恋は、やさしく

美凪ましろ

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act59. 青春との別離

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 恋人たちは、プロポーズで互いの想いを確かめ合うと、具体的な準備を開始する。


 二人の住居。

 婚約のイベントの有無。

 互いの両親への紹介。

 入籍のタイミング。

 結婚式の有無、などなど。


 蒔田の実家へはつい先日帰ったばかりだ。挨拶のためにまた帰るとしたら冬を避けて三月頃か。紘花の実家はさほど遠くないから、先にそちらへの報告を済ませるつもりだった。

 住むところは彼女が蒔田のマンションへ引っ越そうという話になった。二人で住めるスペースは十分にあるし彼女の家具を一部処分しなければならないが、最悪、廊下に置いておくことでしのぎ、改めて将来的に二人で住むところを探す方向で考えている。

 彼女は、ウェディングドレスを着たい願望はあるものの特に結婚式への執着心は持たなかった。二人で海外で挙式するか、写真だけで済ませ、後日、互いの友人や会社の人間を呼ぶパーティーをしてもいいのではないか、というふうに話がまとまってきた。

 彼女は、年明けから新しい職場に勤務する。考えることは膨大、決めることも膨大。しかし、できることから、すこしずつ片付けていけばいいという蒔田の言葉を受けて、彼女は、冷静な自己を形成するよう務めた。

 結婚に関しては、夢の世界から急に現実に引き戻される側面がある。しかし彼女はまだ夢見がちな状態で。自身の転職のみに関しては現実的に対応し、あとはふわふわとした柔らかいここちに身を任せた。

 肝心な決断は、彼が下すというそのありがたみも、実感していた。パートナーが居るとは、ここまで心強いことなのか

 彼は、ちゃんと、目を見て、彼女の話を聞き、彼女の考えを尊重してくれる。そのうえで二人にとってベストな選択を考える。そのやりかたが、真新しいけど気持ちのいいシーツのように、相性がよかった。上京して以来。自分で判断し行動する孤独に慣れていた彼女にとっては、蒔田の判断力が繊細なピアノの旋律のごとく、ここちよく馴染んだ。

 彼女の送別会が行われたのは、仕事納めの日である二十八日だった。集まったのは、彼女の知る第三事業部の面々、それに久しぶりに会う同期たち。榎原の同期の女子の一人と、道林が連絡を取り合い、セッティングしてくれた。五十人ばかりが集まり、居酒屋の座敷を貸しきってそれは行われた。いつも部屋の隅でウーロンハイを作り続ける彼女が、今回は、座の真ん中で、隣を宗方部長彼女を挟んだ隣を柏谷が座るというかたち。第三事業部のトップツーが座るゆえ、彼女にはなむけの言葉を送る人間のみならず上司に挨拶する人間も多々訪れ、まるで結婚式場のひな壇の状態と化していた。

 いつも彼女と一緒だった道林は入り口で途中参加の人間を案内したり、飲み物のオーダーをとったりと。忙しそうだ……。

 と。その入り口のほうに。見知った人間の姿を見かけた。彼女は、席を離れ、自分から挨拶に向かった。

「ひさしぶりだね」

「よう」軽くチョップするような感じで。桐沢が挨拶をする。「辞めるんやってね。寂しくなるわ……」

 道林が気を利かせてその場から離れる。その姿を目で見送り彼女は、桐沢に向き直った。改めて見ると実は、格好のいい男だと気づく。ぞんざいな関西弁が、そんな彼のビジュアルに不似合いな気もするけど。

 入社直後。五十人あまりの人間がひとつの大部屋に集められ、研修を受けた。ビジネスマナーは数日で終わり大部分が、二ヶ月に渡るプロジェクト研修。文系の大学を出た彼女は研修にまったくついていけず根をあげそうになった。でも踏ん張った。

 そのときの新入社員のなかのトップスリーに入っているであろう桐沢は知識をひけらかすことなく。ときに彼女を励まし、ときには教師のように丁寧に。親切に。教えてくれた。二度と戻らないあの日々。

 毎日、遅くまで勉強して、そして飲みに行って、将来のことをああでもないこうでもないと夢見たり現状を愚痴ったり。

 そういえば、彼女は桐沢にあの頃の礼を言っていなかった。これで彼と会うのは最後だと思い、彼女は口を開いた。「ありがとね。桐沢……」

「うん。なにが?」

「研修のとき。いろいろ……よくしてくれたし」

「ああ」と桐沢は笑う。「紘花ちゃんが一生懸命やったから。それにおれのためでもあったんよ、あれは。教えることで勉強になるし。ほんで自己顕示欲みたいなもんも、あったんかもしれん」

「それでもありがと」

「せやけど紘花ちゃん」ずい、と長身の桐沢が屈み彼女の耳に口を寄せる。「おれ以外に、お持ち帰りされたらもう、あかんで」

「分かってる」照れくさくて。桐沢の腹を、小突く。すると、桐沢は、その彼女の手首を思いのほか強い力で握る。

 顔をあげた彼女は、怯む。真剣な男の目をそこに見たから。

 しかし。彼は、遠くを見ると、ふ、と破顔し、

「おれな。最後やから紘花ちゃんにキスでもしたろうかと思ったんに……、

 やめとくわ。彼氏がすごい顔でおれのことを見とる」

「……蒔田さんが?」彼女は、手首を掴まれた状態で、まだ、後ろを確かめる勇気を持てない。確か蒔田は部屋の隅で。彼女に代わって極薄のウーロンハイを作る新人の女の子と一緒に、座っているはずだ。

「ほんなら、達者でな」と、桐沢が手を離す。営業職に就く桐沢は、お尻に火のついた案件の担当をしていると聞く。どうやら挨拶だけをして帰る様子の桐沢は、仕事の合間を縫ってきてくれたのだろう、彼女は、そのことに対しても礼を言った。

 すると、桐沢は、「なんも」と首を振る。

「おれなあ紘花ちゃん。誤解でもなんでもな、毎回紘花ちゃんをからかい倒すんが、趣味ってくらい、むっちゃ楽しかってん。やりすぎたんは悪かったけど、困らせるつもりは、なかってん。そのことだけ分かっておいてな。

 紘花ちゃんがかわいすぎるあまりのことやねん」

 最後だからなのだろう。桐沢は、よく喋る。

 彼女は、彼の目を見据えて、相槌を打つ。

「……分かってる」と微笑んだ。すると目に熱いものがこみあげる。研修の日々は青春そのものだった。彼と話すことでその日々が、完全に過去のものになったのだと、悟った。

「じゃあ、元気で」

「紘花ちゃんも」去りゆく彼の背中。それはまるで青春に『さよなら』を言っているかのようだった。

「……榎原さん」優秀な後輩は、話しかけるタイミングも完璧だ。「このあと。行けるひとたちだけで二次会に行く予定なんですけど、希望の店とかあります?」

「ううん。特に、ないよ」

「じゃあ、こないだ榎原さんがいいって言ってた、掘りごたつの店に最初に電話してみますね。たぶん五六人かける六テーブルくらいに別れることになると思います」

「……うん。ありがとう……」

「今日は榎原さんが主役なんですから、堂々としててください」いまだ涙目の彼女に、道林がはっぱをかける。しっかりしてください、と。

「しんみりしちゃったら、あたしまで泣きたくなるじゃないっすか……」

「……ミカちゃん」彼女は、ぐず、と鼻をすする。道林ミカにも。

 たくさん、お世話になった……。

 金髪を見たときには抵抗があった。やる気のないギャルだったらどうしようと思った。でも話してみると素直でとてもいい子で。

 あの堅物の蒔田にも堂々と話しかけていた。それに。

 蒔田とのあいだを、取り持ってくれた……。

 かけがいのない、恩人だ。

「あたしねミカちゃん」言いかけたけれど、彼女は、やめた。道林を、職務に集中させてあげたい。きっと道林はそうしたいだろうから。

「なんですか」携帯でお店の番号を打つ道林が、顔をあげる。

「あとで言うから、いい」

 怪訝な顔をしつつ、携帯を耳に当てる道林。あとで彼女に。

 たくさんの、『ありがとう』を伝えたいと思った。この場所に来てくれたみんなにも……。

 お座敷にあがると、気づいた宗方に、紘花ちゃんこっちこっち! と手招きをされる。柏谷が優しい笑顔で見守る。みんなが、こっちを一斉に見た。こんなに注目を集めるなんて。結婚式の花嫁並みだと、彼女は、思った。

 視線を注ぐひとびとのなかに、蒔田が居た。しかし、彼は。

 さきほどの桐沢の発言が嘘のように、後輩の男子と。なにか、深刻に、話し込んでいる様子だった。

 * * *


 年末に、実家に帰ろうと決めたときに。


 稲妻のように、彼女をひとつの考えが貫いた。

 彼女には失踪した母親がいる。そのことで彼に、迷惑をかける可能性など、考えられないだろうか。ある日突然ひょっこり現れて重大な病気になったとか。膨大な借金を抱えてやってきたりとか。

 ……二回目のプロポーズを受けたのが、二十五日。それから会う時間がなく彼女は。『うちに来れない?』とこっそり二次会の帰り際に彼にメールをした。

 メールや電話で済ませられる話では無かった。

『いま、風呂からあがったところ。すぐ行く』

 蒔田には合鍵を渡している。着替えも一組用意しているからさきにあがって待っていてもらうには支障はないはず。

 彼女が帰宅すると、ドアの音で分かったのか、蒔田がすぐ玄関に来た。

 長身の彼を見あげて彼女は微笑む。「ただいま」

「おかえり」抱き寄せてキスをするのが常の彼だが。彼女のまとう深刻な雰囲気に気づいたようだ。

「……蒔田さん。話があるの。……その。結婚のことで……」

 とにかく入れと、彼は、コートを着たままの彼女の背中に手を添え、なかへと促した。

 * * *

「あたし。浮かれていてすっかり頭から抜けていたけどあたしには、失踪した母がいるじゃないですか。だからそのことで将来的に蒔田さんに迷惑をかけるかもしれない。だから……」

「だから、どうした」

「……あたしでいいのかなあって……」

「母親のことが原因で、きみは、おれとの結婚を諦めたいというのか」

 どう言えば伝わるのだろう。もちろん、蒔田とは、一緒になりたい。だが―ー

 もし、予期せぬ負担をかけてしまうことになったとしたら。

 一生、自分の決断を悔いることとなる。

「おれはな、紘花……」彼女が黙って俯いていると、彼のほうが口を開いた。「どんな育ちをしていようが。おれは、きみを、好きなんだ。きみ以外の人間など、考えられない。

 人生には、いろんな出来事がつきものだ。嬉しいことも、悲しいことも。おれは、きみと一緒なら、どんな出来事も乗り越えられると思っている。きみは

 違うのか」

 問いかける言葉とは裏腹に。柔らかく微笑む蒔田が目に入る。眩しいくらいの笑み……。

 胸に熱いものを感じつつ、彼女は頷いた。

「一つ。きみを安心させることを言っておくとおれには、それなりの貯金がある。それでもどうにもならない場合は実家の旅館を売っぱらうことも方法のひとつだ。知ってのとおり、跡継ぎである兄貴は家を継がないからいずれ売り払うことは確定だ。その時期が早まるか否かの程度の話だ。つまり金の問題を解決できる余力ならばあるとおれは言っている。……このことを話すと、かえって、きみに心理的負担をかけることになるだろうから、黙っていたが……。

 いずれにせよ。

 きみの肉親が将来もし現れたとしたら喜ばしいことだとおれは思う。きみの気持ちは、複雑かもしれないが」

「……あたしにとっての肉親は、父だけよ。父以外考えられない。

 周りの手を借りることはあっても。働いているのに、頑張って、頑張って、頑張りぬいて、ひとりであたしを、育て上げてきたのよ。

 実の子どもでもない、あたしを」

「紘花……」黙って蒔田が彼女を抱きしめる。それだけで気持ちが伝わる気がした。

 いつも肉体的に彼を受け入れている彼女が。

 このときばかりは蒔田に受け止めてもらえている自分自身のことを、感じていた。


 これが、愛なんだと。


 * * *

 実家に帰っても、蒔田が近くにいないから、退屈で。年末特有の特番ばかり見て過ごしたが唯一のイベントがあった。久々に地元の友達に会って、お酒を飲んだ。結婚を考えていると明かすとみんな、喜んでくれた。

 子連れで来て早めに帰る子もおり、彼女に、卒業から随分と時間が経過したことを感じさせた。みんないつまでも一緒で、変わらないと信じていた青春時代の純真。もう自分が失ってしまったものだ。

 帰宅して自分の部屋に入ったタイミングで蒔田からの着信。もはや彼女はディスプレイを確かめずに通話ボタンを押す。「もしもし」

「紘花。元気か?」

「毎日話してるじゃないの」と彼女は薄く笑う。

「分からないさ。今日、なにか、特別なことがあるかもしれないじゃないか」

「高校の友達と飲みに行った帰りです」ぼす、と彼女はベッドに座る。バッグをベッドに置き「特別なことなんかなにもありません。あ。心配させないように言っておくと。全員、女です」

「それを聞いて正直安心した。きみは、もてるからな」

「またまたあ。蒔田さんには、負けます」

「おれは女性の目を引く外見のようだが、しかし、真におれに惚れる女は、あまり、いない」

「……悩ましいですよね。蒔田さんには、同情します……」彼女は、蒔田と行った先々での出来事を思い返す。様々な年齢の女性の視線を、かっさらった。子どもから、おばさんまで……いや、おばあさんまで。「ひとの目を集めるって、芸能人みたいで、しんどいですよね」

「物心ついた頃からだから、慣れている。ところで。おれが行くのは四日でいいんだよな」

「ええ。蒔田さんさえよければ。蒔田さん。実家に帰ったばかりだから、帰ってないんですよね。暇じゃないですか」

「そんなことはない。年末の大掃除や洗濯にゲームなど、やることが満載だ」

 大掃除。「あ。あたし、やらずに来ちゃった……」引っ越し間近だというのに。

「そっちで手伝ったりしておらんのか」

「お父さん、二十九日まで仕事だったからそんな余裕ないみたい。いま、慌てて年賀状書いてるところ」

「おやっさんいま書いてんのか」

「すくないから手書きで済ませるみたいよ。かえって時間がかかると思うんだけど」

「そうか。おやっさんに、よろしくな」

「蒔田さん。あたしがそばに居なくて、寂しくないですか」

「寂しい」

「わ。断言した。珍しいなあ蒔田さんが素直になるの……」

「おれはいつもきみに対して正直だ。違うか」

「なんか、たまに、突っ張ることあるじゃないですか。いまの文脈だと、『んなこたねえ』みたいな」

「ひとりで居るのは、自由である反面、孤独なもんだな。


 なにを食っても、あまり旨く感じれん。


 おまえがそばに居てくれたらと思うよ」


「蒔田、さん……」彼女の胸のうちを衝動が突き抜ける。

 抱きたい。抱かれたい。

 でもそれは、叶わない願い……。

「はやく、会いたいですね……」こみあげるものを押し隠し、彼女は、笑って言った。

「すぐに会えるさ。四日なんざもう、あっという間さ」

「もう三日です」除夜の鐘が、電話越しに聞こえる。珍しく、彼はテレビ番組を見ている様相。

「ああ」と彼は、気づいたようだ。「あけまして、おめでとう、紘花」

「おめでとうございます」と彼女は微笑んだ。「今年も、よろしくね、蒔田さん……」

「うん。お互い、いい年になるといいな」

「はやく、会ってセックスしたいよ」

 ばーか、なんて返されると思いきや、「おれも」とあながち嘘でもない返事が帰ってくる。彼女は面食らう。

「こら。からかうなら次の手を用意しておけ」

「だ。だって蒔田さん……」

「言ったろ? おれはおまえに対して常に誠実だと」

「正直じゃありませんでしたっけ」正直と誠実とは微妙に意味が違うんですよ、と憎まれ口を叩く彼女の耳に、階下から父の呼ぶ声が入る。もう年があけてしまったが、年越しそばを用意してくれたようだ。「はーいお父さん」と彼女は一旦電話を離して大声で答える。

「蒔田さん。ごめん。父だ。切るね」

「うん。おやすみ。またあとでな」

「今日も電話をするの?」と彼女は苦笑いをする。「でも。楽しみにしてる……おやすみなさい」

 そして恋人たちを繋ぐ通話が切れる。

 新しい年の始まり。彼女は期待に胸をふくらませていた。

 大好きな、蒔田と、一緒になれる。

 一般に結婚というものには障害がつきものだ。例えば、両親の反対など。彼らは一つの課題をクリアした。互いの両親への挨拶がこれからの二人には、その障害が立ち塞がらないものの

 思ってもみない試練が待ち受けていることなど、幸せな気分とともに、階段を降りる彼女は、まだ知らない。

 *
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