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act17. 勝負の行方――first half
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芝のサッカーグラウンドに、走りこみをしている男性が二、三十人程度。
正確な人数は分からない。彼女はスポーツに対して、サッカーが十一人で行われるスポーツだから、最低でも二十二人必要だといった程度の認識しか持たない。
グラウンドの周辺にはフットサルコートやテニスコートなども併設されており、会社の健康保険組合を通じて借りられる保養施設としては恵まれた場所だ。
一連の施設を全部合わせると東京ドーム一個分の面積があるそうだ。……東京ドームとは、大きさを説明する際によく用いられる単位だが、彼女はいまだに東京ドームがどのくらいの大きさかを知らない。
ここに来たのは初めてだ。
会社の部活に所属する人間は週末ごとに来るらしい。
彼女はグラウンドの右手に目を向ける。知っている人間がちらほら。会社の人間を中心とした、桐沢のチーム。ふた手に分かれ、輪になってディフェンスとオフェンスに別れた模様いわゆるミニゲームを始めたところが、……ディフェンス側があっさりとボールを取られてしまう有り様。見た感じもまさにIT系の会社員という感じ。体格のいい男性も数名見られるが、大多数が線の細い男性だ。
かたや、左手には、蒔田側のチーム。フィールドを横切る方向に、短距離でのダッシュを繰り返しているが、……ハーフパンツから覗くふくらはぎが明らかに太い。
蒔田樹の友人を中心としたチームだそうだ。
「なんか、……本格的やね。アップの仕方がプロみたい」
「そう、だね……て、な、なんで薫がいるの!?」離席した後輩の道林が来るものとばかり思っていた彼女は泡を食う。
へっへーん、と竹田薫は鼻の下を指でこする。「蒔田樹のおるところに竹田薫あり、ってね。……あの樹が監督やるって聞いたんだもん、顔出さないわけには行かないでしょ」
「はーそー……」ギャラリーは会社の関係者か蒔田樹の知人のみ。ごくごく内輪の練習試合なのに、嗅ぎつけた竹田のことを流石だと思った。「空いてるよ、ここ」
彼女は左側の席を叩いた。
「サンキュ。飲む?」
「飲む」彼女は差し出されるペットボトルを受け取った。麦茶だ。用意がいい。「サンキュ」
改めて周囲を見回す。見たことがある会社の人間がちらほら。挨拶をするほどの間柄ではないが。ほかには、選手の妻や子どもなど。第三事業部だと後輩の一色がサッカー部所属だが、彼は欠席、だそうだ。
挨拶すべき人間が見当たらないことを確認し、彼女は、友人を見あげて尋ねた。「一人で来たの?」
「うん」まああたしはいつもこうだから、と言って友人はゆっくりと座った。「紘花が来てるからびっくりしたよ。ねえこれどういう理由で組まれた試合?」
「……というと?」声が知らず低くなる。
「樹さんは契約の関係で公式戦以外には遊びでも出られないんだけど、……といっても監督できるなんて聞いたこと無いし。それになんでわざわざ会社員と試合すんのかなあって」
理由に心当たりはあるのだが、言うわけにはいかない。
空とぼけて彼女は答えた。「うちの会社、これでも東京都社会人リーグっていう会社関係が参加するリーグで優勝してるの。何部だかまでは知らないけど。結構強いみたいよ。それでお呼びがかかったんじゃない?」
言いながら彼女は目の端にグラウンド中央、近寄る人影を二つ認めた。蒔田と、桐沢。どちらからともなく声をかけたようだ。会話を始める様子。
聞き取れる距離ではないが、彼女は意識を彼らに集中させた。
* * *
「ちぃーっす、蒔田さん。……なんか見た感じ戦力差ありすぎじゃないっすか」
「兄貴にひとを集めてくれと頼んだらこうなった」
「……ま、いいんすけどね。点取ったほう勝ちってだけですし。……あでもやっぱあんながたいいいやつら相手に点取れるかなって……」
ぶつぶつ言う桐沢に蒔田は提案をする。
「おまえが望むなら、チームを変えても構わない」
「は?」俯いていた桐沢は顔を起こした。
「つまり、おれとおまえがトレードをするんだ。おれがうちの会社のチームで、おまえが兄貴のチームでFWをする。……おれは最初からそのつもりだったが」
「突拍子もない申し出っすけど、い、いいんすか……」
「繰り返すがおれは元々そのつもりだった。兄貴の監督するチームでプレイするのはなんというか、こそばゆい。できれば避けたい」
「まーおれとしては願ったり叶ったりですけど」
「じゃあ決まりだ」
* * *
何やら二人は握手をし。
蒔田が自分の着ていたビブスを脱いで桐沢に手渡した。桐沢はそれを着る。そして二人は、入れ替わるように、蒔田はIT系の会社員チームに、桐沢はマッチョな体育会系チームに合流して練習を始める。
「なに。なにあれ、……チーム逆にするってこと?」
「さあ……」彼女もなにが起きているかが掴めない。
「そうみたいですよ」
「わ」後ろから声をかけられ彼女は声をあげた。後輩の道林ミカだった。「びっくりした。……でなんで分かんの?」
「蒔田さんと桐沢さんそういうジェスチャーしてましたもん」道林は、両指の人差し指を立ててくるくると回す、バスケの審判がするトラベリングみたいな仕草をする。「口パクでもなに言ってるかあたしだいたい分かるんで」
「なにそれ。読唇術?」思わず彼女は笑って尋ねた。日常生活には取り立てて求められないスキルだ。中高大と女子校に通った道林は、そこで鍛えられたのかもしれない。
「あ。初めまして」すかさず道林は竹田に挨拶をする。見た目や素行がギャルふうな割に案外しっかりしている。
二人が簡単な挨拶を交わすうちに、二チームは一旦グラウンドから引き上げる。短い休憩のあとにいよいよ試合が始まる運びだ。
* * *
このあいだの試合と違って、選手紹介がない。内輪の試合なのだから当然だが、先日観戦した試合と比べて随分と地味に感じた。選手を盛りたてる応援なんかもないし。
太鼓を叩くひとなんか当然いない。小学校かなんかの運動会をふと思い出した。
あれも、観客は関係者のみの地味なものだった。
審判が笛を吹き、試合の開始を告げた。なお、蒔田がFWを務める会社員チームはチームSE(エスイー)、桐沢がFWを務め、蒔田樹が監督を務める側はチーム蒔田と名付けられた。榎原たちから見て右から左に攻めるのがチームSE、右から左に攻めるのがチーム蒔田だ。
のんびりとした気分を戒め、榎原は固唾を呑んで試合を見守る。勿論、彼女は蒔田一臣に勝って欲しい。
得点数が多いほうが勝ちというルールだ。
そのルールは、蒔田一臣と桐沢と彼女の三人だけしか知らない。表向きには、単なる練習試合としている。
「……案外、慎重な試合の入り方するんだね」竹田が頬杖をつきながら口を開いた。「これって監督の指示だろうね。……攻撃サッカーを標榜する横浜所属の蒔田樹らしからぬ采配だな」
「でも結構前線から守備してませんか? しかも結構連動してる」
「チーム蒔田は日頃から一緒に練習してるメンバーっぽいね。意思統一がハッキリしてる。追うところはしっかり追う、ディフェンスラインを高めに保ってコンパクトにしてる」
「対してチームSEはなんてか、……どん引きの典型的な縦ポンサッカーっすね。いちお4-4-2っぽいっすけど実質蒔田さんのワントップですよね。……あ、攻撃行くの蒔田さんだけだし。あれじゃなかなか点入んないんじゃ、……あーっおっしー」
道林が頭を抱える。サイドから上がったクロスが蒔田一臣の頭上を越え、ゴールの左に流れる。
ゴールキーパーがキックをするのを眺めながら榎原はぼやいた。「……あの。さっきから二人がなに言ってるかサッパリ分かんないんですけど」二人ともサッカー好きのようだ。なんだか、話が合いそう。
「あたし代表戦好きで結構見てるんです」
「わたしはもっぱらJリーグだけどね。……あ、あもう、……あーっ」
「もーっ惜しいーっ」道林も頭を抱える。……二人とも、試合に集中するとなにも見えなくなるし会話も成立しなくなる性格のようだ。代表戦を解説する芸能人みたいな反応だ。
彼女は、蒔田に目を向けた。荒っぽく手の甲で額の汗を拭う。会社じゃ決して見せない姿だ。半袖のシャツにハーフパンツ。ふくらはぎが案外太めで、程よく筋肉がついている。
そして、白い。
鉄仮面はやはり全身白い肌をしていた。
「……ポゼッション率ダントツ高いね、チーム蒔田は。カウンター狙いのSEが果たして蒔田一臣にいいクロスをあげられるか……」
非・関係者の竹田薫は、試合の行方をそんなふうに笑って語ってみせた。
*
正確な人数は分からない。彼女はスポーツに対して、サッカーが十一人で行われるスポーツだから、最低でも二十二人必要だといった程度の認識しか持たない。
グラウンドの周辺にはフットサルコートやテニスコートなども併設されており、会社の健康保険組合を通じて借りられる保養施設としては恵まれた場所だ。
一連の施設を全部合わせると東京ドーム一個分の面積があるそうだ。……東京ドームとは、大きさを説明する際によく用いられる単位だが、彼女はいまだに東京ドームがどのくらいの大きさかを知らない。
ここに来たのは初めてだ。
会社の部活に所属する人間は週末ごとに来るらしい。
彼女はグラウンドの右手に目を向ける。知っている人間がちらほら。会社の人間を中心とした、桐沢のチーム。ふた手に分かれ、輪になってディフェンスとオフェンスに別れた模様いわゆるミニゲームを始めたところが、……ディフェンス側があっさりとボールを取られてしまう有り様。見た感じもまさにIT系の会社員という感じ。体格のいい男性も数名見られるが、大多数が線の細い男性だ。
かたや、左手には、蒔田側のチーム。フィールドを横切る方向に、短距離でのダッシュを繰り返しているが、……ハーフパンツから覗くふくらはぎが明らかに太い。
蒔田樹の友人を中心としたチームだそうだ。
「なんか、……本格的やね。アップの仕方がプロみたい」
「そう、だね……て、な、なんで薫がいるの!?」離席した後輩の道林が来るものとばかり思っていた彼女は泡を食う。
へっへーん、と竹田薫は鼻の下を指でこする。「蒔田樹のおるところに竹田薫あり、ってね。……あの樹が監督やるって聞いたんだもん、顔出さないわけには行かないでしょ」
「はーそー……」ギャラリーは会社の関係者か蒔田樹の知人のみ。ごくごく内輪の練習試合なのに、嗅ぎつけた竹田のことを流石だと思った。「空いてるよ、ここ」
彼女は左側の席を叩いた。
「サンキュ。飲む?」
「飲む」彼女は差し出されるペットボトルを受け取った。麦茶だ。用意がいい。「サンキュ」
改めて周囲を見回す。見たことがある会社の人間がちらほら。挨拶をするほどの間柄ではないが。ほかには、選手の妻や子どもなど。第三事業部だと後輩の一色がサッカー部所属だが、彼は欠席、だそうだ。
挨拶すべき人間が見当たらないことを確認し、彼女は、友人を見あげて尋ねた。「一人で来たの?」
「うん」まああたしはいつもこうだから、と言って友人はゆっくりと座った。「紘花が来てるからびっくりしたよ。ねえこれどういう理由で組まれた試合?」
「……というと?」声が知らず低くなる。
「樹さんは契約の関係で公式戦以外には遊びでも出られないんだけど、……といっても監督できるなんて聞いたこと無いし。それになんでわざわざ会社員と試合すんのかなあって」
理由に心当たりはあるのだが、言うわけにはいかない。
空とぼけて彼女は答えた。「うちの会社、これでも東京都社会人リーグっていう会社関係が参加するリーグで優勝してるの。何部だかまでは知らないけど。結構強いみたいよ。それでお呼びがかかったんじゃない?」
言いながら彼女は目の端にグラウンド中央、近寄る人影を二つ認めた。蒔田と、桐沢。どちらからともなく声をかけたようだ。会話を始める様子。
聞き取れる距離ではないが、彼女は意識を彼らに集中させた。
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「ちぃーっす、蒔田さん。……なんか見た感じ戦力差ありすぎじゃないっすか」
「兄貴にひとを集めてくれと頼んだらこうなった」
「……ま、いいんすけどね。点取ったほう勝ちってだけですし。……あでもやっぱあんながたいいいやつら相手に点取れるかなって……」
ぶつぶつ言う桐沢に蒔田は提案をする。
「おまえが望むなら、チームを変えても構わない」
「は?」俯いていた桐沢は顔を起こした。
「つまり、おれとおまえがトレードをするんだ。おれがうちの会社のチームで、おまえが兄貴のチームでFWをする。……おれは最初からそのつもりだったが」
「突拍子もない申し出っすけど、い、いいんすか……」
「繰り返すがおれは元々そのつもりだった。兄貴の監督するチームでプレイするのはなんというか、こそばゆい。できれば避けたい」
「まーおれとしては願ったり叶ったりですけど」
「じゃあ決まりだ」
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何やら二人は握手をし。
蒔田が自分の着ていたビブスを脱いで桐沢に手渡した。桐沢はそれを着る。そして二人は、入れ替わるように、蒔田はIT系の会社員チームに、桐沢はマッチョな体育会系チームに合流して練習を始める。
「なに。なにあれ、……チーム逆にするってこと?」
「さあ……」彼女もなにが起きているかが掴めない。
「そうみたいですよ」
「わ」後ろから声をかけられ彼女は声をあげた。後輩の道林ミカだった。「びっくりした。……でなんで分かんの?」
「蒔田さんと桐沢さんそういうジェスチャーしてましたもん」道林は、両指の人差し指を立ててくるくると回す、バスケの審判がするトラベリングみたいな仕草をする。「口パクでもなに言ってるかあたしだいたい分かるんで」
「なにそれ。読唇術?」思わず彼女は笑って尋ねた。日常生活には取り立てて求められないスキルだ。中高大と女子校に通った道林は、そこで鍛えられたのかもしれない。
「あ。初めまして」すかさず道林は竹田に挨拶をする。見た目や素行がギャルふうな割に案外しっかりしている。
二人が簡単な挨拶を交わすうちに、二チームは一旦グラウンドから引き上げる。短い休憩のあとにいよいよ試合が始まる運びだ。
* * *
このあいだの試合と違って、選手紹介がない。内輪の試合なのだから当然だが、先日観戦した試合と比べて随分と地味に感じた。選手を盛りたてる応援なんかもないし。
太鼓を叩くひとなんか当然いない。小学校かなんかの運動会をふと思い出した。
あれも、観客は関係者のみの地味なものだった。
審判が笛を吹き、試合の開始を告げた。なお、蒔田がFWを務める会社員チームはチームSE(エスイー)、桐沢がFWを務め、蒔田樹が監督を務める側はチーム蒔田と名付けられた。榎原たちから見て右から左に攻めるのがチームSE、右から左に攻めるのがチーム蒔田だ。
のんびりとした気分を戒め、榎原は固唾を呑んで試合を見守る。勿論、彼女は蒔田一臣に勝って欲しい。
得点数が多いほうが勝ちというルールだ。
そのルールは、蒔田一臣と桐沢と彼女の三人だけしか知らない。表向きには、単なる練習試合としている。
「……案外、慎重な試合の入り方するんだね」竹田が頬杖をつきながら口を開いた。「これって監督の指示だろうね。……攻撃サッカーを標榜する横浜所属の蒔田樹らしからぬ采配だな」
「でも結構前線から守備してませんか? しかも結構連動してる」
「チーム蒔田は日頃から一緒に練習してるメンバーっぽいね。意思統一がハッキリしてる。追うところはしっかり追う、ディフェンスラインを高めに保ってコンパクトにしてる」
「対してチームSEはなんてか、……どん引きの典型的な縦ポンサッカーっすね。いちお4-4-2っぽいっすけど実質蒔田さんのワントップですよね。……あ、攻撃行くの蒔田さんだけだし。あれじゃなかなか点入んないんじゃ、……あーっおっしー」
道林が頭を抱える。サイドから上がったクロスが蒔田一臣の頭上を越え、ゴールの左に流れる。
ゴールキーパーがキックをするのを眺めながら榎原はぼやいた。「……あの。さっきから二人がなに言ってるかサッパリ分かんないんですけど」二人ともサッカー好きのようだ。なんだか、話が合いそう。
「あたし代表戦好きで結構見てるんです」
「わたしはもっぱらJリーグだけどね。……あ、あもう、……あーっ」
「もーっ惜しいーっ」道林も頭を抱える。……二人とも、試合に集中するとなにも見えなくなるし会話も成立しなくなる性格のようだ。代表戦を解説する芸能人みたいな反応だ。
彼女は、蒔田に目を向けた。荒っぽく手の甲で額の汗を拭う。会社じゃ決して見せない姿だ。半袖のシャツにハーフパンツ。ふくらはぎが案外太めで、程よく筋肉がついている。
そして、白い。
鉄仮面はやはり全身白い肌をしていた。
「……ポゼッション率ダントツ高いね、チーム蒔田は。カウンター狙いのSEが果たして蒔田一臣にいいクロスをあげられるか……」
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