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「婚約者に選ぶという事ですか!?」
叔母様が目を見開かせ、声を発した。
「そんな大袈裟な」
叔父様や兄様の声とまさかという顔に、私もそう思います。さっき会ったばかりの人とを婚約なんてそれも王子だなんて冗談としかとれない。明らかに茶化して遊びたい、というありがちな理由だろう。
ガタルを見ると、ただ笑っているだけで、私と目が合うと、急に意地悪そうな顔になった。
「その通りだ。婚約者にするつもりだ。俺はミヤに拾われた。つまり、俺の面倒を」
「待った!!」
「なんだよ」
「だから、言い方がおかしい。助けたの。誰だってする事をしただけで、婚約者はなんておかしいわ」
何考えているのか、全くわからない。
「やはり!ねえ、それなら」
「奥様、すこし落ち着いて下さい」
唐突に私の後ろで控えているシャオレが、冷静に言葉を発した。
「奥様のお気持ちは分かりました。ですがともかく今は王宮にガタル様がチェーンナ家に居ることを早急にお知らせせねばなりません。恐らく巻いてこられたということですので、上へ下へと大騒ぎでございましょう。下手すれば誘拐事件と思われます」
言われてみればそうだ。変わった人とはいえ、この国の王子。ここにいることを連絡しないと言うことは、何かしら裏があるのでは、と疑われては困る。
「心配いらないな。何日か勝手に帰らないこともあったから」
なんて自由奔放な王子だ。
「そうは行きません。ミヤ様の立場を悪く言われる事になるやもしれません。それともご主人様、ホーム殿、もう連絡済みでしょうか?」
ホームとはこの屋敷の執事なのだが、明らかに、シャオレが仕切っている。
「いや、まだだ」
「まだでございますか。では、早急に王宮に馬を走らせます」
慌てて部屋を出ようとしたところを、またシャオレが、
「お食事の準備をお願いします」
と次の指示をする。
「分かりました。では、失礼致します」
軽く会釈し出ていった。
「シャオレ、すこし出しゃばりすぎよ。叔父様や長男であるグルー兄様の意見を聞いてから動くべきよ。私達は今日来たばかりなんだから」
これから一緒に住むにしても、立ち位置というのはある。
「申し訳ございません。皆様が少し冷静を欠いておいででしたので、つい、出しゃばってしまいました。申し訳ございません」
深深と、綺麗に頭を下げたが、気持ちがこもっていない。
「い、いや、助かったよ。シャオレの言う通り、慌ててしまっていた」
「私もです」
グルー兄様と叔母様がしゅんとなり、その様子にやっと部屋の空気が和やかになった。
叔母様が目を見開かせ、声を発した。
「そんな大袈裟な」
叔父様や兄様の声とまさかという顔に、私もそう思います。さっき会ったばかりの人とを婚約なんてそれも王子だなんて冗談としかとれない。明らかに茶化して遊びたい、というありがちな理由だろう。
ガタルを見ると、ただ笑っているだけで、私と目が合うと、急に意地悪そうな顔になった。
「その通りだ。婚約者にするつもりだ。俺はミヤに拾われた。つまり、俺の面倒を」
「待った!!」
「なんだよ」
「だから、言い方がおかしい。助けたの。誰だってする事をしただけで、婚約者はなんておかしいわ」
何考えているのか、全くわからない。
「やはり!ねえ、それなら」
「奥様、すこし落ち着いて下さい」
唐突に私の後ろで控えているシャオレが、冷静に言葉を発した。
「奥様のお気持ちは分かりました。ですがともかく今は王宮にガタル様がチェーンナ家に居ることを早急にお知らせせねばなりません。恐らく巻いてこられたということですので、上へ下へと大騒ぎでございましょう。下手すれば誘拐事件と思われます」
言われてみればそうだ。変わった人とはいえ、この国の王子。ここにいることを連絡しないと言うことは、何かしら裏があるのでは、と疑われては困る。
「心配いらないな。何日か勝手に帰らないこともあったから」
なんて自由奔放な王子だ。
「そうは行きません。ミヤ様の立場を悪く言われる事になるやもしれません。それともご主人様、ホーム殿、もう連絡済みでしょうか?」
ホームとはこの屋敷の執事なのだが、明らかに、シャオレが仕切っている。
「いや、まだだ」
「まだでございますか。では、早急に王宮に馬を走らせます」
慌てて部屋を出ようとしたところを、またシャオレが、
「お食事の準備をお願いします」
と次の指示をする。
「分かりました。では、失礼致します」
軽く会釈し出ていった。
「シャオレ、すこし出しゃばりすぎよ。叔父様や長男であるグルー兄様の意見を聞いてから動くべきよ。私達は今日来たばかりなんだから」
これから一緒に住むにしても、立ち位置というのはある。
「申し訳ございません。皆様が少し冷静を欠いておいででしたので、つい、出しゃばってしまいました。申し訳ございません」
深深と、綺麗に頭を下げたが、気持ちがこもっていない。
「い、いや、助かったよ。シャオレの言う通り、慌ててしまっていた」
「私もです」
グルー兄様と叔母様がしゅんとなり、その様子にやっと部屋の空気が和やかになった。
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