格上の言うことには、従わなければならないのですか? でしたら、わたしの言うことに従っていただきましょう

「アルマ・レンザ―、光栄に思え。次期侯爵様は、お前をいたく気に入っているんだ。大人しく僕のものになれ。いいな?」

 最初は柔らかな物腰で交際を提案されていた、リエズン侯爵家の嫡男・バチスタ様。ですがご自身の思い通りにならないと分かるや、その態度は一変しました。
 ……そうなのですね。格下は格上の命令に従わないといけない、そんなルールがあると仰るのですね。
 分かりました。
 ではそのルールに則り、わたしの命令に従っていただきましょう。

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