248 / 347
小助くんと夏のどうぶつたち
おばけとおねむの小助くん
しおりを挟む
おばけは、青い火の玉といっしょに夜空のくらやみの中でうかんでいます。これから向かおうとしているのは、山おくにたった1つしかない小さな古びた家です。
「あの家には、どんな子どもがいるのか今から楽しみだなあ」
だれもいないことをたしかめると、おばけは小さな家をすりぬけるように入って行きました。家の中には、お母さんと小助がすやすやとねむっています。
そんな中、おばけと青い火の玉は小助のほうをじっとながめています。小助は、かけぶとんがめくれたままでかわいい顔つきを見せながらゆめの中へ入っています。
「どうやら、この子はおふとんの上でぐっすりねているみたいだなあ」
ねるときにしいていたかけぶとんは、元気なゆめを楽しんでいる小助によってけとばされたままになっています。そのようすに、おばけは小助がどんなゆめを見ているのか自分の目でのぞくことにしました。
ねるときにしいていたかけぶとんは、元気なゆめを楽しんでいる小助によってけとばされたままになっています。そのようすに、おばけは小助がどんなゆめを見ているのか自分の目でのぞくことにしました。
「あれっ? この子は人間の子どもなのに、クマのお母さんのおっぱいをのんでいるぞ」
おばけは、小助のようすをふしぎそうに見ながらゆめの中へ入りこむことにしました。草むらにかくれていると、小助がお母さんグマにだかれながらぐっすりとねむっているのが見えます。
「これはまずいなあ。こわがらせるには、子どもが1人にならないといけないし」
しばらくすると、小助のゆめの中がいつの間にかまっくらやみになりました。おばけは、小助がくらす小さな家の中にそっと顔をのぞかせています。
「この子は、あいかわらずおっぱいをのんでいるなあ」
小助は、ねる前にお母さんにおっぱいのおねだりをしています。すると、お母さんは小助をやさしくだきながらおっぱいをあたえています。
「ふふふ、しょうがないわね」
お母さんは、おっぱいをのみつづける小助のかわいい顔をえがおで見つめています。こえを見たおばけは、わらいが止まらなくなったのでいったん外のくらやみの中へもどりました。
「わっはっは、わっはっは! ねるまえになったもおっぱいをのんでいたら……」
おばけがいつも楽しみにしているのは、自分の顔を目にしてこわがる子どもたちのしょんぼりしたようすとおねしょぶとんの大きな地図を見ることです。
「さて、あの子がどうなっているのかもういちど見てみようかな」
家の中へすりぬけるように入ると、おばけは小助がおふとんの中でねむっているようすをじっとながめています。となりでは、お母さんもすやすやとねむりの中へ入っています。
「ふっふっふ、今からあの子どもをこわがらせようとするかな」
おばけは、わらいをこらえながら小助のほうへ近づこうします。そんな時、小助はねたままで自分のかけぶとんをおばけのほうへけとばしました。
「うぐっ! うぐっ!」
かけぶとんにかぶさったおばけですが、すぐにそのふとんをすりぬけることができました。おばけは、はらがけ1まいでねむっている小助をこわがらせようとそばへやってきました。
こわいおばけが目の前にせまる中、小助がすやすやとねむりながらあんよを上げたその時のことです。
「ジョパジョパジョパジョパジョパ、ジョジョジョジョジョジョジョジョ~ッ」
「わっ、わわわっ!」
小助は、ねたままでおばけの顔に向かって元気いっぱいのおねしょめいちゅうさせています。とつぜんのできごとに、おばけはあわてふためいています。
「わわっ! や、やめてくれ!」
おばけは、おねしょこうげきを食らいたくないとすぐに小助のゆめの中から出てきました。あわてたようすで小さい家の外へすりぬけると、おばけは青い火の玉とともにくらやみの中へきえていきました。
つぎの日の朝、山おくの小さい家のそばではお母さんがえがおを見せながらおふとんをものほしへほしています。どうやら、小助はおふとんにでっかいおねしょをやってしまったようです。
「わ~い! おねちょ(おねしょ)! おねちょ!」
「ふふふ、小助くんは今日も元気いっぱいのおねしょをしちゃったね」
小助は、おねしょぶとんのそばでいつものかわいいえがおを見せています。お母さんのほうも、おっぱいをたくさんのんで元気なおねしょをする小助をやさしく見つめています。
そのようすを空から見ているおばけは、小助のおねしょぶとんを遠くからながめています。
「あ~あ、夜中は本当にひどい目にあったなあ。まあ、あの子どももでっかいおねしょをしてしまったようだし、今回はおあいこということで」
おばけは、これからも人間やどうぶつの子どもたちをこわがらせようとつぎのばしょへ向かってとんで行きました。
「あの家には、どんな子どもがいるのか今から楽しみだなあ」
だれもいないことをたしかめると、おばけは小さな家をすりぬけるように入って行きました。家の中には、お母さんと小助がすやすやとねむっています。
そんな中、おばけと青い火の玉は小助のほうをじっとながめています。小助は、かけぶとんがめくれたままでかわいい顔つきを見せながらゆめの中へ入っています。
「どうやら、この子はおふとんの上でぐっすりねているみたいだなあ」
ねるときにしいていたかけぶとんは、元気なゆめを楽しんでいる小助によってけとばされたままになっています。そのようすに、おばけは小助がどんなゆめを見ているのか自分の目でのぞくことにしました。
ねるときにしいていたかけぶとんは、元気なゆめを楽しんでいる小助によってけとばされたままになっています。そのようすに、おばけは小助がどんなゆめを見ているのか自分の目でのぞくことにしました。
「あれっ? この子は人間の子どもなのに、クマのお母さんのおっぱいをのんでいるぞ」
おばけは、小助のようすをふしぎそうに見ながらゆめの中へ入りこむことにしました。草むらにかくれていると、小助がお母さんグマにだかれながらぐっすりとねむっているのが見えます。
「これはまずいなあ。こわがらせるには、子どもが1人にならないといけないし」
しばらくすると、小助のゆめの中がいつの間にかまっくらやみになりました。おばけは、小助がくらす小さな家の中にそっと顔をのぞかせています。
「この子は、あいかわらずおっぱいをのんでいるなあ」
小助は、ねる前にお母さんにおっぱいのおねだりをしています。すると、お母さんは小助をやさしくだきながらおっぱいをあたえています。
「ふふふ、しょうがないわね」
お母さんは、おっぱいをのみつづける小助のかわいい顔をえがおで見つめています。こえを見たおばけは、わらいが止まらなくなったのでいったん外のくらやみの中へもどりました。
「わっはっは、わっはっは! ねるまえになったもおっぱいをのんでいたら……」
おばけがいつも楽しみにしているのは、自分の顔を目にしてこわがる子どもたちのしょんぼりしたようすとおねしょぶとんの大きな地図を見ることです。
「さて、あの子がどうなっているのかもういちど見てみようかな」
家の中へすりぬけるように入ると、おばけは小助がおふとんの中でねむっているようすをじっとながめています。となりでは、お母さんもすやすやとねむりの中へ入っています。
「ふっふっふ、今からあの子どもをこわがらせようとするかな」
おばけは、わらいをこらえながら小助のほうへ近づこうします。そんな時、小助はねたままで自分のかけぶとんをおばけのほうへけとばしました。
「うぐっ! うぐっ!」
かけぶとんにかぶさったおばけですが、すぐにそのふとんをすりぬけることができました。おばけは、はらがけ1まいでねむっている小助をこわがらせようとそばへやってきました。
こわいおばけが目の前にせまる中、小助がすやすやとねむりながらあんよを上げたその時のことです。
「ジョパジョパジョパジョパジョパ、ジョジョジョジョジョジョジョジョ~ッ」
「わっ、わわわっ!」
小助は、ねたままでおばけの顔に向かって元気いっぱいのおねしょめいちゅうさせています。とつぜんのできごとに、おばけはあわてふためいています。
「わわっ! や、やめてくれ!」
おばけは、おねしょこうげきを食らいたくないとすぐに小助のゆめの中から出てきました。あわてたようすで小さい家の外へすりぬけると、おばけは青い火の玉とともにくらやみの中へきえていきました。
つぎの日の朝、山おくの小さい家のそばではお母さんがえがおを見せながらおふとんをものほしへほしています。どうやら、小助はおふとんにでっかいおねしょをやってしまったようです。
「わ~い! おねちょ(おねしょ)! おねちょ!」
「ふふふ、小助くんは今日も元気いっぱいのおねしょをしちゃったね」
小助は、おねしょぶとんのそばでいつものかわいいえがおを見せています。お母さんのほうも、おっぱいをたくさんのんで元気なおねしょをする小助をやさしく見つめています。
そのようすを空から見ているおばけは、小助のおねしょぶとんを遠くからながめています。
「あ~あ、夜中は本当にひどい目にあったなあ。まあ、あの子どももでっかいおねしょをしてしまったようだし、今回はおあいこということで」
おばけは、これからも人間やどうぶつの子どもたちをこわがらせようとつぎのばしょへ向かってとんで行きました。
0
あなたにおすすめの小説
14歳で定年ってマジ!? 世界を変えた少年漫画家、再起のノート
谷川 雅
児童書・童話
この世界、子どもがエリート。
“スーパーチャイルド制度”によって、能力のピークは12歳。
そして14歳で、まさかの《定年》。
6歳の星野幸弘は、将来の夢「世界を笑顔にする漫画家」を目指して全力疾走する。
だけど、定年まで残された時間はわずか8年……!
――そして14歳。夢は叶わぬまま、制度に押し流されるように“退場”を迎える。
だが、そんな幸弘の前に現れたのは、
「まちがえた人間」のノートが集まる、不思議な図書室だった。
これは、間違えたままじゃ終われなかった少年たちの“再スタート”の物語。
描けなかった物語の“つづき”は、きっと君の手の中にある。
左左左右右左左 ~いらないモノ、売ります~
菱沼あゆ
児童書・童話
菜乃たちの通う中学校にはあるウワサがあった。
『しとしとと雨が降る十三日の金曜日。
旧校舎の地下にヒミツの購買部があらわれる』
大富豪で負けた菜乃は、ひとりで旧校舎の地下に下りるはめになるが――。
ぼくのだいじなヒーラー
もちっぱち
絵本
台所でお母さんと喧嘩した。
遊んでほしくて駄々をこねただけなのに
怖い顔で怒っていたお母さん。
そんな時、不思議な空間に包まれてふわりと気持ちが軽くなった。
癒される謎の生き物に会えたゆうくんは楽しくなった。
お子様向けの作品です
ひらがな表記です。
ぜひ読んでみてください。
イラスト:ChatGPT(OpenAI)生成
宇宙人は恋をする!
山碕田鶴
児童書・童話
【第2回きずな児童書大賞/奨励賞を受賞しました。ありがとうございました。】
私が呼んでいると勘違いして現れて、部屋でアイスを食べている宇宙人・銀太郎(仮名)。
全身銀色でツルツルなのがキモチワルイ。どうせなら、大大大好きなアイドルの滝川蓮君そっくりだったら良かったのに。……え? 変身できるの?
中学一年生・川上葵とナゾの宇宙人との、家族ぐるみのおつきあい。これは、国家機密です⁉
(表紙絵:山碕田鶴/人物色塗りして下さった「ごんざぶろ」様に感謝)
【奨励賞】おとぎの店の白雪姫
ゆちば
児童書・童話
【第15回絵本・児童書大賞 奨励賞】
母親を亡くした小学生、白雪ましろは、おとぎ商店街でレストランを経営する叔父、白雪凛悟(りんごおじさん)に引き取られる。
ぎこちない二人の生活が始まるが、ひょんなことからりんごおじさんのお店――ファミリーレストラン《りんごの木》のお手伝いをすることになったましろ。パティシエ高校生、最速のパート主婦、そしてイケメンだけど料理脳のりんごおじさんと共に、一癖も二癖もあるお客さんをおもてなし!
そしてめくるめく日常の中で、ましろはりんごおじさんとの『家族』の形を見出していく――。
小さな白雪姫が『家族』のために奔走する、おいしいほっこり物語。はじまりはじまり!
他のサイトにも掲載しています。
表紙イラストは今市阿寒様です。
絵本児童書大賞で奨励賞をいただきました。
生贄姫の末路 【完結】
松林ナオ
児童書・童話
水の豊かな国の王様と魔物は、はるか昔にある契約を交わしました。
それは、姫を生贄に捧げる代わりに国へ繁栄をもたらすというものです。
水の豊かな国には双子のお姫様がいます。
ひとりは金色の髪をもつ、活発で愛らしい金のお姫様。
もうひとりは銀色の髪をもつ、表情が乏しく物静かな銀のお姫様。
王様が生贄に選んだのは、銀のお姫様でした。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる