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第73話 アマラの正体
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「まずドレカヴァクがどういう魔神なのか説明するわね。ドレカヴァクの姿はルウ君くらいの背丈の子供よ。属性はアンデッド。そして死と闇の魔法を使いこなすんだけど、他にも厄介な能力を持っているの。それは金切り声」
「……!」
あの頭の痛くなるやつか!
あれは厄介だったな。リオネッセさんの使っていた防護魔法、僕も覚える必要がありそうだ。
「そう。あのアマラって子が使っていたスキルがそうなの。そしてドレカヴァクの特性。これはあなた達も気をつけて欲しいのだけど……」
「ドレカヴァクの養分は子供なの。それは死体でも問題ないわ。特に洗礼を受けていない子供を狙う傾向があることがわかっているの」
洗礼を受けていない子供……?
それはつまり平民の子供やストリートチルドレン全員に当てはまることじゃないか!
アマラには他にも怪しい要素がある。伝えないといけないよね。
「あの、その不滅の子が言っていたんですが、彼は率先して亡くなった子供の遺体を処理していたらしいんです。それも他のコミュニティの子までです。共同墓地を作って埋めていたらしいんですけど、1度調べた方がいいかもしれません」
「それは調べるべきですね。ですが調べるなら必ず私を連れて行ってください。場所の特定はお任せしても大丈夫ですか?」
うん、本当にドレカヴァクが潜んでいたら洒落にならない。対処法の知らない僕たちでは全滅の危険すらあるかもしれない。ドレカヴァクと戦うならリオネッセさんの存在は必要不可欠だろう。
「ええ。僕らには僕らの情報網がありますから」
「だいたいの場所で結構です。決して深入りさせないようお願いします」
「ええ、わかりました。それと念の為アマラを無声で鑑定してみようと思います。念の為気配とかアマラの直感に弱化をかけてですけど」
正直リスクはあると思う。しかし僕が戦うところを見た感じ、勘のいい印象はなかった。多分大丈夫だろう。
「そうですか。通常鑑定されて気づかれることはあまりないですけど、経験の詰んだ人なら勘づかれる可能性はあります。気をつけてください」
「ほう。ならばルウ。私を鑑定してみてくれないか? 無声でな」
「うん、わかった」
アレサめ、自分の勘がどの程度のものか試したいんだな。ならやってみるか。
フェイントを混ぜて少し経ってからだ。
「まだか?」
「え、もうしたよ?」
「なに!? 何も感じなかった……」
今だ、鑑定!
と無声発動。
「あいて!」
その瞬間チョップが飛んできた。手加減したんだろうけど、ちと痛い。
「謀ったな? 今ものすごい見られている感覚があったぞ」
「あらららら、バレちゃったか」
アレサレベルだとわかるのか。おかげで鑑定失敗したわ。鑑定が終わる前に気を散らされると失敗するんだね。1つ勉強になった。
「やはりか。しかしわかるものだな」
「アレサはアレーテの直弟子だからね、それくらいはできても驚かないわ。あ、私とリオネッセは普通にわかるからだめよ?」
「えー、ダメですかー」
と言いつつ、気配を弱化、テミスさんの直感を弱化。そして鑑定。これでどよ?
「そ、レベル60超えてるからね、これでも」
テミス 22歳 166cm
レベル82 魔力375 スロット8
スキル ターゲティング
親和性:炎B、風A、雷C
【所持魔法】
火球
炎柱
風槌
風の結界
飛翔
竜巻
感電
できちゃった!
凄いレベルだなー。
「そうなんですね! ところでテミスさんってレベル82もあったんですね!」
「なんで!? いつの間に!?」
うんまぁ、テミスさんが気づかないなら大丈夫そうだね。よし、これでアマラを鑑定できそう。
「気配と勘に弱化してみました!」
「え、ルウ君ちょっと怖くない? まさかスリーサイズとか見てないよね?」
うっ!
なんかリーネの視線が痛いんですけど!?
「いや、してないですよ。普通の鑑定だと出ませんし」
「普通の鑑定じゃなければできそうですね~、鑑定結果の内容を鑑定できるみたいですので~」
「しませんて!」
やったらリーネに怒られそう。まぁ、怒られるだけならね。泣かれるよりはマシだ。
「しかしそれならヘタイロス達に洗礼を受けさせた方が良さそうだな。万が一もある」
サルヴァンナイス!
これで話が変えられる。乗っからないとね。
「そうだな。同じ街にいる可能性があるなら狙われないためにも受けさせるべきだな。しかしそうなると事情を話す必要があるな」
「口外しないように釘を刺しておくべきだと思うな。変に広まると刺激してしまうかもしれない」
これは当然警戒すべきだ。うちのコミュニティ以外に広めるべきじゃあない。こちらも派手な動きになってしまうかもしれないけど、多分大丈夫だと思う。他のコミュニティには勘づかれないようにすれば大丈夫なはずだ。
「色々決まったみたいね。調査の方お願いね?」
「はい、わかりました」
戻ったらヘタイロス達とも相談しないといけないな。今はこちらが気づいていることを悟られたくない。けどやっぱり確証は欲しいところだ。
その後戻る前にアマラを鑑定することに成功。更に深く鑑定してみた。
アマラ 16歳 163cm
レベル32 魔力478 スロット12
スキル:金切り声(魔神ドレカヴァクとの契約により獲得)
闇属性無効、即死無効、毒・瘴気耐性、ドレカヴァクの加護(アンデッドから攻撃対象としてみなされない。また、中位のアンデッドを従えることができるし、作り上げることも可能)
親和性:氷B風B土D雷C闇A
【所持魔法】
死滅陣
闇弾
闇膜
召闇
創骸
従闇
闇槍
氷槍
凍結
風切
答えは真っ黒だった……。
「……!」
あの頭の痛くなるやつか!
あれは厄介だったな。リオネッセさんの使っていた防護魔法、僕も覚える必要がありそうだ。
「そう。あのアマラって子が使っていたスキルがそうなの。そしてドレカヴァクの特性。これはあなた達も気をつけて欲しいのだけど……」
「ドレカヴァクの養分は子供なの。それは死体でも問題ないわ。特に洗礼を受けていない子供を狙う傾向があることがわかっているの」
洗礼を受けていない子供……?
それはつまり平民の子供やストリートチルドレン全員に当てはまることじゃないか!
アマラには他にも怪しい要素がある。伝えないといけないよね。
「あの、その不滅の子が言っていたんですが、彼は率先して亡くなった子供の遺体を処理していたらしいんです。それも他のコミュニティの子までです。共同墓地を作って埋めていたらしいんですけど、1度調べた方がいいかもしれません」
「それは調べるべきですね。ですが調べるなら必ず私を連れて行ってください。場所の特定はお任せしても大丈夫ですか?」
うん、本当にドレカヴァクが潜んでいたら洒落にならない。対処法の知らない僕たちでは全滅の危険すらあるかもしれない。ドレカヴァクと戦うならリオネッセさんの存在は必要不可欠だろう。
「ええ。僕らには僕らの情報網がありますから」
「だいたいの場所で結構です。決して深入りさせないようお願いします」
「ええ、わかりました。それと念の為アマラを無声で鑑定してみようと思います。念の為気配とかアマラの直感に弱化をかけてですけど」
正直リスクはあると思う。しかし僕が戦うところを見た感じ、勘のいい印象はなかった。多分大丈夫だろう。
「そうですか。通常鑑定されて気づかれることはあまりないですけど、経験の詰んだ人なら勘づかれる可能性はあります。気をつけてください」
「ほう。ならばルウ。私を鑑定してみてくれないか? 無声でな」
「うん、わかった」
アレサめ、自分の勘がどの程度のものか試したいんだな。ならやってみるか。
フェイントを混ぜて少し経ってからだ。
「まだか?」
「え、もうしたよ?」
「なに!? 何も感じなかった……」
今だ、鑑定!
と無声発動。
「あいて!」
その瞬間チョップが飛んできた。手加減したんだろうけど、ちと痛い。
「謀ったな? 今ものすごい見られている感覚があったぞ」
「あらららら、バレちゃったか」
アレサレベルだとわかるのか。おかげで鑑定失敗したわ。鑑定が終わる前に気を散らされると失敗するんだね。1つ勉強になった。
「やはりか。しかしわかるものだな」
「アレサはアレーテの直弟子だからね、それくらいはできても驚かないわ。あ、私とリオネッセは普通にわかるからだめよ?」
「えー、ダメですかー」
と言いつつ、気配を弱化、テミスさんの直感を弱化。そして鑑定。これでどよ?
「そ、レベル60超えてるからね、これでも」
テミス 22歳 166cm
レベル82 魔力375 スロット8
スキル ターゲティング
親和性:炎B、風A、雷C
【所持魔法】
火球
炎柱
風槌
風の結界
飛翔
竜巻
感電
できちゃった!
凄いレベルだなー。
「そうなんですね! ところでテミスさんってレベル82もあったんですね!」
「なんで!? いつの間に!?」
うんまぁ、テミスさんが気づかないなら大丈夫そうだね。よし、これでアマラを鑑定できそう。
「気配と勘に弱化してみました!」
「え、ルウ君ちょっと怖くない? まさかスリーサイズとか見てないよね?」
うっ!
なんかリーネの視線が痛いんですけど!?
「いや、してないですよ。普通の鑑定だと出ませんし」
「普通の鑑定じゃなければできそうですね~、鑑定結果の内容を鑑定できるみたいですので~」
「しませんて!」
やったらリーネに怒られそう。まぁ、怒られるだけならね。泣かれるよりはマシだ。
「しかしそれならヘタイロス達に洗礼を受けさせた方が良さそうだな。万が一もある」
サルヴァンナイス!
これで話が変えられる。乗っからないとね。
「そうだな。同じ街にいる可能性があるなら狙われないためにも受けさせるべきだな。しかしそうなると事情を話す必要があるな」
「口外しないように釘を刺しておくべきだと思うな。変に広まると刺激してしまうかもしれない」
これは当然警戒すべきだ。うちのコミュニティ以外に広めるべきじゃあない。こちらも派手な動きになってしまうかもしれないけど、多分大丈夫だと思う。他のコミュニティには勘づかれないようにすれば大丈夫なはずだ。
「色々決まったみたいね。調査の方お願いね?」
「はい、わかりました」
戻ったらヘタイロス達とも相談しないといけないな。今はこちらが気づいていることを悟られたくない。けどやっぱり確証は欲しいところだ。
その後戻る前にアマラを鑑定することに成功。更に深く鑑定してみた。
アマラ 16歳 163cm
レベル32 魔力478 スロット12
スキル:金切り声(魔神ドレカヴァクとの契約により獲得)
闇属性無効、即死無効、毒・瘴気耐性、ドレカヴァクの加護(アンデッドから攻撃対象としてみなされない。また、中位のアンデッドを従えることができるし、作り上げることも可能)
親和性:氷B風B土D雷C闇A
【所持魔法】
死滅陣
闇弾
闇膜
召闇
創骸
従闇
闇槍
氷槍
凍結
風切
答えは真っ黒だった……。
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