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第2章
第296話 「毒鑑定」魔道具が出来上がったら
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「毒鑑定」の魔法陣魔石について、薬師のおばあちゃんのところに相談に行って
「人によって毒なもの」だとか「少し体調が悪くなる程度の微毒」だとか検証することができた。
結果、「微毒」も「人による毒」も、魔石は淡い光でゆっくりした点滅になることがわかった。
「人による毒」は、「毒鑑定」の魔法陣魔石を使った人にとって毒かどうかで判定がされるようで
接種してもなんともない人が試すと、「毒なし」の結果になるようだ。
「他の人が試してみて『毒なし』って判定されていても、人によって毒なものがあるってこと?」
「そうさ。まあ、体質的に受け付けないものがあれば、自分で確認した方が良いってことだね」
「毒なし」だって判断されたから安心って思ったら、自分にとっては毒のこともあるのかと愕然としてしまった。
でも,自分で気をつけないとダメっていうのは確かにその通りって思う。
「毒鑑定」の魔道具を作って売ったりするかどうかは、今度シャル叔父さんに相談することにしたけれど、家族には使ってみて欲しいので、ルド叔父さんのところで、使いやすいようにペンダントに加工してもらった。
そのペンダントを持って、川の下流の地域に行って、毒がないかの確認をしてみたりした。
今の所、川の水に毒の反応はなかったのでホッとした。
「毒鑑定」の魔道具の毒に対する反応はだいたい問題なさそうなので、魔法陣を参考にして別の魔道具を作ることにした。
「位置情報」の魔道具とちょっと似たような機能のものだ。
「緊急連絡」の魔道具は、周囲の地形だとか現在地だとかの情報を集めてから、「位置情報」の魔道具に送っている。
周囲の地形とか情報を集めるという機能の順番を変えてみたらどうかと思ったんだ。
つまり、遠くまで風で飛んでいって、飛んでいった先の地形だとか森の位置だとか周囲の情報を取得するんだ。
ついでに「毒鑑定」の魔法陣も飛んでいった先で発動できたらどうだろう。
これがうまくできたら遠く離れた場所の川に毒が流されているかどうか判断できるようになるんじゃないだろうか。
「位置表示」の魔道具で周辺の地図を表示するようにして、
魔道具に表示している地図の中の一点を選択する。「毒探査」の魔法陣魔石を発動させると
地図上で示した位置で「毒鑑定」をする。戻ってきた実行結果を「位置表示」の魔道具状で表示するようにしてみた。
地図上の一点を選ぶというのはあらかじめ怪しい場所を絞り込んでいく必要がある。それはちょっと大変だ。
「位置情報」の魔道具の地図全体を自動的に探査しにいくようにはできないかな。
左上から一定間隔の位置を指定して探査しにいくようにしてみる。
「毒鑑定」の魔道具は「毒なし」でも淡い光を発するけど、
地図上の場所は「毒なし」の場合は光らず,「毒あり」の時に点滅するようにした。
「位置情報」に表示する地図が広範囲になるように、自分の魔法で情報を取得したものを反映してみた
地名をメモしたものと見比べてみるとやっぱり、アンソラ男爵領のジランや、ナスタチウム辺境伯領のノドナスの辺りで点滅していた。他にも毒の反応があるエリアがある。
やっぱり感染症の正体は「毒」かな。
「人によって毒なもの」だとか「少し体調が悪くなる程度の微毒」だとか検証することができた。
結果、「微毒」も「人による毒」も、魔石は淡い光でゆっくりした点滅になることがわかった。
「人による毒」は、「毒鑑定」の魔法陣魔石を使った人にとって毒かどうかで判定がされるようで
接種してもなんともない人が試すと、「毒なし」の結果になるようだ。
「他の人が試してみて『毒なし』って判定されていても、人によって毒なものがあるってこと?」
「そうさ。まあ、体質的に受け付けないものがあれば、自分で確認した方が良いってことだね」
「毒なし」だって判断されたから安心って思ったら、自分にとっては毒のこともあるのかと愕然としてしまった。
でも,自分で気をつけないとダメっていうのは確かにその通りって思う。
「毒鑑定」の魔道具を作って売ったりするかどうかは、今度シャル叔父さんに相談することにしたけれど、家族には使ってみて欲しいので、ルド叔父さんのところで、使いやすいようにペンダントに加工してもらった。
そのペンダントを持って、川の下流の地域に行って、毒がないかの確認をしてみたりした。
今の所、川の水に毒の反応はなかったのでホッとした。
「毒鑑定」の魔道具の毒に対する反応はだいたい問題なさそうなので、魔法陣を参考にして別の魔道具を作ることにした。
「位置情報」の魔道具とちょっと似たような機能のものだ。
「緊急連絡」の魔道具は、周囲の地形だとか現在地だとかの情報を集めてから、「位置情報」の魔道具に送っている。
周囲の地形とか情報を集めるという機能の順番を変えてみたらどうかと思ったんだ。
つまり、遠くまで風で飛んでいって、飛んでいった先の地形だとか森の位置だとか周囲の情報を取得するんだ。
ついでに「毒鑑定」の魔法陣も飛んでいった先で発動できたらどうだろう。
これがうまくできたら遠く離れた場所の川に毒が流されているかどうか判断できるようになるんじゃないだろうか。
「位置表示」の魔道具で周辺の地図を表示するようにして、
魔道具に表示している地図の中の一点を選択する。「毒探査」の魔法陣魔石を発動させると
地図上で示した位置で「毒鑑定」をする。戻ってきた実行結果を「位置表示」の魔道具状で表示するようにしてみた。
地図上の一点を選ぶというのはあらかじめ怪しい場所を絞り込んでいく必要がある。それはちょっと大変だ。
「位置情報」の魔道具の地図全体を自動的に探査しにいくようにはできないかな。
左上から一定間隔の位置を指定して探査しにいくようにしてみる。
「毒鑑定」の魔道具は「毒なし」でも淡い光を発するけど、
地図上の場所は「毒なし」の場合は光らず,「毒あり」の時に点滅するようにした。
「位置情報」に表示する地図が広範囲になるように、自分の魔法で情報を取得したものを反映してみた
地名をメモしたものと見比べてみるとやっぱり、アンソラ男爵領のジランや、ナスタチウム辺境伯領のノドナスの辺りで点滅していた。他にも毒の反応があるエリアがある。
やっぱり感染症の正体は「毒」かな。
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