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乳首を吸われるたび、たっぷりの唾液が口内でちゅぐちゅぐと撹拌され、舌と一緒になって刺激を与えてくる。
「んっ、ぅっ…んうぅっ、ハアァッ…!!」
更に遼平くんの唇から溢れた涎が、じわりじわりと胸に一筋の線を描いていく感覚もたまらない。
激しい快感から逃れようと背中を丸めると、ちゅぽんと音がして、熱を持った先端が冷たい空気に晒された。
遼平くんの口と、そこから抜けた赤く尖り切った乳首は、銀糸で繋がっている。
「ああ…左の方がよさそうだね」
遼平くんは口元を拭いながら満足そうに言い、むしゃぶりついた。
「ひっ…あっ、ああ」
一段と複雑さの増す舌の動き。
左手は、右胸を持ち上げるように揉みしだきつつ、指の間に挟んだり、人差し指の腹で押しつぶしたり。
確実に、貪欲に。
私の中の熱を焚き付け、その熱を奪っていく。
冷え切った体と心を少しくらい温められただろうかー
快感に酔わされすぎて、上手く開けられない目の隙間から何とか様子を覗うと、遼平くんと目が合ってしまった。
これは多分、偶然じゃない。
遼平くんは、私と目が合うのを待っていた。
そう思ったのは、遼平くんの目がまだ満たされていなかったから。
そして、右胸に触れていた左手が、それを合図に脇腹をなぞり、ゆっくりと降りていったからだった。
「んっ、ぅっ…んうぅっ、ハアァッ…!!」
更に遼平くんの唇から溢れた涎が、じわりじわりと胸に一筋の線を描いていく感覚もたまらない。
激しい快感から逃れようと背中を丸めると、ちゅぽんと音がして、熱を持った先端が冷たい空気に晒された。
遼平くんの口と、そこから抜けた赤く尖り切った乳首は、銀糸で繋がっている。
「ああ…左の方がよさそうだね」
遼平くんは口元を拭いながら満足そうに言い、むしゃぶりついた。
「ひっ…あっ、ああ」
一段と複雑さの増す舌の動き。
左手は、右胸を持ち上げるように揉みしだきつつ、指の間に挟んだり、人差し指の腹で押しつぶしたり。
確実に、貪欲に。
私の中の熱を焚き付け、その熱を奪っていく。
冷え切った体と心を少しくらい温められただろうかー
快感に酔わされすぎて、上手く開けられない目の隙間から何とか様子を覗うと、遼平くんと目が合ってしまった。
これは多分、偶然じゃない。
遼平くんは、私と目が合うのを待っていた。
そう思ったのは、遼平くんの目がまだ満たされていなかったから。
そして、右胸に触れていた左手が、それを合図に脇腹をなぞり、ゆっくりと降りていったからだった。
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