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16 だぁれだ?
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ドラゴンさん達が地面が揺れるほど⋯⋯ほんとに揺らして大笑いしてる中、フィリーたちは
『にぃたまぁぁぁ』
「みゅりーぃぃぃ」
見つめあって、おててぎゅうってしちゃうのだ。それでもって
『「ねぇたま~」』
「まりょく、みえにゃいのらって」うりゅ
『ふちゅうちやうって』うりゅりゅ~
『「どうちよう~」』ふぇ~ん
ぼくたち普通と違うって。前住んでたとこは仕方ないと思ってたけど、ドラゴンさんたちなら普通だと思ったのにぃ~。困った時はねぇたまに聞くのだ!
『う~ん。ねぇたまは今までの感じで普通じゃないっていうのは、ちょっと分かってたわ。魔力が見えないのはびっくりだったけど』ぽりぽり
『「しょにゃにょ!?」』ガーン
『ほら、大したことじゃないと思ってたのに、お家召喚した時とかびっくりしてたでしょ~?他にもフィリーが~』わたわた
あらら、さすがのルゥリーもこの子たちの涙には弱いから必死に説明してるけど
『ルゥリー、この子たち聞こえてないわよ』ふぅぅ~
『えぇ!?』
『「⋯⋯」』ガガーン
ねぇたまは知ってたのだ!耳の下ぽりぽりして目をそらしたのだ!
『あ~よしよし』ふぁさ
フィリーとミュリーはルゥリーにおいてけぼりにされた気分なのかしらね?まだ小さいんだから仕方ないのに。
フェルリーが二人が大好きなしっぽでなでなでしても固まったまま。
『もぉ~しょうがないわねぇ。でもでも!さすがに、セバスとメアリーにあそこまでズタボロに言われるとは思ってなかったわ』ぷぅ~
ルゥリーがほっぺたを膨らませて文句を言うと
『申し訳ございません』
『事実でございますので』
『『『『『あははははっ』』』』』どっ
セバスとメアリーが真面目にお辞儀しながら即答すると、またドラゴンさん達が笑いだした。そうなれば⋯⋯
「『ふわわわっ』」ぐらぐら
さっきよりぐらぐらしてるのだ!?
『あら、さすがに正気に戻たわね』ふさふさ
「『またゆりぇてりゅ~』」ぐらぐら
ぎゅうって、ふぇるるんにしがみついちゃうのだ。
『ほんとね。地面揺れてるわね~』しれ~
「あれぇ?ねぇたま、ゆれてないのら?」ぐらぐら
『あれれ~?』ぐらぐら
ぼくたちはこんなに揺れてるのに、ねぇたまなんで揺れてないのだ?
『ふふん♪ねぇたまは鍛えてるからね!』えっへん!
『「ねぇたま、しゅご~い!」』
『フィリーとミュリーのねぇたまだからね!』えっへん!
『「しゅご~い!」』ぺチぺチ
ふぇるるんから手を離せないから片手で拍手なのだ。
『何を言ってるのよルゥリーは。フィリー、ミュリー、私を叩いてないでルゥリーの足元見てみなさい』
『「あんよ?」』
いつもと変わらないと思うのだ。エッヘンしてる時の仁王立ちなのだ。
『もっと下よ下』
『「ちた~?」』
あんよより下なのだ?
『あっ!フェルリーってばなんで教えちゃうのよ!』
『あなたが教えてあげないからでしょ?ズルはだめよ』呆れ~
『いいじゃない!ちゃんとこれから教えるつもりだったもん!』ぷりぷり
『『もん』って、あなた⋯⋯』ふぅ~
『「んにゅ~?」』
仲良くおててをつないでしゃがんでミュリーの足元を覗き込むフィリーとミュリー。その後ろから何やらやってると気づいたエメラルドママも
『ん?なになに?』
一緒になって覗き込むと
『『「あっ!」』』
「ねぇたまういてりゅのら!」
『ちょびっちょういてりゅ!』
『本当だわ。ちょっぴり浮いてるわね』
「『ねぇたまずりゅいの(ら)!』」
だから揺れてないのだ!
『だから、ごめんってば~。ちゃんとネタばらしするとこだったのよ~。でもでも、まだフィリーとミュリーは飛べないじゃない?』
『「とべりゅ」』
「のら!」ぷりぷり
『もん!』ぷりぷり
『えぇ~?父様とママにまだダメって言われてたでしょ~?』
『「んみゅっ!」』
それはそうなんだけど、でもでもっ
『「んぎゅう~」』むっす~
『あらあら、すっごいぶすくれ顔ね。ねぇ、フェルリー、結局のところどうなの?』
エメラルドさんが、うまく言い返せずにほっぺた膨らましてぶすっとしているちびっこ二人を見て、フェルリーに聞いてます。
『あはは、飛べるといえば飛べるんだけど、なんというか』
『飛んでっちゃうのよね。バビュンって』
『へ?バビュン?』
『そうなの。バビュンって』
『???』
話に割って入ってきたルゥリーの説明に訳が分からず、顔だけでフェルリーに問いかけるエメラルドさん。
『あはは、飛べるにはとべるんだけどね、飛びたい気持ちが強すぎるのか、まだ制御できなくて勢いあまって飛んでっちゃうのよ。しかもどの向きに飛んでっちゃうか分からないもんだから』
『レイリーもフィルも浮くだけでいいって言ってるのにさ、僕ら飛べるヤツらが必死で追いかける羽目になるんだぜ!』
『そうよねぇ。たしか初めての時はぁ、フィリーはフィルの顎に頭突きかまして空に飛んでっちゃってぇ』
『あははっそうそう!フィルが『ふぎゃっ』て言ってぶっ倒れたんだよな』
「ふぎゅっ」
ルビーとドリーまで参加してきたのだっ!あ、あれは、初めてだったからなのだっ
『ミュリーはお庭の木にぶつかりながらボヨンボヨンはね回るから捕まえるの大変だったよな』
『そうそう。さすがのレイリーも『きゃああっ』って悲鳴あげてたものねぇ』
『ふみゅっ』
『「お、おぼえてにゃい」』
「のらっ」
『もんっ』
たしかにそんなことあったけど、よく覚えてないのだっ
『『そりゃあ』』
『ねぇ~?』
『なぁ~?』
『『二人とも目を回してたもの』』
「『うみゅう~』」
みんなひどいのだ
『そうそう。なぜかフィリーは父様に激突してからとんでっちゃうのよね。お腹に頭突きしたりとかぁ』
『背中に突っ込んでフィルが顔面にキスしてたこともあったわねぇ』
『あったあった。フィリーはそのまま壁に突っ込みそうになったのをママが必死に捕まえたのよね』
「ふぎゅう~」
し、知らないのだ
『ミュリーはママが最終的におっきな虫取り網みたいなの作って捕まえてたわよね』
『む、虫取り網?』
『ち、ち~なないもん』ぷひゅ~
「ぼくも、ち~なないもん!なのら」ぷひゅ~
『二人とも口笛へたっぴだよな。口笛ってのはこうやんだぜ!』ピュイ~♪
し~らないもん!なのだ!それにルビー?ぼくたちも口笛吹けてるのだ!ぷひゅっ
『というわけでね、魔力操作をもっと細やかに使えるまで禁止になったのよ』
『『『そうそう』』』
ふぇるるんてば、ひどいまとめ方なのだ。ねぇたまたちも、そうそうじゃないのだ。
『なるほどね。飛行魔法は練習中ってことね。人間は不便ねぇ。ドラゴンは地龍以外は生まれつき飛べるから、そこは苦労しないのよね』
生まれつき?
「『いいにゃ~』」
ちょっとずるいのだ~
『へぇ~お前たち、魔法ならなんでも使えるのかと思ってたから、ちょっと意外だな』
『「らいぱぱ!だってとびたいの(ら)!」』
『わはは!ライパパって俺のことか?なんか新鮮でいいな!』
「らって、ふりゅぐりゃいちょ、にゃがいのら」
『あい!ふりゅぐりゅりゅ、にゃがいにょ!』
『うん。見事に言えてないな!わははは!』
『もはや、あなたの名前とも思えなくなってるわね。なら、私はエメママね』くすくす
『「えめまま!」』
『うふふ、かわいいわぁ。それにたしかに、何だか新鮮ね』
『そうだろそうだろ』うんうん
言いやすくて助かるのだ!
『ところで、お前たち、横道にそれまくって本題を忘れてないか?』
『『「ほん(だ)ぢゃい?」』』こてん
なんだっけなのだ?
『俺の魔力のことだよ。ほら、もったいないだの、どばーだの色々言ってただろ?説明してくれないのか?』
『もったいない?』
『「どば?」』
なんだっけ?
『『「うにゅ~?」』』
チッチッチッ⋯⋯ぽぉんっ
『『「ああっ」』』ぽむっ
『魔力ドバーってもったいないやつね』
『「あい!どばーっ」』
もったいないよね。
『思い出してくれて嬉しいよ』ふっ
『あはははっ』
本気で忘れてた三きょうだいに苦笑いのライパパ。エメママに関しては目尻に涙を溜めて笑ってます。そんな状況を横目に
『う~ん、どうやったら分かりやすいかしら?』
『みちぇもりゃう?』
「みてもりゃうのら?」
『どうやって?』
『どうやりゅにょ?』
「どうやりゅのら?」
秘密会議なのら!
『おいおい。なんだそりゃ』
『あははははっ』
輪になって漫才のようなやり取りをしてる三きょうだい。全然秘密じゃない会議にライパパは何をやってるんだと思いつつ、ほほえましい光景をやっぱりちょっと苦笑いしつつ眺め、エメママはやっぱり涙を貯めておなかを抱えて笑ってます。
『はいはい。あなたたち、ミュリーがいいこと言ったじゃない』
『みゅりー?いっちゃ?』こてん
『そうよ。見てもらう?って言ったでしょ』
『うん!でみょ~?』
『どうするのかって?』
『『「うん」』』
『見えるようにしてあげればいいのよ。フィリーできるでしょ?』
「ふえ?ぼくなのら?」
そんなことできたっけ?
『そうよ。ミュリーとお庭の動物たちにやったでしょ?あれからみんな見えてるんだから』
「んにゅにゅ~?」
何やったかな?覚えてないのだ~
『あ~っ!はいはいはい!にぃたま、みゅりーわかっちゃにょ!』ぴょんこぴょんこ
「ほんちょなのら?」
ミュリーが両手上げてうれしそうに飛び跳ねてるのだ!危ないから落ち着いてなのだ。
『うん!こりぇ!』
「んにゅ?」
おめめかくして~ぱっ!おめめかくして~ぱっ?えっとぉ?
『ミュリー正解よ。フィリーはまだ思い出さないかしら?』
『だ~りぇだ?』にこにこ
みゅりーがおめめかくして言ってるのだ。ヒントなのだ?
おめめかくしてだ~れだ?
『フィリー、ねぇたまも分かったわ。ほら、ねぇたまと協力して~』
『『だ~れ(りぇ)だ?』』
「ふぇ~?」
ねぇたまと一緒?
「んんん~?」
だ~れだ?
ぽくぽくぽく⋯⋯ぽーんっ
「あっ!おもいだしたのら!」
『『やった~♪』』ぱんっ
『やれやれ、やっと思い出したのね』ふぅ
おもいだしたのだ!たしかにねぇたまと協力してみゅりーにやったのだ。でも、あれは遊びなのだ。誰でもやったことあるんじゃないのだ??
『あのね、フィリー。誰しもが魔力を遊びに混ぜ込んだりはしないのよ』はぁぁ
「でみょ、ふぇるるん?ぼくはまりょく、ちゅかってないのら」
なのになんで魔力なのだ?
『⋯⋯無自覚ってすごいわよね』
『フェルリーったら、まだまだね!これがフィリーなのよ』
『にぃたまなにょ!』
『『左様でございます』』
「ぶぅー」
どういうことなのだ?ふぇるるんはあきれた~ってお顔してるし、ねぇたまたちはなんでかエッヘン!ってしてるのだ。それにセバスたちまでよくわかんないけどひどいのだ。
『あはははっなんだそりゃっ』
『『フィリーのお顔!おっかしい~!』』
『ふふっほっぺたパンパンにしたリスが潰れたみたいなお顔ね』
『『『『あはははっ』』』』
『こ、こら、お前たちっ笑ったら⋯⋯ぐふっ』ふるふる
「うぶぶ~」
ドラゴンさんたちまで~。アレクさんも横向いたって肩がふるふるしてたら笑ってるのバレバレなのだ!
『『うふふっねぇねぇ』』
『ぼくたちにそれさ』
『やってみてよ!』にこっ
「ふえ?」
やってみて?何をなのだ?
『『だからぁ』』
『その『だぁれだ?』っていうの』
『ぼくたちに』
『『やってみてよ!ね?』』にこにこ
「ふえ?」
だぁれだ?をなのだ?
『あら、ジェイド、ジュード、チャレンジャーね。さすが私の息子たち。でも、私もやって欲しいわ。それでライのぶわわーって言うの見てみたいわ』にこにこ
『ずるいぞ!俺も見たい!ってか、俺こそ見えなきゃダメだろ!』
『『『ええ~』』』
『『パパは最後でしょ~』』
『そうよねぇ』
『なんでだよ!』
「ふぉ~」
『仲良しねぇ』
『なかよちなにょ!』きゃはは
じゃれ合ってるドラゴンさんたちかわいいのだ!
『フィリー冗談はさておき、まずは私にやってみてくれないか?』
「あれくしゃん?」
なんか真剣?
『『あっずるい!僕らが先!』』
『いや、だが未知のことに将来がある子供たちを先にさせる訳には⋯⋯』
『『だっいじょうぶ!ね?』』ニコニコ
「ね?」
と言われても~?ふぇるるん?
『大丈夫でしょ。今までみんな大丈夫だったんだし』
『『ほら!ね?やってやって♪』』にこにこにこ
『わかったわ!まっかせなさい!』どん!
「ねぇたま?」
『ルゥリーが頑張ってどうするのよ』
『あら!フェルリーったらこれは私とフィリーの仲良し共同作業なのよ!頑張るのは当たり前でしょ』ふふん♪
『はいはい』
ふぇるるん、さっきからず~っと呆れっぱなしなのだ。
『ではでは、やるわよ!身体強化!』ぶわっ
『『え?なんで?』』
突然、魔法を使いだしたねぇたまにみんなが『え?』ってしてるのだ。
『よっこいしょ!フィリー!』
『ねぇたま!』
『「がったい!」』シャキーン!
『『ええ~?』』
『抱っこしただけじゃない?』
『だよなぁ?』
ねぇたまがわざわざ身体強化してまで抱っこしたのは
『『失礼致します』』しゅぱぱぱっ
『『ええ~?』』
『抱っこ紐?』
『わざわざ?』
セバスとメアリーが素早くフィリーたちを結びつけた!
『いっくわよ~んんんーっ』
「『ねぇたま!がんば!』」
『ねぇたまに、まかせなさい!んんんーっ』ふわり
「『おぉ~ういちゃ!』」
ぼくとみゅりーの応援がきいたのだ!
『私の背中に乗ればいいのに』ふぅ~
『いや、私が抱きあげれば済んだのでは?』
ふぇるるん、アレクさん、そういうことじゃないのだ!
『んんん~しまった。後ろからじゃ手が届かないわね』
「まえかりゃやりゅちかないのら!」
『そうね。それしかないわね!』
「うんなのら!」
ジュード君とジェイド君はドラゴンさんだから大きいのうっかりしてたのだ!
後ろからじゃ「だぁれだ?」できないから仕方ないのだ!
『二人とも目ーつぶって!』
「ちゅぶりゅのら!」
『『う、うん』』
目をつぶったのだ!それでは
『せーのっ』
「しぇーにょっ」
ぺたっ
『「だぁ~れだ(りぇ)ら?」』
ぺっかーっ
『『うわぁ??』』
そう!ねぇたまがわざわざ身体強化したのは両手を使えるようにして、ぼくといっしょに飛ぶためなのだ!これで一緒に「だぁれだ?」かできるのだ!すごいでしょ?なのだ!
『なんて魔力の無駄遣いを⋯⋯私たちが、いや、それ以前にセバスとメアリーが抱きあげれば済むことだったのでは?わざわざ紐で結ばずとも⋯⋯』
『『我々はお嬢様方の望むままに』』スっ
『アレク様、言わないであげて。あれがルゥリーとフィリーたちの日常なのよ』
『そうか⋯⋯』
さあ、ジェイド君、ジュード君!お手手を当ててるのはぼくかな?ねぇたまかな?当ててみるのだ!
『「ふっふっふっ」』
☆。.:*・゜☆。.:*・゜
毎回毎回、お久しぶりです。
やっと仕事の二年に一度の大イベントが終わって、先週、一周忌法要も終えられました。思えば、周りの人に助けに助けられまくった一年でした。何せ、この一年で法要だけでも何回やったことか⋯もう訳分からないまま1年過ぎました。そして来年なったらまた三回忌ですね。役所関係も今週でひと段落しそうです。しばらくは年末の恒例イベントまで何とか落ち着く、かな?毎週更新出来たらいいなぁ。1ヶ月近くこの話チビチビ進めるしか出来なかったクセに、何を言ってるんだと自分でツッコミたくなりますが、がんばります。
よろしくお願い致します。
こんな更新の仕方なのに、お気に入り登録や、いいねやエールをありがとうございます。感謝です。
『にぃたまぁぁぁ』
「みゅりーぃぃぃ」
見つめあって、おててぎゅうってしちゃうのだ。それでもって
『「ねぇたま~」』
「まりょく、みえにゃいのらって」うりゅ
『ふちゅうちやうって』うりゅりゅ~
『「どうちよう~」』ふぇ~ん
ぼくたち普通と違うって。前住んでたとこは仕方ないと思ってたけど、ドラゴンさんたちなら普通だと思ったのにぃ~。困った時はねぇたまに聞くのだ!
『う~ん。ねぇたまは今までの感じで普通じゃないっていうのは、ちょっと分かってたわ。魔力が見えないのはびっくりだったけど』ぽりぽり
『「しょにゃにょ!?」』ガーン
『ほら、大したことじゃないと思ってたのに、お家召喚した時とかびっくりしてたでしょ~?他にもフィリーが~』わたわた
あらら、さすがのルゥリーもこの子たちの涙には弱いから必死に説明してるけど
『ルゥリー、この子たち聞こえてないわよ』ふぅぅ~
『えぇ!?』
『「⋯⋯」』ガガーン
ねぇたまは知ってたのだ!耳の下ぽりぽりして目をそらしたのだ!
『あ~よしよし』ふぁさ
フィリーとミュリーはルゥリーにおいてけぼりにされた気分なのかしらね?まだ小さいんだから仕方ないのに。
フェルリーが二人が大好きなしっぽでなでなでしても固まったまま。
『もぉ~しょうがないわねぇ。でもでも!さすがに、セバスとメアリーにあそこまでズタボロに言われるとは思ってなかったわ』ぷぅ~
ルゥリーがほっぺたを膨らませて文句を言うと
『申し訳ございません』
『事実でございますので』
『『『『『あははははっ』』』』』どっ
セバスとメアリーが真面目にお辞儀しながら即答すると、またドラゴンさん達が笑いだした。そうなれば⋯⋯
「『ふわわわっ』」ぐらぐら
さっきよりぐらぐらしてるのだ!?
『あら、さすがに正気に戻たわね』ふさふさ
「『またゆりぇてりゅ~』」ぐらぐら
ぎゅうって、ふぇるるんにしがみついちゃうのだ。
『ほんとね。地面揺れてるわね~』しれ~
「あれぇ?ねぇたま、ゆれてないのら?」ぐらぐら
『あれれ~?』ぐらぐら
ぼくたちはこんなに揺れてるのに、ねぇたまなんで揺れてないのだ?
『ふふん♪ねぇたまは鍛えてるからね!』えっへん!
『「ねぇたま、しゅご~い!」』
『フィリーとミュリーのねぇたまだからね!』えっへん!
『「しゅご~い!」』ぺチぺチ
ふぇるるんから手を離せないから片手で拍手なのだ。
『何を言ってるのよルゥリーは。フィリー、ミュリー、私を叩いてないでルゥリーの足元見てみなさい』
『「あんよ?」』
いつもと変わらないと思うのだ。エッヘンしてる時の仁王立ちなのだ。
『もっと下よ下』
『「ちた~?」』
あんよより下なのだ?
『あっ!フェルリーってばなんで教えちゃうのよ!』
『あなたが教えてあげないからでしょ?ズルはだめよ』呆れ~
『いいじゃない!ちゃんとこれから教えるつもりだったもん!』ぷりぷり
『『もん』って、あなた⋯⋯』ふぅ~
『「んにゅ~?」』
仲良くおててをつないでしゃがんでミュリーの足元を覗き込むフィリーとミュリー。その後ろから何やらやってると気づいたエメラルドママも
『ん?なになに?』
一緒になって覗き込むと
『『「あっ!」』』
「ねぇたまういてりゅのら!」
『ちょびっちょういてりゅ!』
『本当だわ。ちょっぴり浮いてるわね』
「『ねぇたまずりゅいの(ら)!』」
だから揺れてないのだ!
『だから、ごめんってば~。ちゃんとネタばらしするとこだったのよ~。でもでも、まだフィリーとミュリーは飛べないじゃない?』
『「とべりゅ」』
「のら!」ぷりぷり
『もん!』ぷりぷり
『えぇ~?父様とママにまだダメって言われてたでしょ~?』
『「んみゅっ!」』
それはそうなんだけど、でもでもっ
『「んぎゅう~」』むっす~
『あらあら、すっごいぶすくれ顔ね。ねぇ、フェルリー、結局のところどうなの?』
エメラルドさんが、うまく言い返せずにほっぺた膨らましてぶすっとしているちびっこ二人を見て、フェルリーに聞いてます。
『あはは、飛べるといえば飛べるんだけど、なんというか』
『飛んでっちゃうのよね。バビュンって』
『へ?バビュン?』
『そうなの。バビュンって』
『???』
話に割って入ってきたルゥリーの説明に訳が分からず、顔だけでフェルリーに問いかけるエメラルドさん。
『あはは、飛べるにはとべるんだけどね、飛びたい気持ちが強すぎるのか、まだ制御できなくて勢いあまって飛んでっちゃうのよ。しかもどの向きに飛んでっちゃうか分からないもんだから』
『レイリーもフィルも浮くだけでいいって言ってるのにさ、僕ら飛べるヤツらが必死で追いかける羽目になるんだぜ!』
『そうよねぇ。たしか初めての時はぁ、フィリーはフィルの顎に頭突きかまして空に飛んでっちゃってぇ』
『あははっそうそう!フィルが『ふぎゃっ』て言ってぶっ倒れたんだよな』
「ふぎゅっ」
ルビーとドリーまで参加してきたのだっ!あ、あれは、初めてだったからなのだっ
『ミュリーはお庭の木にぶつかりながらボヨンボヨンはね回るから捕まえるの大変だったよな』
『そうそう。さすがのレイリーも『きゃああっ』って悲鳴あげてたものねぇ』
『ふみゅっ』
『「お、おぼえてにゃい」』
「のらっ」
『もんっ』
たしかにそんなことあったけど、よく覚えてないのだっ
『『そりゃあ』』
『ねぇ~?』
『なぁ~?』
『『二人とも目を回してたもの』』
「『うみゅう~』」
みんなひどいのだ
『そうそう。なぜかフィリーは父様に激突してからとんでっちゃうのよね。お腹に頭突きしたりとかぁ』
『背中に突っ込んでフィルが顔面にキスしてたこともあったわねぇ』
『あったあった。フィリーはそのまま壁に突っ込みそうになったのをママが必死に捕まえたのよね』
「ふぎゅう~」
し、知らないのだ
『ミュリーはママが最終的におっきな虫取り網みたいなの作って捕まえてたわよね』
『む、虫取り網?』
『ち、ち~なないもん』ぷひゅ~
「ぼくも、ち~なないもん!なのら」ぷひゅ~
『二人とも口笛へたっぴだよな。口笛ってのはこうやんだぜ!』ピュイ~♪
し~らないもん!なのだ!それにルビー?ぼくたちも口笛吹けてるのだ!ぷひゅっ
『というわけでね、魔力操作をもっと細やかに使えるまで禁止になったのよ』
『『『そうそう』』』
ふぇるるんてば、ひどいまとめ方なのだ。ねぇたまたちも、そうそうじゃないのだ。
『なるほどね。飛行魔法は練習中ってことね。人間は不便ねぇ。ドラゴンは地龍以外は生まれつき飛べるから、そこは苦労しないのよね』
生まれつき?
「『いいにゃ~』」
ちょっとずるいのだ~
『へぇ~お前たち、魔法ならなんでも使えるのかと思ってたから、ちょっと意外だな』
『「らいぱぱ!だってとびたいの(ら)!」』
『わはは!ライパパって俺のことか?なんか新鮮でいいな!』
「らって、ふりゅぐりゃいちょ、にゃがいのら」
『あい!ふりゅぐりゅりゅ、にゃがいにょ!』
『うん。見事に言えてないな!わははは!』
『もはや、あなたの名前とも思えなくなってるわね。なら、私はエメママね』くすくす
『「えめまま!」』
『うふふ、かわいいわぁ。それにたしかに、何だか新鮮ね』
『そうだろそうだろ』うんうん
言いやすくて助かるのだ!
『ところで、お前たち、横道にそれまくって本題を忘れてないか?』
『『「ほん(だ)ぢゃい?」』』こてん
なんだっけなのだ?
『俺の魔力のことだよ。ほら、もったいないだの、どばーだの色々言ってただろ?説明してくれないのか?』
『もったいない?』
『「どば?」』
なんだっけ?
『『「うにゅ~?」』』
チッチッチッ⋯⋯ぽぉんっ
『『「ああっ」』』ぽむっ
『魔力ドバーってもったいないやつね』
『「あい!どばーっ」』
もったいないよね。
『思い出してくれて嬉しいよ』ふっ
『あはははっ』
本気で忘れてた三きょうだいに苦笑いのライパパ。エメママに関しては目尻に涙を溜めて笑ってます。そんな状況を横目に
『う~ん、どうやったら分かりやすいかしら?』
『みちぇもりゃう?』
「みてもりゃうのら?」
『どうやって?』
『どうやりゅにょ?』
「どうやりゅのら?」
秘密会議なのら!
『おいおい。なんだそりゃ』
『あははははっ』
輪になって漫才のようなやり取りをしてる三きょうだい。全然秘密じゃない会議にライパパは何をやってるんだと思いつつ、ほほえましい光景をやっぱりちょっと苦笑いしつつ眺め、エメママはやっぱり涙を貯めておなかを抱えて笑ってます。
『はいはい。あなたたち、ミュリーがいいこと言ったじゃない』
『みゅりー?いっちゃ?』こてん
『そうよ。見てもらう?って言ったでしょ』
『うん!でみょ~?』
『どうするのかって?』
『『「うん」』』
『見えるようにしてあげればいいのよ。フィリーできるでしょ?』
「ふえ?ぼくなのら?」
そんなことできたっけ?
『そうよ。ミュリーとお庭の動物たちにやったでしょ?あれからみんな見えてるんだから』
「んにゅにゅ~?」
何やったかな?覚えてないのだ~
『あ~っ!はいはいはい!にぃたま、みゅりーわかっちゃにょ!』ぴょんこぴょんこ
「ほんちょなのら?」
ミュリーが両手上げてうれしそうに飛び跳ねてるのだ!危ないから落ち着いてなのだ。
『うん!こりぇ!』
「んにゅ?」
おめめかくして~ぱっ!おめめかくして~ぱっ?えっとぉ?
『ミュリー正解よ。フィリーはまだ思い出さないかしら?』
『だ~りぇだ?』にこにこ
みゅりーがおめめかくして言ってるのだ。ヒントなのだ?
おめめかくしてだ~れだ?
『フィリー、ねぇたまも分かったわ。ほら、ねぇたまと協力して~』
『『だ~れ(りぇ)だ?』』
「ふぇ~?」
ねぇたまと一緒?
「んんん~?」
だ~れだ?
ぽくぽくぽく⋯⋯ぽーんっ
「あっ!おもいだしたのら!」
『『やった~♪』』ぱんっ
『やれやれ、やっと思い出したのね』ふぅ
おもいだしたのだ!たしかにねぇたまと協力してみゅりーにやったのだ。でも、あれは遊びなのだ。誰でもやったことあるんじゃないのだ??
『あのね、フィリー。誰しもが魔力を遊びに混ぜ込んだりはしないのよ』はぁぁ
「でみょ、ふぇるるん?ぼくはまりょく、ちゅかってないのら」
なのになんで魔力なのだ?
『⋯⋯無自覚ってすごいわよね』
『フェルリーったら、まだまだね!これがフィリーなのよ』
『にぃたまなにょ!』
『『左様でございます』』
「ぶぅー」
どういうことなのだ?ふぇるるんはあきれた~ってお顔してるし、ねぇたまたちはなんでかエッヘン!ってしてるのだ。それにセバスたちまでよくわかんないけどひどいのだ。
『あはははっなんだそりゃっ』
『『フィリーのお顔!おっかしい~!』』
『ふふっほっぺたパンパンにしたリスが潰れたみたいなお顔ね』
『『『『あはははっ』』』』
『こ、こら、お前たちっ笑ったら⋯⋯ぐふっ』ふるふる
「うぶぶ~」
ドラゴンさんたちまで~。アレクさんも横向いたって肩がふるふるしてたら笑ってるのバレバレなのだ!
『『うふふっねぇねぇ』』
『ぼくたちにそれさ』
『やってみてよ!』にこっ
「ふえ?」
やってみて?何をなのだ?
『『だからぁ』』
『その『だぁれだ?』っていうの』
『ぼくたちに』
『『やってみてよ!ね?』』にこにこ
「ふえ?」
だぁれだ?をなのだ?
『あら、ジェイド、ジュード、チャレンジャーね。さすが私の息子たち。でも、私もやって欲しいわ。それでライのぶわわーって言うの見てみたいわ』にこにこ
『ずるいぞ!俺も見たい!ってか、俺こそ見えなきゃダメだろ!』
『『『ええ~』』』
『『パパは最後でしょ~』』
『そうよねぇ』
『なんでだよ!』
「ふぉ~」
『仲良しねぇ』
『なかよちなにょ!』きゃはは
じゃれ合ってるドラゴンさんたちかわいいのだ!
『フィリー冗談はさておき、まずは私にやってみてくれないか?』
「あれくしゃん?」
なんか真剣?
『『あっずるい!僕らが先!』』
『いや、だが未知のことに将来がある子供たちを先にさせる訳には⋯⋯』
『『だっいじょうぶ!ね?』』ニコニコ
「ね?」
と言われても~?ふぇるるん?
『大丈夫でしょ。今までみんな大丈夫だったんだし』
『『ほら!ね?やってやって♪』』にこにこにこ
『わかったわ!まっかせなさい!』どん!
「ねぇたま?」
『ルゥリーが頑張ってどうするのよ』
『あら!フェルリーったらこれは私とフィリーの仲良し共同作業なのよ!頑張るのは当たり前でしょ』ふふん♪
『はいはい』
ふぇるるん、さっきからず~っと呆れっぱなしなのだ。
『ではでは、やるわよ!身体強化!』ぶわっ
『『え?なんで?』』
突然、魔法を使いだしたねぇたまにみんなが『え?』ってしてるのだ。
『よっこいしょ!フィリー!』
『ねぇたま!』
『「がったい!」』シャキーン!
『『ええ~?』』
『抱っこしただけじゃない?』
『だよなぁ?』
ねぇたまがわざわざ身体強化してまで抱っこしたのは
『『失礼致します』』しゅぱぱぱっ
『『ええ~?』』
『抱っこ紐?』
『わざわざ?』
セバスとメアリーが素早くフィリーたちを結びつけた!
『いっくわよ~んんんーっ』
「『ねぇたま!がんば!』」
『ねぇたまに、まかせなさい!んんんーっ』ふわり
「『おぉ~ういちゃ!』」
ぼくとみゅりーの応援がきいたのだ!
『私の背中に乗ればいいのに』ふぅ~
『いや、私が抱きあげれば済んだのでは?』
ふぇるるん、アレクさん、そういうことじゃないのだ!
『んんん~しまった。後ろからじゃ手が届かないわね』
「まえかりゃやりゅちかないのら!」
『そうね。それしかないわね!』
「うんなのら!」
ジュード君とジェイド君はドラゴンさんだから大きいのうっかりしてたのだ!
後ろからじゃ「だぁれだ?」できないから仕方ないのだ!
『二人とも目ーつぶって!』
「ちゅぶりゅのら!」
『『う、うん』』
目をつぶったのだ!それでは
『せーのっ』
「しぇーにょっ」
ぺたっ
『「だぁ~れだ(りぇ)ら?」』
ぺっかーっ
『『うわぁ??』』
そう!ねぇたまがわざわざ身体強化したのは両手を使えるようにして、ぼくといっしょに飛ぶためなのだ!これで一緒に「だぁれだ?」かできるのだ!すごいでしょ?なのだ!
『なんて魔力の無駄遣いを⋯⋯私たちが、いや、それ以前にセバスとメアリーが抱きあげれば済むことだったのでは?わざわざ紐で結ばずとも⋯⋯』
『『我々はお嬢様方の望むままに』』スっ
『アレク様、言わないであげて。あれがルゥリーとフィリーたちの日常なのよ』
『そうか⋯⋯』
さあ、ジェイド君、ジュード君!お手手を当ててるのはぼくかな?ねぇたまかな?当ててみるのだ!
『「ふっふっふっ」』
☆。.:*・゜☆。.:*・゜
毎回毎回、お久しぶりです。
やっと仕事の二年に一度の大イベントが終わって、先週、一周忌法要も終えられました。思えば、周りの人に助けに助けられまくった一年でした。何せ、この一年で法要だけでも何回やったことか⋯もう訳分からないまま1年過ぎました。そして来年なったらまた三回忌ですね。役所関係も今週でひと段落しそうです。しばらくは年末の恒例イベントまで何とか落ち着く、かな?毎週更新出来たらいいなぁ。1ヶ月近くこの話チビチビ進めるしか出来なかったクセに、何を言ってるんだと自分でツッコミたくなりますが、がんばります。
よろしくお願い致します。
こんな更新の仕方なのに、お気に入り登録や、いいねやエールをありがとうございます。感謝です。
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♪花梨♪様
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