《書籍化》転生初日に妖精さんと双子のドラゴンと家族になりました

ひより のどか

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148 この世界の料理事情

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お昼ご飯なんだろね~♪って、楽しくお話ししながら、みんなのところに帰って来ました!

「ちゃじゃいみゃ~」
きゅるる~!
『ただいま~』
ハクの背中から手をぶんぶんします。

『おいちゃ~ん』
『でんごん』
『つたえたよ~』
妖精トリオは手をパタパタして報告です。
『ありがとな!』

『これ何?』
『サーヤが美味しいやつって』
フライとフルーは美味しいと聞いてから興味津々です。

『これ、どちらに置きますか?』フゥもそわそわしながらおいちゃんに聞きます。

『おう!ありがとな!作業台の上に置いてくれるか?』
『はい』

「おいちゃ~ん  こりぇ、ちゃまご?ちゃまご?」
サーヤのお目目はもうキラキラです。
『おぅ!そうだぞ~コケコッコーの玉子だぞ!みんな頑張って産んでくれたんだ。せっかくの玉子と温泉だからな!利用しないテはないと思ってな!』
おいちゃんがニカッと笑います。
「うきゃ~♪こっけこっこしゃんにょ、おんしぇんちゃまご~♪」
きゅるるるる~♪
あとでコケコッコーさんたちにもありがとうしなきゃ!

ぴゅい『サーヤ』
きゅい『また』
『『お口が~』』
『『『キラキラ~』』』
『ねぇ~おいちゃん。これ、そんなに美味しいの~?』
ハクがしっぽをふりふりしながら聞きます。

『美味いと思うけどな~、割ってみないとどんな感じか分からないな。ゆで時間で変わるんだよ』
色々試しがいがあるな~って楽しそうです。

「おいちゃん、おひりゅ、にゃあに?」
わくわくです。きゅるる~。

『う~ん、バートさんにな、食材を用意してもらったから、とりあえず、昼飯は、パンとフルーツサラダと、さっきの玉子、それから牛乳だ!』
「ふぉ~!もーもーしゃんにょ みりゅく!」
きゅるる!
もーもーさんたちにもありがとうしなきゃ!

『本当はもうちょい手をかけたいんだけどな~。この世界、調味料やら、油やらほんっとにないんだよ。茹でる!焼く!せいぜい塩かける!みたいな感じだな』
びっくりだよな?ってすごく残念そうに言います。
「しょ、しょりぇわ、ひじょい!」
ガーンです。きゅるる~。

サーヤはものすごくショックを受けた顔をして、体は仰け反ってます。

『だよな~。頑張って一から作ろうな!』
「あい!」
もちろんだよ!美味しいは大事!きゅるる!
『まあ、夕飯はもうちょい期待してくれ。何とか野菜クズで出汁でもとってみるから、何とか温かいご飯作ろうな』
「あい!」
たのちみ~♪きゅるる~♪


『すごいわねぇ。サーヤがあんなにどん引きしてるの初めて見たわぁ~』
精霊樹の精様が驚いてます。

『それだけ、この世界の食事は発展していないと言うことでしょうね。食材をご用意した時、調味料は塩だけか!と、それはそれは驚いていらっしゃいましたから』
バートさんはため息ついてます。

〖この世界、基本そのまま、せいぜい焼くか茹でるかだものね〗
そのままで美味しいと言うのも困りものね~ってジーニ様もため息。

『あとは、肉と魚の調達をどうするかですね。魚は川がありますから何とかなるんじゃないかと仰っていましたが…肉は、この森で調達は中々難しいかと。かと言って全く食べないというのはサーヤの成長に影響しますし』
バートさんはサーヤの健康を思い心配そうにしている。

〖そうね~ボアとか知能を持たない、こちらを攻撃してくるようなのも多少はいるけど、聖域になったことでほとんどサーヤのお友達状態だから、この森の外で調達する方がいいわよね。魚も出来ればその方がいいのかしら。とりつくしてもね~〗
切実な問題よね~と、ジーニ様もうなっている。

『でしたら、私とアルコン様で交代で狩りに行くというのはどうでしょうか?ある程度子供たちや森の者たちを鍛えてからなら一緒に行って実戦を積ませることも出来るかと…』
ギン様が提案します。

『そうだな。我とギンであればこの人数を賄う肉を狩ることくらい容易いことだからな。当面の肉や野菜なんかはあるのか?』
アルコン様もギン様の提案に賛成しました。

『はい。しばらくはもつかと。食材を入れるマジックバックをお渡ししましたが、今は…』
バートさん、眉間に皺を揉みながら言葉を止めてしまった。

〖今は?〗
ジーニ様が、その間に耐えられずに聞くと、バートさんは『は~あ』と大きくため息をついてから

『…今はですね、ご自身で「こんな魔法どうかな」としばらくブツブツ言っていたかと思ったらなんとご自身で時空倉庫なる物を作ってしまわれまして…食材は今そこに…』ふぅ~ぅ
疲れたように言われました。

〖は?それってイメージだけでインベントリを作っちゃったの?〗
ジーニ様、引きつってます。

『はい。しかも、かなりの容量、高性能です。カテゴリー別に収納、時間停止などなど。なんとも計り知れないお方です』
もう、諦めた感が漂ってます。

〖ははは…私の加護、ほんとに必要だったかしら?〗
ジーニ様、私より天才なんじゃない?って涙目…不憫
『ジーニ様、元気だしてぇ』
さすがの精霊樹の精様が同情してます。

『なんと、頼もしい…』
『ああ。負けてはいられないな』
『アルコン様、これはさっそく鍛えねばなりませんね。我々自身も、子供たちも』
『そうだな』ニヤリ

その頃、ハクとスイとモモは
ぞくぞくぞくっ~と背筋に何かを感じていた。
『な、なに?』
ぴゅい『ハクも?』
きゅい『モモも?』
『今、ぞくぞくぞくっ~て』
ぴゅいきゅい『『した』』
なんだろうと、何やら危機感を覚える三匹でした。

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