婚約破棄を告げられたのですが、どうやらそこには親友の嘘が絡んでいるようで……? ~大切なのは真実を真実であると理解することです~

四季

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4話

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「コルセリア、あの……」
「何?」
「お願いがあるんだけど……この前の婚約破棄宣言、撤回させてくれない、かな……」

 非常に言いづらそうな顔をしつつ言ってくる。

 きっと彼なりに葛藤があるのだろう。
 あんな言い方をしてしまって今さら元通りになってほしいなんて言いづらいのだろう。

「ええ、もちろんよ」

 でも私はメタストフルが悪いとは考えていない。

「悪いのは貴方じゃないわ、ルルーレよ」
「じゃ、じゃあ……!?」
「撤回受け入れます」
「や……やったあああ!!」

 そう、すべての原因となったのはルルーレの嘘だ。

 つまり悪いのは彼女。
 すべてが壊れかけたのは彼女のせい。

「俺、ルルーレに復讐してくる」
「え」
「だって! 彼女のせいで危うくコルセリアを失うところだったんだ!」
「えええ……」
「許せるわけないだろ!」
「で、でも、復讐って一体何を」

 すると彼はにやりと笑みを浮かべて写真数枚を取り出す。

「これだよ」

 そこに写っていたのは、婚約者ではない男性に過剰に近い距離感で接しているルルーレの姿。

「これを使えば復讐できる」
「どうやるの」
「この写真を世に出して、彼女が婚約破棄されるよう仕掛けるんだ」
「な、なるほど……」

 メタストフルの瞳は燃えていた。
 今の彼はルルーレへの復讐で頭がいっぱいみたいだ。
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