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Vol.17.Re:大樹VS店長
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「あ、あの、大樹……」
「美紗悪い。ちょっと、……泰斗さんと話させて。敢えて、きみの、目の前で」
「あ、はい……」謝らせてさえさせてくれない。間に入る余地がない。きつい眼差しをよこす大樹は、深崎店長だけを、ただ、睨み据える。
「泰斗さん。無自覚にもほどがありますよ。……あなた。美紗に、惚れてるんですよね」
「……中村の仕事ぶりには素直に敬服しているが……」言って頭を掻く店長。あれ、……困ったときにする仕草なんだよね。「言っておくとな。仕事に色恋沙汰を持ち込む主義にはない。……あとあと面倒くせえからな」
ふぅ、と店長の発言を受けて大樹は息を吐いた。「それで。美紗への想いを、セーブしている。……しかし、美紗のことが気になり、突き放せない。
彼女が暗い表情なんかをするとつい、心配で、誘ってしまう。……違いありませんか」
「おっまえ。中村を愛してんだったらんな顔させんなよ」……びっくりした。誰かが仕事でミスしても絶対に笑わないもとい怒らない店長が、珍しくも、声を荒げた。「おれの感情云々以前に、てめえは、美紗に隠してることを、すべて、吐きやがれ」
「……どうして第三者であるあなたにそこまで言わなければならないんでしょうね」優美に目を細める大樹。「ぼくたちのことはあくまでぼくと美紗二人の問題であり、他人であるあなたが干渉する問題ではないでしょう」
……あたしは、知っている。――大樹は、冷酷であろうとするときに、『ぼく』呼称になる。
店長は煙草をポッケにしまい、「……他人ではない。大事な仲間だ」
「仲間……はっ」聞いたことのないような、大樹の笑い声だった。「便利な言葉ですよね。そうして、『仲間』という言葉に逃げて、頼って、あなたは、美紗の人生に干渉する。――何様なんです?
仮に。須賀まさ枝、和泉高春が、同じように悩んでいたとしたら、……同じように、親身になりますか」
「……和泉は、そういうタイプじゃねえからな。あいつはさっさと、誰かに相談してけりをつけるやつだ。……須賀は、男関係であんま悩まねえ。同じく、中村辺りにさくっと相談して、その日のうちに問題を解決するやつだ。
中村が違うのは、……おまえが一番よく分かっているだろう」
「逆の立場になって考えてみてください」どこまでも冷静さを貫いているかに見える大樹――が、怒っているのは明白だ。「自分の彼女がもし、職場の上司と夜、二人きりで公園にいるのを見たら? ……冷静になんかなれませんよ。
さておき。――そこまで言うならお話しますよ。
ぼくは、日系カナダ人二世の母親と、純日本人の父親に育てられました。カナダ人のクォーターです。父の仕事の関係で、カナダで生まれ、育ちました。
母親は産後すぐに鬱になり、母方の祖母が車で二時間の距離のところに住んでいて、ある程度助けてはくれたんですが、結局母に、育児は無理だった。
その後、父が、ニューヨークに転勤となり。環境の変化が、母に好影響を与えるかと父は期待したようでしたが、……完全に逆効果でした。黒人のナニーの助けも借りましたが、……幼少期はひとりの時間が長かったですね。父は、証券会社勤務で、仕事が激務だったので。
以降、父が日本の支社に転勤となり、両親は離婚の末に、ぼくは父に引き取られ、帰国し、その後、父は子連れの女性と再婚をした。その女性がいまの母です。
……事実はこんなところです。――さて。ぼくがこの生い立ちを隠していた理由が、泰斗さん。あなたに分かりますか」
「おれに、吐かせる、ため、か……」ふー、と長い息を吐く店長。「てめえの傷を曝け出して、恋敵に感情を吐かせたことで、なんになるってんだ。仮におれが、本気で中村美紗を愛しているのだとしても、この想いに蓋をしなければならない。……ある意味経営者的な立場だからな。おれは」
「……職場恋愛がまずいのでしたら、泰斗さんか美紗が別店舗に異動するとか、手は、色々とあるじゃないですか」
「何故。おまえが、おれの恋愛相談に乗っている」
「フェアに戦いたいからです」ふぅ、と目をすがめる大樹。「明らかに、……泰斗さんが、美紗に惚れていて。それを放っておいて、恋に落ちれるほど、ぼくは、単純な人間じゃ、ありませんよ……。
須賀さんや和泉さんが美紗に好意を抱いているのは知っていますが、……あなたのそれは、彼らのとは違う。まったく別のものでしょう?」
「……あの。そろそろ、口出ししてもいいかな……」おずおずとあたしは挙手する。「あたしが好きなのは大樹。あなたがあたしにとっての一番、なんだよ……。
仮に。店長が、あたしに、同僚としての好意以上のなにかを抱いていたとしても。あたしは、……大樹が好き。それは、変わらない」
「……美紗」
驚いた顔をする大樹。……って何故。あたしの想いってそんな……伝わってなかったのかな。ちょっとショック。
「仮に。おれが、中村に惚れてるとしても、その度合いは、……大樹。おまえの深さには到底及ばない」小さく笑う店長。「勿論な。こうして、プライベートに踏み込んだ点については詫びる。申し訳なかった。……が」
言って店長は、大樹を見つめ返すと、
「おれには、……そこまで、出来ない。
という時点で、おまえに、負けている。……中村」
「はっはい」
あたしが恐縮すると店長は小さく笑い、「いつでも相談相手にはなってやるから。ただ、いまは、……そうだな。大樹と腹割って話せ。おまえらまだ、なんか互いに遠慮しあってる感じがあるからな。恋愛の初期なんだから、そんなもんでいいかもしれんが。……大樹は溜め込むタイプだかんな。おまえが癒してやれ」
……何故か、店長に、アドバイスをされた。「分かりました」素直にあたしは頷いた。
そして店長は、顔を覆った大樹に近づくと、ぽいっ、と名刺を大樹のポケットに入れ、「……おれの連絡先」と告げる。
「安心しろ。おれのLINEは、店関係なら和泉以外の誰にも話していない。……おまえのことが気になるから、なにか、……困ったことがあればいつでも相談に乗るぞ。小僧」
「しまいには小僧扱いですか」くつくつと笑う大樹。「まったく、……あなたには、完敗です。おれには、そこまでは、出来ない」
「中村の恋人である以上はおまえも大切な仲間だよ。――大樹。泣きたくなったときはお兄さんに言いなさい」
ふる、ふる、と首を振る大樹の頭をぽんぽんすると、店長は、あたしに向けて笑いかけた。「じゃあな。また明日」
「あっはい。……お疲れ様です」
ひらひら手を振ると、店長は、夜の闇に溶けていった。残されたのは――
「参ったなぁ」何故、大樹が顔を押さえているのか、あたしにはいまいち分からない。「わざと……こうやって舞台をセットしてやれば、応じるだろうと思ったのに。……煙に巻きやがった。おれの、……負けだ」
そして大樹は、ようやく顔を起こすと、変なことしてごめんね、と詫びる。――いや。
「大樹がそこまでして店長の気持ちを確かめたかったのは分からなくもないけど……。店長、あんなんだし。あたしに惚れるなんてありえないよ。ありえない。マダムキラーだし、十代もいけるって言ってた。そういうひとだよ? 明らかにタイプ外――」
そこまで言ったときに、唇を塞がれていた。真剣な目をした大樹は、
「いい加減分かれ」と告げる。「あの男がなにを思ってあの行動に出たのか――んで、どんだけおれが嫉妬してるかってのも。……なあ美紗」
なぁに、とあたしが答えると大樹は、
「そこのベンチに横たわってくんない? ――キスしたい。むちゃくちゃ」
言いつけ通りにすると、大樹は、噛みつくようなキスをあたしに与えた。こんな場所で、という当惑を拭い去るほどの威力を伴う。
――暗い公園に、葉擦れの音が響く。じんわり、としみ込む闇の気配。春の残した余韻。夏の迫る足音。
一連を感じながら強く、強く、抱かれ……あたしは、ただ、愛されることの幸せを、噛みしめていた。
*
「美紗悪い。ちょっと、……泰斗さんと話させて。敢えて、きみの、目の前で」
「あ、はい……」謝らせてさえさせてくれない。間に入る余地がない。きつい眼差しをよこす大樹は、深崎店長だけを、ただ、睨み据える。
「泰斗さん。無自覚にもほどがありますよ。……あなた。美紗に、惚れてるんですよね」
「……中村の仕事ぶりには素直に敬服しているが……」言って頭を掻く店長。あれ、……困ったときにする仕草なんだよね。「言っておくとな。仕事に色恋沙汰を持ち込む主義にはない。……あとあと面倒くせえからな」
ふぅ、と店長の発言を受けて大樹は息を吐いた。「それで。美紗への想いを、セーブしている。……しかし、美紗のことが気になり、突き放せない。
彼女が暗い表情なんかをするとつい、心配で、誘ってしまう。……違いありませんか」
「おっまえ。中村を愛してんだったらんな顔させんなよ」……びっくりした。誰かが仕事でミスしても絶対に笑わないもとい怒らない店長が、珍しくも、声を荒げた。「おれの感情云々以前に、てめえは、美紗に隠してることを、すべて、吐きやがれ」
「……どうして第三者であるあなたにそこまで言わなければならないんでしょうね」優美に目を細める大樹。「ぼくたちのことはあくまでぼくと美紗二人の問題であり、他人であるあなたが干渉する問題ではないでしょう」
……あたしは、知っている。――大樹は、冷酷であろうとするときに、『ぼく』呼称になる。
店長は煙草をポッケにしまい、「……他人ではない。大事な仲間だ」
「仲間……はっ」聞いたことのないような、大樹の笑い声だった。「便利な言葉ですよね。そうして、『仲間』という言葉に逃げて、頼って、あなたは、美紗の人生に干渉する。――何様なんです?
仮に。須賀まさ枝、和泉高春が、同じように悩んでいたとしたら、……同じように、親身になりますか」
「……和泉は、そういうタイプじゃねえからな。あいつはさっさと、誰かに相談してけりをつけるやつだ。……須賀は、男関係であんま悩まねえ。同じく、中村辺りにさくっと相談して、その日のうちに問題を解決するやつだ。
中村が違うのは、……おまえが一番よく分かっているだろう」
「逆の立場になって考えてみてください」どこまでも冷静さを貫いているかに見える大樹――が、怒っているのは明白だ。「自分の彼女がもし、職場の上司と夜、二人きりで公園にいるのを見たら? ……冷静になんかなれませんよ。
さておき。――そこまで言うならお話しますよ。
ぼくは、日系カナダ人二世の母親と、純日本人の父親に育てられました。カナダ人のクォーターです。父の仕事の関係で、カナダで生まれ、育ちました。
母親は産後すぐに鬱になり、母方の祖母が車で二時間の距離のところに住んでいて、ある程度助けてはくれたんですが、結局母に、育児は無理だった。
その後、父が、ニューヨークに転勤となり。環境の変化が、母に好影響を与えるかと父は期待したようでしたが、……完全に逆効果でした。黒人のナニーの助けも借りましたが、……幼少期はひとりの時間が長かったですね。父は、証券会社勤務で、仕事が激務だったので。
以降、父が日本の支社に転勤となり、両親は離婚の末に、ぼくは父に引き取られ、帰国し、その後、父は子連れの女性と再婚をした。その女性がいまの母です。
……事実はこんなところです。――さて。ぼくがこの生い立ちを隠していた理由が、泰斗さん。あなたに分かりますか」
「おれに、吐かせる、ため、か……」ふー、と長い息を吐く店長。「てめえの傷を曝け出して、恋敵に感情を吐かせたことで、なんになるってんだ。仮におれが、本気で中村美紗を愛しているのだとしても、この想いに蓋をしなければならない。……ある意味経営者的な立場だからな。おれは」
「……職場恋愛がまずいのでしたら、泰斗さんか美紗が別店舗に異動するとか、手は、色々とあるじゃないですか」
「何故。おまえが、おれの恋愛相談に乗っている」
「フェアに戦いたいからです」ふぅ、と目をすがめる大樹。「明らかに、……泰斗さんが、美紗に惚れていて。それを放っておいて、恋に落ちれるほど、ぼくは、単純な人間じゃ、ありませんよ……。
須賀さんや和泉さんが美紗に好意を抱いているのは知っていますが、……あなたのそれは、彼らのとは違う。まったく別のものでしょう?」
「……あの。そろそろ、口出ししてもいいかな……」おずおずとあたしは挙手する。「あたしが好きなのは大樹。あなたがあたしにとっての一番、なんだよ……。
仮に。店長が、あたしに、同僚としての好意以上のなにかを抱いていたとしても。あたしは、……大樹が好き。それは、変わらない」
「……美紗」
驚いた顔をする大樹。……って何故。あたしの想いってそんな……伝わってなかったのかな。ちょっとショック。
「仮に。おれが、中村に惚れてるとしても、その度合いは、……大樹。おまえの深さには到底及ばない」小さく笑う店長。「勿論な。こうして、プライベートに踏み込んだ点については詫びる。申し訳なかった。……が」
言って店長は、大樹を見つめ返すと、
「おれには、……そこまで、出来ない。
という時点で、おまえに、負けている。……中村」
「はっはい」
あたしが恐縮すると店長は小さく笑い、「いつでも相談相手にはなってやるから。ただ、いまは、……そうだな。大樹と腹割って話せ。おまえらまだ、なんか互いに遠慮しあってる感じがあるからな。恋愛の初期なんだから、そんなもんでいいかもしれんが。……大樹は溜め込むタイプだかんな。おまえが癒してやれ」
……何故か、店長に、アドバイスをされた。「分かりました」素直にあたしは頷いた。
そして店長は、顔を覆った大樹に近づくと、ぽいっ、と名刺を大樹のポケットに入れ、「……おれの連絡先」と告げる。
「安心しろ。おれのLINEは、店関係なら和泉以外の誰にも話していない。……おまえのことが気になるから、なにか、……困ったことがあればいつでも相談に乗るぞ。小僧」
「しまいには小僧扱いですか」くつくつと笑う大樹。「まったく、……あなたには、完敗です。おれには、そこまでは、出来ない」
「中村の恋人である以上はおまえも大切な仲間だよ。――大樹。泣きたくなったときはお兄さんに言いなさい」
ふる、ふる、と首を振る大樹の頭をぽんぽんすると、店長は、あたしに向けて笑いかけた。「じゃあな。また明日」
「あっはい。……お疲れ様です」
ひらひら手を振ると、店長は、夜の闇に溶けていった。残されたのは――
「参ったなぁ」何故、大樹が顔を押さえているのか、あたしにはいまいち分からない。「わざと……こうやって舞台をセットしてやれば、応じるだろうと思ったのに。……煙に巻きやがった。おれの、……負けだ」
そして大樹は、ようやく顔を起こすと、変なことしてごめんね、と詫びる。――いや。
「大樹がそこまでして店長の気持ちを確かめたかったのは分からなくもないけど……。店長、あんなんだし。あたしに惚れるなんてありえないよ。ありえない。マダムキラーだし、十代もいけるって言ってた。そういうひとだよ? 明らかにタイプ外――」
そこまで言ったときに、唇を塞がれていた。真剣な目をした大樹は、
「いい加減分かれ」と告げる。「あの男がなにを思ってあの行動に出たのか――んで、どんだけおれが嫉妬してるかってのも。……なあ美紗」
なぁに、とあたしが答えると大樹は、
「そこのベンチに横たわってくんない? ――キスしたい。むちゃくちゃ」
言いつけ通りにすると、大樹は、噛みつくようなキスをあたしに与えた。こんな場所で、という当惑を拭い去るほどの威力を伴う。
――暗い公園に、葉擦れの音が響く。じんわり、としみ込む闇の気配。春の残した余韻。夏の迫る足音。
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