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28 最強と妻強は同じらしい (前)
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ギスランは新婚6日にして1人部屋で項垂れることになった。
その項垂れるギスランを慰めているのは……愛しの妻マリアンヌ……ではなくその兄フラン…今はギスランの兄でもあるのだが………。
「だから、しつこく忠告しただろう?以前なら自制できたかもしれないが番となった今まだうまく自制できないだろうから新婚生活が1ヶ月過ぎるまでは番認識阻害魔道具つけて夜をともにした方がいいって、しかもギスラン今まで我慢していただろ?
箍が外れたらやばいって!教えてやったのに…それでも部屋に籠るのは3日にしておけって何度も言ったのに」
「………、我慢…できなかった…あれ我慢するとか…無理だ」
「だろ?今更遅いけど…母上怒らすとまじでヤバいって!…しかも魔道具外して反省しろとか…番初心者のギスランには拷問だよね~抱く前ならまだしも、抱いた後で我慢とかこれ俺も母上にお仕置きされたけど辛かった~
父上は凄いよなどう自制してるのかな~基本は俺たちと同じはずなんだけどなぁ」
実はジョエルは結婚当初からキャロルが嵌めていた指輪によって幸運?にも自制できていたが、その指輪はマリアンヌに託されキャロルに対する想いを受け入れて貰えた直後にやらかして暫く罰を受けていた…。
「……確かに…お母上は…怒らせてはいけないな、あの言葉による圧は…恐怖を感じさせる。…お父上はどう自制しているんだろう?」
「今回はマリアンヌのおかげで3日で済んだけど…気をつけろよ…俺が言うのもなんだけど…7日以上の罰受けるとメンタル相当ダメージ食うからな。」
「……わ、わかった覚えておくよ、しかし私の結界はかなり強固なはずだったんだけど…あっさり解除されてしまったんだ、思ったほど強固な結界ではなかったのか?」
「いや、かなり強固な結界だった恐らく私や父上の全力でなんとか壊すことができるくらいいいできだったよ、だが、…母上には……俺らの…この世界の魔法や魔道具は一切通用しないんだ」
「どう言うことだ?」
__遡ること10時間前__
フランとギスランが新婚休暇を取った為その間ジョエルとキャロルは2人の代わりに政務をこなしていた。
そこに差し入れを持ってきたフランとアリスと一緒にお茶休憩していた時のこと
「ねぇ、フラン、マリアンヌを呼んできてくれる?せっかくだから一緒にお茶しましょう。もう5日も経ってるんだから顔見せぐらいしてくれてもいいと思わない?」
そい言われたフランはなぜか嫌な予感がすると思いながらも母には逆らえず、ゲートで公爵邸の庭園にでた。
中に通してもらい執事にギスランを呼ぶように言うとこちらからは呼ぶことも中に入ることもできなくて食事は定期的にドアの前に届けているという。
フランは部屋の前まで行ったが強固な結界が張ってあり簡単に壊せないと判断し結界に衝撃を与えギスランが気がつくことを祈ったが結界はピクリともしなかった。
仕方なくそのまま戻り
「えーっと、母上、マリアンヌはまだ寝てる?ようです。新婚ですから、また今度誘いましょう」
ハハハハとぎこちない笑いのフランをキャロルはギロリと睨み
「私が行きます。フラン公爵邸にゲートを繋げなさい!」
「………はい、(うわぁ、ギスラン頼む部屋から出ていてくれ~)」
キャロルはリード家の執事に何日部屋にこもっているのかを聞き怒り露に部屋を案内させ、部屋の前に着くと
「こんなに強固な結界はって、無駄なことを…うちの婿殿は私の息子と同じ獣のようね、これはお仕置きが必要かしら?」
そう言って美しい笑みを浮かべたキャロルにその場にいたものはジョエル以外全員が戦慄していた。
キャロルは結界に手を当てると“解除“そう呟いた。
その瞬間あっという間に結界が解除された。その時幸いだったのは事後でマリアンヌは夢の中だったと言うこと。
これが解除とともに最中の霰もない声が聞こえてしまっていたらもっと恐ろしい罰がギスランを待っていたでろう。
すうーっと息を吸い言葉に魔力を纏いギスランにだけ聞こえるように脳内に呼びかけた。
『ギスラン=リード直ちに身繕いをし私の前に出できなさい!』
部屋の中からガタガタ、ドスンとあちこちぶつかる音が聞こえ慌てて部屋からギスランが出てきた。
それと入れ替わるようにキャロルは侍女にマリアンヌにポーションを飲ませ身を清めてサロンに連れてくるように指示した。
サロンでは人払いがされソファにジョエルとキャロルその右側のソファにフランとアリスが腰掛け、ギスランはと言うと
床に正座させられていた。
「さて、ギスラン、あんな強固な結界を張ってきくところによると今日まで5日部屋から1歩もマリアンヌが出ていないと聞きましたが、どう言うことですか?マリアンヌが部屋から出たくないとでも言ったのですか?
確か私の記憶では…2、3日はゆっくりしたいけど4日後には挨拶にくるとマリアンヌは言っていましたが…今日で5日ですよ!
まぁ、私も新婚のおじゃまするつもりはないのよ!ただ、アリスが差し入れ持ってきてくれたので一緒にどうかと誘おうと思ったのですが…迷惑だったかしら?」
「……いえ、そんなことは…ありません。…その…すみません。」
「あら?それは何に対する謝罪かしら?」
「……えーと、じ、じ、」
「じ?じ、なんですか?はっきり言ってくださいな!勘弁してというマリアンヌを後一回これで最後と言葉巧みに騙し自制できず、部屋に監禁し獣のごとく貪り尽くしていたことですか?…違いますか?」
ギスランは驚き思わず言ってしまった。
「なんで知ってるんですか!」
「あはははは、なんで知っているかですって?ここにその前科者が2人もいるからですよ!」
「「…………。」」
__妻強キャロル…続く_
その項垂れるギスランを慰めているのは……愛しの妻マリアンヌ……ではなくその兄フラン…今はギスランの兄でもあるのだが………。
「だから、しつこく忠告しただろう?以前なら自制できたかもしれないが番となった今まだうまく自制できないだろうから新婚生活が1ヶ月過ぎるまでは番認識阻害魔道具つけて夜をともにした方がいいって、しかもギスラン今まで我慢していただろ?
箍が外れたらやばいって!教えてやったのに…それでも部屋に籠るのは3日にしておけって何度も言ったのに」
「………、我慢…できなかった…あれ我慢するとか…無理だ」
「だろ?今更遅いけど…母上怒らすとまじでヤバいって!…しかも魔道具外して反省しろとか…番初心者のギスランには拷問だよね~抱く前ならまだしも、抱いた後で我慢とかこれ俺も母上にお仕置きされたけど辛かった~
父上は凄いよなどう自制してるのかな~基本は俺たちと同じはずなんだけどなぁ」
実はジョエルは結婚当初からキャロルが嵌めていた指輪によって幸運?にも自制できていたが、その指輪はマリアンヌに託されキャロルに対する想いを受け入れて貰えた直後にやらかして暫く罰を受けていた…。
「……確かに…お母上は…怒らせてはいけないな、あの言葉による圧は…恐怖を感じさせる。…お父上はどう自制しているんだろう?」
「今回はマリアンヌのおかげで3日で済んだけど…気をつけろよ…俺が言うのもなんだけど…7日以上の罰受けるとメンタル相当ダメージ食うからな。」
「……わ、わかった覚えておくよ、しかし私の結界はかなり強固なはずだったんだけど…あっさり解除されてしまったんだ、思ったほど強固な結界ではなかったのか?」
「いや、かなり強固な結界だった恐らく私や父上の全力でなんとか壊すことができるくらいいいできだったよ、だが、…母上には……俺らの…この世界の魔法や魔道具は一切通用しないんだ」
「どう言うことだ?」
__遡ること10時間前__
フランとギスランが新婚休暇を取った為その間ジョエルとキャロルは2人の代わりに政務をこなしていた。
そこに差し入れを持ってきたフランとアリスと一緒にお茶休憩していた時のこと
「ねぇ、フラン、マリアンヌを呼んできてくれる?せっかくだから一緒にお茶しましょう。もう5日も経ってるんだから顔見せぐらいしてくれてもいいと思わない?」
そい言われたフランはなぜか嫌な予感がすると思いながらも母には逆らえず、ゲートで公爵邸の庭園にでた。
中に通してもらい執事にギスランを呼ぶように言うとこちらからは呼ぶことも中に入ることもできなくて食事は定期的にドアの前に届けているという。
フランは部屋の前まで行ったが強固な結界が張ってあり簡単に壊せないと判断し結界に衝撃を与えギスランが気がつくことを祈ったが結界はピクリともしなかった。
仕方なくそのまま戻り
「えーっと、母上、マリアンヌはまだ寝てる?ようです。新婚ですから、また今度誘いましょう」
ハハハハとぎこちない笑いのフランをキャロルはギロリと睨み
「私が行きます。フラン公爵邸にゲートを繋げなさい!」
「………はい、(うわぁ、ギスラン頼む部屋から出ていてくれ~)」
キャロルはリード家の執事に何日部屋にこもっているのかを聞き怒り露に部屋を案内させ、部屋の前に着くと
「こんなに強固な結界はって、無駄なことを…うちの婿殿は私の息子と同じ獣のようね、これはお仕置きが必要かしら?」
そう言って美しい笑みを浮かべたキャロルにその場にいたものはジョエル以外全員が戦慄していた。
キャロルは結界に手を当てると“解除“そう呟いた。
その瞬間あっという間に結界が解除された。その時幸いだったのは事後でマリアンヌは夢の中だったと言うこと。
これが解除とともに最中の霰もない声が聞こえてしまっていたらもっと恐ろしい罰がギスランを待っていたでろう。
すうーっと息を吸い言葉に魔力を纏いギスランにだけ聞こえるように脳内に呼びかけた。
『ギスラン=リード直ちに身繕いをし私の前に出できなさい!』
部屋の中からガタガタ、ドスンとあちこちぶつかる音が聞こえ慌てて部屋からギスランが出てきた。
それと入れ替わるようにキャロルは侍女にマリアンヌにポーションを飲ませ身を清めてサロンに連れてくるように指示した。
サロンでは人払いがされソファにジョエルとキャロルその右側のソファにフランとアリスが腰掛け、ギスランはと言うと
床に正座させられていた。
「さて、ギスラン、あんな強固な結界を張ってきくところによると今日まで5日部屋から1歩もマリアンヌが出ていないと聞きましたが、どう言うことですか?マリアンヌが部屋から出たくないとでも言ったのですか?
確か私の記憶では…2、3日はゆっくりしたいけど4日後には挨拶にくるとマリアンヌは言っていましたが…今日で5日ですよ!
まぁ、私も新婚のおじゃまするつもりはないのよ!ただ、アリスが差し入れ持ってきてくれたので一緒にどうかと誘おうと思ったのですが…迷惑だったかしら?」
「……いえ、そんなことは…ありません。…その…すみません。」
「あら?それは何に対する謝罪かしら?」
「……えーと、じ、じ、」
「じ?じ、なんですか?はっきり言ってくださいな!勘弁してというマリアンヌを後一回これで最後と言葉巧みに騙し自制できず、部屋に監禁し獣のごとく貪り尽くしていたことですか?…違いますか?」
ギスランは驚き思わず言ってしまった。
「なんで知ってるんですか!」
「あはははは、なんで知っているかですって?ここにその前科者が2人もいるからですよ!」
「「…………。」」
__妻強キャロル…続く_
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