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第80話 宝石店での依頼
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コンコンコン、とリーネとアレサの部屋をノックする。するとアレサが顔を出した。
「おお、ルウか。どうした?」
「うん、リーネいる?」
「ああ、リーネか。うん、リーネはギルドへ行ったな。何やら詳細な鑑定をしに行くと」
詳細な鑑定……?
ああ、そういえばアリシアさんのスキルにそういうのがあったんだっけ。ギルド職員でも複数人の鑑定ができるのはアリシアさんだけだ。他の人は魔法による鑑定で冒険者を鑑定しているんだっけ。
「ときにルウ。おまえ、リーネにその……、胸の成長の強化とかしたか?」
ギックゥゥゥッッ!
もしかしてバレた?
詳細な鑑定ってどこまでわかるんだろ?
お、怒ってないといいけど……。
「……その顔はやったな」
ジト目で僕を見る。いかん、視線が痛い。このピンチをどう乗り切るべきか……。
「いや、その……、出来心で……」
いい考えが思いつかず、しどろもどろになって答える。多分バレてる以上弁解のしようが無さそうだ……。ヤバない?
「ほう、認めるのか。まぁいい、これは2人の問題だからな。とにかく真摯に向き合ってやれ。私からはそれだけだ」
それだけを僕に伝えると、パタンと扉を閉められる。うーん、何とかリーネの機嫌を取らないといけないな……。真っ先に思い浮かぶのはプレゼントか……。まだ時間はあるし指輪とかどうだろう?
そんなわけでやって来たのが宝石店だ。リーネの指輪のサイズはわかるので大丈夫。それよりも問題なのは予算が金貨50枚しかないことだ。アレサとサルヴァンの武器はサルヴァンから許可を貰ってパーティの資金から出しているけど、これは個人的な買い物だ。パーティの資金は使えない。
待てよ?
宝石の中には魔法を封じ込められる種類も少なくない。僕には詠唱文言を付与する技術があるから、それを使ってお店の人と交渉できるかもしれない。
意を決して店の中へ入る。宝石は高級な嗜好品だ。当然その警備は厳重で店内に宝石が並べれることはない。ではどうするか。これは貴族様であるかないかで対応が分かれる。
貴族様や商人は絶対に盗みは働かない。そのため専門のスタッフが付いて貴族用の展覧室へと通されるそうだ。では平民は?
「いらっしゃいませ」
店の中には待合用のソファがあり、入口の正面にはカウンターがあってその横2箇所に扉が存在する。片方は貴族様や商人用でもう片方はそれ以外てとこか。つまりは金のあるなしだね。
僕はカウンターに行き要件を伝える。
「あの、指輪が欲しいんですけど」
「はい、予算と用途をお願いします」
「贈答用で予算は金貨50枚です」
そこまで伝えると、店員は僕の上から下までを眺め、品定めしている。どう見ても冒険者で平民で子供だよね。装備はそこそこいいものを使っているんだけど、店の人からはどう映るのかな?
「わかりました。ただいま準備を致しますのでそこのソファでお待ちください」
「はい」
店員に言われ、ソファに腰掛ける。交渉は中へ入ってからだ。実際に見せる必要があるけど、秘匿技術なのでね。店員に見せるのも賢いとは言い難いけど、やって見せないことには交渉にならない。
しばらく待つと店員が僕の所に来た。なんとも美しいドレス姿で、その礼1つとっても品位がある。大人の女性の妖艶さと品格って同居するんだね。
まぁ、とにかく準備ができたようだ。
「お待たせ致しました。私、当店の支配人を務めておりますイザベルと申します。お初にお目にかかります。克肖者ルウ様」
「僕のこと知ってるなんて驚きです」
「私も商人の端くれでございます。商人は情報が命。ルウ様は新たに聖人に名を連ね、国宝となる神器をお作りになられた方。知らないなど商人失格でございます」
まさか支配人自らの接客とは。克肖者呼びはちょっと照れくさいけど、おかげで責任者と直接話ができるのは運がいい。
「さぁ、こちらへどうぞ」
「ありがとうございます」
イザベルさんの案内で通されたのは一般の人が使うという個室だ。他にも待機しているスタッフがいる。まぁ、予算が予算だからこれは当然だろう。貴族様に混じって展覧室なんて恥をかくだけだ。
イザベルさんの案内でソファに座ると、彼女はひとつの宝石のケースを置いた。
「贈答用と聞きおよんでおります。まずはこの指輪をご覧下さい」
そしてケースが開かれる。凝ったデザインの中に小さい宝石が付いている。信じられないほどの輝きを放つピンク色。その中にも吸い込まれそうなほど美しい赤やオレンジの色が混ざり合い、幻想的な美しさを醸し出している。それに小さいけど何か凄い力を感じるね。こっそり鑑定してみるか。
パパラチアサファイア
蓮の花を思わせるような美しい宝石。様々な色が混じり合い、その希少性は高い。また、魔力の蓄積性も高い。石言葉は『一途な愛』『信頼関係』
「ぱ、パパラチアサファイア?」
名前からして凄ない?
しかも魔力の蓄積性が高いのか。これ金貨50枚の価値じゃないよね、どう考えても。
「ご存知でしたか。普通に買えば金貨2000枚はするでしょう」
「予算の40倍!?」
家買うより高いじゃんか!
これを見せた、ということはして欲しいことがあると受け取った方がいいよね。
「ええ、私のお願いを聞いていただけるのであればこれを金貨50枚でお譲りします」
そら来た!
しかしたった金貨50枚で金貨2000枚相当だからね、聞くの少し怖いな。でもこっちも後には引きにくい。こんなもの見せられたら多少の無茶な条件は覚悟できそうだ。
「条件は?」
「乗り気なようですね。あれをお持ちして」
イザベルさんがスタッフに合図を送ると、そのスタッフが宝石をいくつか持ってきた。
「実はとある貴族様から、付けているだけで災厄から身を守れる宝石が欲しい、と頼まれておりまして。神器を作れるほどのルウ様でしたらできるのではないか、と」
ふむ、災厄と1口に言っても色々ある。もっと具体的に何から身を守りたいのかわからないと希望に添えないな……。
「災厄とは具体的になんですか?」
「他人の悪意でございます」
他人の悪意……。つまり身につけているだけで常に防護魔法がかかっている、ということか。スタッフが並べた宝石を鑑定してみると、いずれも魔力の蓄積率が高い宝石だ。
それでも通常はひとつの宝石にひとつの魔法が原則だった気がする。組み合わせて出来ないだろうか?
「ちょっと待っててくださいね。今作り方を考えます」
まず、ひとつの宝石に光膜か。これは物理的干渉と魔力的な干渉から身を守れる。もうひとつは厄災からの保護だ。これなら毒などを無効化してくれる。これを常に発動状態にしないといけない。そのためには魔力供給に強化をかけるしかない。この魔力供給の宝石を増やすことで出来ればいいんだけど……。
用意された宝石は5つか。ふたつに魔法を込め、3つが供給ようかな?
5つをひとつにするならペンダントにするのが良さげだ。
「これ全部を使ってペンダントにできますか?」
「ええ、簡単にできますよ」
「わかりました。やってみます」
僕は早速作業に取り掛かることにした。最高のペンダント、作って見せましょう!
「おお、ルウか。どうした?」
「うん、リーネいる?」
「ああ、リーネか。うん、リーネはギルドへ行ったな。何やら詳細な鑑定をしに行くと」
詳細な鑑定……?
ああ、そういえばアリシアさんのスキルにそういうのがあったんだっけ。ギルド職員でも複数人の鑑定ができるのはアリシアさんだけだ。他の人は魔法による鑑定で冒険者を鑑定しているんだっけ。
「ときにルウ。おまえ、リーネにその……、胸の成長の強化とかしたか?」
ギックゥゥゥッッ!
もしかしてバレた?
詳細な鑑定ってどこまでわかるんだろ?
お、怒ってないといいけど……。
「……その顔はやったな」
ジト目で僕を見る。いかん、視線が痛い。このピンチをどう乗り切るべきか……。
「いや、その……、出来心で……」
いい考えが思いつかず、しどろもどろになって答える。多分バレてる以上弁解のしようが無さそうだ……。ヤバない?
「ほう、認めるのか。まぁいい、これは2人の問題だからな。とにかく真摯に向き合ってやれ。私からはそれだけだ」
それだけを僕に伝えると、パタンと扉を閉められる。うーん、何とかリーネの機嫌を取らないといけないな……。真っ先に思い浮かぶのはプレゼントか……。まだ時間はあるし指輪とかどうだろう?
そんなわけでやって来たのが宝石店だ。リーネの指輪のサイズはわかるので大丈夫。それよりも問題なのは予算が金貨50枚しかないことだ。アレサとサルヴァンの武器はサルヴァンから許可を貰ってパーティの資金から出しているけど、これは個人的な買い物だ。パーティの資金は使えない。
待てよ?
宝石の中には魔法を封じ込められる種類も少なくない。僕には詠唱文言を付与する技術があるから、それを使ってお店の人と交渉できるかもしれない。
意を決して店の中へ入る。宝石は高級な嗜好品だ。当然その警備は厳重で店内に宝石が並べれることはない。ではどうするか。これは貴族様であるかないかで対応が分かれる。
貴族様や商人は絶対に盗みは働かない。そのため専門のスタッフが付いて貴族用の展覧室へと通されるそうだ。では平民は?
「いらっしゃいませ」
店の中には待合用のソファがあり、入口の正面にはカウンターがあってその横2箇所に扉が存在する。片方は貴族様や商人用でもう片方はそれ以外てとこか。つまりは金のあるなしだね。
僕はカウンターに行き要件を伝える。
「あの、指輪が欲しいんですけど」
「はい、予算と用途をお願いします」
「贈答用で予算は金貨50枚です」
そこまで伝えると、店員は僕の上から下までを眺め、品定めしている。どう見ても冒険者で平民で子供だよね。装備はそこそこいいものを使っているんだけど、店の人からはどう映るのかな?
「わかりました。ただいま準備を致しますのでそこのソファでお待ちください」
「はい」
店員に言われ、ソファに腰掛ける。交渉は中へ入ってからだ。実際に見せる必要があるけど、秘匿技術なのでね。店員に見せるのも賢いとは言い難いけど、やって見せないことには交渉にならない。
しばらく待つと店員が僕の所に来た。なんとも美しいドレス姿で、その礼1つとっても品位がある。大人の女性の妖艶さと品格って同居するんだね。
まぁ、とにかく準備ができたようだ。
「お待たせ致しました。私、当店の支配人を務めておりますイザベルと申します。お初にお目にかかります。克肖者ルウ様」
「僕のこと知ってるなんて驚きです」
「私も商人の端くれでございます。商人は情報が命。ルウ様は新たに聖人に名を連ね、国宝となる神器をお作りになられた方。知らないなど商人失格でございます」
まさか支配人自らの接客とは。克肖者呼びはちょっと照れくさいけど、おかげで責任者と直接話ができるのは運がいい。
「さぁ、こちらへどうぞ」
「ありがとうございます」
イザベルさんの案内で通されたのは一般の人が使うという個室だ。他にも待機しているスタッフがいる。まぁ、予算が予算だからこれは当然だろう。貴族様に混じって展覧室なんて恥をかくだけだ。
イザベルさんの案内でソファに座ると、彼女はひとつの宝石のケースを置いた。
「贈答用と聞きおよんでおります。まずはこの指輪をご覧下さい」
そしてケースが開かれる。凝ったデザインの中に小さい宝石が付いている。信じられないほどの輝きを放つピンク色。その中にも吸い込まれそうなほど美しい赤やオレンジの色が混ざり合い、幻想的な美しさを醸し出している。それに小さいけど何か凄い力を感じるね。こっそり鑑定してみるか。
パパラチアサファイア
蓮の花を思わせるような美しい宝石。様々な色が混じり合い、その希少性は高い。また、魔力の蓄積性も高い。石言葉は『一途な愛』『信頼関係』
「ぱ、パパラチアサファイア?」
名前からして凄ない?
しかも魔力の蓄積性が高いのか。これ金貨50枚の価値じゃないよね、どう考えても。
「ご存知でしたか。普通に買えば金貨2000枚はするでしょう」
「予算の40倍!?」
家買うより高いじゃんか!
これを見せた、ということはして欲しいことがあると受け取った方がいいよね。
「ええ、私のお願いを聞いていただけるのであればこれを金貨50枚でお譲りします」
そら来た!
しかしたった金貨50枚で金貨2000枚相当だからね、聞くの少し怖いな。でもこっちも後には引きにくい。こんなもの見せられたら多少の無茶な条件は覚悟できそうだ。
「条件は?」
「乗り気なようですね。あれをお持ちして」
イザベルさんがスタッフに合図を送ると、そのスタッフが宝石をいくつか持ってきた。
「実はとある貴族様から、付けているだけで災厄から身を守れる宝石が欲しい、と頼まれておりまして。神器を作れるほどのルウ様でしたらできるのではないか、と」
ふむ、災厄と1口に言っても色々ある。もっと具体的に何から身を守りたいのかわからないと希望に添えないな……。
「災厄とは具体的になんですか?」
「他人の悪意でございます」
他人の悪意……。つまり身につけているだけで常に防護魔法がかかっている、ということか。スタッフが並べた宝石を鑑定してみると、いずれも魔力の蓄積率が高い宝石だ。
それでも通常はひとつの宝石にひとつの魔法が原則だった気がする。組み合わせて出来ないだろうか?
「ちょっと待っててくださいね。今作り方を考えます」
まず、ひとつの宝石に光膜か。これは物理的干渉と魔力的な干渉から身を守れる。もうひとつは厄災からの保護だ。これなら毒などを無効化してくれる。これを常に発動状態にしないといけない。そのためには魔力供給に強化をかけるしかない。この魔力供給の宝石を増やすことで出来ればいいんだけど……。
用意された宝石は5つか。ふたつに魔法を込め、3つが供給ようかな?
5つをひとつにするならペンダントにするのが良さげだ。
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◇空色蜻蛉の作品一覧はhttps://kakuyomu.jp/users/25tonbo/news/1177354054882823862をご覧ください。
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