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ゴロゴロおしゃべり
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-side アクシア-
「青龍様!おうち!どんなのがいい?」
「む?うちか?うーむ。別に我は住めればなんでも良いぞ?なんなら、お主の隣で寝るのが一番心地が良い」
「そっかー。むー。それでもいいけど、なんかないのー?」
「むむ……、そう言われてもな」
翌日、俺は青龍様とお部屋でゴロゴロダラダラしていた。ぽかぽかのお日様が窓から入り、うとうとしてくる。
パッパから、青龍様の家をどんな風にして欲しいかを頼まれたから聞いている。
特に要望も無いみたいなので、気になることを聞いてみる。
「青龍様、食べ物はいらないって言ってたけど、食べるのは好き?」
「好きだぞ」
「普段は何食べるの?」
「なんでも食べるぞ」
「そっかー」
雑色らしい。なら、食事を食べたいって言われた時に、出すご飯も俺たちと同じご飯が良いか。一緒のご飯食べるんだったら、手間もなくて良いね!
「お主の好きな食べ物はなんだ?」
「むむ……!」
好きな食べ物か。今までは離乳食だったが、最近ではスープとか、甘いお芋を蒸した食べ物とか、美味しい食べ物も食べれるようになってきた。でも一番はあれだ!
「ゼリー!」
「ほう……。ゼリーか。確かにあれはうまいな」
やった!わかってくれた!プリンも良いけどゼリーもいいよね!
「して、お主。今日は何をするのだ?」
「む?何をって?」
「お主、さっきからずっとぬいぐるみ抱いてごろごろしているだろう?」
「うん」
L字になっている黒色のソファーの上はとても気持ちよくて、起き上がれない。重力に完全敗北している俺である。
「外は良い天気だぞ。こんな、良い天気の日に遊ばないのは勿体無いだろう?」
「むむ……!」
確かに。これだけポカポカしていると言うことは、お外でピクニック日和だろう。
小鳥さんと追いかけっこするのも良いかもしれない。
「ピクニックする?」
「ふむ……。それも良いが、我はお主と遊ぶための拠点を建てたいぞ?」
「むむ……?おうち、俺たちが建てようと思ってたけど、自分で建てるの?」
「ああ、全てお主達任せにするのも迷惑だと思ってな。それに見たところ、お主が外で遊ぶ場所はないだろう?拠点があれば外で元気に遊ぶようになるのではないか?」
「むーー!なるほど」
一理ある。俺が悩んでいるとエリックが話しかけてきた。
「私は賛成です」
「ん?」
「青龍様に拠点を作っていただき、それを我々がお手伝いをさせていただくという形が彼にとっても一番良いでしょう」
「むむ!確かに!」
「それに、アクシア様はもっと外に出るべきです!今でも一般の子供としては平均の範囲内ではありますが、辺境伯家の子供としては少なすぎると思います。いつも私と本を読んでばかりでしょう?他のご兄弟は、3歳では既に剣を持っていたと聞いています」
「それは流石にみんな人外」
サッカーボール蹴る感覚で、剣を持たないで欲しいよ。
「だが、此奴の言っている事は我にはとてもよく分かるぞ。どうせいつもゴロゴロしているのだろう?」
「うっ……、違うもん。今日はポカポカしていて、うとうとしていただけだし」
「違いませんねえ。いつもそんなこと言ってゴロゴロしています」
「むむむ……」
そんなに、ゴロゴロしているかな?
子供だからこんなものだと思うのだけれど。たまにピクニックするくらいで、じゅうぶんじゃない?
むーっと、思い悩んでいた俺を見て青龍様は思い出したかのように俺に声をかける。
「アクシア、お前に提案がある」
「ん?」
「作ってみたくないか?秘密基地」
「えっ!?」
秘密基地……?秘密基地をつくる!?
なのそれ楽しそう!
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「青龍様!おうち!どんなのがいい?」
「む?うちか?うーむ。別に我は住めればなんでも良いぞ?なんなら、お主の隣で寝るのが一番心地が良い」
「そっかー。むー。それでもいいけど、なんかないのー?」
「むむ……、そう言われてもな」
翌日、俺は青龍様とお部屋でゴロゴロダラダラしていた。ぽかぽかのお日様が窓から入り、うとうとしてくる。
パッパから、青龍様の家をどんな風にして欲しいかを頼まれたから聞いている。
特に要望も無いみたいなので、気になることを聞いてみる。
「青龍様、食べ物はいらないって言ってたけど、食べるのは好き?」
「好きだぞ」
「普段は何食べるの?」
「なんでも食べるぞ」
「そっかー」
雑色らしい。なら、食事を食べたいって言われた時に、出すご飯も俺たちと同じご飯が良いか。一緒のご飯食べるんだったら、手間もなくて良いね!
「お主の好きな食べ物はなんだ?」
「むむ……!」
好きな食べ物か。今までは離乳食だったが、最近ではスープとか、甘いお芋を蒸した食べ物とか、美味しい食べ物も食べれるようになってきた。でも一番はあれだ!
「ゼリー!」
「ほう……。ゼリーか。確かにあれはうまいな」
やった!わかってくれた!プリンも良いけどゼリーもいいよね!
「して、お主。今日は何をするのだ?」
「む?何をって?」
「お主、さっきからずっとぬいぐるみ抱いてごろごろしているだろう?」
「うん」
L字になっている黒色のソファーの上はとても気持ちよくて、起き上がれない。重力に完全敗北している俺である。
「外は良い天気だぞ。こんな、良い天気の日に遊ばないのは勿体無いだろう?」
「むむ……!」
確かに。これだけポカポカしていると言うことは、お外でピクニック日和だろう。
小鳥さんと追いかけっこするのも良いかもしれない。
「ピクニックする?」
「ふむ……。それも良いが、我はお主と遊ぶための拠点を建てたいぞ?」
「むむ……?おうち、俺たちが建てようと思ってたけど、自分で建てるの?」
「ああ、全てお主達任せにするのも迷惑だと思ってな。それに見たところ、お主が外で遊ぶ場所はないだろう?拠点があれば外で元気に遊ぶようになるのではないか?」
「むーー!なるほど」
一理ある。俺が悩んでいるとエリックが話しかけてきた。
「私は賛成です」
「ん?」
「青龍様に拠点を作っていただき、それを我々がお手伝いをさせていただくという形が彼にとっても一番良いでしょう」
「むむ!確かに!」
「それに、アクシア様はもっと外に出るべきです!今でも一般の子供としては平均の範囲内ではありますが、辺境伯家の子供としては少なすぎると思います。いつも私と本を読んでばかりでしょう?他のご兄弟は、3歳では既に剣を持っていたと聞いています」
「それは流石にみんな人外」
サッカーボール蹴る感覚で、剣を持たないで欲しいよ。
「だが、此奴の言っている事は我にはとてもよく分かるぞ。どうせいつもゴロゴロしているのだろう?」
「うっ……、違うもん。今日はポカポカしていて、うとうとしていただけだし」
「違いませんねえ。いつもそんなこと言ってゴロゴロしています」
「むむむ……」
そんなに、ゴロゴロしているかな?
子供だからこんなものだと思うのだけれど。たまにピクニックするくらいで、じゅうぶんじゃない?
むーっと、思い悩んでいた俺を見て青龍様は思い出したかのように俺に声をかける。
「アクシア、お前に提案がある」
「ん?」
「作ってみたくないか?秘密基地」
「えっ!?」
秘密基地……?秘密基地をつくる!?
なのそれ楽しそう!
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