75 / 173
11ー7
しおりを挟む
乳首を吸われるたび、たっぷりの唾液が口内でちゅぐちゅぐと撹拌され、舌と一緒になって刺激を与えてくる。
「んっ、ぅっ…んうぅっ、ハアァッ…!!」
更に遼平くんの唇から溢れた涎が、じわりじわりと胸に一筋の線を描いていく感覚もたまらない。
激しい快感から逃れようと背中を丸めると、ちゅぽんと音がして、熱を持った先端が冷たい空気に晒された。
遼平くんの口と、そこから抜けた赤く尖り切った乳首は、銀糸で繋がっている。
「ああ…左の方がよさそうだね」
遼平くんは口元を拭いながら満足そうに言い、むしゃぶりついた。
「ひっ…あっ、ああ」
一段と複雑さの増す舌の動き。
左手は、右胸を持ち上げるように揉みしだきつつ、指の間に挟んだり、人差し指の腹で押しつぶしたり。
確実に、貪欲に。
私の中の熱を焚き付け、その熱を奪っていく。
冷え切った体と心を少しくらい温められただろうかー
快感に酔わされすぎて、上手く開けられない目の隙間から何とか様子を覗うと、遼平くんと目が合ってしまった。
これは多分、偶然じゃない。
遼平くんは、私と目が合うのを待っていた。
そう思ったのは、遼平くんの目がまだ満たされていなかったから。
そして、右胸に触れていた左手が、それを合図に脇腹をなぞり、ゆっくりと降りていったからだった。
「んっ、ぅっ…んうぅっ、ハアァッ…!!」
更に遼平くんの唇から溢れた涎が、じわりじわりと胸に一筋の線を描いていく感覚もたまらない。
激しい快感から逃れようと背中を丸めると、ちゅぽんと音がして、熱を持った先端が冷たい空気に晒された。
遼平くんの口と、そこから抜けた赤く尖り切った乳首は、銀糸で繋がっている。
「ああ…左の方がよさそうだね」
遼平くんは口元を拭いながら満足そうに言い、むしゃぶりついた。
「ひっ…あっ、ああ」
一段と複雑さの増す舌の動き。
左手は、右胸を持ち上げるように揉みしだきつつ、指の間に挟んだり、人差し指の腹で押しつぶしたり。
確実に、貪欲に。
私の中の熱を焚き付け、その熱を奪っていく。
冷え切った体と心を少しくらい温められただろうかー
快感に酔わされすぎて、上手く開けられない目の隙間から何とか様子を覗うと、遼平くんと目が合ってしまった。
これは多分、偶然じゃない。
遼平くんは、私と目が合うのを待っていた。
そう思ったのは、遼平くんの目がまだ満たされていなかったから。
そして、右胸に触れていた左手が、それを合図に脇腹をなぞり、ゆっくりと降りていったからだった。
1
あなたにおすすめの小説
溺愛ダーリンと逆シークレットベビー
吉野葉月
恋愛
同棲している婚約者のモラハラに悩む優月は、ある日、通院している病院で大学時代の同級生の頼久と再会する。
立派な社会人となっていた彼に見惚れる優月だったが、彼は一児の父になっていた。しかも優月との子どもを一人で育てるシングルファザー。
優月はモラハラから抜け出すことができるのか、そして子どもっていったいどういうことなのか!?
俺に抱かれる覚悟をしろ〜俺様御曹司の溺愛
ラヴ KAZU
恋愛
みゆは付き合う度に騙されて男性不信になり
もう絶対に男性の言葉は信じないと決心した。
そんなある日会社の休憩室で一人の男性と出会う
これが桂木廉也との出会いである。
廉也はみゆに信じられない程の愛情を注ぐ。
みゆは一瞬にして廉也と恋に落ちたが同じ過ちを犯してはいけないと廉也と距離を取ろうとする。
以前愛した御曹司龍司との別れ、それは会社役員に結婚を反対された為だった。
二人の恋の行方は……
【R18】幼馴染がイケメン過ぎる
ケセラセラ
恋愛
双子の兄弟、陽介と宗介は一卵性の双子でイケメンのお隣さん一つ上。真斗もお隣さんの同級生でイケメン。
幼稚園の頃からずっと仲良しで4人で遊んでいたけど、大学生にもなり他にもお友達や彼氏が欲しいと思うようになった主人公の吉本 華。
幼馴染の関係は壊したくないのに、3人はそうは思ってないようで。
関係が変わる時、歯車が大きく動き出す。
断る――――前にもそう言ったはずだ
鈴宮(すずみや)
恋愛
「寝室を分けませんか?」
結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。
周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。
けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。
他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。
(わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)
そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。
ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。
そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?
羽柴弁護士の愛はいろいろと重すぎるので返品したい。
泉野あおい
恋愛
人の気持ちに重い軽いがあるなんて変だと思ってた。
でも今、確かに思ってる。
―――この愛は、重い。
------------------------------------------
羽柴健人(30)
羽柴法律事務所所長 鳳凰グループ法律顧問
座右の銘『危ない橋ほど渡りたい。』
好き:柊みゆ
嫌い:褒められること
×
柊 みゆ(28)
弱小飲料メーカー→鳳凰グループ・ホウオウ総務部
座右の銘『石橋は叩いて渡りたい。』
好き:走ること
苦手:羽柴健人
------------------------------------------
俺様外科医の溺愛、俺の独占欲に火がついた、お前は俺が守る
ラヴ KAZU
恋愛
ある日、まゆは父親からお見合いを進められる。
義兄を慕ってきたまゆはお見合いを阻止すべく、車に引かれそうになったところを助けてくれた、祐志に恋人の振りを頼む。
そこではじめてを経験する。
まゆは三十六年間、男性経験がなかった。
実は祐志は父親から許嫁の存在を伝えられていた。
深海まゆ、一夜を共にした女性だった。
それからまゆの身が危険にさらされる。
「まゆ、お前は俺が守る」
偽りの恋人のはずが、まゆは祐志に惹かれていく。
祐志はまゆを守り切れるのか。
そして、まゆの目の前に現れた工藤飛鳥。
借金の取り立てをする工藤組若頭。
「俺の女になれ」
工藤の言葉に首を縦に振るも、過去のトラウマから身体を重ねることが出来ない。
そんなまゆに一目惚れをした工藤飛鳥。
そして、まゆも徐々に工藤の優しさに惹かれ始める。
果たして、この恋のトライアングルはどうなるのか。
冷酷な王の過剰な純愛
魚谷
恋愛
ハイメイン王国の若き王、ジクムントを想いつつも、
離れた場所で生活をしている貴族の令嬢・マリア。
マリアはかつてジクムントの王子時代に仕えていたのだった。
そこへ王都から使者がやってくる。
使者はマリアに、再びジクムントの傍に仕えて欲しいと告げる。
王であるジクムントの心を癒やすことができるのはマリアしかいないのだと。
マリアは周囲からの薦めもあって、王都へ旅立つ。
・エブリスタでも掲載中です
・18禁シーンについては「※」をつけます
・作家になろう、エブリスタで連載しております
鬼隊長は元お隣女子には敵わない~猪はひよこを愛でる~
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
「ひなちゃん。
俺と結婚、しよ?」
兄の結婚式で昔、お隣に住んでいた憧れのお兄ちゃん・猪狩に再会した雛乃。
昔話をしているうちに結婚を迫られ、冗談だと思ったものの。
それから猪狩の猛追撃が!?
相変わらず格好いい猪狩に次第に惹かれていく雛乃。
でも、彼のとある事情で結婚には踏み切れない。
そんな折り、雛乃の勤めている銀行で事件が……。
愛川雛乃 あいかわひなの 26
ごく普通の地方銀行員
某着せ替え人形のような見た目で可愛い
おかげで女性からは恨みを買いがちなのが悩み
真面目で努力家なのに、
なぜかよくない噂を立てられる苦労人
×
岡藤猪狩 おかふじいかり 36
警察官でSIT所属のエリート
泣く子も黙る突入部隊の鬼隊長
でも、雛乃には……?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる