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studying abroad and being myself(3)
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ランチはカフェテリアで取る。特に席は決まっていないがなんとなく、いつも同じ面々が同じ場所を選びがちだ。
カフェテリアの中心を陣取っているのはこのBスクールで勝ち組の連中である。勝ち誇ったような顔で周囲を見回し、周囲からの注目に慣れ切っており、注目を浴びがちな連中にありがちな態度を取る。人前で平気でいちゃついたり、キスをしたりハグをしたり、なかには、服の下に手を差し込ませる連中なんかもいる。呆れた。
あのグループの八人はアメリカのドラマに出てくる主人公グループのように、自分たちが勝ち組だと知っており、くっついたり別れたりをすぐに繰り返す。つまらない連中だ。……ひとのことは言えない。僕も日本にいたときはあんな感じだった。とはいえ、天下の神宮寺財閥の名を汚すような態度を取った覚えはない。
アメリカの学校には制服がないので(私立校を除き)、みんな好き放題好きな服を着ている。平気でへそを出してへそピアスなんかもしているし、僕が実際留学してみて驚いたのは、ほとんどの女の子は、地毛が金髪ではなく、黒い色の混じった暗めの金髪であり、みな、キンキンに染めているということということ。K学園では染髪など考えられないし、根っこがプリンになっている女の子を数多く見て驚いた。地毛があんな暗いブロンドなんて知らなかった。
アメリカも日本の学校と同じように勝ち組負け組が存在し、僕といえば……。留学生グループの輪にも入れない。一時期あそこで食べていた頃もあったのにな……。ひとりでランチをするのがこんなにも寂しいことだとは。日本だったら連絡ひとつでやってくる女の子のひとりくらいいるのに。僕はひとりぼっちである。
カフェテリアの隅で一人寂しくサンドイッチを食べ、お腹が空いたのでカフェテリアの奥にある販売エリアで電子マネーでクッキーを買う。巨大な手作りのクッキーが一枚五ドルで販売されているのでつい買ってしまう。
どんなに寂しくても自分が選んだ道だから、弱音なんて吐けるはずがない。友達。そんなものはいない。同じ授業を受けてなんとなく話すメイトはいるけど、友達というほどでは……。みんなは、週末、一緒に車を運転してボウリングに出かけたり遊びに行ったりと忙しい。僕が誘われることはない。
今日も、誰とも話さず一日を終えるのか。やれやれ、と息を吐きつつ、いつも通り、午後の授業に控えてロッカーに立ち寄ったときだった。
認識するのに時間を要した。――ロッカーに、赤いペンで落書きがされている。僕のところだ。
Cookie SOB
いくら、留学して一ヶ月程度で、そこまで英語が堪能でもない僕にだって分かる。SOB、son of a bitchの略ってことくらい。すました顔をしてロッカーを開く。隣のロブがびっくりしてこっちを見ている。僕だってびっくりだ。
……同じMusicクラスの連中か。かつ、さっき、クッキーを僕が買っているところを目撃した人物……。まぁいい。勝手にしやがれ。僕の演奏に恐れをなしてこんなくだらない落書きをする連中の品格になんか、僕自身を合わせる必要はない。くだらない、そっちがクソ野郎だ。
bitch。一時期流行った言葉だ。昔そういうタイトルの曲があったらしい。あばずれ。Son of a bitchとは、そんなあばずれの息子の意味。底辺中の底辺のやつに野次るスラングだ。
午後の化学の授業を受けている間も生々しくSOBの単語が焼き付いていた。けれども、そんなことをされる筋合いもない。これだから、無能な連中は……。
その日はFridayでみんな口々に「Have a nice weekend!」と言いあう。
僕はこのフレーズが大嫌いだ。なにやら、素敵な週末を必ず過ごさなければならないプレッシャーがあるように感じられるし、そんなに毎週毎週素敵なことなんて起きやしない。あるのは、くだらない現実だ。
しかも、特に親しくもない連中からそれを言われるのが更に屈辱だ。どうせおまえ友達いねえんだろ、というのが分かっているのがもろばれなのである。それでも、微笑んで「You too」くらいは言う。そうすることしか出来ないのだから。
帰りのスクールバスでまたAグループの連中が、次のアメフトの試合は誰が出るのかなどと盛り上がっている。冷めた目で見やり、窓の外を眺め、憂鬱な帰宅を迎える。
*
玄関のチャイムが鳴るとやれやれ、アンディが毎回吠える。うんざりである。
仕方ないので出る。と、ケイティだった。
「Hi Reo. 」
「Hi Katie. What's up?」
「Well, I need……」アメリカ人らしくなく、もじもじするケイティ。「I need some money to buy …… you know what. It makes me so happy. 」
なにを買うのかはだいたい分かっている。しかし、ホストファミリーのご近所さんのテイラー家のお子さんであるだけに、無下にも出来ない。
ただし、悪行に手を貸すのもごめんである。マンドリルクラブの交換留学システムは非常に厳しいことで有名で、四つのDが禁止されている。No Drugs, No Drinking, No Driving, No Dating. 薬物禁止・禁酒禁煙・運転禁止・性行為禁止。
「Katie, well……, I could lend some money to you, but if I break the rule, I have to go home right now. I do not want to quit this. Please find someone to give you the money. 」
泣きそうな顔をするケイティにはほっぺにキスをし、そっとハグをし、ドアを閉める。正直もう来ないで欲しい。僕が裕福なセレブだというのはどこからか情報が漏れており、こうして、ケイティみたいに用立てに来る女の子がちょいちょいいる。
僕が想像していたよりもアメリカの学校は恐ろしいことになっており、可哀想に。この子も中毒だ。
僕は牧師でも教師でもカウンセラーでもないのでケイティにどうすることも出来ない。祈るくらいのものである。
部屋に戻りため息をひとつ。こういう、ボストンの裕福な住宅街にもああいうものが侵食していると知るとそら恐ろしくなる。公立校こええ。せめて、K学園の提携校にしていたら……。自分の選択が悔やまれる。
サム夫婦が帰宅するとようやく夕食である。といっても、冷凍食品をチンして、それとぱさぱさのパンを食べるだけ。牛乳は相変わらず薄い。
今日起きたことは勿論サム夫妻には言えないし、僕にだってプライドというものがある。あんなことを下手に話して、被害者面をするのも嫌なのである。
不幸中の幸いだったのは、翌週学校に行くと、SOBの文言が消されていたことである。
マンドリルクラブの留学システムは非常に厳しく、日本に電話することも基本的に禁止。いまどき手紙やEメールでやり取りするほかない。SNSも投稿禁止で閲覧のみ許可される。が、目上の人の前で携帯電話を使うことは失礼に当たる、ちゃらちゃらスマホを使うなと教わって、留学の一年も前から準備してきた僕たちは、ネットに頼らない。日本の友達とは基本文通でやり取りをするし、ラインも消したし、だらだらスマートフォンを見ることもない。同じマンドリルクラブの日本人留学生の友達とは下手をするとファックスでやり取りをすることもある。日本語なら僕たちにしか読めないし、マンドリルクラブのメンバーである大人たちは裕福で、開業しているひとも多いから、FAXを持っているひとも多い。
愚痴を言う相手もいないから、仕方なく読書をする。もっと英語力を磨くべきだと分かってはいるが、授業なんて、ついていけていない。書き写すのすら間に合わず先生に消されることもしばし。置いてきぼりを食らっているのはよく分かっている。どうにかしたい。
『瑞々しき青』。日本から持ってきた書籍だ。この本には、きみの故郷の緑川のことが描かれており、まるで自分が田舎で平和で幸せな青春を送っているような気分になれる。かつて訪れた海野小島も素晴らしい場所だった。行けることがあるのなら、きみと一緒に行きたい。
ああ。こんな異国の地に来て修業をしているというのに。こんな日本の本なんかに頼って。
泣きたいのに。何故泣きたいのか分からないし、涙すら出ない。
あまりにも神宮寺とは違って。アメリカは、セレブでも案外実生活は質素である。食べ物も、日本ほど豊富ではなく、サム夫妻みたいにお忙しい夫婦は、夕飯に冷凍食品を温めて食べるのが一般的だ。
味噌汁が飲みたい。猛烈な渇きを覚え、サム夫妻がテレビに夢中であることを確かめ、自分を慰める。そうでもしないと発散出来そうになかった。この猛烈な、どうしようもない衝動を。
カフェテリアの中心を陣取っているのはこのBスクールで勝ち組の連中である。勝ち誇ったような顔で周囲を見回し、周囲からの注目に慣れ切っており、注目を浴びがちな連中にありがちな態度を取る。人前で平気でいちゃついたり、キスをしたりハグをしたり、なかには、服の下に手を差し込ませる連中なんかもいる。呆れた。
あのグループの八人はアメリカのドラマに出てくる主人公グループのように、自分たちが勝ち組だと知っており、くっついたり別れたりをすぐに繰り返す。つまらない連中だ。……ひとのことは言えない。僕も日本にいたときはあんな感じだった。とはいえ、天下の神宮寺財閥の名を汚すような態度を取った覚えはない。
アメリカの学校には制服がないので(私立校を除き)、みんな好き放題好きな服を着ている。平気でへそを出してへそピアスなんかもしているし、僕が実際留学してみて驚いたのは、ほとんどの女の子は、地毛が金髪ではなく、黒い色の混じった暗めの金髪であり、みな、キンキンに染めているということということ。K学園では染髪など考えられないし、根っこがプリンになっている女の子を数多く見て驚いた。地毛があんな暗いブロンドなんて知らなかった。
アメリカも日本の学校と同じように勝ち組負け組が存在し、僕といえば……。留学生グループの輪にも入れない。一時期あそこで食べていた頃もあったのにな……。ひとりでランチをするのがこんなにも寂しいことだとは。日本だったら連絡ひとつでやってくる女の子のひとりくらいいるのに。僕はひとりぼっちである。
カフェテリアの隅で一人寂しくサンドイッチを食べ、お腹が空いたのでカフェテリアの奥にある販売エリアで電子マネーでクッキーを買う。巨大な手作りのクッキーが一枚五ドルで販売されているのでつい買ってしまう。
どんなに寂しくても自分が選んだ道だから、弱音なんて吐けるはずがない。友達。そんなものはいない。同じ授業を受けてなんとなく話すメイトはいるけど、友達というほどでは……。みんなは、週末、一緒に車を運転してボウリングに出かけたり遊びに行ったりと忙しい。僕が誘われることはない。
今日も、誰とも話さず一日を終えるのか。やれやれ、と息を吐きつつ、いつも通り、午後の授業に控えてロッカーに立ち寄ったときだった。
認識するのに時間を要した。――ロッカーに、赤いペンで落書きがされている。僕のところだ。
Cookie SOB
いくら、留学して一ヶ月程度で、そこまで英語が堪能でもない僕にだって分かる。SOB、son of a bitchの略ってことくらい。すました顔をしてロッカーを開く。隣のロブがびっくりしてこっちを見ている。僕だってびっくりだ。
……同じMusicクラスの連中か。かつ、さっき、クッキーを僕が買っているところを目撃した人物……。まぁいい。勝手にしやがれ。僕の演奏に恐れをなしてこんなくだらない落書きをする連中の品格になんか、僕自身を合わせる必要はない。くだらない、そっちがクソ野郎だ。
bitch。一時期流行った言葉だ。昔そういうタイトルの曲があったらしい。あばずれ。Son of a bitchとは、そんなあばずれの息子の意味。底辺中の底辺のやつに野次るスラングだ。
午後の化学の授業を受けている間も生々しくSOBの単語が焼き付いていた。けれども、そんなことをされる筋合いもない。これだから、無能な連中は……。
その日はFridayでみんな口々に「Have a nice weekend!」と言いあう。
僕はこのフレーズが大嫌いだ。なにやら、素敵な週末を必ず過ごさなければならないプレッシャーがあるように感じられるし、そんなに毎週毎週素敵なことなんて起きやしない。あるのは、くだらない現実だ。
しかも、特に親しくもない連中からそれを言われるのが更に屈辱だ。どうせおまえ友達いねえんだろ、というのが分かっているのがもろばれなのである。それでも、微笑んで「You too」くらいは言う。そうすることしか出来ないのだから。
帰りのスクールバスでまたAグループの連中が、次のアメフトの試合は誰が出るのかなどと盛り上がっている。冷めた目で見やり、窓の外を眺め、憂鬱な帰宅を迎える。
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玄関のチャイムが鳴るとやれやれ、アンディが毎回吠える。うんざりである。
仕方ないので出る。と、ケイティだった。
「Hi Reo. 」
「Hi Katie. What's up?」
「Well, I need……」アメリカ人らしくなく、もじもじするケイティ。「I need some money to buy …… you know what. It makes me so happy. 」
なにを買うのかはだいたい分かっている。しかし、ホストファミリーのご近所さんのテイラー家のお子さんであるだけに、無下にも出来ない。
ただし、悪行に手を貸すのもごめんである。マンドリルクラブの交換留学システムは非常に厳しいことで有名で、四つのDが禁止されている。No Drugs, No Drinking, No Driving, No Dating. 薬物禁止・禁酒禁煙・運転禁止・性行為禁止。
「Katie, well……, I could lend some money to you, but if I break the rule, I have to go home right now. I do not want to quit this. Please find someone to give you the money. 」
泣きそうな顔をするケイティにはほっぺにキスをし、そっとハグをし、ドアを閉める。正直もう来ないで欲しい。僕が裕福なセレブだというのはどこからか情報が漏れており、こうして、ケイティみたいに用立てに来る女の子がちょいちょいいる。
僕が想像していたよりもアメリカの学校は恐ろしいことになっており、可哀想に。この子も中毒だ。
僕は牧師でも教師でもカウンセラーでもないのでケイティにどうすることも出来ない。祈るくらいのものである。
部屋に戻りため息をひとつ。こういう、ボストンの裕福な住宅街にもああいうものが侵食していると知るとそら恐ろしくなる。公立校こええ。せめて、K学園の提携校にしていたら……。自分の選択が悔やまれる。
サム夫婦が帰宅するとようやく夕食である。といっても、冷凍食品をチンして、それとぱさぱさのパンを食べるだけ。牛乳は相変わらず薄い。
今日起きたことは勿論サム夫妻には言えないし、僕にだってプライドというものがある。あんなことを下手に話して、被害者面をするのも嫌なのである。
不幸中の幸いだったのは、翌週学校に行くと、SOBの文言が消されていたことである。
マンドリルクラブの留学システムは非常に厳しく、日本に電話することも基本的に禁止。いまどき手紙やEメールでやり取りするほかない。SNSも投稿禁止で閲覧のみ許可される。が、目上の人の前で携帯電話を使うことは失礼に当たる、ちゃらちゃらスマホを使うなと教わって、留学の一年も前から準備してきた僕たちは、ネットに頼らない。日本の友達とは基本文通でやり取りをするし、ラインも消したし、だらだらスマートフォンを見ることもない。同じマンドリルクラブの日本人留学生の友達とは下手をするとファックスでやり取りをすることもある。日本語なら僕たちにしか読めないし、マンドリルクラブのメンバーである大人たちは裕福で、開業しているひとも多いから、FAXを持っているひとも多い。
愚痴を言う相手もいないから、仕方なく読書をする。もっと英語力を磨くべきだと分かってはいるが、授業なんて、ついていけていない。書き写すのすら間に合わず先生に消されることもしばし。置いてきぼりを食らっているのはよく分かっている。どうにかしたい。
『瑞々しき青』。日本から持ってきた書籍だ。この本には、きみの故郷の緑川のことが描かれており、まるで自分が田舎で平和で幸せな青春を送っているような気分になれる。かつて訪れた海野小島も素晴らしい場所だった。行けることがあるのなら、きみと一緒に行きたい。
ああ。こんな異国の地に来て修業をしているというのに。こんな日本の本なんかに頼って。
泣きたいのに。何故泣きたいのか分からないし、涙すら出ない。
あまりにも神宮寺とは違って。アメリカは、セレブでも案外実生活は質素である。食べ物も、日本ほど豊富ではなく、サム夫妻みたいにお忙しい夫婦は、夕飯に冷凍食品を温めて食べるのが一般的だ。
味噌汁が飲みたい。猛烈な渇きを覚え、サム夫妻がテレビに夢中であることを確かめ、自分を慰める。そうでもしないと発散出来そうになかった。この猛烈な、どうしようもない衝動を。
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