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第3話 不届き者を待つもの(1)
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「ば、ばつ……。それは、いったい……? もしや、一家――一族を処刑に……!?」
「ご安心を。そういった事態にはなりませんわ」
一掃する。そちらはスピーディーにお掃除ができるやり方ですけれど、後任に関するものなど、領地内外で様々な問題が発生してしまいますものね。その罰によって命を落とす人はいませんし、『リエズン侯爵家』の消滅もありませんわ。
「そ、そうなのですね……っ。あ、ありがとうございます……! でっ、ではティナ様っ。わたくしどもには、どういったものが課せられるのでしょうか……?」
「再教育。そちらが、貴方および当主ご夫妻に課せられるものですわ」
では。これより、詳細を説明させていただきますわね。
「自分達が持つ力は、領民の平和、安寧のためにのみ使うこと。わたくしの正体を明かさないこと。それらを厳守したくなるように、しっかりと教育を行いますの。この国北部の地下にある教育施設で、3日間」
「さ、さん!? たったそれだけで、許していただけるのですか!? よっ、喜んで受けさせていただき――…………」
輝きが満ちていたお顔が、あっという間に暗くなりました。どうやら、お気づきになられたみたいですわね。
「想像されている通りですわ。再教育の期間は、3日間。ただしそちらは非常に濃い、3日間となりますの」
ここまで短期間なのは、『受刑者』のためではありません。公務などが疎かになることなど――領民への影響を考慮した日程となっています。
それにより本来は半年ほど必要なカリキュラムを圧縮しているため、激しいものとなっていますの。
「教育となってはいますが、正しくは洗脳ですわね」
「………………」
「けれど、怖くはありませんわ。カリキュラムの制作者曰く『つらいのは最初だけ』だそうですし、実際受講された方々は一様に、『受けてよかった』と満面の笑みを浮かべていらっしゃっていましたしね」
「べっ、別人のようになってしまっているじゃないか――いるじゃないですか!? お、お考え直しを!! わたくしめはっ、深く反省しておりまして!! 真っすぐな者へと生まれ変わっておりまして!! そういったものはっ、不要でございます!! そっ、それに当主夫妻さえしっかりしていればっ、そもそもこういった問題は起きておりませんのでっ!! せめてそちらはっ、父上と母上だけでお願い致します……!!」
青ざめていたリエズン様は目にも止まらぬ速さで両膝を突き、胸の前で手を組んで懇願を始めました。
……そう、ですのね。この方は両親を犠牲にして、助かろうとしていらっしゃるんですのね。
「ご安心を。そういった事態にはなりませんわ」
一掃する。そちらはスピーディーにお掃除ができるやり方ですけれど、後任に関するものなど、領地内外で様々な問題が発生してしまいますものね。その罰によって命を落とす人はいませんし、『リエズン侯爵家』の消滅もありませんわ。
「そ、そうなのですね……っ。あ、ありがとうございます……! でっ、ではティナ様っ。わたくしどもには、どういったものが課せられるのでしょうか……?」
「再教育。そちらが、貴方および当主ご夫妻に課せられるものですわ」
では。これより、詳細を説明させていただきますわね。
「自分達が持つ力は、領民の平和、安寧のためにのみ使うこと。わたくしの正体を明かさないこと。それらを厳守したくなるように、しっかりと教育を行いますの。この国北部の地下にある教育施設で、3日間」
「さ、さん!? たったそれだけで、許していただけるのですか!? よっ、喜んで受けさせていただき――…………」
輝きが満ちていたお顔が、あっという間に暗くなりました。どうやら、お気づきになられたみたいですわね。
「想像されている通りですわ。再教育の期間は、3日間。ただしそちらは非常に濃い、3日間となりますの」
ここまで短期間なのは、『受刑者』のためではありません。公務などが疎かになることなど――領民への影響を考慮した日程となっています。
それにより本来は半年ほど必要なカリキュラムを圧縮しているため、激しいものとなっていますの。
「教育となってはいますが、正しくは洗脳ですわね」
「………………」
「けれど、怖くはありませんわ。カリキュラムの制作者曰く『つらいのは最初だけ』だそうですし、実際受講された方々は一様に、『受けてよかった』と満面の笑みを浮かべていらっしゃっていましたしね」
「べっ、別人のようになってしまっているじゃないか――いるじゃないですか!? お、お考え直しを!! わたくしめはっ、深く反省しておりまして!! 真っすぐな者へと生まれ変わっておりまして!! そういったものはっ、不要でございます!! そっ、それに当主夫妻さえしっかりしていればっ、そもそもこういった問題は起きておりませんのでっ!! せめてそちらはっ、父上と母上だけでお願い致します……!!」
青ざめていたリエズン様は目にも止まらぬ速さで両膝を突き、胸の前で手を組んで懇願を始めました。
……そう、ですのね。この方は両親を犠牲にして、助かろうとしていらっしゃるんですのね。
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