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俺が借した服をわざわざ律儀に洗濯して返しにきた音芽に、洗わなくても良かったのに、とか内心思ったのは内緒だ。
洗っていなければ音芽のかおりがついて、それはそれで俺にとってはご褒美だったんだが、そんなの言ったら気持ち悪がられるだろうし、実際俺もそれはどうよ?って思ったのでおくびにも出さずに対応した。
音芽は音芽で俺が誰と鶴見とのパンケーキの予定に顔を出すのかが気になるらしく、服を返しにきたのはその探りの足がかりのようだった。
奏芽に声をかけているなんて話したらめちゃくちゃ警戒されそうなので、
「お前は気にしなくていい」
そう言ってお茶を濁しておいた。
が、代わりにこちらからも待ち合わせの日時などを知らせるように逆要求するのは忘れない。
音芽は自分の質問には答えないくせに横暴だ!と言わんばかりに拗ねた顔をして見せたけれど、悪いな。お前のそういう顔も、俺は好きだ。
「なんでそんなに気にするの?」
もしかして嫉妬してくれてたり……?って聞かれた時は図星すぎてこっちがギクッとさせられたけれど、そこはそれ、強い態度で素知らぬ顔を通せば音芽が黙るのを俺は知っている。
だが、今回は音芽も結構手強くて――。
「答えてくれなきゃ、教えないんだから」
俺に服を手渡しながら、ベーッと舌を出してくるとかやってくれるじゃねぇか。
そんな可愛いことをするヤツにはお仕置きをやらないとな。
俺は小憎たらしい顔をする音芽の腕をグイッと引いて自室に引き摺り込んだ。
瞬間、音芽が洗って綺麗に畳んで返してくれたスウェットが足元に落ちたけれど、知ったこっちゃねぇ。
音芽の方はそれを踏んでしまわないかと気にしているようだけど、それを見て、何だお前、結構ゆとりあるじゃねぇかと感心したのは内緒だ。
「そういうことをしたら苛められるだけだって、いつになったら覚えるんだよ?」
音芽の小さな体をギュッと抱き寄せて、
「そうだな、この前は上だったから、次は下を見せてもらおうか?」
意地悪く微笑みながら、細くて頼りなくさえ感じられる彼女の華奢な太腿をスカート越しに撫でる。
「やっ……!」
さすがにそれには驚いたらしい音芽が、咄嗟に身体をひねって逃げようとするのを、ギュッと強く抱きしめて、わざと耳元で、吐息ごと吹き込むように
「――で、待ち合わせは?」
そう、ささやいてやった。
俺が借した服をわざわざ律儀に洗濯して返しにきた音芽に、洗わなくても良かったのに、とか内心思ったのは内緒だ。
洗っていなければ音芽のかおりがついて、それはそれで俺にとってはご褒美だったんだが、そんなの言ったら気持ち悪がられるだろうし、実際俺もそれはどうよ?って思ったのでおくびにも出さずに対応した。
音芽は音芽で俺が誰と鶴見とのパンケーキの予定に顔を出すのかが気になるらしく、服を返しにきたのはその探りの足がかりのようだった。
奏芽に声をかけているなんて話したらめちゃくちゃ警戒されそうなので、
「お前は気にしなくていい」
そう言ってお茶を濁しておいた。
が、代わりにこちらからも待ち合わせの日時などを知らせるように逆要求するのは忘れない。
音芽は自分の質問には答えないくせに横暴だ!と言わんばかりに拗ねた顔をして見せたけれど、悪いな。お前のそういう顔も、俺は好きだ。
「なんでそんなに気にするの?」
もしかして嫉妬してくれてたり……?って聞かれた時は図星すぎてこっちがギクッとさせられたけれど、そこはそれ、強い態度で素知らぬ顔を通せば音芽が黙るのを俺は知っている。
だが、今回は音芽も結構手強くて――。
「答えてくれなきゃ、教えないんだから」
俺に服を手渡しながら、ベーッと舌を出してくるとかやってくれるじゃねぇか。
そんな可愛いことをするヤツにはお仕置きをやらないとな。
俺は小憎たらしい顔をする音芽の腕をグイッと引いて自室に引き摺り込んだ。
瞬間、音芽が洗って綺麗に畳んで返してくれたスウェットが足元に落ちたけれど、知ったこっちゃねぇ。
音芽の方はそれを踏んでしまわないかと気にしているようだけど、それを見て、何だお前、結構ゆとりあるじゃねぇかと感心したのは内緒だ。
「そういうことをしたら苛められるだけだって、いつになったら覚えるんだよ?」
音芽の小さな体をギュッと抱き寄せて、
「そうだな、この前は上だったから、次は下を見せてもらおうか?」
意地悪く微笑みながら、細くて頼りなくさえ感じられる彼女の華奢な太腿をスカート越しに撫でる。
「やっ……!」
さすがにそれには驚いたらしい音芽が、咄嗟に身体をひねって逃げようとするのを、ギュッと強く抱きしめて、わざと耳元で、吐息ごと吹き込むように
「――で、待ち合わせは?」
そう、ささやいてやった。
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