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act10. 兄弟
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『よかったら行ってみる? 因みに無料招待の日だからチケット代はかからないよ』
彼女は、蒔田に失恋してからというものの、手当たり次第友人に連絡を取った。
『空白』の時間を作るのが怖かったのだ。
部屋に一人きりになって誰かを憎む瞬間など、訪れて欲しくなかった。こうした感情に蓋をするには行動をするのがベストだ。
じっとしていると人間は考える生き物だから。
連絡を取った友人には大学時代の友人も含まれる。知奈や啓太の共通の友達も。別れたことなどいずれ知れ渡るだろうから彼女は自ら明かした。明かすことには当初抵抗感を伴ったが、一旦打ち明けてしまえば『あ、そうだったんだ』とやや気まずくも受け流される程度の、そんなものだった。
気負いすぎるのはいつでも『事前』だ。事後は、『そんなものか』でいつも、終わる。
知奈や啓太の知り合いではあるが友人というほどではないという、ちょうどいい距離感の友人が横浜に居る。その友人は、J2のとあるサッカークラブの熱狂的なサポーターで、Jリーグが発足するまえからサッカー観戦をしているそうだ。発足当初は子どもだったため観戦もままならなかったが、長野からわざわざ電車で行ったこともあるらしい。
関東近辺が守備範囲、とその友人は語る。
「……いつもそんな格好してんの?」
「うん」
上は奇抜ないろのユニフォーム。下はデニムのミニスカート。……ぎりぎり二十代前半とはいえ、無理があるんじゃないか。足元は短めのソックスにスニーカー。
だいだいいまは一月だ。榎原なんか厚手のダウンコートを羽織っているくらいだ。
見ているほうが、寒い。ニット帽をかぶっている辺りが唯一季節感を感じるところだ。
ほっぺにはクラブのエンブレムのペイントまで施されて『紘花もする?』と訊かれたが全力で断った。
彼女は、東京ドーム帰りの頭に鉢巻きをした巨人ファンのおじさんたちを見かけたときの気まずさを思い出していた。
(取り付く島なしって感じ……)
取りつく気もないのだが、それにしても派手な格好は電車のなかで思いっきり浮いていた。
因みに、ユニフォームにミニスカが友人のいつもの観戦スタイルなのだそうだ。
「いつもどこで見てるの? この辺?」と座席に座りながら紘花は彼女に尋ねる。
「ううん。あっち」指差す方向はいわゆる『ゴール裏』。ゴールネットの近くの席で、試合を見るにはベストポジションとは言い難いが熱く応援するには最適のエリアだ。見れば、観客席のなかをユニフォームを着た応援団らしきひとびとが沢山集まっている。
太鼓なんか、使うんだ。
「ラッパ吹いたりしないの?」彼女は、数回だけしたことのある野球観戦を思い出しながら尋ねた。
「うちのサポは吹かないね。野球みたいに吹くのって一部のクラブサポだけだね」
「へーえ……」紘花たちが座ったのは、バックスタンドと呼ばれる、テレビ中継のようにサッカーグラウンドを横方向から眺められる席だ。友人曰く『初心者にオススメ』らしい。
座席の傾斜は緩やかで、だが前のひとの頭が邪魔にならないように配置されている。
見やすい、といった印象だった。
芝のグラウンドを見るのもなんだか新鮮な体験だ。空気がいい。気持ちがいい。
彼女は、うーんと伸びをした。
(こういうところに来るのっていつぶりだろう……)
野球観戦は、隣の座席との間隔が狭くって、トイレに行くのも映画のときみたいにすみませんすみませんと頭下げまくりで、落ち着かなかった。
「トイレ、いまのうちに行っとこうか」
「うん」
訊くまえに友人に誘われ、彼女は一旦席を離れた。
* * *
「ね。なんで啓太と別れたか訊いてもいい? あんたたちすごくうまく行ってる感じだったのに」
「啓太、いま知奈とつき合ってる」
「はあ!? 知奈? ……知奈が……あー。そーゆーことか……」
「まあ、うまく行ってるみたいよ」
「うーん、……紘花。今日来てるやつ誰か紹介しようか?」
「……間に合ってる。好きなひと、あたし居るんだ」
「えっそうなの? ……やぁーだ、なーんだ、よかった」
「……ビール飲んだらトイレ近くなっちゃうかな」
「え? 一杯くらい平気じゃない? ハーフタイム五分前くらいに行けばそんな混まないよ」
「じゃあ頼んじゃおっかな」
「すいませーん。……生二つぅーっ」
わざわざ座席にビールを売りに来る女性が居る。
初めてのサッカー観戦はいろいろとカルチャーショックだった。その後目撃するトイレの大行列。大声で歌う応援スタイル。応援団の中心に居る荒っぽそうな不良っぽいひとびと。とそれ以上に。
榎原紘花にとってショッキングだったのが、登場した選手のひとりだった。
「蒔田、樹(いつき)……?」
競技場のオーロラビジョンに大写しになるのはあの上司と生き写しの顔だった。
双子の兄弟かと思ったくらいだ。
「ねえ、蒔田樹って」
「樹! 樹!」駄目だ。この友人は聞いちゃいない。それにしてもすごい熱気だ。オーロラビジョンに選手の顔写真が移され、選手の名前が呼ばれるたびにサポーターが選手の名前をコールする。これも応援の一種なのか。
日本代表戦で、『ニッポン』とひたすら歌い続ける歌を聞いたことがある程度。
熱い応援団とはそこそこ席が離れているはずだが結構声が聞こえる。風にのってこちらへと歌声が流れてくる。それに合わせて友人も歌うものだから彼女は、邪魔しちゃ悪いなと、観戦に集中することにした。
試合は、蒔田樹がゴールを決め、チームは一対〇で勝利を収めた。
帰り際、鼻歌混じりの友人に彼女は訊いてみた。「ねえ、蒔田樹ってどういう選手?」
「うーん、あんま知られてないと思うけど、……上手い選手だよ。クレバーなボランチ。ひとを使うのが上手いんだよねー樹は」
「うちの会社の上司に蒔田さんてひとが居るんだけど、……兄弟かな」彼女はここで、蒔田が電話で兄の存在を示唆していたことを思い起こした。
「へ? そうなの?」
「というか、すっごい似てる……」
「ていうか、あのひと?」
「え」
偶然だとしたら恐ろしいくらいだ。
競技場を去るひとびとで通路はごった返しているが、関係者用出入口と見られるエリアに集まる人間は二十人といったところ。そのなかに、飛び抜けた長身の男を見つけた。
全身、黒の服装。あのルックス。間違いなく蒔田だ。
向こうがこちらに気づいた。紘花は頭を下げる。それで済ませるつもりが。
「え。ちょ……」
友人がずんずんと蒔田に近づいていくではないか。紘花は慌てて追った。
「初めまして。紘花の学生時代の友人の竹田(たけだ)薫(かおる)といいます。蒔田樹選手の、お兄さんですか」
「ちょ。薫……」
「だとしたら、なんだ」機嫌が悪いのか、蒔田は睨んでいるように見える。いや、蒔田の眼光が鋭いのはいまに始まった話ではないが。
「飲み、行きません?」
「なに言ってんの」
「待ち合わせをしている。だから断る」
「蒔田選手とですか」
一触即発。
それ以上を言うと、蒔田の機嫌がもっと悪くなると思われたとき、
「かずくん。樹、もうすこしかかるって。どしたの?」
まさかと思ったが、そのまさかだった。
先日見かけた、赤ちゃん連れの女性だ。まさにその赤ちゃんを抱っこ紐で抱っこした状態。お腹を母親にくっつけた状態で抱っこされており、赤ちゃんの顔は見えない。
「会社の後輩。とその友人だそうだ」蒔田は親指で紘花を指した。
「は。初めまして。こんにちは」
「樹選手の奥様、ですか」
「あはい。蒔田稜子っていいます」地方出身者なのだろう、訛りがある。地方出身者らしい親しみやすい笑顔でその女性は頭を下げる。樹選手の奥様。
ってことは。
「弟さんの、お子さんってこと……?」
「兄貴だ」
「かずくんがいつもお世話になっとります」
「世話してるのはこっちのほうだ」
「蒔田さんてお兄さんにそっくりですよね。双子じゃないですよね」
「違う。……榎原。どうにかしろ」
「なにをですか」
「……疲れる」
どっとその場の全員が笑った。
薫にしてみれば憧れの選手に近づけるチャンスだ。ぐいぐい迫るのも無理はない。それを、疲れたの一言で切り捨てる蒔田の在り方に、紘花は、改めて蒔田らしさを感じたのだった。
*
彼女は、蒔田に失恋してからというものの、手当たり次第友人に連絡を取った。
『空白』の時間を作るのが怖かったのだ。
部屋に一人きりになって誰かを憎む瞬間など、訪れて欲しくなかった。こうした感情に蓋をするには行動をするのがベストだ。
じっとしていると人間は考える生き物だから。
連絡を取った友人には大学時代の友人も含まれる。知奈や啓太の共通の友達も。別れたことなどいずれ知れ渡るだろうから彼女は自ら明かした。明かすことには当初抵抗感を伴ったが、一旦打ち明けてしまえば『あ、そうだったんだ』とやや気まずくも受け流される程度の、そんなものだった。
気負いすぎるのはいつでも『事前』だ。事後は、『そんなものか』でいつも、終わる。
知奈や啓太の知り合いではあるが友人というほどではないという、ちょうどいい距離感の友人が横浜に居る。その友人は、J2のとあるサッカークラブの熱狂的なサポーターで、Jリーグが発足するまえからサッカー観戦をしているそうだ。発足当初は子どもだったため観戦もままならなかったが、長野からわざわざ電車で行ったこともあるらしい。
関東近辺が守備範囲、とその友人は語る。
「……いつもそんな格好してんの?」
「うん」
上は奇抜ないろのユニフォーム。下はデニムのミニスカート。……ぎりぎり二十代前半とはいえ、無理があるんじゃないか。足元は短めのソックスにスニーカー。
だいだいいまは一月だ。榎原なんか厚手のダウンコートを羽織っているくらいだ。
見ているほうが、寒い。ニット帽をかぶっている辺りが唯一季節感を感じるところだ。
ほっぺにはクラブのエンブレムのペイントまで施されて『紘花もする?』と訊かれたが全力で断った。
彼女は、東京ドーム帰りの頭に鉢巻きをした巨人ファンのおじさんたちを見かけたときの気まずさを思い出していた。
(取り付く島なしって感じ……)
取りつく気もないのだが、それにしても派手な格好は電車のなかで思いっきり浮いていた。
因みに、ユニフォームにミニスカが友人のいつもの観戦スタイルなのだそうだ。
「いつもどこで見てるの? この辺?」と座席に座りながら紘花は彼女に尋ねる。
「ううん。あっち」指差す方向はいわゆる『ゴール裏』。ゴールネットの近くの席で、試合を見るにはベストポジションとは言い難いが熱く応援するには最適のエリアだ。見れば、観客席のなかをユニフォームを着た応援団らしきひとびとが沢山集まっている。
太鼓なんか、使うんだ。
「ラッパ吹いたりしないの?」彼女は、数回だけしたことのある野球観戦を思い出しながら尋ねた。
「うちのサポは吹かないね。野球みたいに吹くのって一部のクラブサポだけだね」
「へーえ……」紘花たちが座ったのは、バックスタンドと呼ばれる、テレビ中継のようにサッカーグラウンドを横方向から眺められる席だ。友人曰く『初心者にオススメ』らしい。
座席の傾斜は緩やかで、だが前のひとの頭が邪魔にならないように配置されている。
見やすい、といった印象だった。
芝のグラウンドを見るのもなんだか新鮮な体験だ。空気がいい。気持ちがいい。
彼女は、うーんと伸びをした。
(こういうところに来るのっていつぶりだろう……)
野球観戦は、隣の座席との間隔が狭くって、トイレに行くのも映画のときみたいにすみませんすみませんと頭下げまくりで、落ち着かなかった。
「トイレ、いまのうちに行っとこうか」
「うん」
訊くまえに友人に誘われ、彼女は一旦席を離れた。
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「ね。なんで啓太と別れたか訊いてもいい? あんたたちすごくうまく行ってる感じだったのに」
「啓太、いま知奈とつき合ってる」
「はあ!? 知奈? ……知奈が……あー。そーゆーことか……」
「まあ、うまく行ってるみたいよ」
「うーん、……紘花。今日来てるやつ誰か紹介しようか?」
「……間に合ってる。好きなひと、あたし居るんだ」
「えっそうなの? ……やぁーだ、なーんだ、よかった」
「……ビール飲んだらトイレ近くなっちゃうかな」
「え? 一杯くらい平気じゃない? ハーフタイム五分前くらいに行けばそんな混まないよ」
「じゃあ頼んじゃおっかな」
「すいませーん。……生二つぅーっ」
わざわざ座席にビールを売りに来る女性が居る。
初めてのサッカー観戦はいろいろとカルチャーショックだった。その後目撃するトイレの大行列。大声で歌う応援スタイル。応援団の中心に居る荒っぽそうな不良っぽいひとびと。とそれ以上に。
榎原紘花にとってショッキングだったのが、登場した選手のひとりだった。
「蒔田、樹(いつき)……?」
競技場のオーロラビジョンに大写しになるのはあの上司と生き写しの顔だった。
双子の兄弟かと思ったくらいだ。
「ねえ、蒔田樹って」
「樹! 樹!」駄目だ。この友人は聞いちゃいない。それにしてもすごい熱気だ。オーロラビジョンに選手の顔写真が移され、選手の名前が呼ばれるたびにサポーターが選手の名前をコールする。これも応援の一種なのか。
日本代表戦で、『ニッポン』とひたすら歌い続ける歌を聞いたことがある程度。
熱い応援団とはそこそこ席が離れているはずだが結構声が聞こえる。風にのってこちらへと歌声が流れてくる。それに合わせて友人も歌うものだから彼女は、邪魔しちゃ悪いなと、観戦に集中することにした。
試合は、蒔田樹がゴールを決め、チームは一対〇で勝利を収めた。
帰り際、鼻歌混じりの友人に彼女は訊いてみた。「ねえ、蒔田樹ってどういう選手?」
「うーん、あんま知られてないと思うけど、……上手い選手だよ。クレバーなボランチ。ひとを使うのが上手いんだよねー樹は」
「うちの会社の上司に蒔田さんてひとが居るんだけど、……兄弟かな」彼女はここで、蒔田が電話で兄の存在を示唆していたことを思い起こした。
「へ? そうなの?」
「というか、すっごい似てる……」
「ていうか、あのひと?」
「え」
偶然だとしたら恐ろしいくらいだ。
競技場を去るひとびとで通路はごった返しているが、関係者用出入口と見られるエリアに集まる人間は二十人といったところ。そのなかに、飛び抜けた長身の男を見つけた。
全身、黒の服装。あのルックス。間違いなく蒔田だ。
向こうがこちらに気づいた。紘花は頭を下げる。それで済ませるつもりが。
「え。ちょ……」
友人がずんずんと蒔田に近づいていくではないか。紘花は慌てて追った。
「初めまして。紘花の学生時代の友人の竹田(たけだ)薫(かおる)といいます。蒔田樹選手の、お兄さんですか」
「ちょ。薫……」
「だとしたら、なんだ」機嫌が悪いのか、蒔田は睨んでいるように見える。いや、蒔田の眼光が鋭いのはいまに始まった話ではないが。
「飲み、行きません?」
「なに言ってんの」
「待ち合わせをしている。だから断る」
「蒔田選手とですか」
一触即発。
それ以上を言うと、蒔田の機嫌がもっと悪くなると思われたとき、
「かずくん。樹、もうすこしかかるって。どしたの?」
まさかと思ったが、そのまさかだった。
先日見かけた、赤ちゃん連れの女性だ。まさにその赤ちゃんを抱っこ紐で抱っこした状態。お腹を母親にくっつけた状態で抱っこされており、赤ちゃんの顔は見えない。
「会社の後輩。とその友人だそうだ」蒔田は親指で紘花を指した。
「は。初めまして。こんにちは」
「樹選手の奥様、ですか」
「あはい。蒔田稜子っていいます」地方出身者なのだろう、訛りがある。地方出身者らしい親しみやすい笑顔でその女性は頭を下げる。樹選手の奥様。
ってことは。
「弟さんの、お子さんってこと……?」
「兄貴だ」
「かずくんがいつもお世話になっとります」
「世話してるのはこっちのほうだ」
「蒔田さんてお兄さんにそっくりですよね。双子じゃないですよね」
「違う。……榎原。どうにかしろ」
「なにをですか」
「……疲れる」
どっとその場の全員が笑った。
薫にしてみれば憧れの選手に近づけるチャンスだ。ぐいぐい迫るのも無理はない。それを、疲れたの一言で切り捨てる蒔田の在り方に、紘花は、改めて蒔田らしさを感じたのだった。
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