転生ちびっ子の魔物研究所〜ほのぼの家族に溢れんばかりの愛情を受けスローライフを送っていたら規格外の子どもに育っていました〜

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1章 赤ん坊生活 0〜3歳

地下帝国への一歩

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-side アクシア-



「それでアクシア。どんな秘密基地にしたいのだ?」
「地下帝国!」
「む!?ち、地下帝国か?」
「うん、地下帝国」
「そ、そうか。意外と厳ついのをご所望で……」
「むむ!?確かに、もっと可愛げのあるのにした方が良かったかも?」


 むむ……、そう言われてみれば、おもちゃの国とかも良かったのかも。だけど、咄嗟に思いついたのがこれだから仕方がない。
 それはそれとして、今俺たちはお外にいる。ポカポカいい天気!お外で秘密基地を作るのにちょうどいい天気だ。すごいの作るぞー!お庭でスコップを持ち穴を掘り始める。
 穴を掘ること5分。


「むー!最初はいい感じだったこれ以上は掘れないかもしれない」


 --カンカン!と音が鳴りそれ以上穴を掘り進められないことを悟る。おそらく巨大な岩があるのだろう。ピッケルがないとこれ以上は無理かな?
 そう思って、ピッケルを探そうとしていた横で俺の様子をじっと見ていた青龍様がボソリと呟いた。


「ふむ……、地下帝国か。いいだろう」


 おーー!いよいよ青龍様も作り始めるんだ。地下に何かを作るってロマンだよね。俺も自分でスコップで掘ってみたんだけど固くて出来なかったんだよね。青龍さんだったら魔法でどうにかならないかなと思って聞いてみたんだ。


「青龍様。念のためですが、屋敷は傷つけないでください」
「ふっ!分かっておる」


 エリックが焦ったように釘を刺す。
 そんなこと言わなくても大丈夫だと思うけどなー?青龍様が右足を振り上げる。


 --ドゴオオオオオオオオオ!


 凄まじい音がして土が天に舞い上がる。
 ええええええええ!
 わわっ!こっちに来るよ!
 どどど……!どうしよう!


「ひぇ!」
「アクシア様!」


 咄嗟にエリックが庇ってくれようとする前に、結界に土が弾かれた。


「大丈夫か?2人とも。すまない。少しやり過ぎたようだ」
「い、いえ。この程度問題ございません」


 どうやら青龍様の結界だったようだ。


「うう……、うう……!」
「あっ……」
「うわああああああん!」


 怖かった!怖かった!
 頭では泣いても困らせるだけだと思っていてお、涙が止まらないよ!


「アクシア様!」


 エリックが俺を抱き上げて、よしよしと、あやしてくれる。少し落ち着いてきた。


「アクシア。怖がらせてしまった。すまぬな」


 青龍様が項垂れている。


「大丈夫」


 悪気があってやったわけではないのはわかっている。泣いたのは、いきなりこっちに土砂が降ってきて怖かっただけだからね。
 そう思って、青龍様の頭をなでなでする。


「寛大な心、感謝する。それはそれとして、地下帝国には程遠いが、今の一回でだいぶ掘れたぞ」


 落ち着いたところで、目を見ると確かに大きな穴が出来ていた。周りには土砂が満遍なく積もっている。


「青龍様、あの土砂どうにか出来る?」
「できるぞ?」


 そういうと、青龍様は念力を使い土砂を敷地外の一ヶ所にまとめてくれる。小さなお山ができたみたいだ。


「わっ!すごい!何作ろーー?」
「危ないから、柵をつけておこう。おそらくこの大きさだと、2階建くらいになりそうか」


 そういうと、青龍様は俺が勝手に入れないようにさっきの土砂で作った柵を建ててくれる。これで安心して歩き回れるね!
 そんなことを、思っていると後ろからパパが走ってやってきた。


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