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1章 赤ん坊生活 0〜3歳
夢がいっぱいなキッズ
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-side アクシア-
「まきょ!」
「ふふふ……、そうねー。魔境だねー!」
「まきょ!」
「そうだな。魔境だなあ」
きゃっきゃ、きゃっきゃ!
こちらに来て1年半くらい。
今日は初めてのお外!ついに、お外を歩いても良いという許可が出た!
目の前にある雰囲気のある魔境に思わず、笑みが溢れる。The 異世界!
「あはは!アクシアは変わってるねえー。魔境を見て、あんなに喜ぶなんて。普通のちっちゃい子なら怖くて泣いちゃうのに」
「テオ兄も?」
「ぼ……僕は、ななな、泣いてないもん」
「テオ兄、だちゃいかも?」
「ガーーン……!というか、どこでそんな言葉覚えてきたんだ!?」
分かりやすすぎる嘘をついたテオ兄に若干呆れて、煽ってみる。ふふん、子供の成長は早いんだよ。まあ、テオ兄よりも長く生きているから、色んな言葉知っているだけなんだけれども。
ところで、俺は今、ルイスパパとエルマママ、次男のテオ兄と一緒に外でピクニックを楽しんでいる最中だ。
今日のお昼はたまごサンドとハムレタスサンド、ベーコンチーズサンド!美味しそう!俺はまだ硬いものは食べれないから、みんなが食べているのを眺めているだけだけど!早くみんなと同じものが食べれるようになりたいな!
最近は俺も離乳食を卒業して、細かく切り分けられてはいるものの、普通の柔らかい食べ物を食べるようになってきた。
ご飯が格段に美味しく感じられて、毎日がハッピーだ。新しい果物に新しい食材で作られた食べ物は新鮮でとても面白く、それを味わうだけで日々が充実していると感じられる。
「父上、アクシアが大きくなったら一緒に魔境で狩に行きたいですね!」
テオ兄がとんでもないことを笑顔でさらっと言う。いや……、いやいやいや……、今まで目の前が魔境っていう実感が無かったからきゃっきゃはしゃいでただけで、魔境って相当危険な場所だよね。よくよく考えてみれば、さっきのうちの家族やりとり、おかしなやりとり過ぎないか?
そんな場所、できれば行きたくないんだけど……、今世では長生きしたいし。
「そうだなー、アクシアは魔法の才にも恵まれているし、大きくなったら一緒に狩に行くのも良いかもな」
「そうねえ。4男だから自分で決めた職業に就かなくちゃいけないものね。例えば、冒険者として、自立するには魔境の魔物くらいさくっと一人で倒せなきゃ、一人前の冒険者とは言わないものね~」
そうなんだ……。俺は将来冒険者になって、色々なところを見て回りたいと思っているから魔境に行くのは必須だな。
てっきり、魔境っていうからとてつもなく危険な場所というイメージだったが、今聞いた感じだと実際はそうでもないのかもしれない。辺境の地を魔境って言っているだけなのかな?
「まあ、まだアクシアが何をやりたいかが分からないからな。意外と宮廷魔術師になるとかも良いかもしれないぞ」
「おおーー!」
「お?アクシアも気になるか?」
コクコクと頷く。宮廷魔術師!ママンと一緒!かっこよさそう!
「ん……?アクシアも興味あるか?」
「あなた……、あたしは反対だわ。宮廷魔術師は面倒ごとも多いの。だったら宮廷錬金術師とかがおすすめよ」
「ほえーーー!」
宮廷錬金術師!それもかっこいい!
夢が広がるなー!
「ふふ……、アクシアの反応もいいみたい。」
「アクシアは好奇心旺盛だね!」
そりゃ!異世界は初めてだからね。
この世界のこと、まだまだ知らないことばかりだ!いっぱい知りたいな!
そうと決まれば、文字を勉強してたくさん本を読むぞー!おーっ!
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「まきょ!」
「ふふふ……、そうねー。魔境だねー!」
「まきょ!」
「そうだな。魔境だなあ」
きゃっきゃ、きゃっきゃ!
こちらに来て1年半くらい。
今日は初めてのお外!ついに、お外を歩いても良いという許可が出た!
目の前にある雰囲気のある魔境に思わず、笑みが溢れる。The 異世界!
「あはは!アクシアは変わってるねえー。魔境を見て、あんなに喜ぶなんて。普通のちっちゃい子なら怖くて泣いちゃうのに」
「テオ兄も?」
「ぼ……僕は、ななな、泣いてないもん」
「テオ兄、だちゃいかも?」
「ガーーン……!というか、どこでそんな言葉覚えてきたんだ!?」
分かりやすすぎる嘘をついたテオ兄に若干呆れて、煽ってみる。ふふん、子供の成長は早いんだよ。まあ、テオ兄よりも長く生きているから、色んな言葉知っているだけなんだけれども。
ところで、俺は今、ルイスパパとエルマママ、次男のテオ兄と一緒に外でピクニックを楽しんでいる最中だ。
今日のお昼はたまごサンドとハムレタスサンド、ベーコンチーズサンド!美味しそう!俺はまだ硬いものは食べれないから、みんなが食べているのを眺めているだけだけど!早くみんなと同じものが食べれるようになりたいな!
最近は俺も離乳食を卒業して、細かく切り分けられてはいるものの、普通の柔らかい食べ物を食べるようになってきた。
ご飯が格段に美味しく感じられて、毎日がハッピーだ。新しい果物に新しい食材で作られた食べ物は新鮮でとても面白く、それを味わうだけで日々が充実していると感じられる。
「父上、アクシアが大きくなったら一緒に魔境で狩に行きたいですね!」
テオ兄がとんでもないことを笑顔でさらっと言う。いや……、いやいやいや……、今まで目の前が魔境っていう実感が無かったからきゃっきゃはしゃいでただけで、魔境って相当危険な場所だよね。よくよく考えてみれば、さっきのうちの家族やりとり、おかしなやりとり過ぎないか?
そんな場所、できれば行きたくないんだけど……、今世では長生きしたいし。
「そうだなー、アクシアは魔法の才にも恵まれているし、大きくなったら一緒に狩に行くのも良いかもな」
「そうねえ。4男だから自分で決めた職業に就かなくちゃいけないものね。例えば、冒険者として、自立するには魔境の魔物くらいさくっと一人で倒せなきゃ、一人前の冒険者とは言わないものね~」
そうなんだ……。俺は将来冒険者になって、色々なところを見て回りたいと思っているから魔境に行くのは必須だな。
てっきり、魔境っていうからとてつもなく危険な場所というイメージだったが、今聞いた感じだと実際はそうでもないのかもしれない。辺境の地を魔境って言っているだけなのかな?
「まあ、まだアクシアが何をやりたいかが分からないからな。意外と宮廷魔術師になるとかも良いかもしれないぞ」
「おおーー!」
「お?アクシアも気になるか?」
コクコクと頷く。宮廷魔術師!ママンと一緒!かっこよさそう!
「ん……?アクシアも興味あるか?」
「あなた……、あたしは反対だわ。宮廷魔術師は面倒ごとも多いの。だったら宮廷錬金術師とかがおすすめよ」
「ほえーーー!」
宮廷錬金術師!それもかっこいい!
夢が広がるなー!
「ふふ……、アクシアの反応もいいみたい。」
「アクシアは好奇心旺盛だね!」
そりゃ!異世界は初めてだからね。
この世界のこと、まだまだ知らないことばかりだ!いっぱい知りたいな!
そうと決まれば、文字を勉強してたくさん本を読むぞー!おーっ!
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