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突然聞こえた声に反応したのは俺ばかりではなかった。
その場に居た総ての者が、武器や手を構えて、その曲者へと向けている。
「さすがは宿敵、惚れちゃうねぇ……この僕を相手に物怖じもせず対峙できるのは君らくらいだよ」
赤い悪魔の公爵、虐殺と拷問を司る男は不気味に目を細めた。整い過ぎた作り物のような顔に覗く真紅の瞳が、ギラギラと暗い光を放っている。同じく真紅の長髪に赤い衣服、赤でないのはその肌と頭を飾る金の冠くらいだろうか。
結界が破られたような気配は感じられなかった。この男には結界などそもそも意味がなかったとでも言うのか。気配すら悟らせず、既に侵入してきているなんて考えもしなかった。
「バルベリト」
「我が愛しのディヴィッド」
互いに名を呼び合えば、息を飲む声が耳に入ってきた。疑っていた者達はそれこそ確信しただろう。俺こそが、先代勇者であるのだと。
バルベリトの細められた目が、俺をジッと見つめている。ここ半年ほど相手にしてきた悪魔とは明らかに格が違う。瞬きすら憚られた。
目を閉じたその瞬間に、目の前で牙を剥く。そんな想像をしてしまう位には、ベリトの強さは次元が違うのだ。戦いで対峙したことがあるからこそ、知っている。
「バルベリトって、そうか、あの時言ってた――」
そう言うトウゴの声が耳に入る。けれどバルベリトからは決して目を離さなかった。
こんな狭い室内では、剣での戦闘もままならないだろう。被害を最小限にしながらどうやって室外へ誘い出すか。俺は必死で考えを巡らせていた。
「今代の勇者殿にも名が知られているとは光栄な事だ。それにしても……君があんな騎士の名前を名乗っているなんて、そんなに好きだったのかい? あのニンゲンが? あんな簡単に串刺しにされるようなーー」
「その汚ねえ口を閉じろ、バルベリト」
傷を抉り俺を誘い出そうとしているのか。やけに饒舌な悪魔に違和感を覚えながら、懐にあった短剣を投げ付けた。
この短剣は特別製だった。タチの悪い悪魔が封印されている。何度投げようとも捨てようとも、持ち主を刺し殺そうと舞い戻ってくるのだ。この世で唯一、悪魔の宿った正真正銘の呪物だ。
短剣はバルベリトに避けられたが、すぐにぐるりと軌道を変えて俺の元へと舞い戻ってきた。それを危なげなくその手に掴むと、次なる投擲に向けて再び構えた。
「クリストファー殿、この者はもしや……」
「村長の様子を見にーー」
「安心したまえ、あんな老いぼれやお子様方に用はないんだ」
何人もの攻撃を躱しながらバルベリトが悠然と微笑んでいる。思わず舌打ちが口から飛び出した。
「君を迎えにきた」
ニタリと笑みを湛え、奴は強者の余裕を持って手招きをした。今の我等など敵ではないと言いたげに、ベリトは始終笑みを絶やさなかった。
ジリジリと焼きつくような緊張感の中、俺は自分に身体強化の魔法を掛けた。バルベリトと睨み合いながら、俺達は誰もがピクリとも動かなかった。
下手に動けば負ける、それを誰もが理解しているようだった。
「ギルバート!」
「後ろだ!」
先に動いたのはバルベリトの方だった。消えたと思えば次の瞬間、背後に気配を感じる。ほとんど感覚的に頭への攻撃を避け、振り返りざまにナイフの投擲をお見舞いした。
そんなのはもちろん当たらなかった。けれども狙いは別の所にあって。僅かにバルベリトの意識が逸れた瞬間を狙って、用意していた魔法をその顔目掛けて撃ち放った。
宿屋は一階の壁が全面吹き飛ぶ事になっていた。しかし、奴を室内から追い出すにはコレしか思い付かなかったのだから仕方ない。宿屋の主人に内心で謝罪しながら、まんまと吹き飛んだベリトの気配を追って外へと飛び出した。
だが、宿から飛び出たその瞬間、頭上から蹴りをお見舞いされた。そのまま頭を踏み付けられて一瞬、気が遠くなる。
だが幸いにもその瞬間、吹き飛んでしまったナイフが目の前へと舞い戻ってきてくれた。飛んできた軌道を変えてそのまま、バルベリトの脚へと突き刺した。大したダメージではないだろうが、奴はその場から飛び退くと、数歩後ろへとさがった。
「このナイフは中々厄介だね……全く、封印されるなんて、酷い失態をしてくれたものだ」
バルベリトはそのナイフの柄に手をかけようとしたが、それはまるで避けるように脚から抜けると、再び俺を刺し殺そうと舞い戻ってきたのだった。
封印されている悪魔は、上位種の中でもトップクラスに危険で傲慢な悪魔だったという。封印されたのが余程腹に据えかねたのか、例え他者に渡ろうとも俺の元へと戻って来てしまうのだ。何度投げようとも捨てようとも、俺を殺す機をうかがい舞い戻ってくる悪魔のナイフ。
俺も持て余していた逸品がここで役立つとはと、額を流れる血を拭いながらそんな事を思った。ふとその時、走るような足音を耳にした。
「ギーーディヴィット、無事⁉︎」
「来んじゃねぇ! 邪魔だ!」
「ッ!」
慌てて駆け付けようとしてきた人質候補を怒鳴りつける。その瞬間、ピタリと止まった足音にホッと胸を撫で下ろした。
トウゴ達には悪いが、やはり彼等にベリトに相対するような実力があるとは到底思えないのだ。上位の悪魔を倒す実力があれば、今の世の中では十分過ぎる戦力だ。
だが。その上をゆく最上位の悪魔とそれ以外の悪魔との間には、超えられない壁がある。バルベリトと再戦してみてそれを今思い知っている所なのだ。
だから、あんな残酷な結末を迎える人間は、俺達だけで十分なのだ。
一瞬でもそんな事を思ったのがいけなかった。気付けば、バルベリトは自分の目の前に立っていた。
「今度は彼等と共闘するのかい?」
「ッ馬鹿、どこを見ている!」
ニヤリと殺気を孕んだ目で見下ろされ、背筋がゾッとした。クリストファーの珍しく焦ったような声を聞いた瞬間、俺は真横に吹き飛ばされた。
粗末な建物を数軒貫通し漸く地に足が着く。自分の判断が甘かったのだ、なんて思いながら今度こそ、俺はナイフの代わりに本命の剣をその手に取った。
奴にとっては重い一撃となるだろう腰に差した退魔の剣。こちらも、この世に一本しか存在しない俺専用の武器だ。
魔力を剣に行き渡らせれば、それは微かに光を帯びた。退魔の剣に気付いたのか、バルベリトはその場から後退した。散々戦ったのだ。お互いの手は知り尽くしていた。
その場で神経を研ぎ澄まし、構えた。強く強く念じ魔力を攻撃魔法へと変換し、己が身に魔力を纏っていく。
時間はあまり掛けられない。狙いを定めて地を蹴った。建物により視界は阻まれていたが、見えずとも俺にはその居場所が分かった。
建物ごと叩き斬れば、避けながら微かに顔を歪める顔が見えた。その目からは、先程までの余裕は消え失せていた。
魔力を帯びた斬撃を避けながら、バルベリトが後退していく。俺は、畳み掛けるように、奴に攻撃を当てる事にのみ全神経を集中させた。
勇者の魔力を帯びた斬撃は受ければ最後、じわじわと毒のように悪魔の力を打ち消していく。そんなのを受ければ、たとえバルベリトとてただでは済むまい。何せあの魔王すらこの剣の前には膝を折ったのだから。
そんな、勇者にのみに与えられた力にも弱点はある。通常の魔力とは違い、魔力の消費が桁違いに大きい。
全盛期の俺ですら、半刻も使えば枯渇した。魔力が枯渇するとはつまり、全魔力を根こそぎ奪われ、何の魔法も使えなくなるという事だ。
だからこの技を発動するという事はつまり、確実に悪魔を仕留めなければ後がないという事。まさに諸刃の剣だった。
そういう俺の攻撃を、バルベリトはただひたすら避けるのみだった。
その場に居た総ての者が、武器や手を構えて、その曲者へと向けている。
「さすがは宿敵、惚れちゃうねぇ……この僕を相手に物怖じもせず対峙できるのは君らくらいだよ」
赤い悪魔の公爵、虐殺と拷問を司る男は不気味に目を細めた。整い過ぎた作り物のような顔に覗く真紅の瞳が、ギラギラと暗い光を放っている。同じく真紅の長髪に赤い衣服、赤でないのはその肌と頭を飾る金の冠くらいだろうか。
結界が破られたような気配は感じられなかった。この男には結界などそもそも意味がなかったとでも言うのか。気配すら悟らせず、既に侵入してきているなんて考えもしなかった。
「バルベリト」
「我が愛しのディヴィッド」
互いに名を呼び合えば、息を飲む声が耳に入ってきた。疑っていた者達はそれこそ確信しただろう。俺こそが、先代勇者であるのだと。
バルベリトの細められた目が、俺をジッと見つめている。ここ半年ほど相手にしてきた悪魔とは明らかに格が違う。瞬きすら憚られた。
目を閉じたその瞬間に、目の前で牙を剥く。そんな想像をしてしまう位には、ベリトの強さは次元が違うのだ。戦いで対峙したことがあるからこそ、知っている。
「バルベリトって、そうか、あの時言ってた――」
そう言うトウゴの声が耳に入る。けれどバルベリトからは決して目を離さなかった。
こんな狭い室内では、剣での戦闘もままならないだろう。被害を最小限にしながらどうやって室外へ誘い出すか。俺は必死で考えを巡らせていた。
「今代の勇者殿にも名が知られているとは光栄な事だ。それにしても……君があんな騎士の名前を名乗っているなんて、そんなに好きだったのかい? あのニンゲンが? あんな簡単に串刺しにされるようなーー」
「その汚ねえ口を閉じろ、バルベリト」
傷を抉り俺を誘い出そうとしているのか。やけに饒舌な悪魔に違和感を覚えながら、懐にあった短剣を投げ付けた。
この短剣は特別製だった。タチの悪い悪魔が封印されている。何度投げようとも捨てようとも、持ち主を刺し殺そうと舞い戻ってくるのだ。この世で唯一、悪魔の宿った正真正銘の呪物だ。
短剣はバルベリトに避けられたが、すぐにぐるりと軌道を変えて俺の元へと舞い戻ってきた。それを危なげなくその手に掴むと、次なる投擲に向けて再び構えた。
「クリストファー殿、この者はもしや……」
「村長の様子を見にーー」
「安心したまえ、あんな老いぼれやお子様方に用はないんだ」
何人もの攻撃を躱しながらバルベリトが悠然と微笑んでいる。思わず舌打ちが口から飛び出した。
「君を迎えにきた」
ニタリと笑みを湛え、奴は強者の余裕を持って手招きをした。今の我等など敵ではないと言いたげに、ベリトは始終笑みを絶やさなかった。
ジリジリと焼きつくような緊張感の中、俺は自分に身体強化の魔法を掛けた。バルベリトと睨み合いながら、俺達は誰もがピクリとも動かなかった。
下手に動けば負ける、それを誰もが理解しているようだった。
「ギルバート!」
「後ろだ!」
先に動いたのはバルベリトの方だった。消えたと思えば次の瞬間、背後に気配を感じる。ほとんど感覚的に頭への攻撃を避け、振り返りざまにナイフの投擲をお見舞いした。
そんなのはもちろん当たらなかった。けれども狙いは別の所にあって。僅かにバルベリトの意識が逸れた瞬間を狙って、用意していた魔法をその顔目掛けて撃ち放った。
宿屋は一階の壁が全面吹き飛ぶ事になっていた。しかし、奴を室内から追い出すにはコレしか思い付かなかったのだから仕方ない。宿屋の主人に内心で謝罪しながら、まんまと吹き飛んだベリトの気配を追って外へと飛び出した。
だが、宿から飛び出たその瞬間、頭上から蹴りをお見舞いされた。そのまま頭を踏み付けられて一瞬、気が遠くなる。
だが幸いにもその瞬間、吹き飛んでしまったナイフが目の前へと舞い戻ってきてくれた。飛んできた軌道を変えてそのまま、バルベリトの脚へと突き刺した。大したダメージではないだろうが、奴はその場から飛び退くと、数歩後ろへとさがった。
「このナイフは中々厄介だね……全く、封印されるなんて、酷い失態をしてくれたものだ」
バルベリトはそのナイフの柄に手をかけようとしたが、それはまるで避けるように脚から抜けると、再び俺を刺し殺そうと舞い戻ってきたのだった。
封印されている悪魔は、上位種の中でもトップクラスに危険で傲慢な悪魔だったという。封印されたのが余程腹に据えかねたのか、例え他者に渡ろうとも俺の元へと戻って来てしまうのだ。何度投げようとも捨てようとも、俺を殺す機をうかがい舞い戻ってくる悪魔のナイフ。
俺も持て余していた逸品がここで役立つとはと、額を流れる血を拭いながらそんな事を思った。ふとその時、走るような足音を耳にした。
「ギーーディヴィット、無事⁉︎」
「来んじゃねぇ! 邪魔だ!」
「ッ!」
慌てて駆け付けようとしてきた人質候補を怒鳴りつける。その瞬間、ピタリと止まった足音にホッと胸を撫で下ろした。
トウゴ達には悪いが、やはり彼等にベリトに相対するような実力があるとは到底思えないのだ。上位の悪魔を倒す実力があれば、今の世の中では十分過ぎる戦力だ。
だが。その上をゆく最上位の悪魔とそれ以外の悪魔との間には、超えられない壁がある。バルベリトと再戦してみてそれを今思い知っている所なのだ。
だから、あんな残酷な結末を迎える人間は、俺達だけで十分なのだ。
一瞬でもそんな事を思ったのがいけなかった。気付けば、バルベリトは自分の目の前に立っていた。
「今度は彼等と共闘するのかい?」
「ッ馬鹿、どこを見ている!」
ニヤリと殺気を孕んだ目で見下ろされ、背筋がゾッとした。クリストファーの珍しく焦ったような声を聞いた瞬間、俺は真横に吹き飛ばされた。
粗末な建物を数軒貫通し漸く地に足が着く。自分の判断が甘かったのだ、なんて思いながら今度こそ、俺はナイフの代わりに本命の剣をその手に取った。
奴にとっては重い一撃となるだろう腰に差した退魔の剣。こちらも、この世に一本しか存在しない俺専用の武器だ。
魔力を剣に行き渡らせれば、それは微かに光を帯びた。退魔の剣に気付いたのか、バルベリトはその場から後退した。散々戦ったのだ。お互いの手は知り尽くしていた。
その場で神経を研ぎ澄まし、構えた。強く強く念じ魔力を攻撃魔法へと変換し、己が身に魔力を纏っていく。
時間はあまり掛けられない。狙いを定めて地を蹴った。建物により視界は阻まれていたが、見えずとも俺にはその居場所が分かった。
建物ごと叩き斬れば、避けながら微かに顔を歪める顔が見えた。その目からは、先程までの余裕は消え失せていた。
魔力を帯びた斬撃を避けながら、バルベリトが後退していく。俺は、畳み掛けるように、奴に攻撃を当てる事にのみ全神経を集中させた。
勇者の魔力を帯びた斬撃は受ければ最後、じわじわと毒のように悪魔の力を打ち消していく。そんなのを受ければ、たとえバルベリトとてただでは済むまい。何せあの魔王すらこの剣の前には膝を折ったのだから。
そんな、勇者にのみに与えられた力にも弱点はある。通常の魔力とは違い、魔力の消費が桁違いに大きい。
全盛期の俺ですら、半刻も使えば枯渇した。魔力が枯渇するとはつまり、全魔力を根こそぎ奪われ、何の魔法も使えなくなるという事だ。
だからこの技を発動するという事はつまり、確実に悪魔を仕留めなければ後がないという事。まさに諸刃の剣だった。
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