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Vol.21.目に見えるものがすべてではないけれど
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「……美紗っていつもこんな自炊するの」
「ううん」とあたしは正直に答えた。「大樹と出会う前は……コンビニのおにぎりやサラダが多かったかな。たまに作っても具沢山味噌汁程度」
すると大樹は箸を止めると真顔で、「おれ、……美紗に、負担かけてる?」
「ううん。いいの。いいの」とあたしは顔の前で手を振った。「この仕事ってビジュアル命じゃない? 逆に、……よくもあれだけ自炊せずにやってこれたなあって……ちょうど、よかったの。そろそろ自炊しなきゃなあって思ってたから……。
ま。今日のお魚は焦げちゃいましたが」
「おれはいつも、きみに、……胸を焦がしてるよ」
「上手いこと言ったって思ってるでしょう」
「でもない」と舌を出して彼は笑った。「美紗といると、なんか……癒される。自然に、頑張ろう、って思えてくるんだ……」
「大樹のほうが、お料理上手だよね。この感じだと」
「いやいやおれ、レパートリー少ないもん」と大樹は首を傾げる。「おれが、作れるのって、……市販のたれ使った麻婆豆腐、肉じゃが、ポトフ……とか。まだまだ少ないよ。買い物行って食材刻むのってこんな大変なのかと……世の中の主婦に対する目が変わったよ」
思い切ってあたしは尋ねてみる。「……大樹のいまの、お母さんは。お料理はするの?」
将来義理の母親になるひとだ。腕前が相当の物であれば磨いておかなければ。
「うーんそうだなぁ」顎を摘まみ、考えているふうの大樹。「するはするけど……実のマザーに比べればちゃんとやってる……が、お惣菜の日もあるよ? 仕事してるし」
「あ。お仕事してるんだ? お母さん」
てっきり、再婚するお母さんって……あ、そっか。大樹のお母さんは娘さんがいらっしゃるんだった。
箸で具を摘まみ、聞き入るあたしに、大樹は「そ」と頷く。
「看護師の仕事してるから、まあ、忙しいは忙しいよ。そもそもうちの親父が出会ったのって、親父が、胃腸炎で入院したのがきっかけだったし」
「へええ……そうなんだ」
大樹が自分から家族の話をするのは珍しい。ので、あたしは聞き入る。すると大樹は、やさしく目を細め、
「親父は証券会社勤務で毎日忙しいし、母さんは病院勤務だろ? ……なもんで、一緒に過ごせる時間は、限られている。
それでも、あの二人は、一緒になることを、選んだ。……見ていて、思うところはあるよ」
「立ち入ったことを聞くけど」すこし焦げた鮭を咀嚼してあたし。「大樹が、……近距離なのに、おうちを出て行ったのって……なにか、事情とか……あるの」
「まあおれ、なんだかんだ言って十年くらい実家で過ごしたし。もういいかなと。実家には妹がいるし。……妹が癒し系なんだよな。教師の仕事してる割にはなんだか、抜けてるところがあってさ。ほんわかしてる」
話を聞く限り、大樹が、家族のことを大事に思っているのがよく分かる。
「実家にいると、どうしても甘えが出るっつうか……例えば、どんなに夜遅くなっても、飯はあるわけで。風呂は、家族が気ぃ遣って、夜中まで入れたまんまにしておくわけだよ。掃除もしなくていい。すべて……整っている。
それじゃ。人間として、一人前じゃないわな、って感覚があってな。
仕事だとどんどん……新人の頃からPLとか任されて、ぺーぺーのおれが、経験豊富な主婦層を指導することもあるわけよ。短期のプロジェクトならお子さんいらっしゃるかたもおられるし。
小学校で、子どもが骨折したから職場に電話が来て、血相変わって帰宅して。二日間プロジェクトから抜けさせて、詫びられたこともあって。……だが」
真剣な話をするときの癖で。大樹は、前に身を乗り出し、「……それだけじゃ駄目だと思ったんだ。分からなければ。せめて……シンパシーを寄せられる人間でありたい、とな。
おれや妹になにかあったらケアするのは母親だったかんな。……別に大きな問題起こしたわけじゃねえけど、いま思えば、部活んとき必ず弁当作ってくれたし……夜勤もしながらちゃーんと翌朝から晩までの飯を、作り置きしといてくれてるんだ。
そこまで尽くしてくれる母親に対し、『アウトサイダー』感覚味わうの失礼かな、って話もあるんだけど……。
日本料理は美味しい。……が、たまーにな。実のマザーが作った、でっこぼこの野菜サラダを思い出すことがあるんだ。
向こうの人参なんか、ちっちぇえからまんまなの。もう、野菜とか、固いまんまで、ばりっばり、馬みたいにもりもり食うの。
……決して美味しいとは言い難かったが。……おふくろなりに頑張って作ってくれたんだと思うと……育児が困難ななかでな。
いまのおふくろには悪いけれど。あの味が、おれの原点……な気がしている。
しゃばっしゃばな牛乳ぶちこんだシリアルも。ぱっさぱさの薄切りのパンにはさんだターキーやレタスも。妙にねちっこい味のマヨネーズも」
ふぅ、とあたしは息を吐いた。「……大樹にとって、それが、原点なんだね。青春そのもの。家庭の味……なんだね」
「美味しいかどうかってのは確かに、判断基準なんだけれど」とあたしの発言を受けた大樹は、「昔のことだから美化されている……思い出という、フィルターにかけられている、って点は、少なからずあると思う。
あの味を知り、育てて貰ったおれは、……結局、日本人にもカナダ人にもなりきれない。アウトサイダーなんだ、と……」
「なん、だ、と……?」
「そこを拾うのか」と大樹は眉を歪めて笑う。「なんか……彼女相手にここまで自分のこと話すの、これが初めてだよ。
……美紗は、話の腰を折らず、主観を交えず聞いてくれるから……話しやすいよ。ありがとう」
ふふんとあたしは鼻を鳴らし、「これでも、カール・ロジャーズの、クライエント中心療法の心得はありますので。心理療法はそれなりにお詳しいのですことよ」
「……美紗は。奥深いな……。上質なコーヒーみたいだ。あのイケメン店主が淹れたやつ」
大樹は、時々一緒に行く、公園にある移動販売のコーヒー屋さんのことを言っている。あのお店、永久にあそこにあると、いいのにな。
「なあ……もっと、美紗の話を聞かせて」前のめりになる大樹。「美紗が……なにを大切にして、生きてきたのか……おれは、知りたい」
食事は八割がた片付いている。ご飯に箸をつけるとあたしは、
「じゃあ、……食べ終わって、後片付けが終わってからね」
*
「ううん」とあたしは正直に答えた。「大樹と出会う前は……コンビニのおにぎりやサラダが多かったかな。たまに作っても具沢山味噌汁程度」
すると大樹は箸を止めると真顔で、「おれ、……美紗に、負担かけてる?」
「ううん。いいの。いいの」とあたしは顔の前で手を振った。「この仕事ってビジュアル命じゃない? 逆に、……よくもあれだけ自炊せずにやってこれたなあって……ちょうど、よかったの。そろそろ自炊しなきゃなあって思ってたから……。
ま。今日のお魚は焦げちゃいましたが」
「おれはいつも、きみに、……胸を焦がしてるよ」
「上手いこと言ったって思ってるでしょう」
「でもない」と舌を出して彼は笑った。「美紗といると、なんか……癒される。自然に、頑張ろう、って思えてくるんだ……」
「大樹のほうが、お料理上手だよね。この感じだと」
「いやいやおれ、レパートリー少ないもん」と大樹は首を傾げる。「おれが、作れるのって、……市販のたれ使った麻婆豆腐、肉じゃが、ポトフ……とか。まだまだ少ないよ。買い物行って食材刻むのってこんな大変なのかと……世の中の主婦に対する目が変わったよ」
思い切ってあたしは尋ねてみる。「……大樹のいまの、お母さんは。お料理はするの?」
将来義理の母親になるひとだ。腕前が相当の物であれば磨いておかなければ。
「うーんそうだなぁ」顎を摘まみ、考えているふうの大樹。「するはするけど……実のマザーに比べればちゃんとやってる……が、お惣菜の日もあるよ? 仕事してるし」
「あ。お仕事してるんだ? お母さん」
てっきり、再婚するお母さんって……あ、そっか。大樹のお母さんは娘さんがいらっしゃるんだった。
箸で具を摘まみ、聞き入るあたしに、大樹は「そ」と頷く。
「看護師の仕事してるから、まあ、忙しいは忙しいよ。そもそもうちの親父が出会ったのって、親父が、胃腸炎で入院したのがきっかけだったし」
「へええ……そうなんだ」
大樹が自分から家族の話をするのは珍しい。ので、あたしは聞き入る。すると大樹は、やさしく目を細め、
「親父は証券会社勤務で毎日忙しいし、母さんは病院勤務だろ? ……なもんで、一緒に過ごせる時間は、限られている。
それでも、あの二人は、一緒になることを、選んだ。……見ていて、思うところはあるよ」
「立ち入ったことを聞くけど」すこし焦げた鮭を咀嚼してあたし。「大樹が、……近距離なのに、おうちを出て行ったのって……なにか、事情とか……あるの」
「まあおれ、なんだかんだ言って十年くらい実家で過ごしたし。もういいかなと。実家には妹がいるし。……妹が癒し系なんだよな。教師の仕事してる割にはなんだか、抜けてるところがあってさ。ほんわかしてる」
話を聞く限り、大樹が、家族のことを大事に思っているのがよく分かる。
「実家にいると、どうしても甘えが出るっつうか……例えば、どんなに夜遅くなっても、飯はあるわけで。風呂は、家族が気ぃ遣って、夜中まで入れたまんまにしておくわけだよ。掃除もしなくていい。すべて……整っている。
それじゃ。人間として、一人前じゃないわな、って感覚があってな。
仕事だとどんどん……新人の頃からPLとか任されて、ぺーぺーのおれが、経験豊富な主婦層を指導することもあるわけよ。短期のプロジェクトならお子さんいらっしゃるかたもおられるし。
小学校で、子どもが骨折したから職場に電話が来て、血相変わって帰宅して。二日間プロジェクトから抜けさせて、詫びられたこともあって。……だが」
真剣な話をするときの癖で。大樹は、前に身を乗り出し、「……それだけじゃ駄目だと思ったんだ。分からなければ。せめて……シンパシーを寄せられる人間でありたい、とな。
おれや妹になにかあったらケアするのは母親だったかんな。……別に大きな問題起こしたわけじゃねえけど、いま思えば、部活んとき必ず弁当作ってくれたし……夜勤もしながらちゃーんと翌朝から晩までの飯を、作り置きしといてくれてるんだ。
そこまで尽くしてくれる母親に対し、『アウトサイダー』感覚味わうの失礼かな、って話もあるんだけど……。
日本料理は美味しい。……が、たまーにな。実のマザーが作った、でっこぼこの野菜サラダを思い出すことがあるんだ。
向こうの人参なんか、ちっちぇえからまんまなの。もう、野菜とか、固いまんまで、ばりっばり、馬みたいにもりもり食うの。
……決して美味しいとは言い難かったが。……おふくろなりに頑張って作ってくれたんだと思うと……育児が困難ななかでな。
いまのおふくろには悪いけれど。あの味が、おれの原点……な気がしている。
しゃばっしゃばな牛乳ぶちこんだシリアルも。ぱっさぱさの薄切りのパンにはさんだターキーやレタスも。妙にねちっこい味のマヨネーズも」
ふぅ、とあたしは息を吐いた。「……大樹にとって、それが、原点なんだね。青春そのもの。家庭の味……なんだね」
「美味しいかどうかってのは確かに、判断基準なんだけれど」とあたしの発言を受けた大樹は、「昔のことだから美化されている……思い出という、フィルターにかけられている、って点は、少なからずあると思う。
あの味を知り、育てて貰ったおれは、……結局、日本人にもカナダ人にもなりきれない。アウトサイダーなんだ、と……」
「なん、だ、と……?」
「そこを拾うのか」と大樹は眉を歪めて笑う。「なんか……彼女相手にここまで自分のこと話すの、これが初めてだよ。
……美紗は、話の腰を折らず、主観を交えず聞いてくれるから……話しやすいよ。ありがとう」
ふふんとあたしは鼻を鳴らし、「これでも、カール・ロジャーズの、クライエント中心療法の心得はありますので。心理療法はそれなりにお詳しいのですことよ」
「……美紗は。奥深いな……。上質なコーヒーみたいだ。あのイケメン店主が淹れたやつ」
大樹は、時々一緒に行く、公園にある移動販売のコーヒー屋さんのことを言っている。あのお店、永久にあそこにあると、いいのにな。
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