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辺境の地で
指南※
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女の何もついていない秘密の場所は、成る程突起物のある男を受け入れる為のものという感じがした。そうするのが自然であるならば、僕が男であるローレンスと触れ合っていたのは、普通ではないのだろう。
触れると、滴るほどにぬめりとマリーの喘ぎ声が増すのは、男とそう違いはない。男も興奮すればそこそこ先端から濡れてくるのだから。しばらく弄っていると、マリーはガウンを手荒に脱ぐとベッドへ乗り上がって来た。
「アンドレ様は経験がお有りになりますの?とてもお上手ですわ。今度は中の方まで見て下さい。」
そう言うと自分の腿を両手で持って持ち上げた。むっちりした尻から腿の、その肉肉しさは僕の眉間をわずかに顰めさせた。筋肉の感じられない柔らかなだけのそれは、醜悪にさえ感じられる。
とは言え好奇心もあって、僕は初めて見る女の秘密の場所を指でなぞってゆっくり観察した。成る程習った通りに少し膨らんだ突起の様なものもある。これが男のものの退化したものとすれば感じやすい場所に違わないだろう。
マリーは僕の指の動きに合わせて喘ぐので、僕はその声を頼りに女の奥を暴いて行った。熱くて吸い付く様なそこは、男同士で挿れる場所とは感触が違うのだろうか。
僕はふとその下にある窪みに目をやった。
「マリー、この下の場所は使わないの?」
するとマリーは甘える様な声で囁いた。
「場合によっては使いますわ。アンドレ様がしたければどうぞ触れてみて下さいまし。準備はしてありますから。さっき触れてくださったおマメも一緒にして下さるのがマリーは好きですわ。」
ひとしきり探索が終わると、好奇心はあれど興奮しているとは言えない僕を見て、汗ばんだマリーは首を傾げた。
「アンドレ様は、あまり女体で興奮する様なタチではないのかもしれませんわね?もし良かったら、私に任せていただけませんか?私、その手の男の方を喜ばせるのが得意ですのよ。
それにきっとアンドレ様の参考になる事も多いと思いますわ。」
そう言うと僕のガウンをスルリと引き剥がして、あまり変わり映えしない僕の股間を見てうっそりと微笑んだ。
「ああ、これはこれでとても素敵ですわ。アンドレ様と最後まで交歓できないのは残念ですけど、美しいアンドレ様を歓ばせることは出来ますのよ?」
それからマリーは僕の身体をまるでローレンスがする様に愛撫した。ただ一つ違ったのは僕の後ろまで触れて来た事だった。持参しただろう香油をたっぷり指につけたのか、最初は優しく触れるだけだったのが、気づけば細い指を抜き挿ししていた。
ローレンスにさえされた事のないそれに、僕は息が詰まる様な何かを感じていた。マリーは確かに経験豊富だった。僕はマリーにされるがまま後ろと前を存分に刺激されて、保つ事もできずに放出してしまった。
僕が目を閉じてぼんやりとベッドに横たわっていると、寝室に戻って来たガウンを着たマリーは、温かく濡らした布で僕を優しく拭った。
「マリー…。僕は普通じゃないのかな。貴女の柔らかな身体は触れると気持ちが良いけれど、だからと言ってその…。」
マリーは僕の側に座って、優しく僕の身体を撫でながら言った。
「アンドレ様は愛されるために生まれて来たのですわ。アンドレ様は女の私から見ても羨ましいと思えるくらいの存在ですもの。私が男なら、アンドレ様に手を伸ばさずにはいられなかったと思いますわ。」
マリーは、僕が男として女を愛せない事を非難しなかった。それでも良いと言ってくれた。僕はその事に何処かホッとして起き上がると、優しい微笑みを浮かべたマリーの唇に触れるだけの口づけをした。
「ありがとう。今夜は楽しかった。マリーを喜ばせてあげられなくてごめんね?」
その時僕は最初はキツく感じたマリーの香水も、今やすっかり慣れているのに気がついた。マリーは僕の上半身を指先でゆっくりとなぞって僕をピクリとさせると、悪戯っぽく小さく笑って言った。
「…必要であれば、もっと受け入れ易く開発して差し上げますわ。アンドレ様は色々経験はお有りの様ですけれど、そちらの方はまだの様ですもの。
男の方に指南して貰うのはあまりお勧めしませんわ。アンドレ様を前にしたら、きっと我慢など出来なくなるに違いありませんもの。ただでさえ後ろの開発は難しいものですのに、アンドレ様が無理強いされたらと思うと心配でなりません。
そこで行きますと私はほら、我慢出来なくなっても挿れるものがございませんでしょう?ふふふ。」
随分と開けっぴろげな事を言うマリーに僕も思わず釣られて笑ってしまった。マリーの言う事にも一理ある気がして、僕は場合によったらまたお願いするかもしれないとその場ではそう言ったんだ。
結局僕は義父上にお願いして、マリーをそれから二度ほど呼んで貰った。
周囲には、僕がすっかりマリーを気に入った様に思われていたのかもしれない。従者のバトラはマリーが来る度に、戸惑う様な視線を僕に送って来たけれど、何を言う訳でもなかった。
けれども、マリーと僕が秘密めいた忍び笑いを交わすのを、顰めた顔で見つめる存在がいる事に僕は気づいていなかった。そしてそれを無視できない事も。
触れると、滴るほどにぬめりとマリーの喘ぎ声が増すのは、男とそう違いはない。男も興奮すればそこそこ先端から濡れてくるのだから。しばらく弄っていると、マリーはガウンを手荒に脱ぐとベッドへ乗り上がって来た。
「アンドレ様は経験がお有りになりますの?とてもお上手ですわ。今度は中の方まで見て下さい。」
そう言うと自分の腿を両手で持って持ち上げた。むっちりした尻から腿の、その肉肉しさは僕の眉間をわずかに顰めさせた。筋肉の感じられない柔らかなだけのそれは、醜悪にさえ感じられる。
とは言え好奇心もあって、僕は初めて見る女の秘密の場所を指でなぞってゆっくり観察した。成る程習った通りに少し膨らんだ突起の様なものもある。これが男のものの退化したものとすれば感じやすい場所に違わないだろう。
マリーは僕の指の動きに合わせて喘ぐので、僕はその声を頼りに女の奥を暴いて行った。熱くて吸い付く様なそこは、男同士で挿れる場所とは感触が違うのだろうか。
僕はふとその下にある窪みに目をやった。
「マリー、この下の場所は使わないの?」
するとマリーは甘える様な声で囁いた。
「場合によっては使いますわ。アンドレ様がしたければどうぞ触れてみて下さいまし。準備はしてありますから。さっき触れてくださったおマメも一緒にして下さるのがマリーは好きですわ。」
ひとしきり探索が終わると、好奇心はあれど興奮しているとは言えない僕を見て、汗ばんだマリーは首を傾げた。
「アンドレ様は、あまり女体で興奮する様なタチではないのかもしれませんわね?もし良かったら、私に任せていただけませんか?私、その手の男の方を喜ばせるのが得意ですのよ。
それにきっとアンドレ様の参考になる事も多いと思いますわ。」
そう言うと僕のガウンをスルリと引き剥がして、あまり変わり映えしない僕の股間を見てうっそりと微笑んだ。
「ああ、これはこれでとても素敵ですわ。アンドレ様と最後まで交歓できないのは残念ですけど、美しいアンドレ様を歓ばせることは出来ますのよ?」
それからマリーは僕の身体をまるでローレンスがする様に愛撫した。ただ一つ違ったのは僕の後ろまで触れて来た事だった。持参しただろう香油をたっぷり指につけたのか、最初は優しく触れるだけだったのが、気づけば細い指を抜き挿ししていた。
ローレンスにさえされた事のないそれに、僕は息が詰まる様な何かを感じていた。マリーは確かに経験豊富だった。僕はマリーにされるがまま後ろと前を存分に刺激されて、保つ事もできずに放出してしまった。
僕が目を閉じてぼんやりとベッドに横たわっていると、寝室に戻って来たガウンを着たマリーは、温かく濡らした布で僕を優しく拭った。
「マリー…。僕は普通じゃないのかな。貴女の柔らかな身体は触れると気持ちが良いけれど、だからと言ってその…。」
マリーは僕の側に座って、優しく僕の身体を撫でながら言った。
「アンドレ様は愛されるために生まれて来たのですわ。アンドレ様は女の私から見ても羨ましいと思えるくらいの存在ですもの。私が男なら、アンドレ様に手を伸ばさずにはいられなかったと思いますわ。」
マリーは、僕が男として女を愛せない事を非難しなかった。それでも良いと言ってくれた。僕はその事に何処かホッとして起き上がると、優しい微笑みを浮かべたマリーの唇に触れるだけの口づけをした。
「ありがとう。今夜は楽しかった。マリーを喜ばせてあげられなくてごめんね?」
その時僕は最初はキツく感じたマリーの香水も、今やすっかり慣れているのに気がついた。マリーは僕の上半身を指先でゆっくりとなぞって僕をピクリとさせると、悪戯っぽく小さく笑って言った。
「…必要であれば、もっと受け入れ易く開発して差し上げますわ。アンドレ様は色々経験はお有りの様ですけれど、そちらの方はまだの様ですもの。
男の方に指南して貰うのはあまりお勧めしませんわ。アンドレ様を前にしたら、きっと我慢など出来なくなるに違いありませんもの。ただでさえ後ろの開発は難しいものですのに、アンドレ様が無理強いされたらと思うと心配でなりません。
そこで行きますと私はほら、我慢出来なくなっても挿れるものがございませんでしょう?ふふふ。」
随分と開けっぴろげな事を言うマリーに僕も思わず釣られて笑ってしまった。マリーの言う事にも一理ある気がして、僕は場合によったらまたお願いするかもしれないとその場ではそう言ったんだ。
結局僕は義父上にお願いして、マリーをそれから二度ほど呼んで貰った。
周囲には、僕がすっかりマリーを気に入った様に思われていたのかもしれない。従者のバトラはマリーが来る度に、戸惑う様な視線を僕に送って来たけれど、何を言う訳でもなかった。
けれども、マリーと僕が秘密めいた忍び笑いを交わすのを、顰めた顔で見つめる存在がいる事に僕は気づいていなかった。そしてそれを無視できない事も。
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