一般トレジャーハンターの俺が最強の魔王を仲間に入れたら世界が敵になったんだけど……どうしよ?

大好き丸

文字の大きさ
353 / 718
第九章 頂上

エピローグ

しおりを挟む
 朝日が窓から差し込み、まばゆい光が眠気眼ねむけまなこを照らし出す。
 ラルフの体はすこぶる良好だった。気持ち良く熟睡された体は、いつものようにガチガチに固まることなくスイスイ動いてストレスを感じない。しかし気分はガクッと落ちこんでいた。

「ちょっとどうしたんですか……もしかしてちゃんと寝られていないとか?シャキッとしないと何か言われますよ?」

 その一つは前で急かすイーファの存在だ。サトリとアシュタロトの邪魔のせいで時間を潰され、朝にはイーファがすぐに迎えに来て、ほんの隙間も自由な時間を取れなかった。竜魔人の王、ティアマトの最終面接に向かうために朝早く部屋に迎えにくる約束になっていたから仕方がないのだが、せっかくのチャンスを見逃すことに繋がった。

「……あいよ……」

 その反応に呆れながらイーファは前を向いた。ティアマトの部屋の前にはメラとジュリア、アンノウンも立っていた。ティアマトの判断がどうだったのか気になっていたのだろう。挨拶を交わすとラルフはノックもせず不躾ぶしつけに扉を開いた。

「おはよーっ」

 ラルフの声に反応して部屋の中にいたミーシャたちは振り向く。長机に寝かされていたティアマトは流石に毒が中和できたのか、長机の上に座ってこちらを睨んでいた。

「おはよラルフ」

「よう、ミーシャ。ティアマトはもう動けるみてぇだな」

「まだダルいらしいけどね」

 ティアマトはため息をついてうつむく。見た目は確かにダルそうだが、油断は禁物。この状態から襲いかかってくる可能性は十分あり得る。部屋にみんなでゾロゾロ入ると、ティアマトはさらに肩を落とした。

「……見世物じゃないのよ?こんなに集まって一体何するつもり?」

「ティアマト様。大変申シ訳無イノデスガ、貴女ハ アタシ達ニ牙ヲ剥キマシタ。警戒スルノハ当然デショウ」

 ジュリアは敬語でさとす。竜魔人は魔族の中では高位の存在。その王ともなればへりくだらずにいられなかったのだろう。アンノウンはそんなジュリアに感心しながらティアマトを見る。

「毒の中和にかなり体力を削られたんだろうね。疲れ切ってるみたいだ」

「仕方ありませんわ。そんなこともあろうかとブレイドさんに何か力の付く食べ物をお願いしています。ブレイドさんの料理は美味しいので、ティアマト様もきっと気に入られるかと思います」

 用意周到なメラの言動にミーシャもお腹を鳴らす。

「それは皆ノ分も用意してあルノだろうな?」

「ブレイドにぃ任せとけば問題なぁし。私のぉ息子だもんねぇ」

 エレノアは妖艶に笑う。お腹を鳴らしたミーシャが恥ずかしがってお腹を押さえていると、ラルフが頭を撫でた。

「そういうことなら話は早いぜ。とっとと移動しよう。ティアマトは動けるのか?」

 気怠けだるげに机から降りると、立派な二本足で立って見せた。「これでどう?」とドヤ顔が見える。

「……まぁ大丈夫そうだな。つっても無理すんなよ?もし倒れそうになったら誰かに寄りかかっても良いんだぜ?」

「ふふっ、そちが肩を貸しタらどうじゃ?」

 ベルフィアはニヤニヤ笑って提案する。ラルフは苦い顔をした。

「え!?いや、それは……」

 戦場ではラルフを狙ってきた敵である。昨夜仲間になることを宣言したとはいえ、肩を貸せるほど許容できない。とはいえ”誰か”と言った以上、それは自分も含まれている。ティアマトが望むなら肩を貸さないと薄情というものだ。

「……お前らの肩など借りるものか」

 だが、彼女にもプライドがある。完全に負けを宣言し、仲間入りを強要されて渋々加盟したとはいえ元は敵。そう簡単に心を許すような真似をするはずもない。
 それにミーシャは夫を殺した張本人。恐怖で縛られたとはいえ、恨みを失ったわけではない。いつになろうとも必ず復讐を遂げるという意思は心の奥底でメラメラと燃えている。私は平気だと言わんばかりに彼女はズンズン歩いて部屋から出た。

「いや、そっちじゃねぇよーっ」

 大広間から遠ざかろうとするティアマトを止めて案内する。到着と同時に扉を開けて仲間たちに挨拶を交わした後、机の上の料理に思わず瞠目した。

「なんだ……これ……」

 机の上には大量の料理がズラリと並ぶ。朝に似つかわしくない量に度肝を抜かれて思考が停止していた。

「あ、皆さんおはようございます。たくさん作ったんで、どうぞ食べてください」

 キッチンからブレイドが顔を出した。

「おいおい、ブレイド。こりゃ一体どういうことだ?」

「どうって……?決まっているじゃないですか。ティアマトさんが仲間入りするって話だったので豪勢にしとくかなって考えまして、こうして腕を振るいました。お口に合うと良いのですが……」

「そうですよラルフさん。これは祝杯ってやつです。一応皆さんの時にもお祝いしましたよね?あれと一緒です」

 アルルも鼻を鳴らして得意げにしている。何故自分でやったようにこんなにも得意げなのかといえば、そのブレイドの凄さを誇っているのだ。謙遜するブレイドの代わりに誇っていると言っても過言ではない。

「しかし朝からこの量はやり過ぎでは……?」

 量に圧倒されたのは何もラルフだけではない。頼んだメラもここまでのものは予想していなかったのか、引いているように見える。ブレイドは「あれ?」と自分のやったことが間違いだったか不安になった。

「何もぉ間違ってはないのよぅ。滋養強壮を狙ってのことだからぁ、食べ応えがあるのは当然。ねぇティアマト」

 エレノアに促されて「あ……う、うん」と狼狽したように頷いた。鼻をくすぐる料理の匂いはティアマトの疲れた体を期待させるのに十分だった。今からこの料理が口に運ばれ体力を回復できるのかと思えば、口から溢れんばかりのよだれが出る。ゴクリと飲み下すと、その様子にエレノアが「ねっ」と相槌を打った。

「じゃすぐに食べよ!お腹空いちゃった!」

 ミーシャの一言に「ウィー!」と賛同の声が聞こえた。

「……それもそうだな。よし、それじゃティアマトが仲間に入ったことを祝して乾杯と行こう。シーヴァ、そこの飲み物をみんなに配ってくれ」

「は~い」

 シーヴァは水出しされたお茶をコップに注いでいく。注がれるごとにリーシャがせっせとお茶を配っていった。
 ラルフにお茶が回ってきた時、アスロンが急に出現した。

「ラルフさん!急にすまない!」

「うおぅっ!あ、アスロンさん。どうしたんすか?」

「実はまた敵襲でな……すぐに迎撃を……」

 そういった途端、ゴゴォンッと凄まじい音を立てて要塞を揺らした。あまりの揺れにリーシャはラルフにお茶をぶちまけた。ビショビショになりながらアスロンを見る。

「……すいませんが、もう少し早く知らせていただけませんかね?」

「も、申し訳ない。ギリギリまで何が来ているのか分からなくてのぅ……」

 アスロンは髭を撫でながら頭を下げた。

「?……ということは相手は海から来たということか?」

 前回も突然の呼び出しがあったのを思い出す。その時は白絶が白い珊瑚ホワイトコーラルを駆って海面から攻撃を仕掛けた。あれに関しては霧を纏っていたので発見が遅れたのかもしれないが、その後やってきた魚人族マーマンの無敵戦艦カリブティスに関してはノーマークだった。
 それを思えば海底からの接近には発見が遅れるのかもしれない。そしてラルフのその考えは的を射ていた。

「うむ。空は監視できるのじゃが、海の底となったら途端に難かしゅうてのぅ。皆も食事は戦いの後じゃ。すぐに戦いに備えてくれい」

 その言葉に場内がピリつく。それもそのはず、今すぐお腹を満たしたい状況にお預けをくらったのだ。三大欲求である食を邪魔されては怒りも天に駆け上がる。

「……相手は?」

「儂の記憶が正しければあれは……古代種エンシェンツがひとつリヴァイアサン」

 海を統べる最強の蛇がこの要塞を襲っている。その事実に驚愕するが、ミーシャには関係ない。

「何がリヴァイアサンよ。今すぐとっちめてやる」

 バッと勢い良く動き出したのはミーシャとティアマト。それを追うようにベルフィアが続いた。ラルフも追いかけようとして振り向く。

「ブレイドたちはここにいろ!料理がぶちまけられないように抑えててくれ!食えなくなったら後が怖いからな!!」

 そうしてリヴァイアサンを倒しに走った。
 ウツボにドラゴンの頭と鱗をつけたような魔獣リヴァイアサン。喉奥をすぼめて発射される強力な水圧の水鉄砲はレーザーの如く鋭い。何とか魔障壁が機能しているが、それも数発の命。何度も攻撃されれば要塞は一溜まりもない。
 駆けつけたミーシャはそんなリヴァイアサンを見てパシッと拳を手のひらに打ち付けた。

「ティアマト、あいつどうする?」

「……そうね、可食部位が多そうだし、あれも食卓に並べる?」

「うん、それは良い考えね。前にブレイドが言ってた”蒲焼き”ってのが似合いそうだし、祝いの席の食卓に並べようか。とりあえず血抜きが先ね」

 古代種エンシェンツを前に余裕な態度の二人。食に関する利害の一致から仲間意識が芽生える。それを知ってか知らずか、リヴァイアサンは勇ましく吠えた。

「キシャアアァァッ!!」

 海の守護者と最強の魔王軍団。
 世間に知られることなくひっそりと最大級の戦いが幕を開けた。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

ザコ魔法使いの僕がダンジョンで1人ぼっち!魔獣に襲われても石化した僕は無敵状態!経験値が溜まり続けて気づいた時には最強魔導士に!?

さかいおさむ
ファンタジー
戦士は【スキル】と呼ばれる能力を持っている。 僕はスキルレベル1のザコ魔法使いだ。 そんな僕がある日、ダンジョン攻略に向かう戦士団に入ることに…… パーティに置いていかれ僕は1人ダンジョンに取り残される。 全身ケガだらけでもう助からないだろう…… 諦めたその時、手に入れた宝を装備すると無敵の石化状態に!? 頑張って攻撃してくる魔獣には申し訳ないがダメージは皆無。経験値だけが溜まっていく。 気づけば全魔法がレベル100!? そろそろ反撃開始してもいいですか? 内気な最強魔法使いの僕が美女たちと冒険しながら人助け!

異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜

KeyBow
ファンタジー
 間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。  何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。  召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!  しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・  いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。  その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。  上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。  またぺったんこですか?・・・

荷物持ちを追放したら、酷い目にあった件について。

しばたろう
ファンタジー
無能だと思い込み、荷物持ちのレンジャーを追放した戦士アレクス。 しかし―― 彼が切り捨てた仲間こそが、 実はパーティを陰で支えていたレアスキル持ちだった。 事実に気づいた時にはもう遅い。 道に迷い、魔獣に襲われ、些細な任務すらまともにこなせない。 “荷物持ちがいなくなった瞬間”から、 アレクスの日常は静かに崩壊していく。 短絡的な判断で、かけがえのない存在を手放した戦士。 そんな彼と再び肩を並べることになったのは―― 美しいのに中二が暴走する魔法使い ノー天気で鈍感な僧侶 そして天性の才を秘めた愛くるしい弟子レンジャー かつての仲間たちと共に、アレクスはもう一度歩き出す。 自らの愚かさと向き合い、後悔し、懺悔し、それでも進むために。 これは、 “間違いを犯した男が、仲間と共に再び立ち上がる” 再生の物語である。 《小説家になろうにも投稿しています》

異世界あるある 転生物語  たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?

よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する! 土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。 自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。 『あ、やべ!』 そして・・・・ 【あれ?ここは何処だ?】 気が付けば真っ白な世界。 気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ? ・・・・ ・・・ ・・ ・ 【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】 こうして剛史は新た生を異世界で受けた。 そして何も思い出す事なく10歳に。 そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。 スキルによって一生が決まるからだ。 最低1、最高でも10。平均すると概ね5。 そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。 しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。 そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。 追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。 だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。 『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』 不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。 そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。 その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。 前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。 但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。 転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。 これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな? 何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが? 俺は農家の4男だぞ?

無能な勇者はいらないと辺境へ追放されたのでチートアイテム【ミストルティン】を使って辺境をゆるりと開拓しようと思います

長尾 隆生
ファンタジー
仕事帰りに怪しげな占い師に『この先不幸に見舞われるが、これを持っていれば幸せになれる』と、小枝を500円で押し売りされた直後、異世界へ召喚されてしまうリュウジ。 しかし勇者として召喚されたのに、彼にはチート能力も何もないことが鑑定によって判明する。 途端に手のひらを返され『無能勇者』というレッテルを貼られずさんな扱いを受けた上に、一方的にリュウジは凶悪な魔物が住む地へ追放されてしまう。 しかしリュウジは知る。あの胡散臭い占い師に押し売りされた小枝が【ミストルティン】という様々なアイテムを吸収し、その力を自由自在に振るうことが可能で、更に経験を積めばレベルアップしてさらなる強力な能力を手に入れることが出来るチートアイテムだったことに。 「ミストルティン。アブソープション!」 『了解しましたマスター。レベルアップして新しいスキルを覚えました』 「やった! これでまた便利になるな」   これはワンコインで押し売りされた小枝を手に異世界へ突然召喚され無能とレッテルを貼られた男が幸せを掴む物語。 ~ワンコインで買った万能アイテムで幸せな人生を目指します~

最弱Sランク冒険者は引退したい~仲間が強すぎるせいでなぜか僕が陰の実力者だと勘違いされているんだが?

月ノ@最強付与術師の成長革命/発売中
ファンタジー
冒険者のノエルはSランクパーティーの荷物もちだった。 ノエル自体に戦闘能力はなく、自分のことを足手まといだとすら思っていた。 そして、Sランクになったことで、戦うモンスターはより強力になっていった。 荷物持ちであるノエルは戦闘に参加しないものの、戦場は危険でいっぱいだ。 このままじゃいずれ自分はモンスターに殺されてしまうと考えたノエルは、パーティーから引退したいと思うようになる。 ノエルはパーティーメンバーに引退を切り出すが、パーティーメンバーはみな、ノエルのことが大好きだった。それどころか、ノエルの実力を過大評価していた。 ノエルがいないとパーティーは崩壊してしまうと言われ、ノエルは引退するにできない状況に……。 ノエルは引退するために自分の評判を落とそうとするのだが、周りは勘違いして、ノエルが最強だという噂が広まってしまう。 さらにノエルの評判はうなぎのぼりで、ますます引退できなくなるノエルなのだった。 他サイトにも掲載

酒好きおじさんの異世界酒造スローライフ

天野 恵
ファンタジー
酒井健一(51歳)は大の酒好きで、酒類マスターの称号を持ち世界各国を飛び回っていたほどの実力だった。 ある日、深酒して帰宅途中に事故に遭い、気がついたら異世界に転生していた。転移した際に一つの“スキル”を授かった。 そのスキルというのは【酒聖(しゅせい)】という名のスキル。 よくわからないスキルのせいで見捨てられてしまう。 そんな時、修道院シスターのアリアと出会う。 こうして、2人は異世界で仲間と出会い、お酒作りや飲み歩きスローライフが始まる。

処理中です...