なんか、異世界行ったら愛重めの溺愛してくる奴らに囲われた

いに。

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ろうどうする

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数日後、ハーブルさんが使用人たちに相談してくれたことで意外と早く話が進んでいった。


使用人たちには
旅の途中で魔物に襲われてしまい、家族と離れ離れになった。
そしてたまたまそこに出会した騎士団がそんな少女を保護して今ここに、、。そんな話で通っているようだ。



「、、これからよろしくお願いします。」



5人ほどの使用人に挨拶をしているがあまり人と話すこともないのにこんな大勢(5人)の前に出て発言など、ここで倒れてしまうのではないかと割と真剣に心配した。

レイは人と話す事が嫌いなわけではない、
ただ自分に深くかかわってしまうとその人に迷惑が掛かるのではないかと心配してあまり自分から話しかけることをしなかった。
だが働くとなれば話は別だ。いままでのバイトでは折り合いをつけて必要最低限の事は話すようにしていた。


でも、この世界に来てから一生分の人間と話しているきがする、、、。


「サクラさん、事情は伺っております。大変でしたね、、、。何かわからないことがあればなんでも聞いてください。どうぞよろしくお願いします。」

そんな優しい言葉をかけてくれたのは使用人の中でも年輩の長、ルーマスさんだった。

ここに来てからも、寝たきりの私をハーブルとともに交代で看病してくれていたと聞いた。
しっかり、お礼を言わなければ。

人前で話すのが苦手、という言い訳をして何も伝えないのは後々後悔する、とこの世界に来て更に良く感じる。

私は知らぬ間にこの世界へ来てしまったけど、沢山の後悔を現実、、(そう呼んでいいのかわからないが)前にいたところへ残してきてしまった。


「至らないところあると思いますが、よろしくお願いします。そしてこんな見ず知らずの者を、、ありがとうございます。」

目の前に立っているルーマスさんとここにいる使用人にもしっかり伝わるように言葉にした。
沢山相談に乗ってくれたハーブルとロイドにもこの思いを沢山伝えなきゃな。


「そんな畏まらなくても宜しいのですよ、さてまずはこの建物の案内でもしましょうか。」


「あ、はい。ありがとうございます。」


いい人、だな。

ほっとする感じ。私の祖父を思い出すと言っては失礼かもしれないが本当にそうみたいに安心する。




________...





「ここが訓練所で、、」


多くの騎士たちがいるからかこの建物はレイが思うより数倍広かった。

迷子にならずに1人で歩けるだろうか、、



「お!!!なになにー??この前の女の子じゃん!!!」


「あ!!!ほんとだ!!」



そんな大きい声が聞こえてびくっと肩を震わせる
普通に気を抜いていたからかびっくりした。


振り向くとムキムキな騎士であろう人たちがこちらに向かってくるのが見えた


すごい。

漫画とかでみるタイプのムキムキだ



「騎士様方、そんな声を大きくあげるでない」


「あ!やべルーマスもいたのか」


「やべ、とはなんですか。やべとは!」


「すませんすません」


ルーマスさんと騎士の人たちはとても仲の良いようだ



本当に家族のような、少し羨「なんでここに女がいるんだよ」



真っ直ぐ刺さるそんな声が聞こえた
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