の説明からしましょうか。先程も言いましたが、この結界は結界外からの攻撃を防ぐ事ができますが、私たちがこの結界の外に出る事も、できなくなっています。結界の範囲は、こちらの地図をご覧ください」
アルバトスさんはテーブルに広げた地図に、ペンで大きく丸をつける。
私はこの地図に似たものを見た事があった。
箱庭の魔法を使う前に、サーチートとアルバトスさんが見せてくれた地図や景色と同じものだ。
「この地図につけた丸が、結界の範囲になります。見ての通り、結界の範囲は村だけでなく、多少の森も含まれています。つまり、森に住む動物や植物も多少は含まれてはいるので、その中で狩りや植物の採取は行う事ができます。この結界は、この村に害するものを拒むようになっていますので、川魚や害意のない動物たちは結界内に入って来るでしょう」
村の人たちが、ほっと息をつくのがわかった。
アルバトスさんはきっと、結界を張った後もこの村の人たちが生活できるようにと考えていたんだ。
前に、ユリウスがアルバトスさんの事を、天才って言っていた。
あの切羽詰まった状態で、先の事を考えていたなんて、すごい人だと改めて思う。
「そして、先程結界の外には出られないと言いましたが、鍵があれば可能です」
「鍵?」
「はい、鍵です。それがあれば、この結界を出入りする事ができます。そしてそれは、この結界の術者であるオリエさんが作る事ができます」
アルバトスさんは、ちらりと視線を私に向けて言った。
魔結晶だって、ポーションだって、たくさん作ってきた。
私に作れるというのだから、きっと作れるのだろう。
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