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第一章:これまでのこと。そして、これからのこと
虹河原_1-1
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三人はまるでこの世の者ではないものを見る目で彼を見ていた。それが仕方のないことだとは解る。彼女達からすれば死んだはずの人間が生きているのだから。しかし、一方で淡い期待を抱かせたかもしれない、とも虹河原は思った。
それは一色誠も生きているのではないか、という期待だ。
しかし、それは無いことを虹河原は知っている。そして、それと同時に、だからこそそのことは彼自身の口から説明しなければならない、と譲れない役目だと自認していた。
「どういうことか説明はしてくれるんでしょうね?」
有栖が口を開き、それに虹河原は頷いた後に、
「もちろん。そして、頼みたいことがある」
真っすぐにユースティティアの面々を見つめ、言葉にした。
「警察とユースティティアで、天使を逮捕する。頼む、協力してくれ」
沈黙が流れ、困惑が支配する空間を少し強い夜風が誤魔化してくれていた。状況が理解できないと返答もできるはずがないことを虹河原は解っている。それでも、先に要望を伝えることで全てを理解できたとき、いや、話を聞いて状況が理解できてくると答えは個々の中で自然に形成されるだろう。
「この下のフロアを借りている。そこで全て説明させてくれ」
既に仕事を終えたライフルケースを手に持って、虹河原は三人の横を通り過ぎると先頭を歩く。少し肌寒い夜風が先程までまとわりついていた硝煙の匂いをどこか遠くへと運び、消し去っていた。
それは一色誠も生きているのではないか、という期待だ。
しかし、それは無いことを虹河原は知っている。そして、それと同時に、だからこそそのことは彼自身の口から説明しなければならない、と譲れない役目だと自認していた。
「どういうことか説明はしてくれるんでしょうね?」
有栖が口を開き、それに虹河原は頷いた後に、
「もちろん。そして、頼みたいことがある」
真っすぐにユースティティアの面々を見つめ、言葉にした。
「警察とユースティティアで、天使を逮捕する。頼む、協力してくれ」
沈黙が流れ、困惑が支配する空間を少し強い夜風が誤魔化してくれていた。状況が理解できないと返答もできるはずがないことを虹河原は解っている。それでも、先に要望を伝えることで全てを理解できたとき、いや、話を聞いて状況が理解できてくると答えは個々の中で自然に形成されるだろう。
「この下のフロアを借りている。そこで全て説明させてくれ」
既に仕事を終えたライフルケースを手に持って、虹河原は三人の横を通り過ぎると先頭を歩く。少し肌寒い夜風が先程までまとわりついていた硝煙の匂いをどこか遠くへと運び、消し去っていた。
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