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連載
ある日のもふもふ日記 番外編
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私たちはもふもふ担当。
めーめーしゃんと、うさちゃんと、おこじょちゃんなどと呼ばれている。
中でも一番大きい私たちはめーめーしゃんと呼ばれている。
「ちゃん」ではなく「しゃん」だ。
やはり私たちがもふもふの中で一番だからではないだろうか。
もっとも、おこじょちゃんがおこじょちゃんと呼ばれるようになったのは、この世界に来てからだ。彼らはどんなにご主人に訂正されても、りすしゃんと呼ばれていた。不憫な事だ。
私たちはつい最近、この世界に来た。毎日美味しいご飯を食べて、美味しい空気を吸って、自慢のもふもふが更にもふもふになったと自負している。もふもふとは、わたしたちの毛のことをそう呼ぶのだそうだ。
『違うぞ!』
何かご主人の心の声が聞こえた気がするが、気のせいだろう。
『おい!』
そして、前よりもご主人たちと話が通じるようになった。たちというのは、可愛い友達のことだ。
そもそも私たちは、この可愛い友達のためにご主人の元に来た。昔から可愛かったが、なぜか子供なのに表情がない子だった。だが、私たちのもふもふをもふもふする内に明るい子になっていった。
『もふもふもふもふ、うへへへへ~』
という、謎の呪文を唱えながら、もふもふするのは今も昔も変わらない。時々口元がキラリと光るのは気のせいだろう。まだ食べられたことはないからな。
てってってってっ
おや。その可愛い子が来たようだ。
最近は白い大きな狼と、たくさんの仲間とやってくるようになった。白い狼は可愛い子の乗り物係なのだろう。狼は本来、私たちの天敵だが、ここにいる狼、フェンリルと言ったか?それらは襲って来るどころか私たちを守ってくれるそうだ。それほど私たちのもふもふは偉大なのだろう。
「めーめーしゃんちゃち~おあようごじゃいます!きょうみょ、もふもふさせてくだちゃいな~♪ふぁ!?」
なんだ?可愛い友達、今はサーヤという。いつも可愛いサーヤは挨拶の後、すぐに抱きついてくるのだが、今日はなんだか驚いて固まってしまったようだ。
なぜだ?さては、私たちの素晴らしいもふもふ具合に驚いたのだろうか?
「おいちゃ~ん!ちゃいへ~ん!おいちゃ~んっ!!」
なんだ?急に引き返したぞ?こんなことは今まで無かったはずだ。
ご主人を呼ぶほどの何かがあるというのだろうか?
『どうした?サーヤ。なにかあっ…なんだこりゃ!?』
なんだ?ご主人まで、なぜそんな大声で驚く?
『お前たち!たった一晩で何があった!?』
何がとは何だ?
『目はどこだ!足はどこだ!?』
何を言う。ちゃんとあるではないか。ほら歩いているだろう。みんなでご主人を囲む。
「ふわぁ~ああ!おっきい、まんまる、うごいちゃ~!!」
む?まん丸だと?なんだと言うのだ?
〖朝から一体どうしたの?あら!〗
『なぁに?まあ~なにこれぇ?』
なんだ?なんだと言うのだ。皆が驚いているぞ。そう言えば、いつもより視界が狭いような気がするな。
〖サーヤ大丈夫。この子たちいつものめーめーさん達よ。ちょっと育っちゃったけど。もふもふしても問題ないわ〗
驚きながらも観察を続けていた魔神とやらがサーヤに言ってくれた。
「ほんちょ?」
〖ほんとよ〗
そうだぞ。いつもの私たちだぞ。
おそるおそる近寄ってくるサーヤ、一度ピタッと止まるとぐるっと見回し、どうやらまずは一番小さいオコジョにいったようだ。
「ふわぁ~もふもふ~!ちゃいろにょもふもふ~」
うきゃ~っと喜んでいる。ご主人も
『なんじゃこりゃあ!』
と、言って撫でまくっている。
「ちゅぎ~!ぴんくにょもふもふ~!ふわふわ~うきゃ~」
もふもふ~と頬ずりしてもふもふしている。
『うわぁこっちもすごいな~』
うむ。我らはもふもふだからな。
「ちゅぎ~!めーめーしゃ~ん!」
うむ。やっと来たか。存分にもふるがよい。
〖あっ!サーヤ!あぶない!〗
ん?あぶない?だが、サーヤは急に止まれない。
「うにゅ?」
ぼふっ!ぼよ~んっ!
「うきゃ~っ」
〖間に合わなかった!〗
『サーヤ~っ!ハクっ!』
ご主人が白い狼を呼んだ
『まかせて~』
ぼすんっ
おお!見事だ。しかし
『サーヤ~大丈夫~?』
「あ、あい」
な、何が起こったのだ?
サーヤが私に当たって飛んだだと?
今度はご主人がそっと近づいて私を触った。
ぼよんぼよん。
『すごい弾力だなぁ。お前、こんなもこもこになって、暑くないのか?』
そう言えば、こちらに来てからいつも快適だな。
『そうか。それならいいが、これじゃ前が見えないだろうから、あとで刈ろうな』
確かに見ずらいな。あとで頼む。
「めーめーしゃん、しゅごー」
改めてもふりにきたサーヤが手でもふもふしている。いったい私はどうなったのだ?
〖あら、見たい?じゃあ、はい!〗ドドンッ!
そう言って鏡を出してくれた魔神とやら。鏡を見てみると、
な、なんだこれは~!そこにいたのは紛れもない真ん丸な巨大な毛玉だった!
『め~!!』
なんだこれは~!!
『これは、定期的に刈る様だなぁ』
大仕事だな。と、ご主人が呟いている。
「もふもふ~もふもふ~うへへへ」
そして、サーヤの謎の呪文は今日も健在だ。
「うへへへへ~」じゅるり
う、うむ。食べられはしない···はずだ。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
ちょっと番外編を入れてみました!
めーめーさん目線です。
モーモーさんがシリアスになっちゃいましたから、真逆にしてみたかったんですけど、なったかな?
ファンタジー小説大賞に、おこがましくもエントリーしてみました。そして、図々しく、お願いです。もし良かったら、ポチッとして頂けると嬉しいです。すでに投票してくださった方、ありがとうございます。これからもよろしくお願い致しますm(*_ _)m
めーめーしゃんと、うさちゃんと、おこじょちゃんなどと呼ばれている。
中でも一番大きい私たちはめーめーしゃんと呼ばれている。
「ちゃん」ではなく「しゃん」だ。
やはり私たちがもふもふの中で一番だからではないだろうか。
もっとも、おこじょちゃんがおこじょちゃんと呼ばれるようになったのは、この世界に来てからだ。彼らはどんなにご主人に訂正されても、りすしゃんと呼ばれていた。不憫な事だ。
私たちはつい最近、この世界に来た。毎日美味しいご飯を食べて、美味しい空気を吸って、自慢のもふもふが更にもふもふになったと自負している。もふもふとは、わたしたちの毛のことをそう呼ぶのだそうだ。
『違うぞ!』
何かご主人の心の声が聞こえた気がするが、気のせいだろう。
『おい!』
そして、前よりもご主人たちと話が通じるようになった。たちというのは、可愛い友達のことだ。
そもそも私たちは、この可愛い友達のためにご主人の元に来た。昔から可愛かったが、なぜか子供なのに表情がない子だった。だが、私たちのもふもふをもふもふする内に明るい子になっていった。
『もふもふもふもふ、うへへへへ~』
という、謎の呪文を唱えながら、もふもふするのは今も昔も変わらない。時々口元がキラリと光るのは気のせいだろう。まだ食べられたことはないからな。
てってってってっ
おや。その可愛い子が来たようだ。
最近は白い大きな狼と、たくさんの仲間とやってくるようになった。白い狼は可愛い子の乗り物係なのだろう。狼は本来、私たちの天敵だが、ここにいる狼、フェンリルと言ったか?それらは襲って来るどころか私たちを守ってくれるそうだ。それほど私たちのもふもふは偉大なのだろう。
「めーめーしゃんちゃち~おあようごじゃいます!きょうみょ、もふもふさせてくだちゃいな~♪ふぁ!?」
なんだ?可愛い友達、今はサーヤという。いつも可愛いサーヤは挨拶の後、すぐに抱きついてくるのだが、今日はなんだか驚いて固まってしまったようだ。
なぜだ?さては、私たちの素晴らしいもふもふ具合に驚いたのだろうか?
「おいちゃ~ん!ちゃいへ~ん!おいちゃ~んっ!!」
なんだ?急に引き返したぞ?こんなことは今まで無かったはずだ。
ご主人を呼ぶほどの何かがあるというのだろうか?
『どうした?サーヤ。なにかあっ…なんだこりゃ!?』
なんだ?ご主人まで、なぜそんな大声で驚く?
『お前たち!たった一晩で何があった!?』
何がとは何だ?
『目はどこだ!足はどこだ!?』
何を言う。ちゃんとあるではないか。ほら歩いているだろう。みんなでご主人を囲む。
「ふわぁ~ああ!おっきい、まんまる、うごいちゃ~!!」
む?まん丸だと?なんだと言うのだ?
〖朝から一体どうしたの?あら!〗
『なぁに?まあ~なにこれぇ?』
なんだ?なんだと言うのだ。皆が驚いているぞ。そう言えば、いつもより視界が狭いような気がするな。
〖サーヤ大丈夫。この子たちいつものめーめーさん達よ。ちょっと育っちゃったけど。もふもふしても問題ないわ〗
驚きながらも観察を続けていた魔神とやらがサーヤに言ってくれた。
「ほんちょ?」
〖ほんとよ〗
そうだぞ。いつもの私たちだぞ。
おそるおそる近寄ってくるサーヤ、一度ピタッと止まるとぐるっと見回し、どうやらまずは一番小さいオコジョにいったようだ。
「ふわぁ~もふもふ~!ちゃいろにょもふもふ~」
うきゃ~っと喜んでいる。ご主人も
『なんじゃこりゃあ!』
と、言って撫でまくっている。
「ちゅぎ~!ぴんくにょもふもふ~!ふわふわ~うきゃ~」
もふもふ~と頬ずりしてもふもふしている。
『うわぁこっちもすごいな~』
うむ。我らはもふもふだからな。
「ちゅぎ~!めーめーしゃ~ん!」
うむ。やっと来たか。存分にもふるがよい。
〖あっ!サーヤ!あぶない!〗
ん?あぶない?だが、サーヤは急に止まれない。
「うにゅ?」
ぼふっ!ぼよ~んっ!
「うきゃ~っ」
〖間に合わなかった!〗
『サーヤ~っ!ハクっ!』
ご主人が白い狼を呼んだ
『まかせて~』
ぼすんっ
おお!見事だ。しかし
『サーヤ~大丈夫~?』
「あ、あい」
な、何が起こったのだ?
サーヤが私に当たって飛んだだと?
今度はご主人がそっと近づいて私を触った。
ぼよんぼよん。
『すごい弾力だなぁ。お前、こんなもこもこになって、暑くないのか?』
そう言えば、こちらに来てからいつも快適だな。
『そうか。それならいいが、これじゃ前が見えないだろうから、あとで刈ろうな』
確かに見ずらいな。あとで頼む。
「めーめーしゃん、しゅごー」
改めてもふりにきたサーヤが手でもふもふしている。いったい私はどうなったのだ?
〖あら、見たい?じゃあ、はい!〗ドドンッ!
そう言って鏡を出してくれた魔神とやら。鏡を見てみると、
な、なんだこれは~!そこにいたのは紛れもない真ん丸な巨大な毛玉だった!
『め~!!』
なんだこれは~!!
『これは、定期的に刈る様だなぁ』
大仕事だな。と、ご主人が呟いている。
「もふもふ~もふもふ~うへへへ」
そして、サーヤの謎の呪文は今日も健在だ。
「うへへへへ~」じゅるり
う、うむ。食べられはしない···はずだ。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
ちょっと番外編を入れてみました!
めーめーさん目線です。
モーモーさんがシリアスになっちゃいましたから、真逆にしてみたかったんですけど、なったかな?
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