神様!スローライフには準備が多すぎる!

わか

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従魔達はご飯とともに成長する

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朝の森は、少しだけ冷たい。
でもキャンピング馬車の中は、いつも通り快適だった。

「おはよう」

声をかけると、
ロイがむくっと起き上がり、
リィは尻尾の炎を小さく揺らした。

「今日も元気そうだね」

ロイは成長が早い。
体つきが少しだけしっかりしてきている。

リィは相変わらず小柄だけど、
魔力の気配が前より濃い。

「ステータス、確認」



従魔ステータス:ロイ

《種族:フェンリル(幼体)》
《レベル:上昇》
《習得スキル:風走り》
《忠誠度:非常に高》

「……速そう」

ロイは理解したのか、
外に出るなり一瞬で視界から消えた。

「……速っ」

戻ってきたときには、
誇らしげな顔をしている。

「はいはい、えらい」



従魔ステータス:リィ

《種族:フレイムフォックス》
《レベル:上昇》
《習得スキル:炎制御》
《料理への執着:極》

「最後の一文、何」

リィは悪びれず、
鍋の前に座った。



成長の理由

エリオが分析する。

「従魔は、
 主との魔力共有、
 戦闘経験、
 食事の質で成長します」

「……料理、影響でかくない?」

「非常に」

「そっか」

リアナは納得した。

「ちゃんと作っててよかった」



軽めの実戦訓練

「じゃあ、今日は練習」

森の少し開けた場所。

ロイは走り、
リィは炎を操る。

リアナは、必要最低限だけ補助する。

「ロイ、突っ込みすぎない」

「リィ、火力抑えて」

二匹は、ちゃんと指示を聞く。

《連携が向上しました》

「……いいね」



思わぬ変化

休憩中。

ロイが、リアナの膝に頭を乗せた。

「……?」

前はそこまで甘えてこなかった。

リィも反対側に来て、
尻尾で軽く触れる。

「どうしたの」

《従魔との絆が深化しました》

エリオが静かに言う。

「リアナ様は、
 従魔を“道具”として扱っていません」

「当たり前でしょ」

「その当たり前が、
 彼らを成長させています」

リアナは、少しだけ黙った。





いつもの食事。
ロイは待てを覚え、
リィは火を使って鍋を温める。

「……便利」

でも、それ以上に。

「一緒に暮らしてるって感じ」

それが、心地よかった。

ベッドに横になると、
ロイとリィが自然に寄ってくる。

「狭くない?」

どちらも動かない。

「……まあ、いいか」

エリオは少し離れた位置で、
静かに魔力循環を続ける。

「リアナ様」

「なに?」

「このパーティは、
 非常に安定しています」

「うん」

リアナは目を閉じた。

「壊さないように、大事にしよ」

異世界で、
初めて「帰る場所」ができた夜だった。
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