【本編、番外編完結】血の繋がらない叔父にひたすら片思いしていたいのに、婚約者で幼馴染なアイツが放っておいてくれません

恩田璃星

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11ー7

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乳首を吸われるたび、たっぷりの唾液が口内でちゅぐちゅぐと撹拌され、舌と一緒になって刺激を与えてくる。

「んっ、ぅっ…んうぅっ、ハアァッ…!!」

更に遼平くんの唇から溢れた涎が、じわりじわりと胸に一筋の線を描いていく感覚もたまらない。
激しい快感から逃れようと背中を丸めると、ちゅぽんと音がして、熱を持った先端が冷たい空気に晒された。
遼平くんの口と、そこから抜けた赤く尖り切った乳首は、銀糸で繋がっている。

「ああ…こっちの方がよさそうだね」

遼平くんは口元を拭いながら満足そうに言い、むしゃぶりついた。

「ひっ…あっ、ああ」

一段と複雑さの増す舌の動き。
左手は、右胸を持ち上げるように揉みしだきつつ、指の間に挟んだり、人差し指の腹で押しつぶしたり。

確実に、貪欲に。
私の中の熱を焚き付け、その熱を奪っていく。

冷え切った体と心を少しくらい温められただろうかー

快感に酔わされすぎて、上手く開けられない目の隙間から何とか様子を覗うと、遼平くんと目が合ってしまった。

これは多分、偶然じゃない。
遼平くんは、私と目が合うのを待っていた。

そう思ったのは、遼平くんの目がまだ満たされていなかったから。
そして、右胸に触れていた左手が、それを合図に脇腹をなぞり、ゆっくりと降りていったからだった。
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