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第140話 私は途方に暮れる
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クズ教師のせいで、私と沙希はブチギレ寸前まで、あと1秒!
「じゃあ、紫音がクラスには居なかったという証拠を出してもらおうか? 出せるモンなら出してみやがれ! フン!」
「理香…… お前まで…… どうして、そこまで上から目線なんだ? しょうがない。これが、このクラスの出席名簿だ。その腐った目で確かめてみやがれ」
――教え子に腐った目って…… 言葉は人の心を殺す武器にもなるんだぞ!
「「無い!? 無い!? どこにも紫音の名前が無い! どういう事なの? 信じられない! このクズ教師ッ!」」
「だ~か~ら。言ってるだろ。紫音って生徒は最初からこのクラスには居ないの! ふぅ~ お前ら勉強しないでゲームばっかやってるから現実と妄想の区別がつかなくなるんだ! あれほど妄想は薄い同人誌だけにしておけよって言っておいただろう。もうお前達はおとなしく保健室に行って休んでこい」
「「ふぁ~い」」
アホな教師の言動に精神的ダメージを負ってしまった私達は、紫音の件に納得出来ずトコトコと子ニャンコ様が歩くように保健室に向かった。
「ねぇ、確かに紫音は居たわよね」
私がそう尋ねると、沙希は言った。
「私が親友の紫音を忘れるわけないでしょ!」
「しかし、変だよね~。クラスのみんなは紫音を知らない。出席名簿にも載っていない。でも、私たちの記憶には昨日まで一緒だった紫音の記憶がある。なんか変だなんだよね。」
「あっ! 変で思い出した。今日、凄く変な夢だったの」
「沙希、あなたも? 私もすごく変な夢を見たの。私がプリストの世界に転生して、メインヒロインのマリアになっていたの。アレク王子のファンクラブに入ったりして、途中で目が覚めちゃってあまり覚えてないけど……」
「――!? えっ!? 理香も!? 私は悪役令嬢のルナールだったわ。ざまぁされたくなくてファンクラブを作ったり、アレク王子と楽しくお茶会をした夢を見たわ……」
「ウッ! 頭が痛い……」
「私も急に…… 頭が……」
なんとも不思議な光景だった。お互い変な夢の話をした瞬間、激しい頭痛に襲われたのだ。
「マリアに早く保健室に行って休みましょう」
「ええ、ルナール。急ぎましょ」
「「――!?」」
「沙希。今、私の事をマリアって呼んだわよね?」
「理香だって、急に私の事をルナールって呼んだわ……」
「ウッ! 頭が痛い…… 沙希、早く保健室に行こう」
「うん……」
◇
保健室に着き、ベッドに横になると頭痛は時間が経つにつれて少しずつだが収まって来た。それと同時に私は強烈な眠気に襲われ、夢の中へと堕《お》ちて行った
◇
この私がプリスタのメインヒロイン・マリアとして生まれ、優しい両親からたくさんの愛情を受けて、プシューデント学園へ入学した。
プシューデント学園では、悪役令嬢のルナールからアレク様公式ファンクラブに誘われ、私も喜んで入会した。ファンクラブを通して、無視《スルー》され続けたプリスト最高難度の攻略不可能と言われたアレク・ガルラ・フラスター王子と親密な関係にもなった。
私が私ではない感覚。しかし、妙にリアル感を感じる。そんなプリストの世界を一通り堪能すると、突然、私の辺り一面が真っ暗な闇に覆われた。
――!? な、なに!? どうしたの? 何が起こったの!? 真っ暗で何も見えない! 暗闇で自分がどこにいるのかわからない。これが俗に言う『お先真っ暗』というものなの?
この暗闇の中、どれくらいの時間が流れたのだろう。不安と恐怖が入り交じる。そして、私は意を決してこの場に留まることよりも、『女は度胸! ファイトー一発! ビタミンD!』魂の叫びである。このフレーズを力の限り叫び、歩き出す事に決めた。
この判断が正しいのか間違いなのかはどうでも良い。私が、私自身が決めたこと。反省はしても後悔と懺悔はしない!
結局のところ…… 私には反省、懺悔という言葉は存在しない! 誰が何と言おうと、私は反省と懺悔はしない。聖帝〇ウザー様の名言のごとく『退かぬ!』『媚びぬ』『省みぬ!』が私の座右の銘。この世に素敵な世界は私を中心に回っている! クッククク ハッハハハ!
決して、暗闇が怖いから虚勢を張ってる訳じゃ無いわよ。でも突然、色欲妖怪エロガッパが現れたらどうしよう…… マジで恐いわ……
◇
暗闇の中、私は絶望しながら膝を付いた。
――これからどうしよう。どこまで行っても無限の闇。これが、俗に言う闇堕ちってことなのね。
私はすでに時間的感覚も失われ、虚勢を張っている場合ではなかった。
「じゃあ、紫音がクラスには居なかったという証拠を出してもらおうか? 出せるモンなら出してみやがれ! フン!」
「理香…… お前まで…… どうして、そこまで上から目線なんだ? しょうがない。これが、このクラスの出席名簿だ。その腐った目で確かめてみやがれ」
――教え子に腐った目って…… 言葉は人の心を殺す武器にもなるんだぞ!
「「無い!? 無い!? どこにも紫音の名前が無い! どういう事なの? 信じられない! このクズ教師ッ!」」
「だ~か~ら。言ってるだろ。紫音って生徒は最初からこのクラスには居ないの! ふぅ~ お前ら勉強しないでゲームばっかやってるから現実と妄想の区別がつかなくなるんだ! あれほど妄想は薄い同人誌だけにしておけよって言っておいただろう。もうお前達はおとなしく保健室に行って休んでこい」
「「ふぁ~い」」
アホな教師の言動に精神的ダメージを負ってしまった私達は、紫音の件に納得出来ずトコトコと子ニャンコ様が歩くように保健室に向かった。
「ねぇ、確かに紫音は居たわよね」
私がそう尋ねると、沙希は言った。
「私が親友の紫音を忘れるわけないでしょ!」
「しかし、変だよね~。クラスのみんなは紫音を知らない。出席名簿にも載っていない。でも、私たちの記憶には昨日まで一緒だった紫音の記憶がある。なんか変だなんだよね。」
「あっ! 変で思い出した。今日、凄く変な夢だったの」
「沙希、あなたも? 私もすごく変な夢を見たの。私がプリストの世界に転生して、メインヒロインのマリアになっていたの。アレク王子のファンクラブに入ったりして、途中で目が覚めちゃってあまり覚えてないけど……」
「――!? えっ!? 理香も!? 私は悪役令嬢のルナールだったわ。ざまぁされたくなくてファンクラブを作ったり、アレク王子と楽しくお茶会をした夢を見たわ……」
「ウッ! 頭が痛い……」
「私も急に…… 頭が……」
なんとも不思議な光景だった。お互い変な夢の話をした瞬間、激しい頭痛に襲われたのだ。
「マリアに早く保健室に行って休みましょう」
「ええ、ルナール。急ぎましょ」
「「――!?」」
「沙希。今、私の事をマリアって呼んだわよね?」
「理香だって、急に私の事をルナールって呼んだわ……」
「ウッ! 頭が痛い…… 沙希、早く保健室に行こう」
「うん……」
◇
保健室に着き、ベッドに横になると頭痛は時間が経つにつれて少しずつだが収まって来た。それと同時に私は強烈な眠気に襲われ、夢の中へと堕《お》ちて行った
◇
この私がプリスタのメインヒロイン・マリアとして生まれ、優しい両親からたくさんの愛情を受けて、プシューデント学園へ入学した。
プシューデント学園では、悪役令嬢のルナールからアレク様公式ファンクラブに誘われ、私も喜んで入会した。ファンクラブを通して、無視《スルー》され続けたプリスト最高難度の攻略不可能と言われたアレク・ガルラ・フラスター王子と親密な関係にもなった。
私が私ではない感覚。しかし、妙にリアル感を感じる。そんなプリストの世界を一通り堪能すると、突然、私の辺り一面が真っ暗な闇に覆われた。
――!? な、なに!? どうしたの? 何が起こったの!? 真っ暗で何も見えない! 暗闇で自分がどこにいるのかわからない。これが俗に言う『お先真っ暗』というものなの?
この暗闇の中、どれくらいの時間が流れたのだろう。不安と恐怖が入り交じる。そして、私は意を決してこの場に留まることよりも、『女は度胸! ファイトー一発! ビタミンD!』魂の叫びである。このフレーズを力の限り叫び、歩き出す事に決めた。
この判断が正しいのか間違いなのかはどうでも良い。私が、私自身が決めたこと。反省はしても後悔と懺悔はしない!
結局のところ…… 私には反省、懺悔という言葉は存在しない! 誰が何と言おうと、私は反省と懺悔はしない。聖帝〇ウザー様の名言のごとく『退かぬ!』『媚びぬ』『省みぬ!』が私の座右の銘。この世に素敵な世界は私を中心に回っている! クッククク ハッハハハ!
決して、暗闇が怖いから虚勢を張ってる訳じゃ無いわよ。でも突然、色欲妖怪エロガッパが現れたらどうしよう…… マジで恐いわ……
◇
暗闇の中、私は絶望しながら膝を付いた。
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私はすでに時間的感覚も失われ、虚勢を張っている場合ではなかった。
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