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第9話 3か月後、学院のカフェテリアにて アンジェリーヌ視点
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「ニネット・ネズレントの同棲。そちらは、想像以上のものをもたらしてくれましたね」
妹が上機嫌でお父様たちのもとを去り、3か月が経った頃。今日も私とフレデリク様は、カフェテリアでランチを摂っていました。
「そうですね。おかげで、ご一緒できる時間が増えました」
この学院の生徒会の任期は10月15日までとなっていて、私達は3回生。次の春で卒業となるため、私達は2か月半前に生徒会メンバーではなくなりました。
そのため生徒会室を使用できなくなったのですが、
「今日はエドモン様とお出かけしますの。お姉様、羨ましいでしょうっ?」
「エドモン様が、優秀な家庭教師を雇ってくださっていますのっ。学院なんて最低限通っていれば充分ですのよっ」
ニネットは最愛の人との時間を優先するようになって、頻繁に欠席するようになりました。そのため妹の目を気にせず、会えるようになっているのです。
もちろん学院内にはニネットの友人がいるため、『元生徒会長と副会長として話をしている』という名目にする必要があり、常時一緒に居られるわけではありませんが。
「……任期終了から卒業までの、およそ半年間。我慢をしなければならないと思っていましたが、幸せです」
「ええ、僕も同じ気持ちですよ。……ですが――引き続き会えるようになると、欲が出てきてしまいますね。もっと長く一緒に居たい、そう思っています」
対面のお席で、ガレットを召し上がっていたフレデリク様。ナイフとフォークを置かれると微苦笑が生まれ、私も自然と同様の表情が浮かびます。
「私も、同じことを考えてしまっていました。あと2か月半の我慢、ですね」
「性質上そちらを早めることはできませんが、時は必ず前へと進んでくれます。それにこうして、引き続き同じ時を過ごせるのですから。予想よりも体感は少なく、あっという間に経つかもしれませんね」
私達はそんなやり取りを行って、そちらは仰られた通りでした――。
時間に比例してニネットはもっと欠席するようになって、もっと頻繁にお会いできるようになって。その影響もあって、本当にあっという間。
卒業式を迎えて私達は学院を巣立ち、
「アンジェリーヌ様、参りましょうか」
「はい。よろしくお願い致します、フレデリク様」
私はフレデリクの家のの馬車に乗り、お父様とお母様のもとを目指したのでした。
苦しい思い出しかない人達、場所から、去るために。
妹が上機嫌でお父様たちのもとを去り、3か月が経った頃。今日も私とフレデリク様は、カフェテリアでランチを摂っていました。
「そうですね。おかげで、ご一緒できる時間が増えました」
この学院の生徒会の任期は10月15日までとなっていて、私達は3回生。次の春で卒業となるため、私達は2か月半前に生徒会メンバーではなくなりました。
そのため生徒会室を使用できなくなったのですが、
「今日はエドモン様とお出かけしますの。お姉様、羨ましいでしょうっ?」
「エドモン様が、優秀な家庭教師を雇ってくださっていますのっ。学院なんて最低限通っていれば充分ですのよっ」
ニネットは最愛の人との時間を優先するようになって、頻繁に欠席するようになりました。そのため妹の目を気にせず、会えるようになっているのです。
もちろん学院内にはニネットの友人がいるため、『元生徒会長と副会長として話をしている』という名目にする必要があり、常時一緒に居られるわけではありませんが。
「……任期終了から卒業までの、およそ半年間。我慢をしなければならないと思っていましたが、幸せです」
「ええ、僕も同じ気持ちですよ。……ですが――引き続き会えるようになると、欲が出てきてしまいますね。もっと長く一緒に居たい、そう思っています」
対面のお席で、ガレットを召し上がっていたフレデリク様。ナイフとフォークを置かれると微苦笑が生まれ、私も自然と同様の表情が浮かびます。
「私も、同じことを考えてしまっていました。あと2か月半の我慢、ですね」
「性質上そちらを早めることはできませんが、時は必ず前へと進んでくれます。それにこうして、引き続き同じ時を過ごせるのですから。予想よりも体感は少なく、あっという間に経つかもしれませんね」
私達はそんなやり取りを行って、そちらは仰られた通りでした――。
時間に比例してニネットはもっと欠席するようになって、もっと頻繁にお会いできるようになって。その影響もあって、本当にあっという間。
卒業式を迎えて私達は学院を巣立ち、
「アンジェリーヌ様、参りましょうか」
「はい。よろしくお願い致します、フレデリク様」
私はフレデリクの家のの馬車に乗り、お父様とお母様のもとを目指したのでした。
苦しい思い出しかない人達、場所から、去るために。
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