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15 常識とは?
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人間?お菓子タワーと化している有能執事とメイドのセバスとメアリー。
『はっ!あなた!』
『あ、ああ、すまない。受け取ろう』
『『ぼくらも!』』
あまりの人間?離れした光景に、しばし呆然としていたドラゴンのエメラルドさんたち。気を取り直して慌てて手伝いを申し出て動き出した!
『『ありがとうございます』』
『軽食とお菓子はこちらに』
『どうぞお召し上がりくださいませ』
いつの間にか横に大きなテーブルが!?
『やっぱりさすセバね』うんうん
「しゃすめあなのら!」
『しゃすなの~♪』
「『『ねぇ~♪』』」くるくるくる
『『ありがとうございます』』
三人くるくるくる『さすセバ♪さすメア♪』と踊って、セバスとメアリーが恭しくおじぎをしている。
『ほらほら、あなたたち?あなたたちもお手伝いしなくていいのかしら?』
『あっ!いけない!』
「しょうらったのら!」
『みゅりー、がんばりゅ!』
それからみんなに、ねぇたまは魔法で飲み物、ぼくとみゅりーはお菓子をくばったのだ!
「それじゃあ」
『皆さんこれからよろしくお願いします!』
「『『かんぱ~いっ』』」
『『『『『乾杯!』』』』』
カシャーンッ
おお、コップをぶつける音も大きいのだ!
『ぼくたちようのコップすごいね』
『うん!』
ジュードたちはドラゴンのままだからおっきなおっきなコップ。ぼくたちの体くらいおっきいのだ!
ママさんたちのティーカップだって、人型用だけどやっぱりおっきい!ぼくたちの頭くらい?
『人型になっても元はドラゴンだからな』
『やっぱり人より何倍も食べたり飲んだりするのよ』
『「『な(にゃ)るほど~』」』
納得なのだ!小さいと何度もおかわりしなくちゃなのだね。それはきっとめんどくさいのだ!それにしても
「あれくしゃん、かっちょいいのら!」
『うん!まっかっかなの!』
『フィリー、ミュリー、これはかっこいいじゃなくて綺麗って言うのよ』
「『えぇ~?』」
「かっちょいいなのら!」
『まっかっかかっちょいいなにょ!』
『えぇ?綺麗よ!』
「『かっちょいい!』」
『綺麗!』
『い、いや、あのな⋯⋯』オロオロ
アレクさん、ドラゴンの時もかっこよかったけど、人間の姿もとってもかっこいいのだ!綺麗よりかっこいいが勝ってるのだ!
真っ赤な長い髪はきらきらだし!切れ長のおめ目も真っ赤!宝石みたいなのだ!お顔も綺麗だし!それにゲームに出てくるかっこいい剣士みたいな格好もよく似合ってるのだ!背が高くて手足も長くて、肩幅も広くて、きっと何を着ても綺麗でかっこいいのだ!
『きっとママなら細マッチョのイケメンって言うやつよね』うんうん
『「いけめん!」』キラキラ
そうなのだ!イケメンなのだ!
『あとあと、ママならきっと、『メイクしてドレス着せたいわ~♪イケメンの女装なんてどんなご馳走♪』とか言いそうよね♪』
「『いいしょ~♪』」
って言うか絶対言ってたのだ!
『え?いや、あのな?頼むから勘弁してくれ⋯⋯』がくっ
『がはははっ』ばしばしっ
『ふふふ、さすが分かってるわねぇ』
ほら、やっぱりなのだ!
『ほらほら、三人ともアレクさんが困ってるじゃない。でも、三人とも間違ってないわよ?こういうのを美丈夫って言うのよ。綺麗でかっこいいってことよ』ふぅ~
フェルリーが呆れながら言うと
「『『おおおぉ』』」きらきら
「『きりぇいでぇ』」
『かっこいい⋯⋯そうね!フェルリーの言う通り両方ね!』
「『うん!りょうほう!』」
『かっこいい~♪』
「『きりぇい~♪』」
くるくるくるくるとまた回り出す三人きょうだい。
『あ、あのな、やめてくれ⋯⋯』うう⋯⋯
『あらあら、天下無敵のレッドドラゴン様もフィリー達にかかると形無しですね』くすくす
『う、うるさいぞっエメラルド』
『ぷぷっ、そうだぞ。アレク様は恐れ多くも我らが族長様なんだぞ』
『おい。笑いながら言っても説得力ないぞ。ライ』
『がはははっそうか?悪ぃ悪ぃアレクさ・まっ』バンバンッ
『痛いぞ。バカ力が。それにお前に『様』なんて言われると鳥肌が立つ。やめろ』
『がはははっ分かったよ、アレクっ』バンバンッ
『だからっ背中が折れるっ』
うわぁ痛そうな音なのだ。それにしても
「『『ライ?』』」
『ああ、フルグライトのことよ。あの二人、実は幼なじみなのよ』
「『『ほほぉ~』』」
幼なじみ!小さい頃からアレクさんは強かったのかな?
『ねぇたま、にぃたま、おしゃにゃにゃ⋯にゃあに?』
「みゅりー、にゃんこみたいなのら」なでなで
『むぅ~むじゅかちいにょ!』
幼なじみが言えなくて『にゃ』がいっぱいでかわいいのだ!
『そうよねぇ、『な』がいっぱいで難しいわよねぇ。ということはぁ、ミュリー知らないで『ほほぉ~』って言ってたのね?』ふふ~ん
『みゅ~ぅ、おしょりょいがいいにょっ』
「みゅりー、わかるのら」なでなで
まねっこしたいのだよね。かわいいのだ~。
『にぃたま~』むぎゅ
『仕方ないわねぇ。幼なじみって言うのはね、小さい頃からの仲良しって意味よ』
『なかよち?』
『そうよ。だからアレクさんとフルグライトさんは、小さい頃からずっとず~っと仲良しってことね』
『じゅっとなかよち!わかった~♪』
「うんうん。またひとつおぼえたのら。えらいのら」なでなで
『えへ~♪みゅりーえりゃい?』
『「うん!えらいえらい♪」』なでなで
『えへへ~♪』むぎゅう
うんうん。ニコニコで抱きついてくるミュリーかわいいのだ!
『あらあら、みんなかわいいわねぇ。でも、仲良しなんて言ったら』
『仲良しじゃないぞ!腐れ縁だ!』
『またまたぁ♪俺たち仲良しだろ?な?ア・レ・ク♪』ガシッ
『やめろ!気持ち悪い言い方!それに暑苦しい!』
『ええ~?なんだよぉ。俺らの仲だろぉ』にやにや
『ほんとに暑い!筋肉バカが!』ぐぐぐっ
『ひでぇな~』にやにや
おお、フルグライトさん、あんなにぐいーって押されてるのにビクともしないのだ!
『ね?いつもあんな感じなのよ』
エメラルドさんが、いい歳して仕方ないわねぇって笑ってるのだ。
「『『ほほぉ~』』」
「いがいなのら。あれくしゃん、いじられきゃららったのらね」ふむふむ
かっこいいだけじゃない、愛されキャラなのだね。
『『ぶふっ』』
『なっ⋯⋯!』かあああっ
『あらあら、気の毒に⋯⋯フィリーったら』ふぅ~
「ふにゅ?」
ふぇるるん、ぼく何もしてないのだ?
『がはははっ』
『言うわねぇ、フィリーくんたらっ』
『『あはははっ』』
「んにゅ?」
エメラルドさんとフルグライトさん、涙流して笑ってるのだ。夫婦で仲良しなのだね。でも、そんな笑うようなこと言ってないのだよ?
『うぐぐっ』
『アレクさん、ごめんなさいね。フィリーに悪気は無いのよ⋯⋯』ぽんぽん
『わ、分かってるさ。ありがとう、フェルリー⋯⋯』
「ふにゅ?」
だから、なんなのだ?
『うふふ。フィリーはそのままでいいのよ♪』むぎゅ
『あい♪にぃたま、かぁいいにょ』むぎゅう
「うにゅ?」
よく分からないけど、むぎゅうは嬉しいからいいのだ。
『あはははっ、そ、そうだ。そう言えば、さっきフルグライトが変身した時、あなたたち三人、何が見えたの?』
「『『う?』』」
さっき?なんだっけ?
『ほら、あなたたち、魔力の流れを見たんじゃないの?ドバーって言ってたでしょ?』
「『ふぇるるんっ』」
『ドバー?あ!そうだったわね!ほら!変身が中途半端になるって』
「『あっ』」
そうだったのだ!フルグライトさんが変身する時魔力がいっぱい外に流れちゃってたのだ。
『にぃたま、ねぇたま、もったにゃいだったにょ』
「しょうらったのら」
『そうよね。魔力はものすごかったのに、無駄になってる量もすごかったわよね』
「『『うんうん』』」
ほら、みんな同じ感想なのだ。
『『え?』』
『フィリー、ルゥリー、ミュリー、君たちは魔力の流れが見えるのか?』
「『『え?』』」こてん?
『え?って⋯』
アレクさん、なんでそんなぼくたちが何言ってるんだってお顔してるのだ?
『あら、ぽかん顔のお揃いもかわいいわね』
『エメラルド、今はそれどころじゃないと思うぞ』
『お父さん、ドバーって』
『お父さん、もったいないって』
『そうだったわね。フィリーくん、どういうことかしら?』
「むむ?しょのまんまなのら?」
『どばーなのよ?』
『うん。魔力の無駄遣いよね?』
「『『ね~?』』」
あんなに丸見えなのに、なんで分からないのだ?
『あ~、フィリー、そもそもなんだが、君たちは魔力が見えているのか?』
「『『え?』』」
『どういうこと?』
「みんにゃ、みえにゃいのら?」
『しょにゃにょ?』
『ああ。普通は見えないぞ』
「『『え?⋯⋯ふえぇぇ?』』」
見えないの?なんで?
『そうよね。この三人の基準はレイリーとフィルだったわね。ああ~、みんな、あのね?』
『嬢ちゃま、坊っちゃま、普通は魔力は見えないものなのでございます』
『はい。見えるのが当然として魔法をお教えになった奥様と旦那様がおかしいのでございます』
「『『ええぇ~?』』」
そうなのだ?
『良い機会でございます。これを機に御三方は世間一般の常識というものを教えていただくのがよろしいかと』
『はい。ドラゴン様の常識も人間からしてみれば規格外でありましょうが、奥様、旦那様よりはマシかと』
『あなた達、なかなか凄いこて言ってるって分かってる?』
『フェルリー様』
『この際、ハッキリ申し上げるべきかと』
『『御三方の常識は常識ではないと』』
『そうね。そうだけど、そんなハッキリと⋯』
『『御三方のためでございます』』キッパリ
『そうね⋯⋯ルゥリー、フィリー、ミュリーそういうことだから。アレクさんたちによぉく教わりましょうね』ふぅ~
「『『ふ、ふぇぇぇえ!?』』」
そんなぁなのだーっ
『あっはははは!』
『ガハハハっ!』
『『さ、さすがレイリーたちの家臣っ!ひーっお腹っ』』あはははっ
そんなに笑うことなのだ?
『ぶっ⋯ごほん。お、お前たちそんなに笑ったら⋯⋯ぐふっ』
アレクさんまで!と、おもったら
『『『『『わははははははっ』』』』』どっ
周りで聞いてたドラゴンさんたちまで!笑うのやめるのだ!ドラゴンさんの笑い声で地面が揺れるのだーっ
☆。.:*・゜☆。.:*・゜
大変お久しぶりでございます。長らく間が空いて申し訳ありません。自分がこんなに虚弱だったっけ?そうだったわ⋯と実感している日々⋯
そうでした。私は昔から常に『風邪ひいてない日ないんじゃない?』って周りから言われてる子でした。少しはマシになったと思ってたのに、週末になると体調不良になる始末⋯言い訳でしかないけど本当にすみません。数日前に両親の新盆も何とか終わり、数ヶ月ぶりにひとりで過ごす休日。誰かしら親戚が来てくれてたので。
ようやく、書けました。書く書く詐欺もいいところ⋯やっと一つかけたので、何日かかるか分かりませんが、さっそく次に取り掛かろうと思います。お読みいただいてありがとうございます。お気に入り登録やエールやいいねもありがとうございます。これからもよろしくお願いします。
『はっ!あなた!』
『あ、ああ、すまない。受け取ろう』
『『ぼくらも!』』
あまりの人間?離れした光景に、しばし呆然としていたドラゴンのエメラルドさんたち。気を取り直して慌てて手伝いを申し出て動き出した!
『『ありがとうございます』』
『軽食とお菓子はこちらに』
『どうぞお召し上がりくださいませ』
いつの間にか横に大きなテーブルが!?
『やっぱりさすセバね』うんうん
「しゃすめあなのら!」
『しゃすなの~♪』
「『『ねぇ~♪』』」くるくるくる
『『ありがとうございます』』
三人くるくるくる『さすセバ♪さすメア♪』と踊って、セバスとメアリーが恭しくおじぎをしている。
『ほらほら、あなたたち?あなたたちもお手伝いしなくていいのかしら?』
『あっ!いけない!』
「しょうらったのら!」
『みゅりー、がんばりゅ!』
それからみんなに、ねぇたまは魔法で飲み物、ぼくとみゅりーはお菓子をくばったのだ!
「それじゃあ」
『皆さんこれからよろしくお願いします!』
「『『かんぱ~いっ』』」
『『『『『乾杯!』』』』』
カシャーンッ
おお、コップをぶつける音も大きいのだ!
『ぼくたちようのコップすごいね』
『うん!』
ジュードたちはドラゴンのままだからおっきなおっきなコップ。ぼくたちの体くらいおっきいのだ!
ママさんたちのティーカップだって、人型用だけどやっぱりおっきい!ぼくたちの頭くらい?
『人型になっても元はドラゴンだからな』
『やっぱり人より何倍も食べたり飲んだりするのよ』
『「『な(にゃ)るほど~』」』
納得なのだ!小さいと何度もおかわりしなくちゃなのだね。それはきっとめんどくさいのだ!それにしても
「あれくしゃん、かっちょいいのら!」
『うん!まっかっかなの!』
『フィリー、ミュリー、これはかっこいいじゃなくて綺麗って言うのよ』
「『えぇ~?』」
「かっちょいいなのら!」
『まっかっかかっちょいいなにょ!』
『えぇ?綺麗よ!』
「『かっちょいい!』」
『綺麗!』
『い、いや、あのな⋯⋯』オロオロ
アレクさん、ドラゴンの時もかっこよかったけど、人間の姿もとってもかっこいいのだ!綺麗よりかっこいいが勝ってるのだ!
真っ赤な長い髪はきらきらだし!切れ長のおめ目も真っ赤!宝石みたいなのだ!お顔も綺麗だし!それにゲームに出てくるかっこいい剣士みたいな格好もよく似合ってるのだ!背が高くて手足も長くて、肩幅も広くて、きっと何を着ても綺麗でかっこいいのだ!
『きっとママなら細マッチョのイケメンって言うやつよね』うんうん
『「いけめん!」』キラキラ
そうなのだ!イケメンなのだ!
『あとあと、ママならきっと、『メイクしてドレス着せたいわ~♪イケメンの女装なんてどんなご馳走♪』とか言いそうよね♪』
「『いいしょ~♪』」
って言うか絶対言ってたのだ!
『え?いや、あのな?頼むから勘弁してくれ⋯⋯』がくっ
『がはははっ』ばしばしっ
『ふふふ、さすが分かってるわねぇ』
ほら、やっぱりなのだ!
『ほらほら、三人ともアレクさんが困ってるじゃない。でも、三人とも間違ってないわよ?こういうのを美丈夫って言うのよ。綺麗でかっこいいってことよ』ふぅ~
フェルリーが呆れながら言うと
「『『おおおぉ』』」きらきら
「『きりぇいでぇ』」
『かっこいい⋯⋯そうね!フェルリーの言う通り両方ね!』
「『うん!りょうほう!』」
『かっこいい~♪』
「『きりぇい~♪』」
くるくるくるくるとまた回り出す三人きょうだい。
『あ、あのな、やめてくれ⋯⋯』うう⋯⋯
『あらあら、天下無敵のレッドドラゴン様もフィリー達にかかると形無しですね』くすくす
『う、うるさいぞっエメラルド』
『ぷぷっ、そうだぞ。アレク様は恐れ多くも我らが族長様なんだぞ』
『おい。笑いながら言っても説得力ないぞ。ライ』
『がはははっそうか?悪ぃ悪ぃアレクさ・まっ』バンバンッ
『痛いぞ。バカ力が。それにお前に『様』なんて言われると鳥肌が立つ。やめろ』
『がはははっ分かったよ、アレクっ』バンバンッ
『だからっ背中が折れるっ』
うわぁ痛そうな音なのだ。それにしても
「『『ライ?』』」
『ああ、フルグライトのことよ。あの二人、実は幼なじみなのよ』
「『『ほほぉ~』』」
幼なじみ!小さい頃からアレクさんは強かったのかな?
『ねぇたま、にぃたま、おしゃにゃにゃ⋯にゃあに?』
「みゅりー、にゃんこみたいなのら」なでなで
『むぅ~むじゅかちいにょ!』
幼なじみが言えなくて『にゃ』がいっぱいでかわいいのだ!
『そうよねぇ、『な』がいっぱいで難しいわよねぇ。ということはぁ、ミュリー知らないで『ほほぉ~』って言ってたのね?』ふふ~ん
『みゅ~ぅ、おしょりょいがいいにょっ』
「みゅりー、わかるのら」なでなで
まねっこしたいのだよね。かわいいのだ~。
『にぃたま~』むぎゅ
『仕方ないわねぇ。幼なじみって言うのはね、小さい頃からの仲良しって意味よ』
『なかよち?』
『そうよ。だからアレクさんとフルグライトさんは、小さい頃からずっとず~っと仲良しってことね』
『じゅっとなかよち!わかった~♪』
「うんうん。またひとつおぼえたのら。えらいのら」なでなで
『えへ~♪みゅりーえりゃい?』
『「うん!えらいえらい♪」』なでなで
『えへへ~♪』むぎゅう
うんうん。ニコニコで抱きついてくるミュリーかわいいのだ!
『あらあら、みんなかわいいわねぇ。でも、仲良しなんて言ったら』
『仲良しじゃないぞ!腐れ縁だ!』
『またまたぁ♪俺たち仲良しだろ?な?ア・レ・ク♪』ガシッ
『やめろ!気持ち悪い言い方!それに暑苦しい!』
『ええ~?なんだよぉ。俺らの仲だろぉ』にやにや
『ほんとに暑い!筋肉バカが!』ぐぐぐっ
『ひでぇな~』にやにや
おお、フルグライトさん、あんなにぐいーって押されてるのにビクともしないのだ!
『ね?いつもあんな感じなのよ』
エメラルドさんが、いい歳して仕方ないわねぇって笑ってるのだ。
「『『ほほぉ~』』」
「いがいなのら。あれくしゃん、いじられきゃららったのらね」ふむふむ
かっこいいだけじゃない、愛されキャラなのだね。
『『ぶふっ』』
『なっ⋯⋯!』かあああっ
『あらあら、気の毒に⋯⋯フィリーったら』ふぅ~
「ふにゅ?」
ふぇるるん、ぼく何もしてないのだ?
『がはははっ』
『言うわねぇ、フィリーくんたらっ』
『『あはははっ』』
「んにゅ?」
エメラルドさんとフルグライトさん、涙流して笑ってるのだ。夫婦で仲良しなのだね。でも、そんな笑うようなこと言ってないのだよ?
『うぐぐっ』
『アレクさん、ごめんなさいね。フィリーに悪気は無いのよ⋯⋯』ぽんぽん
『わ、分かってるさ。ありがとう、フェルリー⋯⋯』
「ふにゅ?」
だから、なんなのだ?
『うふふ。フィリーはそのままでいいのよ♪』むぎゅ
『あい♪にぃたま、かぁいいにょ』むぎゅう
「うにゅ?」
よく分からないけど、むぎゅうは嬉しいからいいのだ。
『あはははっ、そ、そうだ。そう言えば、さっきフルグライトが変身した時、あなたたち三人、何が見えたの?』
「『『う?』』」
さっき?なんだっけ?
『ほら、あなたたち、魔力の流れを見たんじゃないの?ドバーって言ってたでしょ?』
「『ふぇるるんっ』」
『ドバー?あ!そうだったわね!ほら!変身が中途半端になるって』
「『あっ』」
そうだったのだ!フルグライトさんが変身する時魔力がいっぱい外に流れちゃってたのだ。
『にぃたま、ねぇたま、もったにゃいだったにょ』
「しょうらったのら」
『そうよね。魔力はものすごかったのに、無駄になってる量もすごかったわよね』
「『『うんうん』』」
ほら、みんな同じ感想なのだ。
『『え?』』
『フィリー、ルゥリー、ミュリー、君たちは魔力の流れが見えるのか?』
「『『え?』』」こてん?
『え?って⋯』
アレクさん、なんでそんなぼくたちが何言ってるんだってお顔してるのだ?
『あら、ぽかん顔のお揃いもかわいいわね』
『エメラルド、今はそれどころじゃないと思うぞ』
『お父さん、ドバーって』
『お父さん、もったいないって』
『そうだったわね。フィリーくん、どういうことかしら?』
「むむ?しょのまんまなのら?」
『どばーなのよ?』
『うん。魔力の無駄遣いよね?』
「『『ね~?』』」
あんなに丸見えなのに、なんで分からないのだ?
『あ~、フィリー、そもそもなんだが、君たちは魔力が見えているのか?』
「『『え?』』」
『どういうこと?』
「みんにゃ、みえにゃいのら?」
『しょにゃにょ?』
『ああ。普通は見えないぞ』
「『『え?⋯⋯ふえぇぇ?』』」
見えないの?なんで?
『そうよね。この三人の基準はレイリーとフィルだったわね。ああ~、みんな、あのね?』
『嬢ちゃま、坊っちゃま、普通は魔力は見えないものなのでございます』
『はい。見えるのが当然として魔法をお教えになった奥様と旦那様がおかしいのでございます』
「『『ええぇ~?』』」
そうなのだ?
『良い機会でございます。これを機に御三方は世間一般の常識というものを教えていただくのがよろしいかと』
『はい。ドラゴン様の常識も人間からしてみれば規格外でありましょうが、奥様、旦那様よりはマシかと』
『あなた達、なかなか凄いこて言ってるって分かってる?』
『フェルリー様』
『この際、ハッキリ申し上げるべきかと』
『『御三方の常識は常識ではないと』』
『そうね。そうだけど、そんなハッキリと⋯』
『『御三方のためでございます』』キッパリ
『そうね⋯⋯ルゥリー、フィリー、ミュリーそういうことだから。アレクさんたちによぉく教わりましょうね』ふぅ~
「『『ふ、ふぇぇぇえ!?』』」
そんなぁなのだーっ
『あっはははは!』
『ガハハハっ!』
『『さ、さすがレイリーたちの家臣っ!ひーっお腹っ』』あはははっ
そんなに笑うことなのだ?
『ぶっ⋯ごほん。お、お前たちそんなに笑ったら⋯⋯ぐふっ』
アレクさんまで!と、おもったら
『『『『『わははははははっ』』』』』どっ
周りで聞いてたドラゴンさんたちまで!笑うのやめるのだ!ドラゴンさんの笑い声で地面が揺れるのだーっ
☆。.:*・゜☆。.:*・゜
大変お久しぶりでございます。長らく間が空いて申し訳ありません。自分がこんなに虚弱だったっけ?そうだったわ⋯と実感している日々⋯
そうでした。私は昔から常に『風邪ひいてない日ないんじゃない?』って周りから言われてる子でした。少しはマシになったと思ってたのに、週末になると体調不良になる始末⋯言い訳でしかないけど本当にすみません。数日前に両親の新盆も何とか終わり、数ヶ月ぶりにひとりで過ごす休日。誰かしら親戚が来てくれてたので。
ようやく、書けました。書く書く詐欺もいいところ⋯やっと一つかけたので、何日かかるか分かりませんが、さっそく次に取り掛かろうと思います。お読みいただいてありがとうございます。お気に入り登録やエールやいいねもありがとうございます。これからもよろしくお願いします。
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2024年1月4日まで毎日投稿。
(12月14日~31日まで深夜0時10分と朝8時10分、1日2回投稿となります。1月は1回投稿)
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2020年1月に書籍化!
12月3巻発売
2021年6月4巻発売
7月コミカライズ1巻発売
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剣や魔法に才能がないカストール伯爵家の次男、ノエール・カストールは家族から追放され、辺境の別荘へ送られることになる。しかしノエールは追放を喜ぶ、それは彼に異世界の神様から、お詫びにとして貰ったチートスキルがあるから。
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転生幼女は幸せを得る。
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