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第5話 昨日の出来事その1~妹達が急変した理由~ ロレッタ視点(3)
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「ジョシュア様っ、急用を思い出しましたっ。失礼をさせていただ――」
「じゃあ、この続きは放課後にしようか。カフェテリアで紅茶とお茶菓子を楽しみながら、少しお喋りをしよう」
大急ぎでシートを畳んでその場を去ろうとしていたら、勝手に予定が決められた……。
む、無理無理っ、嫌だ! こんな人とこれ以上関わりたくないっ。
「も、申し訳ございませんっ。放課後も予定が入っていて――」
「そっか、なら明日だね。今日のお礼に、明日は僕がランチを用意するよ。食べてくれるよね?」
「ま、また申し訳ございませんっ。明日は友人との先約がありまして――」
「だったら、明後日にするよ。もしその日も都合が悪いなら、更にスライドさせる。この日は大丈夫かな?」
…………。断っても断っても、予定を埋めようとしてくる……。
((……わたし……。なんてことを、しちゃったの……))
《僕の宝物》
うっかり何日間も本気でアプローチしちゃったせいで、この方の興味は完全にわたしへと向いてしまってる……。だから逃げようとしても、逃げられない……。
「ああそうだ。今日はもう会えないのなら、ここでお伝えしておこうかな」
また体がわなわな震えてきていたら、ニッコリ笑顔がやってきた。
な、なに……? 今度はなにを、お伝えされちゃうの……?
「明日の朝は諸事情で不可能なのだけれど、明後日からは毎朝ロレッタを迎えに行きたいと思っているんだ。構わないよね?」
「………………」
一瞬だけど意識が遠のいて、倒れそうになった。
毎朝迎えに来る!? わたしを!?
「ロレッタはいつも、『もっとお喋りをしたい』『1日が48時間くらいあればいいのに』と言ってくれていたよね? 僕も同じ思いを抱いていて、どうすればそれが実現するかを考えていたんだよ」
「………………そ、そういえばわたし、言いました、ね……。そ、そう、なの、ですね……」
「そうしたら、登下校の時間を使えると思い付いたんだ。ブロン邸から学院までは1時間と半分分くらいだから、2つ合わせると3時間。車内でたっぷりと、傍でじっくりお喋りできるね」
ひぃぃぃぃぃぃ!! 想像しただけで全身に鳥肌が立った!!
わたしも髪の毛やまつげを隠れて集めているような人と、毎日3時間も馬車の中で一緒にいるなんて! こんなの耐えられない!!
「どうして早く気付かなかったんだろうね。……ずっと寂しい思いをさせてごめんね、ロレッタ。明後日からは、もっともっと楽しい毎日になるよ」
「あ、あはははは。そ、そうですね……。しつ、失礼します!!」
お返事がおかしかったと思うけど、そこを気にしてる余裕なんてない。わたしは拾っていたケースをお渡しして、その場から走って逃げだそう――としたら、そうできないことが、起きて……。だからわたしは死に物狂いで違和感を出さないように、ゆっくりとその場を去って、耐えれないから早退の申請をして馬車に飛び込んで……。泣きそうになりながら――ううん。泣きながらお屋敷に戻って、お父様とお母様にかきついたのだった……っ。
「このままだと大変なことなっちゃう!! お父様お母様っっ! どうやったらあの人と縁を切れるのぉぉっ!!」
「じゃあ、この続きは放課後にしようか。カフェテリアで紅茶とお茶菓子を楽しみながら、少しお喋りをしよう」
大急ぎでシートを畳んでその場を去ろうとしていたら、勝手に予定が決められた……。
む、無理無理っ、嫌だ! こんな人とこれ以上関わりたくないっ。
「も、申し訳ございませんっ。放課後も予定が入っていて――」
「そっか、なら明日だね。今日のお礼に、明日は僕がランチを用意するよ。食べてくれるよね?」
「ま、また申し訳ございませんっ。明日は友人との先約がありまして――」
「だったら、明後日にするよ。もしその日も都合が悪いなら、更にスライドさせる。この日は大丈夫かな?」
…………。断っても断っても、予定を埋めようとしてくる……。
((……わたし……。なんてことを、しちゃったの……))
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うっかり何日間も本気でアプローチしちゃったせいで、この方の興味は完全にわたしへと向いてしまってる……。だから逃げようとしても、逃げられない……。
「ああそうだ。今日はもう会えないのなら、ここでお伝えしておこうかな」
また体がわなわな震えてきていたら、ニッコリ笑顔がやってきた。
な、なに……? 今度はなにを、お伝えされちゃうの……?
「明日の朝は諸事情で不可能なのだけれど、明後日からは毎朝ロレッタを迎えに行きたいと思っているんだ。構わないよね?」
「………………」
一瞬だけど意識が遠のいて、倒れそうになった。
毎朝迎えに来る!? わたしを!?
「ロレッタはいつも、『もっとお喋りをしたい』『1日が48時間くらいあればいいのに』と言ってくれていたよね? 僕も同じ思いを抱いていて、どうすればそれが実現するかを考えていたんだよ」
「………………そ、そういえばわたし、言いました、ね……。そ、そう、なの、ですね……」
「そうしたら、登下校の時間を使えると思い付いたんだ。ブロン邸から学院までは1時間と半分分くらいだから、2つ合わせると3時間。車内でたっぷりと、傍でじっくりお喋りできるね」
ひぃぃぃぃぃぃ!! 想像しただけで全身に鳥肌が立った!!
わたしも髪の毛やまつげを隠れて集めているような人と、毎日3時間も馬車の中で一緒にいるなんて! こんなの耐えられない!!
「どうして早く気付かなかったんだろうね。……ずっと寂しい思いをさせてごめんね、ロレッタ。明後日からは、もっともっと楽しい毎日になるよ」
「あ、あはははは。そ、そうですね……。しつ、失礼します!!」
お返事がおかしかったと思うけど、そこを気にしてる余裕なんてない。わたしは拾っていたケースをお渡しして、その場から走って逃げだそう――としたら、そうできないことが、起きて……。だからわたしは死に物狂いで違和感を出さないように、ゆっくりとその場を去って、耐えれないから早退の申請をして馬車に飛び込んで……。泣きそうになりながら――ううん。泣きながらお屋敷に戻って、お父様とお母様にかきついたのだった……っ。
「このままだと大変なことなっちゃう!! お父様お母様っっ! どうやったらあの人と縁を切れるのぉぉっ!!」
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