白衣の下 第二章 妻を亡くした黒崎先生、田舎暮らしを満喫していたやさき、1人娘がやばい男に入れ込んだ。先生どうする⁈

高野マキ

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過去の清算  俺に溺れてみろ、俺からは決して手を離さない。

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(……姉と違う純粋培養の夢ちゃんには…むごたらしい過去か)

   
    
   ( ……かっこよく慰めてやれない…な…)


蒼白な夢を無視するように

  

  「…なるほどな…… だが、……敢えて俺から言わせりゃ…その過去からにげる為の戦場行きなら…偽善だよな」


 
   「…っ…偽善」



やっとの思いで過去の知られたくない傷をさらけ出した夢に容赦なく先生は傷に、塩を塗る。


 
  「俺が知ってる賢い夢ちゃん、自分で判ってんだろ…?だから逃げて、逃げて、現実から目を背けてきたんだよな…」



  「…私はどうすれば元に戻れるんです先生…逃げられないなら…できるならもう一度初めから……やり直し…し…たい」


先生の前で女牧師はテ―ブルに突っ伏し嗚咽している。
  

  「一から始めろよ過去を受け入れろ、その上でもう一回リセットだ…」

 

 

 「無理です…もう…世俗は捨てると、決めました」




   「ったくっ!!…処女に戻りたいか⁈…ええっ?…そんなものっ何の価値もねぇよっ…処女は聖母に任せとけよ!……‘お前’が信じている神は娼婦も盗っ人も、自らを陥れた輩をも許した…寛大な…お方なんだろっ」


     「…」

  「こたえろっ 藍川っ どうなんだ……………………………………答えられないなら俺が教えてやるっ 黙って俺とここをでろっ…来いっ 」

強引に夢の手首を掴むと

「だだっだめですっ せっ先生っ…出られません!」

必死に抵抗しても本気を出した男の力に逆らえるはずも無く

 


 「煩いっ!つべこべ言わずに俺について来いっ 」

先生は引きずるように藍川夢を牧師舘から連れ出しそのまま通りに出るとタクシーを拾った。

 
「せっ、先生ぇどこに行くんです…………嫌ですっ もう…元には戻れないんですっ」

日頃冷静沈着な藍川夢も自らの恥を晒し、先生の常識外れな行動も相俟ってうろたえてしまっていた。


「黙ってろ!…だいたいお前はっ、初対面から生意気だったんだっ…一々俺に逆らいやがって…自分でリセット出来ないなら俺が真っさらのビカピカに戻してやるっ…」


先生は夢の手首を掴んだまま離さない。

「…先生………“真っさら”って…………………」

先生の真意はわからないものの、夢の心臓が急に高鳴り息が上ずってきた。


「おっ、お客さんっ問題は困りますよ 問題はっ!  穏やかにお願いしますよぉ…ドラレコ作動してますからっ!」

タクシー運転手のウンザリ顔がルームミラーを通して後部席の二人に見えた。


「大丈夫だよっ 家出していた〝嫁〟を今から家に連れて帰るんだっ」


「お客さんっ やっぱり痴話喧嘩じゃないですかっ! ほらっ…歳の差婚のタレントっ、何って言ったか…今、裁判沙汰になってるでしょ…?別れる、別れないでさ…」


  「おいっ、お前っさっきから話しにかこつけて距離稼いでんじゃねぇっ同じ所ぐるぐる回りやがってっ!さっさとトバリまで行ってくれっ」


 「ええっ…今からですかっ!今からだと真夜中過ぎますよっ…」


   「煩いっ…黙って走れっ」


    

    「はぁ…」


      ……………


タクシーの中の二人は不気味なほど黙り込んでいた。

深夜の山間部は街灯すらなく、真っ暗闇の行き先をヘッドライトだけが照らし出し、道を選んで走行していく。
最短の峠を超えた辺りから断崖にへばり付くように民家の灯がチラチラと見え隠れし始めてきた。


隣に座る夢の手首を掴んでいた先生の手は、いつしか、すっぽりと包み込むように彼女の小さく柔らかい手を握り直していた。彼女もその大きな手に全てを預けたかのようにか弱く握り返す。




  「お客さんっ…そろそろトバリ漁港ですが…」

ルームミラーに映った後部席の二人はぴたりと寄り添いまるで依りを戻した恋人同士のよに運転手には見えていた。



「悪いが、漁港へ降りずに脇の農道を上がってくれないか…一本道だ…上がった先に診療所の看板が出てる…そこで下ろしてくれ…」



 「へえっ……お客さんっ…仲直りが出来てよござんしたねぇえ、へへへ…」



「つべこべ煩いっ 端から喧嘩なんかしてねぇんだよっ 黙って運転してろ」


  「すみません…」



 「……先生っ!…」


夢の落ち着きが戻ってきた。



「はいっ、はい、わかってますよっ 〝看護婦〟さん…お上品に、お上品に、」

藍川夢の普段のダメ出しが戻って来て、先生もついおどけて返した。



先生と藍川夢はこんなたわいない〝ボケツッコミ〟のやり取りでもこの二年余りお互いの存在価値を認め合ってきた。



  

     ………………


日付けが変わっていた。

昨日の昼、ニューヨークから帰って来た時は、いるべき看護師は仕事を終え帰った後だった。

今夜無理矢理 かっ拐ってきた看護師がいて やっと二週間ぶりの我が家に戻た気分だった。


   「すまん、此処で止めてくれっ…カードは使えるのか?駄目なら中から現金…を…」


「あ~あっ大丈夫ですよっ!修善寺のタクシー組合の御達示で全車にカード読み取り機ちゅうやつですか?、あれ、搭載してますからっ!」



運転手は先生からアメッ〇〇カードを受け取りカードリーダーをくぐらすと、ものの数秒で事足りた。



「お客さんっ、私も長年この商売やってますが、いやっ、機械取り付けてから初めてですよ…アメリカンエ*****のブラックカードを見たのはねぇ♪」


  「ふん…日本だからだろ………」

先生はカードを受け取ると繋いだ手をそのままにタクシーから降り、


「さあーさあっ、〝俺達〟の職場に到着だ…看護婦さん、降りて、降りて…大事な治療が待ってるぞ…」


先生に強く握られた手を引っ張られた夢は、今度は自分の意思で先生の後からタクシーを降りた。


昨日も出勤して代診の医師と仕事をした職場であるはずなのに、今の夢には、まるで初めて訪れた場所のように、岬診療所の裏口が特別な入口のように映った。


裏口玄関の扉の施錠を解く見慣れた先生の背中が普段以上に逞しく見える。

夢はその背中にすがり付きたいと、生まれて初めて父親以外の男性に対して湧いた感情に戸惑った。


  「さあ…開いたぞ」

急に振り返った先生の無精髭が、伸び始めた精悍な顔。

雲間から現れた冬の月が青白く暗闇を照らし出した。


30センチ以上の身長差を忘れさせるほど濡れて輝く夢の大きな黒い瞳が先生を引きつけて離さない。


「…夢ちゃんマジなキスは初めてか?…俺は…今、無性にキスしたい…他のどの女より…夢ちゃんと………」


夢は無言で瞼を閉じた。

肩に手をかけた先生に夢の躯の震えが直接伝わってきた。

   
  「怖くないから…」


岬診療所の裏玄関の前で、身長148センチの小さな女牧師は生まれて初めて、自分から男性の躯に腕を廻した。

不器用なキスのポジション…瞼を閉じて向かい合う背の高い男性の唇が近付いて来るのを震えながら待っている。


化粧気のない顔の薄い皮膚に男性特有のオスの匂いと熱気を帯びた息が降り注いだかと思うと、シットリとした柔らかな肉の感触が彼女の唇全体を押しつつみ、そして優しく吸引する。



その場に立っていられないほどの熱い痺れと麻痺が彼女の思考を完全にストップさせた。

先生は、これ以上の行為を必死に自制した。

先生の股間は主を無視して勝手に暴走準備に取り掛かっている。


(やべえぇ……漏れそうだっ! 藍川ってめぇ…まるで…処女じゃん……か…………だからっ、女って奴はっ!)


先生の欲情した肉の塊は、唇を離したにも関わらず膨張し続けている。


  「さあ…中に入ろう寒いっ 寒いっ」



手を繋いだまま見慣れたいつものリビングに入ると自動で空調のスイッチがはいる。ファンが稼動する低い機械音と足元の間接照明の点灯が同時に起こり白い壁から天井に二人の縺れ合う影絵が大きく浮かびあがった。


それに二人が気づくはずもない。
固く繋がれた手と手は 片時も離れたく無い恋人同士の初めての密着…
夢は右斜め上を見つめたまま隣の男に従っていく…

ふと 先生が左斜め下に顔を傾け視線を落とす。

 

    ……… 鼓動が弾けた…




先生と藍川夢が泡沫(うたかた)の恋に落ちた瞬間だった。


 


   …… moment you fell in love……

   I love you ……



   ……堕ちた…のか…

先生の頭の中は走馬灯のように過去に引き戻された。
  
           …………

カルフォルニアの医科学研究所附属病院の病棟中庭…
Drララハートが先生にした情熱的なキス……※1
そしてT大学医学部附属病院の立ち入り禁止区域の踊り場………無理矢理綾野ミチルの唇を奪った激情…※2

瞬きする間の記憶の瞬間異動から目の前の現実…
先生は躊躇無く藍川夢を抱き上げそのままリビング中央のラグに寝かせる。

  …覚悟しろよ…藍川っ…
   騙されたと思って俺に溺れてみろ…



甘い蕩けるような瞬間から過去の恐怖に引き戻されそうになった夢は、

 「せっ、せんせい…だっ駄目です…怖い…や…止めて……」

 

 「大丈夫だ…怖がるな、俺に任せろ…」

先生の深い懐の中でうずくまる夢は、夜具を羽織っだけの無防備な姿で震えが止まらない…


夜具の腰の帯を簡単に解いた先生は怯える彼女の胸に置かれた腕をほぐすようにゆっくりと撫で摩りながら筋肉質の肉体から放つ体温を分け与え、



  「安心しろよ…今夜…俺がお前を過去から解放してやるから…信じろ…………………俺だけを見ていろ」


先生の自信みなぎる声が分厚い胸板を通して夢の躯に共鳴してくる。


それでも恐怖は彼女の瞼を硬く閉ざす。

リビングのペルシャ絨毯の気密性に富んだ柔らかな肌触りが着衣から開放された夢の素肌に纏わり付く。


生暖かいぬめりが首から鎖骨にかけて下り降りてくる。


  「あっ……せっ、先生ぇ………」

夢は先生の躯の下で初めてこそばゆいと訴えた。

「バーカ~」と、不安がる夢を子供扱いしながらパジャマの最後のボタンを外し前合わせの服を左右に開いた。


  「恥ずかしい…」

上から見る彼女の眉間が険しく中央により閉じた瞼を両手で覆った。

無防備な胸の双丘は左右に流れない程度に盛り上がり少女のような桜色の中心に小さな窪みが先生の欲望を底無しにそそる。



 「めちゃくちゃ綺麗な躰してるよ…神々しくて目がつぶれそうだ…」


この目の前の極上の御馳走をありったけの性欲で粉々に壊したい、悪魔の囁きが先生の下半身を占拠しそうになる。

怯える小鳥の羽根をもぐ音…悲鳴もあげられない小鳥は虚しく片方の羽根だけをばたつかせ逃げ出そうともがくが、ただ鮮血を散らしてその場をくるくるとのたうちまわるだけ…

   ……………


夢の透き通るような薄い肌を先生の細いしなやかな指先が鎖骨辺りから胸にかけてなぞる

シルクの感触に似た薄い皮膚の下を青透いた静脈が胸の柔肉の下に隠れたところで手の平を広げて収まりきらない肉を押し包んだ。




  「あ、あぁ……せ…せんせぇ…」

夢は躯を硬くして懸命に快感を否定しようとしている。


夢の上半身は、ほぼ裸に近い姿で先生の視姦を許していた。

 
 「綺麗な躯だ…よ…下を脱がしても…いいか?」

夢は何度か小刻みに頭を上下に振った。


  「いい加減…顔を隠すのを止めたらどうなんだ…ん…?」


  「厭…」


今度は激しく顔を左右に振った。

(…っくぅ…普段の勇ましい夢ちゃんはどこ行ったんだ♪…)

 
 「よしっ…じゃあ覚悟しろよ…脱がすぞっ」



先生が夢の腰の辺りからパジャマのズボンとその下のショーツを重ねて掴んだ。



   「あっ…いや」


スーッと冷ややかな空気の感触が夢の下半身を撫でていった。


一気に膝まで引き降ろすと白くむちっりした二本の太股とその付け根のYゾーンの薄淡い毛束の陰りの対比が目に鮮やかに飛び込んできた。


上を向いた臍の窪みの影の下は皮下脂肪が薄く乗った下腹の膨らみ…典型的な女性のなだらかな円みを帯びた稜線。


先生は素早くカッターシャツを脱ぐと夢の躯を引き起こし、抱きしめた。


    「せんせい…」




夢はやっと両手で顔を覆うのを止めて先生の肌に直に頬を当てゆっくりと瞼を開いていく。


    「ベッドへ行くか?」


夢は先生の背中に廻した腕に力を込めて、



 「ここで…いいから……下さい…先生だから…全てを…あっ…」


夢の返事は先生の抑圧してきた性欲の箍を外した。


   「………」



夢の治療は破格の待遇だった。
男性自身を迎え入れた訳ではないが、とにもかくにも、健全な男女の性愛を知ることができたのだ。

先生はまるで壊れ物を扱うような気の使い様だった。

男女の性交渉がけして心身を傷めつける行為で無いことを黒崎先生は夢に伝えようとした。

いつもの芸者相手のSEXの疲れの比ではない疲労困憊状態で先生は底無しの眠りの沼に深く沈んでいった。



ピローを抱え俯いたまま熟睡している無防備な裸の男を愛情を込めて眺めた。

  
 

     (先生…好きです…)



夢は男を起こさ無いように男の腕をよけながら、裸のままベッドから降り、浴室に向かった。

日頃、夏場ともなれば午前中の仕事を終えると、先生の了解も無しにシャワーを勝手に使い、私服に着替えて帰路に着いている。普段と変わらない行動だが…

シャワ―を浴びる体から、先生の匂いが湯気とともに立ち込め…薄い皮膚には、まだ濃厚な愛撫の感触が残っていた。

シャワ―の細かい水滴の粒が体に刻まれた快感を蘇らせる。


気持ちを捨て去るように温水を冷水に切り変えた。

 

 
(だめ…この続きはもう無い…忘れよう…)


シャワ―で体を洗うと急いで寝室に戻った夢は、脱ぎ散らかした服を一つ一つ拾いながら袖を通し、身支度していく。


ベッドの端に腰かけて…数本の白髪がチラホラ混じる先生の漆黒の髪を指先で梳いてみた。もうすぐ還暦を迎える歳とは思えない精悍な肉体と面構えに魅入ってしまう。



今週末には修善寺を離れ、渡欧準備の為、東京の教会本部へ行く事になっていた。

夢の代わりの看護師も、引き継ぎと着任の挨拶を兼て明日 月曜日に診療所にやって来る。




  「先生っ、せんせぇ―っ…起きて下さい」



先生が二週間、日本を留守にしている間に準備は整えられていた… 

いっこうに起きてきそうにない先生の寝顔を見ながら…まさか、揺さぶり起こすわけにもいかないとベッドから立ち上がろうとしたその時、


  「待てよ…今日は休みだろ?」

手首を掴まれ強い力で引き戻どされた。

不意をつかれてよろけた勢いで先生に抱き留められた。


 「せっ、先生っ…寝ぼけないで下さい…私、帰ります」

先生は重い瞼を少し開けて眩しそうに夢を見ると…


  「バカか…今日は…休みだっ!…一日中…俺とごろごろしようぜ」


   ……………


  「日曜礼拝は、休めませんっ」


先生は掴んだ夢の手首を離そうとしない。


「だめだ…行きたきゃ俺の腕の中から逃げてみろっ」

  「何を言ってるんですか…?…離して下さい…」



  「今日は休めよ…………………一回ぐらい休んだって神サマも怒らねぇだろ?」


先生はだらし無くブランケットを蹴飛ばして真っ裸のまま夢の体に纏わり付いて甘えてみた。

  

「いいえ……先生だって…急患が来たら例えどんな状況だって、その場から駆け付けますよね、…それは…天職だから、…何にも変えがたい仕事だから、私も同じです」



先生は朝っぱらから甘さのかけらもない彼女言葉に久しぶりに甘い眠気も消え失せた。


(…たしかにな、俺は ミチルを残して患者を優先したな…)



   「了解!」


先生はあっさり夢を解放した。


  「明日は、私の後任のナースが来ますから端から毒を吐いて脅かさないで下さい」



    「後任?…」


   (随分と手回しがいいじゃないか…)


夢はその事に触れず、先生を残して寝室を出て行った。


 早朝 トバリ漁協近くの個人タクシーが 診療所に藍川夢を迎えに来た。


「看護婦さん 昨夜は急な患者さんだったんずらか?」


      「ええ…    まぁ…」



「ちょっと近道行きますか?…峠超えですが、今からなら8時前には修善寺駅に着きますよ。」


  「ありがとう、助かります」


   ……………




  「この時期にしちゃあ、珍しいっ…!雪ですよ、お客さん」


     ……初雪




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