~春の国~片足の不自由な王妃様

クラゲ散歩

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ジーク 出会いと永遠の別れ

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あれから3年。ローズマリーが帰国するまで、あと4年もある。隣国の友人?がいるので情報は入るが、あまり詳しくはわからない。(もう少し友人?を増やさなければ。)

母上からは、そろそろ婚約者を決めてほしいと言われた。
(その話題は、一時はおさまっていた。なぜなら学院に行ったり、適当にパーティーに参加していたから。)

確かに。15歳ならいてもおかしくないか。特に王族は。

母上は、あの時私が婚約を頼んだ事を忘れているみたいだな。

私が誰と婚約したいのかも。

仕方がないから、何度かお茶会を開いた。
令嬢達の必死すぎるアピールには、嫌気しかなかったけどな。
心がまったく~動かなかった。
母上はお茶会を開くたび。終わった後の私の感想に、落胆していたな。

仕方がないだろう。
それよりも。「なんで早く帰ってこない。一時帰国はしないのか。」とイライラしていた。

そんな状態が4年続いた。

私は19歳になっていた。

両親とバラ園で紅茶を飲みながら会話をしていた。急に母上が真面目な顔をしながら。
「ジーク。今回のお茶会(お見合い)を、最後にしましょう。まずは婚約者候補を決めてから、そこから正式な婚約者を選びます。これは決定事項です。わかりましたか?」と。
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