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第8話 過去~イメージ通りにならない理由~ カイン&俯瞰視点(2)
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((ルーラ様を支えていける人間になろう))
僕はあの日、同時にそう決意をした。
これから彼女は王太子妃となり、やがては王妃となる。
様々な問題、プレッシャー、苦労に直面することになる。
なので僕は、それらを少しでも多く取り除けるようになろうと決めた。それが一番の恩返しになると思ったから。
((…………そのためには、変わらないといけない))
あの頃の僕は弱虫で泣き虫で、運動も勉強も苦手だった。いくら努力しても全然身につかなくて、すぐ弱音を吐いて諦めてしまう人間だった。
――でもそれでは、そんなことは到底できないから――。
僕はその日から、変わると決めた。
((もう、絶対に泣かない。弱音だって吐かない!))
まずはこう誓い、その次は運動や勉強の改革に取り掛かった。
((僕は兄上と違っていて、びっくりしちゃうくらい呑み込みが遅い。だったら兄上の2倍、ううん3倍努力すればいいだけだ!!))
不思議なもので――。意識が変わると、目の前にある『大きな問題』の見え方もがらりと変わった。
今まで『どうしようもない』と思っていたものが『乗り越えられる』ものに感じるようになって、だから僕は我武者羅に走り続けた。
((大丈夫、ぜったい大丈夫! センスは努力で補える……!!))
空いている時間はそういったことだけに使うようになり、僕はその一点だけを見据えて9年間365日進み続けた。その結果――
どんな場面でも動揺しない心。
体術。剣術。
処世術。帝王学。
などなど。
あらゆるシーンで支えられる『力』を、手に入れたのだった。
〇〇
この国の第二王子、カイン。彼はそのような理由で別人となり、ついにはナタンを軽々と凌駕するものを手に入れていたのです。
『今日はイライラしてたから、カインを突き飛ばしてやったんだよ。あの泣き顔は最高で、ルーラにも見せてやりたかったな』
ですが兄ナタンはこういった性質を持つ人間のため、トラブルの発生を懸念しカインは自身の実力を伏せていました。そのためナタンは今なお、
自分は圧倒的に上!
カインは王太子、王の器じゃない!
そう思っており、そのため――
僕はあの日、同時にそう決意をした。
これから彼女は王太子妃となり、やがては王妃となる。
様々な問題、プレッシャー、苦労に直面することになる。
なので僕は、それらを少しでも多く取り除けるようになろうと決めた。それが一番の恩返しになると思ったから。
((…………そのためには、変わらないといけない))
あの頃の僕は弱虫で泣き虫で、運動も勉強も苦手だった。いくら努力しても全然身につかなくて、すぐ弱音を吐いて諦めてしまう人間だった。
――でもそれでは、そんなことは到底できないから――。
僕はその日から、変わると決めた。
((もう、絶対に泣かない。弱音だって吐かない!))
まずはこう誓い、その次は運動や勉強の改革に取り掛かった。
((僕は兄上と違っていて、びっくりしちゃうくらい呑み込みが遅い。だったら兄上の2倍、ううん3倍努力すればいいだけだ!!))
不思議なもので――。意識が変わると、目の前にある『大きな問題』の見え方もがらりと変わった。
今まで『どうしようもない』と思っていたものが『乗り越えられる』ものに感じるようになって、だから僕は我武者羅に走り続けた。
((大丈夫、ぜったい大丈夫! センスは努力で補える……!!))
空いている時間はそういったことだけに使うようになり、僕はその一点だけを見据えて9年間365日進み続けた。その結果――
どんな場面でも動揺しない心。
体術。剣術。
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あらゆるシーンで支えられる『力』を、手に入れたのだった。
〇〇
この国の第二王子、カイン。彼はそのような理由で別人となり、ついにはナタンを軽々と凌駕するものを手に入れていたのです。
『今日はイライラしてたから、カインを突き飛ばしてやったんだよ。あの泣き顔は最高で、ルーラにも見せてやりたかったな』
ですが兄ナタンはこういった性質を持つ人間のため、トラブルの発生を懸念しカインは自身の実力を伏せていました。そのためナタンは今なお、
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カインは王太子、王の器じゃない!
そう思っており、そのため――
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