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第1話 学園の魔法使い候補生
scene2 2人が向かう場所
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下校する生徒でごった返す下駄箱を通過し、特別教室棟にやってきた。名前の通り、理科室やコンピュータールームなどの特別教室が並ぶ校舎である。
ここに僕たちの活動拠点がある。階段を下り、地下三階――教室のゴミ箱と言われる、立ち入り禁止箇所に拠点がある。蛍光灯すらない真っ暗な廊下を奥まで行くと僕らの目指す教室がある。
――マジック・ラボ。
教室の扉の窓にはめられたらダンボールには、小さな字でそう書かれていた。
二〇二X年、世界中で首に二つの小さな傷がある死体が次々と発見された。警察の捜査によると、いずれもずっと姿を隠し続けていたヴァンパイアの仕業であると判明した。それまで微妙な均衡状態を保っていた人類とヴァンパイアの関係は少しずつ崩れ始め、やがて人類によるヴァンパイアを排除する運動が開始された。だが、人類はヴァンパイアの力にひどく苦戦し、二つの種族の関係は悪化するばかりだった。
二〇XX年、人類はついにヴァンパイアと共存する決断を下した。人類は死者の血をヴァンパイアに与え、ヴァンパイアは生きている人類には手を出さないことを約束し、法を定めた。しかし、死ぬ人間の数はヴァンパイアの数に比べて圧倒的に少なく、一部のヴァンパイアが生きる者の血を吸ってしまうという事件が頻発した。
そこで政府は、炎、水、光の三つの力を秘めた『精霊石』を開発して、法を破るヴァンパイアたちを取り締まる特別公安取締課を立ち上げた。そこに所属する者は精霊の石によって魔力が授けられ、魔法使いと言われた。
二〇XX年、私立八重坂学園――そこは幼等部、初等部、中等部、高等部からからなる、二千人の優れた頭脳が集められる超エリート校である。そんな学校に、特別公安取締課直属の研究施設が設立された。その名をマジック・ラボといい、ヴァンパイアの研究、精霊の石の開発と改良をするほかに、魔法使いを育てる養成所の役割を担った機関である。
僕はマジック・ラボに所属する魔法使い候補生、八重坂学園高等部の一年――光系魔力持ちの月村玄夢である。
ここに僕たちの活動拠点がある。階段を下り、地下三階――教室のゴミ箱と言われる、立ち入り禁止箇所に拠点がある。蛍光灯すらない真っ暗な廊下を奥まで行くと僕らの目指す教室がある。
――マジック・ラボ。
教室の扉の窓にはめられたらダンボールには、小さな字でそう書かれていた。
二〇二X年、世界中で首に二つの小さな傷がある死体が次々と発見された。警察の捜査によると、いずれもずっと姿を隠し続けていたヴァンパイアの仕業であると判明した。それまで微妙な均衡状態を保っていた人類とヴァンパイアの関係は少しずつ崩れ始め、やがて人類によるヴァンパイアを排除する運動が開始された。だが、人類はヴァンパイアの力にひどく苦戦し、二つの種族の関係は悪化するばかりだった。
二〇XX年、人類はついにヴァンパイアと共存する決断を下した。人類は死者の血をヴァンパイアに与え、ヴァンパイアは生きている人類には手を出さないことを約束し、法を定めた。しかし、死ぬ人間の数はヴァンパイアの数に比べて圧倒的に少なく、一部のヴァンパイアが生きる者の血を吸ってしまうという事件が頻発した。
そこで政府は、炎、水、光の三つの力を秘めた『精霊石』を開発して、法を破るヴァンパイアたちを取り締まる特別公安取締課を立ち上げた。そこに所属する者は精霊の石によって魔力が授けられ、魔法使いと言われた。
二〇XX年、私立八重坂学園――そこは幼等部、初等部、中等部、高等部からからなる、二千人の優れた頭脳が集められる超エリート校である。そんな学校に、特別公安取締課直属の研究施設が設立された。その名をマジック・ラボといい、ヴァンパイアの研究、精霊の石の開発と改良をするほかに、魔法使いを育てる養成所の役割を担った機関である。
僕はマジック・ラボに所属する魔法使い候補生、八重坂学園高等部の一年――光系魔力持ちの月村玄夢である。
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