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すぐに先端部分に触れられるかと思いきや、遼平くんはしばらくの間そのまま動かない。
「遼平くん…?」
どうすれば良いのか分からずおずおずと尋ねると、やっと口を開いた。
「…あんなに冷えてたのに、もう温かくなってきたね」
少しでも多く温もりを感じようとしているのか、背中に回した腕で私の上半身を引き寄せ、より強く顔を押し付けている。
「人肌がこんなに心地良いなんて忘れてた」
胸元で話すたびに触れていただけの唇が、ちゅっ、と肌に短く吸い付いて、すぐに離れた。
驚いて遼平くんの方を見れば、じっと私の顔を見上げている。
恥ずかしいのに、目が逸らせない。
そして、遼平くんは私の目を見つめたまま、もう一度同じことをした。
私が拒絶しないことを確認すると、胸元からリップ音が連続で聞こえ始めた。
「心臓の音、どんどん大きくなってるね」
少しずつ、少しずつ。
唇の位置が胸の頂きに近づいていく。
触れられてしまったら、ソコがもう固くなっているのが知られてしまう。
そう思うと体全体が敏感になってしまい、微かな嬌声が乱れた吐息に混じる。
「声…もっと聞かせて」
「ハ…ぁ、…っ、あ」
「ちーちゃんも僕も、生きてここに居るって感じさせて」
もう一度私の胸に縋りついた遼平くんの声は、今にも泣きそうで。
咄嗟に抱きしめ返した手が触れたのは、ぞっとするほど冷え切った肩。
この行為が正しいか間違ってるかなんて分からない。
確かなことはただ一つ。
永美ちゃんの身代わりでも何でも、この人が今温もりを分かち合えるのは私しかいないということだけだった。
「…ちーちゃん!」
私が抱きしめ返したことで理性の箍を外した遼平くんは、それまで避けていた頂をパクリと口に含んだ。
「あ…!」
暖かく湿った密閉空間で、先端が急激に痛いほど硬さを増したのが自分でも分かる。
「ふっ、ぅ、あっ、ああっ…!」
口に含まれたまま舌でコリコリと弾かれれば、初めての感覚に遼平くんの望み通り、はしたない声が漏れ出てしまう。
くすぐったいだけじゃない。
何これ?
軽く痺れてるみたいに、ジンジンと甘く疼く。
得も言えぬもどかしさに遼平くんの頭を抱え込むと、反対側の乳首も舌の動きに合わせて
指先でそっと捏ねられた。
「ああっ!?ゃっ、両方…っ、ダメ!!」
「…ダメなの?」
「あっ」
「…本当に?」
「あんっ」
「……すごく気持ちよさそうだけど?」
「ああぁっ!!」
尋ねながら与え続けられる強い刺激に、勝手に胸が反り返っていく。
「ほら、ね?いつもみたいに素直に気持ちいいときは気持ちいいって言わなきゃ」
遼平くんはそう言って窘めた後、やっと私の胸から口を離し、ハアハアと肩で息をする私の額を撫でた。
でも、刺激から解放されたのは束の間。
「右と左で感度が違うらしいから、どっちが気持ちいいかもちゃんと教えてね」
休む間もなく濡れていない方の先端を口に含まれ、強く吸われた。
「遼平くん…?」
どうすれば良いのか分からずおずおずと尋ねると、やっと口を開いた。
「…あんなに冷えてたのに、もう温かくなってきたね」
少しでも多く温もりを感じようとしているのか、背中に回した腕で私の上半身を引き寄せ、より強く顔を押し付けている。
「人肌がこんなに心地良いなんて忘れてた」
胸元で話すたびに触れていただけの唇が、ちゅっ、と肌に短く吸い付いて、すぐに離れた。
驚いて遼平くんの方を見れば、じっと私の顔を見上げている。
恥ずかしいのに、目が逸らせない。
そして、遼平くんは私の目を見つめたまま、もう一度同じことをした。
私が拒絶しないことを確認すると、胸元からリップ音が連続で聞こえ始めた。
「心臓の音、どんどん大きくなってるね」
少しずつ、少しずつ。
唇の位置が胸の頂きに近づいていく。
触れられてしまったら、ソコがもう固くなっているのが知られてしまう。
そう思うと体全体が敏感になってしまい、微かな嬌声が乱れた吐息に混じる。
「声…もっと聞かせて」
「ハ…ぁ、…っ、あ」
「ちーちゃんも僕も、生きてここに居るって感じさせて」
もう一度私の胸に縋りついた遼平くんの声は、今にも泣きそうで。
咄嗟に抱きしめ返した手が触れたのは、ぞっとするほど冷え切った肩。
この行為が正しいか間違ってるかなんて分からない。
確かなことはただ一つ。
永美ちゃんの身代わりでも何でも、この人が今温もりを分かち合えるのは私しかいないということだけだった。
「…ちーちゃん!」
私が抱きしめ返したことで理性の箍を外した遼平くんは、それまで避けていた頂をパクリと口に含んだ。
「あ…!」
暖かく湿った密閉空間で、先端が急激に痛いほど硬さを増したのが自分でも分かる。
「ふっ、ぅ、あっ、ああっ…!」
口に含まれたまま舌でコリコリと弾かれれば、初めての感覚に遼平くんの望み通り、はしたない声が漏れ出てしまう。
くすぐったいだけじゃない。
何これ?
軽く痺れてるみたいに、ジンジンと甘く疼く。
得も言えぬもどかしさに遼平くんの頭を抱え込むと、反対側の乳首も舌の動きに合わせて
指先でそっと捏ねられた。
「ああっ!?ゃっ、両方…っ、ダメ!!」
「…ダメなの?」
「あっ」
「…本当に?」
「あんっ」
「……すごく気持ちよさそうだけど?」
「ああぁっ!!」
尋ねながら与え続けられる強い刺激に、勝手に胸が反り返っていく。
「ほら、ね?いつもみたいに素直に気持ちいいときは気持ちいいって言わなきゃ」
遼平くんはそう言って窘めた後、やっと私の胸から口を離し、ハアハアと肩で息をする私の額を撫でた。
でも、刺激から解放されたのは束の間。
「右と左で感度が違うらしいから、どっちが気持ちいいかもちゃんと教えてね」
休む間もなく濡れていない方の先端を口に含まれ、強く吸われた。
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