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エピローグ 17年後 俯瞰視点
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「なぜだああああああああああああああああ!! なぜこうなるんだああああああああああああああああああああ!?」
鍬を持ち首をかしげていた日から、17年後。燦燦と輝く太陽のしたでは、小麦色の肌をした男が――ナタンが、頭を抱えていました。
その理由は、
――王太子カインがまもなく即位する――。
様子を見に来たザンデルベル辺境伯によって、そんな情報が伝えられたからです。
「いつまで経っても一切不満も悪評も流れてこない!! 流れてくるのは絶賛の声だけでっ、下降線をたどりもしないっ! ただでさえおかしなことになっていたのにっっ!! 王になるだと!? どうなっているんだぁああああああああああ!?」
ナタンは、真のカインを知りません。ですので頭の中はクエッションマークだらけとなり、やがて大量の疑問は怒りへと変化します。
「ふざっ、ふざけるなよぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
今日も手に持っていた鍬を畑に叩きつけ、大絶叫。頭を掻きむしりながら大きく仰け反りました。
「国民どもっ、お前達はまちがっているんだぁああああああああああ!! 気付け!! きづけぇぇ!! そいつは王の器なんかじゃないんだぁああああ!! 反対の声をあげて即位をとめろぉおおおおおおおおおおお!! カインとルーラをその座から引き摺り下ろせぇええええええええええ!!」
現在の王太子カインは、圧倒的支持を得ている優秀な王太子。そして王太子妃であるルーラもまた、かつて以上の人格者として慕われていました。
ですので彼の叫びが、現実のものとなる時は訪れません。そのため――
「おかしい!! おかしいっ!! おかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいだろうぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
かつてこの国の王太子だった男、ナタン。彼はいつまでも叫び、ひとり怒り続けることとなるのでした。
労働と激昂を延々と繰り返す、そんな人生を歩み続けることとなってしまったのでした――。
鍬を持ち首をかしげていた日から、17年後。燦燦と輝く太陽のしたでは、小麦色の肌をした男が――ナタンが、頭を抱えていました。
その理由は、
――王太子カインがまもなく即位する――。
様子を見に来たザンデルベル辺境伯によって、そんな情報が伝えられたからです。
「いつまで経っても一切不満も悪評も流れてこない!! 流れてくるのは絶賛の声だけでっ、下降線をたどりもしないっ! ただでさえおかしなことになっていたのにっっ!! 王になるだと!? どうなっているんだぁああああああああああ!?」
ナタンは、真のカインを知りません。ですので頭の中はクエッションマークだらけとなり、やがて大量の疑問は怒りへと変化します。
「ふざっ、ふざけるなよぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
今日も手に持っていた鍬を畑に叩きつけ、大絶叫。頭を掻きむしりながら大きく仰け反りました。
「国民どもっ、お前達はまちがっているんだぁああああああああああ!! 気付け!! きづけぇぇ!! そいつは王の器なんかじゃないんだぁああああ!! 反対の声をあげて即位をとめろぉおおおおおおおおおおお!! カインとルーラをその座から引き摺り下ろせぇええええええええええ!!」
現在の王太子カインは、圧倒的支持を得ている優秀な王太子。そして王太子妃であるルーラもまた、かつて以上の人格者として慕われていました。
ですので彼の叫びが、現実のものとなる時は訪れません。そのため――
「おかしい!! おかしいっ!! おかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいだろうぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
かつてこの国の王太子だった男、ナタン。彼はいつまでも叫び、ひとり怒り続けることとなるのでした。
労働と激昂を延々と繰り返す、そんな人生を歩み続けることとなってしまったのでした――。
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彼はまだ、まったく気づいていませんよね。
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